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SEO対策は一度成果を出せば、コストをかけずに集客できます。しかし、具体的なやり方についてあまりわかっていない人も多いのではないでしょうか。
今回はSEOの概要やメリット・具体的なやり方まで詳しく解説します。SEO対策を実践するときの参考にしてください。
「SEOとは」については以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
>>【2023年版】SEOとは?その概要と仕組み・成果を出すために押さえるべきポイント
目次
- 1 SEOとは
- 2 SEO対策を行うメリット
- 3 SEO対策を行う上での注意点
- 4 SEO対策を行うデメリット
- 5 そもそも検索順位が決まる仕組みとは?
- 6 SEO対策を行う上での注意点
- 7 SEO対策を行う前に知っておくべき知識
- 8 SEO対策の種類
- 9 SEO対策はユーザーファーストで取り組むことが最重要
- 10 SEO対策を始める前に最低限やっておくべきこと
- 11 コンテンツSEO:コンテンツの質を意識したSEO対策のやり方
- 11.1 1ページに対して1キーワードを設定
- 11.2 キーワードに対して適切な文字数・情報を提供する
- 11.3 選定したキーワードに関連するキーワードを制作する
- 11.4 テキスト中心の記事を制作する
- 11.5 低品質なコンテンツは公開しない
- 11.6 記事公開後はSNSで拡散をする
- 11.7 URLのリンク切れをなくす
- 11.8 ユーザーが回遊しやすいカテゴリーやタグを設計する
- 11.9 ページの表示速度を最速にする
- 11.10 広告や訴求は必要箇所のみに留める
- 11.11 HTMLサイトマップを作成する
- 11.12 コピーコンテンツを避ける
- 11.13 生成AI を使用する際は情報の質を確認する
- 11.14 著作者情報を明記する
- 11.15 (YMYL)専門家がコンテンツを監修する
- 11.16 (YMYL)情報のエビデンスを明記する
- 11.17 ユーザーレビューを投稿できるようにする
- 11.18 ドメイン貸しは避ける
- 12 テクニカルSEO:検索エンジンを意識したSEO対策のやり方
- 13 被リンクSEO:ページランクを意識したSEO対策のやり方
- 14 UI/UX SEO:ユーザー体験を意識したSEO対策のやり方
- 15 SEO対策に使う主なツール
- 16 SEO対策の事例
- 17 SEO対策のよくある質問
- 18 SEO対策のやり方をマスターしよう:まとめ
- 19 SEO対策はプロにご相談を
SEOとは
Googleの検索順位は、お金をかければ上位表示されるというわけではなく、Googleの検索アルゴリズムによる評価で決まります。そのため、Googleのアルゴリズムを細かく理解し、適切に対策を行っていくことが重要です。
SEMとの違い
SEM(Search Engine Marketing)とは、検索エンジンを活用したマーケティング全体のことです。SEOはSEMの一部と考えれば良いでしょう。
SEO以外のSEMとしては、検索連動型のリスティング広告があります。リスティング広告は、お金を払うことで検索エンジンの上位に表示させる方法です。この方法の場合、SEO対策をするは必要なく、即効性があります。サイトの認知を高めるのにも効果的です。
ただし「広告」と表示されるため、クリック率は高くはなく、継続的な費用も必要になります。
SERPsとは
SERPs(Search Engine Result Pages)は、検索結果として表示されるページのことです。SERPでは、ユーザーが検索したキーワードに対して、検索意図に合うと思われるコンテンツのWebページのタイトルや説明が表示されています。
SERPsの上位に表示されるほど、クリックされる可能性は高まり、アクセス数の向上が期待できます。
SEARPsとは?重要な6つの種類と掲載までの3ステップを解説
SEO対策を行うメリット
SEO対策を通して上位表示させることができれば、アクセス数が伸びる以外にもメリットがあります。ここではSEO対策を行うメリットについて解説します。
Webサイトが資産になる
SEO対策で一度上位表示されたWebページは、継続的なアクセスが期待できます。
Googleのアルゴリズムアップデートによる検索順位の変動もあるため、永久とまでは言えないものの、一度上位表示させられたページは維持費をそれほど必要としません。
アクセスが増えることで、Webサイト全体の評価が高まり、個々の記事も上位表示されやすくなります。これがWebサイトが資産になるといわれる大きな理由です。
検索流入から売上やお問い合わせが増える
検索流入が増えることで、そのページからの売り上げやお問い合わせが増えることもメリットです。検索流入で入ってくる人は購買意欲が高く、成約率が高いため、売り上げや問い合わせが増えることで、最終的な利益にもつながります。
アクセスが増えても、売り上げや問い合わせにつながらない場合もありますが、アクセスが増えなければ、問い合わせや売り上げの増加にはつながりません。そのため、まずはSEO対策を行い、上位表示させることが最重要の課題だと言えるでしょう。
企業のブランディングに繋がる
上位表示されることで、そのWebサイトを運営している企業のブランディングにもつながります。Googleの検索エンジンでは、権威性や信頼性・専門性が検索順位に影響するためです。
そのため、上位表示できれば、その企業が信頼されており、権威性が高いものだという指標になります。
SEO対策を行う上での注意点
SEO対策を行い検索順位を上位表示させるメリットは非常に大きいです。しかし、注意しなければいけない点もあります。これらの注意点を知っておかなければ、期待する結果にはつなげることは困難だと言えるでしょう。
SEO対策を行うデメリット
全ての施策にはメリットと合わせてデメリットも存在します。SEO対策のデメリットとしてあげられるのは、「効果が出るまで時間と手間がかかる」ことです。
効果が出るまで時間と手間がかかる
SEOにおいて、単体の記事で上位表示を狙うことは難しく、
また、SEO対策には、継続的にWebサイトを分析し、改善を重ねていくことも必要です。
そもそも「Webサイトを運営している年数(ドメインの古さ)」は、SEO対策の指標の一つと言われており、新規参入であるほど上位表示に時間がかかります。
SEO対策は継続的に取り組まなければ、利益を出すのは難しいWeb施策です。
一方、SEO対策と対照的とも言えるWeb施策が、リスティング広告です。
リスティング広告は、運用費用を払うことで、検索エンジンの検索結果に連動して優先的にページ上部に表示されます。
運用費を払い続ける限り、効果は継続されるので、即効性を求める方や確実に上位表示を狙いたい方に推奨する施策です。
ただし、キーワードや業種によって異なりますが、リスティング広告のクリック率(CTR)は低いという結果がでています。
以下は、First Page Sage社が2023年に行った調査結果をもとに作成した表です。
検索順位 | リスティング広告の平均クリック率 | 自然検索の平均クリック率 |
---|---|---|
1位 | 2.1% | 39.8% |
2位 | 1.4% | 18.7% |
3位 | 1.3% | 10.2% |
引用:2023 年のランキング順位別の Google クリックスルー率 (CTR)
自然検索で上位表示されている記事は、リスティング広告で上がっている記事よりも平均クリック率が高いことがわかります。
自然検索で上位表示は、Googleのアルゴリズムが日々更新されていることや、Webマーケティング業界へ参入する会社が近年増加傾向にあることもあり、年々厳しくなっています。
しかし、SEO対策は、上位表示させることができれば、費用対効果の高さや流入面のインパクトの点において効果的な施策です。
効果がでるまで時間と手間がかかりますが、上位表示されることができれば、Webサイトへの流入の大幅アップを狙うことができるでしょう。
ゴールまでのイメージしていないと効果が出ない
Web施策といえばSEO、というイメージでなんとなくSEO対策をするのは推奨できません。
現在、ユーザーの行動は多様化しており、Google検索以外にもSNSやアプリなど、様々な方法で情報を取得しています。業種や商材的に、ベストな選択がSEOではない、ということも往々にしてあり得ます。
例えば、仮に希望するキーワードで上位表示ができ、一定数のアクセスを確保できたとします。
しかし、アクセスしたユーザーがどういう導線をたどって、問い合わせや商品購入というゴールに辿り着くのか、というゴールを描けていなければビジネスとしての効果は期待できません。
対策キーワード選定時から、「このキーワードで検索するユーザーのニーズや課題はこうだから、こういうコンテンツを用意してこのページへの遷移を促して、ここで問い合わせをしてもらう」といったゴールまでの流れをイメージした上でSEO対策に取り組む必要があります。
そもそも検索順位が決まる仕組みとは?
検索順位は、クローラーと呼ばれるGoogleのロボットと、Googleが定めた200項目以上の評価基準を活用して決定しています。
検索順位が決まる仕組みは以下のとおりです。
- クローラーによってWebサイトがクロール(巡回)される
- クローラーによってサイトの情報がインデックスされる
- 200を超える評価基準に沿ってコンテンツが評価される
- 評価の結果が検索順位に反映される
それぞれ詳しくご紹介します。
クロールされる
Web上に公開されているWebサイトは、クローラーによって発見されることによって、検索エンジンにその存在を認識されることになります。
クローラーがWebサイトを発見し、そのサイト内の各ページを巡回してテキストや画像などの情報を収集・解析することを「クロール」と言います。
例えば、Googleのクローラーは「Googlebot」という名称で、Ggooglebotにクロールされることで、GoogleにWebサイトの存在を認識してもらうことができます。
クローラーは、クロールしたページに別のページへのハイパーリンクを発見すると、リンク先のページの巡回も行います。クローラーは自動的にこの手順を繰り返し、Web上で公開されているサイトやページを発見・巡回して情報の収集を次々に進めていきます。
そのため、新しいページやサイトを公開した時、特に何もしなくてもGoogleのクローラーが見つけてくれることもありますが、サイト運営者からクローラーを呼び込むこともできます。
そのためには、Googleサーチコンソールでサイトマップを送信する、対象のURLにインデックス申請を行うといった手続きが必要です。
また、ディレクトリ階層を浅くする、内部リンクを積極的に設置するなどクローラーがページ同士を回遊しやすくするなどの工夫を行い、クロールされやすさ(クローラビリティ)を最適化することもSEO対策のひとつです。
クローラーやクローラビリティに関する詳しい内容は、下記記事をご覧ください。
インデックスされる
Webサイトの情報は、クローラーによって収集・解析された後にインデックスされます。
インデックスとは「検索エンジンのデータベースにWebページを登録すること」です。
Webページはインデックスされてはじめて検索結果に表示されるようになります。
このインデックスされた情報に基づいて検索結果の順位が決定されます。
そのため、ページの内容を充実させることも重要ですが、検索エンジンが内容を理解・処理しやすいようにHTMLタグを正しく使ったコーディング(セマンティックコーディング)を行うことも非常に重要です。
200超の評価基準で順位付け
インデックスされた情報は、200項目を超えるアルゴリズムを基準に、検索エンジンによって評価されます。その結果、高く評価されたコンテンツから検索結果の上位に表示されます。
アルゴリズムとは、コンテンツを評価するためにGoogleが定めているルールです。「ユーザーファースト」というGoogle社の理念に基づき、ユーザーが求めている情報を、Web上の数ある情報の中から正しく提供するために設けられました。
検索結果の順位を上げるためには、アルゴリズムの項目を満たすことが重要です。しかし、アルゴリズムは時代とユーザーニーズの変化とともに更新され、さらにその内容は正確に明かされることがないため、常に最新のアルゴリズムの内容を推測してコンテンツを作成または改善する必要があります。
検索結果に反映される
検索エンジンによって決められた順位は、その後検索結果に反映されます。検索結果に反映されるまでの期間は、2〜3日の場合もあれば2〜3ヶ月かかる場合もあります。
また、自分が選定したキーワードで上位表示されるとは限りません。検索結果にWebサイトが表示される順序は、検索エンジンが「ユーザーの検索意図に合致していると考えられる」と判断した順番です。
そのため、検索キーワードに応じてWebサイトの順位は異なり、自分の想定していないキーワードでも、ユーザーが求めているコンテンツであると判断された場合、上位表示される可能性があります。
SEO対策を行う上での注意点
SEO対策は、やれば必ず成果が出るというわけではありません。SEO対策業者に依頼した場合でも、依頼すれば必ず成果が出せるものでもありません。
検索順位を決定しているのは、あくまでGoogleの検索エンジンです。先述している通り、検索エンジンのアルゴリズムは基本的に非公開のため、SEO業者でも100%正確に把握することはできません。
継続的に取り組んでいても、成果が出るとは限らず、時間やコストを無駄にしてしまう可能性もあります。そのため、最小限のリスクで最大限の成果を出すためにも、正しいSEO対策のやり方を知っておくことが大切です。
SEO対策を行う前に知っておくべき知識
SEO対策は、正しい知識を持って取り組むことが大切です。正しいやり方でなければ、思うような成果が出ることはなく、時間や手間ばかりかかってしまいます。ここでは、SEO対策を行う前に知っておくべき知識を解説します。
SEO対策はGoogleを中心に行う
検索エンジンはGoogle以外にもありますが、基本的にはGoogleをターゲットとして対策を行います。日本でGoogle以外に多く使われている検索エンジンとして「Yahoo!」がありますが、Googleの検索アルゴリズムが適用されています。
Yahoo!とGoogleで全体の利用者の大部分をカバーできるため、Googleの検索エンジンの傾向を知り、Googleに向けて対策をすれば自然にYahoo!でも上位表示されていきます。
Googleアップデートの変遷をざっくりまとめ🤖
2011:コピペを禁止
2012:スパムリンクを禁止
2014:ローカル結果を導入
2015:モバイルを重視
2017:YMYL/E-A-Tを重視
2018:表示速度を重視
2021:UI/UXを重視今後は動画・画像・JS・著作者が重要になると予想。流れが見えるとSEO楽しくなりますね!— 田中雄太 / ADAMTECHNOLOGIES,Inc. (@yuuta_tanaka88) September 29, 2021
Googleが求めているコンテンツとは
Googleで上位表示させるためには、Googleが求めているコンテンツとは何か知る必要があります。
Googleの検索エンジンのアルゴリズムは公開されておらず、日々アップデートされています。SEO対策ではGoogleが求めているコンテンツとは何かを知り、最新情報をキャッチしながら変化に対応していくことが求められます。
Googleは、Google が掲げる10の事実と呼ばれる行動理念を達成するために、アルゴリズムを常にアップデートしています。そのため、この考え方に合わせてコンテンツ作成を行えていれば、上位表示させることにつながります。
YMYLの分野は特に高い品質が求められる
特に、Google検索品質評価ガイドラインにて、YMYLと定義されているジャンルにおいてはよりコンテンツに高い品質が求められる傾向にあります。
YMYLとは、Your Money or Your Lifeの頭文字をとった言葉で、具体的には金銭や医療、法律、公民、ショッピングなどの分野を指します。
こういった情報は人々のお金、健康、生活に大きな影響を与えるため、特に信頼性が求められる分野となっています。
SEO対策の種類
SEO対策の施策は主に、内部対策と外部対策の2つに分かれます。
内部対策
内部対策とは、自分のwebサイト内で行うSEO対策です。
内部対策には、ユーザーを対象とした施策と検索エンジンを対象とした施策があり、主に以下の3つに分けられます。
- コンテンツSEO
- テクニカルSEO
- UI/UX SEO
それぞれ簡単に解説します。
コンテンツSEO
コンテンツSEOとは、ユーザーに向けた内部対策です。Googleはユーザーにとって有益であることを何よりも重視しているため、ユーザーの検索意図に沿った良質なコンテンツを継続的に発信し、内容を充実させるよう施策します。
テクニカルSEO
テクニカルSEOは検索エンジンに向けた内部対策であり、検索エンジンがサイトを正しく評価できるよう施策を行うことです。
UI/UX SEO
UI/UX SEOはユーザーに向けた内部対策であり、サイトのデザイン性や機能性を高め、ユーザーが使いやすいコンテンツを作成することです。近年の技術の進化で、サイト内でのユーザーの行動もアルゴリズムの一部になっているため、UI/UX面での最適化も重要性が高まっています。
外部対策
外部対策とは、他のサイトから自分のサイトへリンクを貼ってもらうなど、外部との関わりを作ることで、サイトがweb上で存在感を増すための施策です。
SEO対策はユーザーファーストで取り組むことが最重要
ユーザーファーストとは、ユーザーを最優先に考えることです。Googleでは、ユーザーファーストを理念として掲げており、ガイドラインもその内容をベースに作られています。
Googleの検索アルゴリズムはクローラーによる機械的な処理をしているため、100%その内容が反映されているわけではありません。そのため、昔はユーザーの役に立たないコンテンツでも、小手先のテクニックで上位表示されているケースが多々ありました。
しかし、アップデートによって、そのようなサイトは徐々に淘汰されつつあります。現状ではSEO対策として有効な方法が、将来も有効だとは限りません。
ユーザーファーストを意識したSEO対策を行うことで、そのようなアップデートによるマイナスの影響を最小限に抑えられるでしょう。
SEO対策を始める前に最低限やっておくべきこと
SEO対策を意識したコンテンツを作る前に、最低限やっておくべきことがいくつかあります。これらの対策をしていないままだと、SEO対策をしても思うような成果が出せません。
Webサイト全体のゴールを設計する
Webサイト全体で、ユーザーにどのような情報を与え、ユーザーにどのような行動を促すのか、ゴールを設定することが大切です。このゴールが設定できていなければ、コンテンツの内容にブレが出てしまい、コンテンツの質が下がります。
また、ゴールを設定しておくことで、SEO対策をスムーズに進められることにもつながります。
「https」のSSL化を行う
WebサイトのSSL化とは、そのサイトで行う通信情報を暗号化することです。SSL化ができていると、URLの始まりが「http」から「https」になります。
これまでは、ログインページなどのみで行われていた対策でした。しかし、GoogleではこのSSL化を推奨しており、SSL化できているかどうかが検索順位にも関わると明言しています。
ペルソナを設定する
ペルソナとは、そのページのターゲットとなる想定読者のことです。ペルソナを設定することで、ユーザーが求めている情報にはどのようなものがあるか、詳細に分析しやすくなります。
性別や年齢、住所などのデータに加え・趣味・ライフスタイル・価値観・抱えている悩みなど具体的に分析します。ペルソナが具体的でない場合、検索ニーズの分析が不適切になり、コンテンツの質が下がりやすいです。
そのため、ペルソナ設定を適切に行うことが上位表示のためには欠かせません。
SEOに必要なツールを導入する
SEO対策をするためには、最低限のツールを導入する必要があります。具体的には以下のようなツールが必要です。
- 検索順位チェックツール
- キーワードチェックツール
- Googleサーチコンソール
- Googleアナリティクス
検索順位チェックツールとは、GMO順位チェッカーやGRCなどwebサイトのキーワードの掲載順位を測定するためのツールです。
それに対してキーワードチェックツールやGoogleサーチコンソールは、キーワードの競合性や検索ボリューム(検索数)などが分かるSEO チェックツールの一つです。
これらのツールは、コンテンツ作成において有効なキーワードを探したり、webサイトの今の順位を確認するのに役立ちます。
ただし、いくら上位表示が狙えるといっても、顧客が検索しないようなキーワードで1位を獲得しても意味がありません。
このためSEO対策のために使うキーワードは、ユーザーが検索するときに使用するものにしましょう。
また、SEO対策はコンテンツを作成したらそれで終わりというわけではなく、その後のアクセスや検索順位の変動も分析し、コンテンツの修正を行うことも大事です。
その点Googleアナリティクスは、ユーザーの行動データの取得や目標の達成数などサイトのアクセス解析を行うことができますので、ユーザー層を詳しく分析したり、ページ改善のヒントを探すのに役立ちます。
コンテンツSEO:コンテンツの質を意識したSEO対策のやり方
コンテンツの質を意識したSEO対策は、Googleが提唱しているガイドラインに従うことが重要です。ここでは、SEO対策の具体的なやり方について解説します。
ユーザーを意識したSEO対策は、Googleが提唱しているガイドラインに従うことが重要です。ここでは、SEO対策の具体的なやり方について解説します。
1ページに対して1キーワードを設定
コンテンツを作成するときは、1ページに対して1キーワードを設定することが大切です。たとえば「住宅ローン 審査」と「住宅ローン 金利」の内容を同時に1つの記事にまとめるのは好ましくありません。
「住宅ローン 審査」の場合、審査に通る基準が知りたいということが考えられるのに対し、「住宅ローン 金利」の場合は、金利が安い住宅ローンを探したいということが考えられます。
どちらも1つのコンテンツに入れると、キーワードごとの関連性が弱まり、検索順位にマイナスの影響を与えます。ユーザー側から見ると、内容に一貫性がなくなり、情報を理解することが困難になるでしょう。このような場合は、キーワードごとにユーザーのニーズを深く考え、必ず1記事1キーワードを徹底することが重要です。
上位表示したいキーワードの難易度を調べる方法🔍
①月間検索数の多さ
②競合のドメインパワーの高さ
③「allintitle:キーワード site:URL」で検索し、競合のキーワードに関する記事の数
④リスティング広告の有無(クリック単価)とくに④の競争率を見るとSEO上位表示化の難易度が予測できます!— 田中雄太 / ADAMTECHNOLOGIES,Inc. (@yuuta_tanaka88) October 25, 2021
キーワードに対して適切な文字数・情報を提供する
作成するコンテンツは、設定したキーワードに対して、長すぎず、短すぎない文字数で情報を提供することが大切です。「コンテンツは何文字くらいが良いのか」というのはよくある疑問の1つですが、内容ごとに最適な文字数は異なります。
「SEO対策」のようなキーワードの場合、検索ニーズもバラバラになりがちです。そのため、どうしても必要な文字数は多くなります。その反面「SEO対策 やり方 初心者」など、2語~3語でキーワードを絞り込んでいる場合、その内容を説明するために必要な文字数は少なくなります。
文字数が一定以上あると、上位表示されやすいことは確かです。2000文字よりも4000文字あるコンテンツの方が、上位表示されやすい傾向にあります。しかし、文字数そのものが検索順位に与える影響は大きくはありません。必要な情報を盛り込みつつ、少ない文字数で抑える方がユーザーも読みやすいでしょう。
選定したキーワードに関連するキーワードを制作する
次に、選定したキーワードに関連するキーワードでコンテンツを制作することが重要です。Googleでは、特定のテーマに対して、網羅的に情報を提供しているWebサイトを高く評価します。そのため、そのキーワードに関連するキーワードがなるべく含まれるように記事を作り、良質な記事の量を増やすことが大切です。
関連語を調べるツールもあるため、そのようなツールを使い、作成するコンテンツをある程度決めておくとスムーズに進められます。
ただし、記事の内容が重複しないように注意しましょう。内容が重複するとGoogleからの評価が分散してしまい、検索順位にマイナスの影響を与えます。
テキスト中心の記事を制作する
Googleのクローラーはテキストを読むことは可能ですが、画像や動画などのコンテンツを読み解くのは得意ではありません。そのため、クローラーが読みやすいようテキスト中心で記事制作を行うと上位表示されやすくなります。
しかし、文字ばかりになり、ユーザーが飽きてしまうと、離脱率が上がってしまいます。そのため、画像や動画なども適度に盛り込みつつ、ユーザーが読みやすいコンテンツ作成を行うことが大切です。
低品質なコンテンツは公開しない
低品質なコンテンツがインデックスされていると、Webサイト全体にマイナスの影響を与えます。しかし、低品質なコンテンツをnoindexにしておけば、Googleの検索エンジンにインデックスされないため、Webサイト全体の評価を高い水準で維持できます。
なお、低品質だとみなされるページは以下のようなものがあります。
- 文字数が少なすぎるもの(1,000文字以内)
- リンクテキストしかないページ(サイトマップなど)
- 内容が重複したコンテンツ
これらのページをnoindexにすることで、Webサイト全体の記事が上位表示される可能性も高まるでしょう。
記事公開後はSNSで拡散をする
記事を公開したらSNSで拡散するようにしましょう。Googleは被リンク数が多いページは信頼できるコンテンツとして高く評価する傾向にあります。Twitterやfacebookでの共有もその1つです。
自分で拡散するだけでなく、ブログの記事やコンテンツ自体にもソーシャルボタンを設置しておくと、投稿に対していいね!と感じたユーザーがSNSで拡散してくれるかもしれません。
SNSで多くのシェアが得られれば、その効果はより高まることが期待できます。
URLのリンク切れをなくす
URLのリンク切れとは、リンク先のページが表示されない状態のことです。「404エラー」とも呼ばれます。URLの入力間違いであれば、入力時に注意すれば良いだけですが、ホームページを移転し、記事のドメインを変更した場合によく起こりやすいです。
コンテンツが増えてくると、そのようなリンク切れが発生するのは避けられません。リンク切れ1つではそれほど検索順位に影響を与えないと言われているものの、リンク切れが多いサイトは定期的な更新をしておらず、信頼性が低いサイトとみなされる可能性が高まります。
リンク切れがあるかどうかは、リンク切れをチェックするツールを使うのもおすすめです。「Broken Link Checker」というWordPressのプラグインを使えば、リンク切れが起きた場合にエラーとして教えてくれます。
ユーザーが回遊しやすいカテゴリーやタグを設計する
Webサイトの回遊性とは、Webサイト内でのユーザーの回遊のしやすさを表すものです。回遊性を高めるためには、ユーザーが回遊しやすいようカテゴリーやタグを整理することが大切です。
Webサイトのカテゴリーやタグがきれいに整理され、どのページでも見やすい状態になっていると、サイトの回遊性は高まります。
ページの表示速度を最速にする
ページの表示速度は、Googleが公式に検索順位に影響すると明言しています。また、ユーザーの離脱率にも影響します。特に影響を与えやすいのが画像と動画です。画像の容量が大きい場合、必要な通信量も増えてしまい、表示時間に影響します。
ただし、画質が悪いとユーザーの視認性に影響が出るため、見た目に影響が少ない範囲で圧縮しましょう。PageSpeed Insightsと呼ばれるWebサイトのスピードをチェックするツールもあるため、ぜひ利用してみてください。
広告や訴求は必要箇所のみに留める
Webサイトに過剰な広告や訴求を行うと、スパムと認定され、ペナルティの対象になる可能性があります。また、過剰な広告は成約率も下がり、ユーザーの離脱率の上昇にも繋がります。そのため、無闇に広告を貼るのはおすすめできません。
簡単な目安としては、500文字に1つより狭い間隔で広告を貼らないことです。ユーザー目線でコンテンツを作る重要性を理解し、過剰ではないか常に注意して見てみましょう。
HTMLサイトマップを作成する
HTMLサイトマップとは、サイト内にどのようなコンテンツがあるのか、構造を伝えるためのものです。
コンテンツが多いと、目的のコンテンツにたどり着きにくくなります。これはユーザーも検索エンジンのクローラーも変わりません。サイトマップがあることで、ユーザーやクローラーがサイトの構造を把握しやすくなります。
ユーザー向けにサイトマップを作るときは、テキストリンクを使いながら、コンテンツを整理した一覧にして表示する方法が一般的です。サイトマップを自動作成するツールやプラグインもあるため、必要に応じて導入するとよいでしょう。
コピーコンテンツを避ける
コピーコンテンツとは、他社や自社サイトに存在する他のコンテンツのコピー、もしくは非常に似通っている内容のコンテンツを指します。SEO上、コピーコンテンツは避けるのが望ましいです。
検索結果に内容の重複しているコンテンツばかりが並ぶ状況は、ユーザーにとって使いやすいとは言えません。そのため、検索エンジンは原則的に2つ以上のコピーコンテンツを同時に出さないようにしています。
「ユーザーの検索意図に沿っている」かつ「オリジナル性がある」コンテンツを作成することで、上位表示されやすくなります。
自社サイトや他社サイトのコンテンツにコピーコンテンツの疑惑がある場合は、CopyContentDetectorなどのWebツールを使用して判断することがおすすめです。
生成AI を使用する際は情報の質を確認する
最近では、生成AIを活用して、効率的に良質な記事を作成する動きが高まっています。
生成AIとは、構造化された結果を出力する従来のAIとは異なり、「学習したデータをもとに新しいコンテンツを生成する」という新たな特徴を持つAIの一種です。
Googleは、ユーザーにとって有益で高品質なコンテンツであれば、生成AIによる記事作成は問題ないと考えています。2023年2月8日には、「AI や自動化は、適切に使用している限りは Google のガイドラインの違反になりません」と示しました。
AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス
Googleが重視しているのは、制作手段よりもコンテンツの品質です。そのため、ユーザーの利益を考えず検索順位を上げるためだけにAIを利用して低品質のコンテンツを大量生産するといった行為は、Googleのポリシー違反とみなされます。
生成AIツールは、良質なコンテンツ制作を目的として使用するようにしましょう。また、生成AIを用いてコンテンツを作った際には、ユーザーにとって有益な情報か、間違った情報がないかなど、人によるチェックを最後に行うことが大切です。
著作者情報を明記する
著作者情報を明記することは、SEOに効果的であると言われています。
2018年には以下の内容が公開されています。(現在の「Google品質評価ガイドライン」では、表現が変わっています)
“9.2 Reputation and E-A-T: Website or the Creators of the Main Content?
You must consider the reputation and E-A-T of both the website and the creators of the MC in order to assign a Page Quality rating.
Google 品質評価ガイドライン”
日本語訳すると「ページの品質評価には、ウェブサイトやメインコンテンツの作成者の評判やE-A-T(専門性・権威性・信頼性)を考慮しなければならない」という内容です。
なお、当時のE-A-Tは、現在ではE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)という評価基準に変更されています。
詳しくは、下記記事をご覧ください。
E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOに重要な4要素を解説!Google評価を高めるポイント10選もご紹介
特に近年、人の健康や経済などに影響を与えかねないYMYL(Your Money, Your Life)の分野において、E-E-A-Tはより重要視されています。YMYLとは、Google検索品質評価ガイドライン内で「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に影響を与える可能性のあるページ、トピック」を指す用語のことです。
YMYLに関して、以下の記事にて詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
著作者情報はE-E-A-Tの高さを裏付ける方法の一つであるため、明記することで、検索エンジンに良質なコンテンツであると判断され、上位表示されやすくなります。
(YMYL)専門家がコンテンツを監修する
専門家が監修したコンテンツは、E-E-A-Tの一つ「Authoritativeness(権威性)」を高めることができます。
特に、医療や法律などYMYLの分野となるコンテンツにおいては、E-E-A-Tが十分に備わっていないと判断されると上位表示が難しいため、可能な限り、専門家の監修を受けることを推奨します。
自社内に専門家がいるなら、監修としてコンテンツ作成チームに加わってもらったり、外部の専門家へ監修を依頼したりといった選択肢が考えられます。
(YMYL)情報のエビデンスを明記する
コンテンツの情報のエビデンスを明記すると、E-E-A-Tの「一つTrustworthiness(信頼性)」を高めることができます。
ただし、情報のエビデンスは、公共機関のデータや調査会社が独自に調査した一次情報であることが重要です。たとえば肩こりの解消法について、「個人ブログに記載されていた方法」なのか、「厚生労働省のデータに基づいている」のかでは、印象が大きく異なります。
特にYMYLの分野においてはより正確な情報が求められるため、E-E-A-Tの高いサイトから情報を収集してエビデンスを明記しましょう。
ユーザーレビューを投稿できるようにする
ユーザーレビューはUGC(ユーザー生成コンテンツ)の1つであり、投稿を可能にすると上位表示されやすくなります。UGCとは、SNSに投稿されたコンテンツや食べログに投稿された感想などのような、ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツの総称のことです。
検索エンジンは、Webサイトがアクティブかどうかを見ています。実際に商品やサービスを購入・利用したユーザーから、リアルで新鮮な意見が届いていることは、Webサイトがアクティブであることや、消費者にとって価値あるコンテンツであることを示すため、検索エンジンから評価されやすくなります。
また、UCGは、ソーシャルシェア・「いいね!」・コメントや、ブランド関連のハッシュタグのような共通したスレッドの形式をとることが多いため、ソーシャルメディアに特化したSEO(=SMO:ソーシャルメディアオプティマイゼーション)として役立ちます。
ドメイン貸しは避ける
新しいドメインでSEO対策を適切に行っていても、コンテンツが上位表示されるには時間がかかります。その解決策として、サブドメインやサブディレクトリなどを第三者から貸してもらいアフィリエイトサイトなどを運営する「ドメイン貸し」が流行しています。
しかし、Googleはドメイン貸しを推奨していません。
2019年に投稿されたGoogle Search CentralのTwitterの内容から、ドメイン貸しによって生まれたサイトの検索順位が落ちる可能性があることや、検索順位が上がっても永続的に上位表示されるわけでないことが分かっています。
また、Googleは、2023年9月に実施されたヘルプフルコンテンツアップデートにより、ドメイン貸しに対する対策を強化しています。
Google、2023年9月のヘルプフルコンテンツアップデートを実施。寄生サイト対策を強化
「寄生サイトのコンテンツに問題がある場合は、それがサイトの一部分だったとしても、本サイトにも悪影響を及ぼすことがある」と注意喚起しているため、ドメイン貸しは避けた方がいいでしょう。
ドメイン貸しに関する詳しい内容はこちらをご覧ください。
テクニカルSEO:検索エンジンを意識したSEO対策のやり方
SEO対策は、ユーザーに対して行うものが中心ですが、クローラーが内容を読み取りやすいように対策することも大切です。検索エンジンを意識したSEO向けの対策を行っておくことで、サイトが適切な評価を受けやすくなります。
適切なメタ要素(title、description等)を設定する
メタ要素の直接的なSEO効果が限定的なものもありますが、正しく設定することで、間接的にSEO効果を最大化することができます。
メタ要素とは、検索エンジンやブラウザなどのシステムに情報を伝えるHTML(HTML5)コードのことです。別名、meta情報、メタタグ、メタデータなどとも呼ばれています。
メタ要素が伝えられる情報は、「コンテンツのタイトル(titleタグ)や概要(meta descriptionやmeta keywords)」、「SNSで表示する情報(OGP)」「インデックス不要なコンテンツであること(meta robotsタグ)」などです。特にtitleタグは、SEO上で重要な役割を果たします。
メタ要素を適切に設定することで、これらの情報を検索エンジンに正しく伝えることができ、SEO効果を高めることが期待できます。
適切なhタグ(h1、h2等)を設定する
hタグは、コンテンツの見出しを定義するために使われるタグのことで、別名見出しタグとも呼ばれています。
h1からh6があり、コンテンツの構成に応じて使い分けることで、コンテンツの内容や構成を検索エンジンに伝えることができます。
この時、重要なのは、hタグを適切に記述することです。
具体的には以下のようなポイントに気をつけると良いでしょう。
- hタグの入れ子構造で使用する
ex)h2タグの中でh3タグを使い、h3タグの中でh4タグを使う。 - hタグは数字の大きさの順番に使用する
ex)h2タグの次にh4やh5を使わない
正しくhタグを使用することで、検索エンジンがコンテンツを正しく理解してくれるようになり、SEO効果を高めることが期待できます。
その他・適切なHTMLタグを使用する
記事内のコンテンツで適切なHTMLタグを使用していると、クローラーがサイトの情報や構造を明確に理解しやすくなります。コンテンツ内で、特に意識したいのは以下の点です。
- 画像のalt属性を設定すること
- 箇条書きのタグをうまく使うこと
画像のalt属性とは、画像が何を表しているのかをテキストで伝えるためのタグです。このタグがあると、コンテンツ内の画像がどのような内容のものかクローラーが判断する助けになります。
箇条書きタグは、その文章が箇条書きであることを伝えるタグです。箇条書きは読者の視認性も上がるため、Googleも適切に利用することを推奨しています。
メタ要素、hタグ以外にも、これらのタグを適切に設定することで、クローラーがコンテンツの内容を正しく認識しやすくなります。
XMLサイトマップを作成する
XMLサイトマップとは、クローラーが読み取るサイトマップです。HTMLサイトマップはユーザーにとっては便利ですが、クローラーが読む場合、低品質なコンテンツとみなされることがあります。
そのため、HTMLサイトマップはnoindexにし、XMLサイトマップでサイトの情報を伝えるようにしましょう。
XMLサイトマップは、ページのURLや最終更新日、更新頻度などが登録されています。XMLサイトマップは、ファイルを作成し、Googleサーチコンソールにアップしておけば完了するため、作成は何も難しくありません。
わかりやすいURL
コンテンツのURLが、見やすいものになっていることも大切です。何も設定していない場合、数字や文字の羅列になり、URLからコンテンツの内容が分かりにくくなります。
URLは、アルファベットのみで入力することが重要です。日本語で入力をしてしまうと、上述のように数字や文字の羅列になってしまうためです。
URLを正規化する
内容としては同一のページであるにもかかわらず、以下のように複数のURLが存在してしまう場合があります。
- 「http://」と「https://」
- 「www」の有無
- 「/index.html」の有無
- パラメータの有無
そのままでは、それぞれのURLが別ページとして検索エンジンにインデックスされてしまい、重複コンテンツと認識されてしまう可能性もあります。
そのため、リダイレクトやcanonicalタグを使用して、ひとつのURLに評価を集める必要があります。
この評価を集約することを「URLの正規化」と呼びます。
またECサイトの商品ページのように、別のURLであってもほぼ同じコンテンツの場合も重複コンテンツと認識されるおそれがあるため、正規化しておくことを推奨します。
正規化の詳しい方法は以下の記事を参照してください。
正しくリダイレクトを行う
リダイレクトとは、Webサイトやページなどを新しいURLに変更した際、自動的に転送をする仕組みのことです。
リダイレクトには、WebサイトのURLを変更した際に旧URLの評価を引き継ぐ「301リダイレクト」と、サイトのメンテナンスなどで一時的にユーザーを転送したい際に使用する「302リダイレクト」の2種類があります。
正しくリダイレクトが設定されていないと、Googleが新しいページを別ページとして扱ってしまい、ページの評価がリセットされる恐れがあります。
実際に、今まで特定のキーワードで上位表示されていたページの順位が、リニューアル後一気に下がったというケースもあるので気をつけましょう。
リニューアル時に注意するべきSEO項目実施しておきたい対策など詳しくは以下の記事を参考にして下さい。
サイトリニューアルとSEOの関係性【失敗する細かな原因も解説】
構造化マークアップを行う
構造化マークアップとは、特定の単語に対して、HTMLにて情報を付与することです。たとえば、特定の会社の名前を入力した場合、何もしなければ、ただの文字としてしか認識されません。構造化マークアップを行うことで、会社の名称であること、所在地などの情報を追加で付与できます。
構造化マークアップそのものには、SEO上プラスの効果はないと言われています。しかし、クローラーに対してより情報を与えられること・検索結果の表示画面にリッチスニペットとして表示されることなどのメリットが享受できます。
リッチスニペットとして表示されると、対象についての評価や情報が追加されることで、検索結果画面を目立たせることができます。その結果、クリック率の向上にもつながります。
不要なリソースはrobots.txtで拒否をする
robots.txtを使うことで、クローラーに対して、指定したページをクローラーが巡回しないように優先順位を下げるよう指示を出せます。noindexと似ていますが、この機能を使ってもindexされない訳ではないことが大きな違いです。
なお、優先順位を下げるべきとされているのは以下のような場合です。
- 自動生成ページ
- 広告リンク先のページ
- そのほかユーザーにメリットがないページ
robots.txtを利用することで、SEO上マイナスの影響を受けず、適切な評価が得られやすくなります。上記に該当するページをクローラーが巡回すると、検索順位にマイナスの影響を与えてしまいます。robots.txtを使用することで、そのサイトが正しく評価されやすくなるでしょう。
必要な内部リンクのみを設置する
内部リンクは、SEOにおいて非常に有効だとされています。リンクを貼っておくことで、クローラーが巡回しやすいだけではなく、ユーザーの回遊性も高められます。しかし、不必要に内部リンクを設置するのは効果的ではありません。
内部リンクを貼るときには、関連性の高いページをリンクすることが大切です。内部リンクが集中しているページは、クローラーが重要度が高いページだと相対的に判断する仕組みとなっています。
内部リンクの貼り方は下記記事を参考にしてみてください。
被リンクSEO:ページランクを意識したSEO対策のやり方
検索エンジンがコンテンツを評価する基準のひとつとして、被リンクが重要視されています。ただし、被リンクはページランクと密接に関係しているため、多くの「良質なコンテンツ」から被リンクを受けることがSEOにおいて重要です。
ナチュラルリンクを増やす
昔から外部リンクを得ることのSEO効果は大きいと考えられており、実際に以前には、大量のリンク獲得がGoogleに評価を受けた時代もありました。
しかし今となっては、同一のIPアドレスやドメインから大量に貼られたリンクなど、作為的なリンクや不自然なリンクはSEO対策には逆効果。
現在は、ユーザーに自然な流れで自発的に貼ってもらうナチュラルリンクが、Googleに評価されやすい外部リンクとして広く認知されています。
ナチュラルリンクが増えれば、検索エンジンから評価されやすくなるほか、ユーザーからの信頼を得ることにもつながります。
ユーザーが自然とリンクを貼りたくなるよう、有益な情報発信や良質なコンテンツ作成など地道な努力を続けましょう。
権威性の高いサイトからリンクされる
自社のWebサイトが、専門家やプロによって監修されている、または情報の根拠が明確であるといった権威性の高いサイトからリンクされた場合は、良質な被リンクを獲得したと言えます。
権威性があるサイトから被リンクを受けることができれば、受けた側のサイトも信用が増し、被リンクとしての効果を発揮することができます。
権威性の高いサイトから被リンクを受けるためには、自社サイトにおいても信頼性・権威性の高いコンテンツを作ることが必要です。
SNSリンクを増やす
SNS上でシェアされるリンクには「nofollow」が付くようになっているため、SNS経由の被リンクの増加は、SEOに直接的な影響を与えません。
しかし、適切なSNS戦略でコンテンツを拡散することは、SEOに間接的な影響を与えることができます。
シェアやリツイートなどの拡散により、コンテンツが多くの人の目に留まるようになると、ホームページやブログ等で参照されやすくなり、自然と被リンクの増加に繋がるのです。
一部の無料ブログを除き、独自ドメインで作成されたサイトからのリンクはSEOに良い影響を与えるため、効果的な施策といえます。
また、メディアサイトなどの目に留まって自分の投稿が取り上げられた場合、専門性の高いサイトからの被リンク獲得にも繋がります。
被リンクの売買は行わない
Googleのガイドラインでは、被リンクの購入は禁止事項として挙げられています。
上位表示を狙ううえで、被リンクを購入することはかつて非常に有効な手段でしたが、ペンギンアップデートが行われてからはスパム行為とみなされるようになりました。
ガイドラインへの違反が発覚すると、対象のサイトは検索順位を大幅に下げる、もしくは検索結果から除外されるため、結果的にサイトのアクセス数が激減します。
SEOに効果的なのはあくまで自然な被リンクなので、ナチュラルリンクを増やせるよう、良質なコンテンツの作成を続けることがおすすめです。
中古ドメインを購入してサイトを作らない
新規ドメインは、検索エンジンから評価を受けるまでに時間がかかりますが、中古ドメインの購入はおすすめしません。
中古ドメインを購入してサイトを作った場合、過去の被リンクの情報を受け継ぐことになります。被リンクは、リンク元のサイトの質やリンクの貼り方などによってプラスにもなりますが、質の悪い被リンクが貼られていた場合SEOおいてマイナスに働きます。
また、過去の悪い評価やペナルティなどの情報を受け継ぐ可能性もあります。
あらかじめそれらの項目をチェックされた高品質な中古ドメインもありますが、数万〜数十万円程度と高額になるため、初期投資できる状況でなければ購入は難しいでしょう。
サイトを作る際は、安価で取得でき、過去の運用履歴に左右されない新規ドメインでの運用がおすすめです。
UI/UX SEO:ユーザー体験を意識したSEO対策のやり方
ユーザーファーストを第一に考えるGoogleは、ユーザーが使いやすいサイトを評価します。最近では、以下2つがより重要視されています。
- UI(ユーザーインターフェース):ホームページ内で閲覧、もしくは操作する要素
- UX(ユーザーエクスペリエンス):ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験
検索結果での上位表示を狙うなら、ユーザー体験を意識したSEO対策を行いましょう。
モバイルフレンドリーなサイトにする
モバイルフレンドリーとは、2015年にGoogleが実装したアルゴリズムです。
スマートフォンをはじめとするモバイル端末からWEBサイトを見やすくするよう、スマートフォン用の表示に最適化します。
モバイルフレンドリーに対応することは、とても重要です。
今や、日常的なインターネット利用におけるスマートフォンの利用者は約90%以上もいるため、Googleもスマホで閲覧しやすいサイトを推奨しています。
スマホとPCを併用しているユーザーも多いため、端末によって見やすいレイアウトに切り替わるレスポンシブデザインの採用がおすすめです。
オリジナル画像を豊富に使う
Googleの画像検索において、自分のブログ内の画像が上位表示されるために行う施策を「画像SEO」と言います。
画像SEOは、通常のSEO対策にも効果的です。自分の画像が上位表示されると、視覚の情報でもユーザーの関心を高めることができるため、アクセスに結びつきやすくなります。
画像検索で上位表示されるためには、オリジナル画像を使用することは最も重要なポイントです。
記事の内容をより正確にユーザーに伝えるのを助けるような、分かりやすい図解や画像を用意しましょう。
現在では、さまざまな検索エンジンが画像の内容を判別してWebサイトを評価するようになっているため、SEO対策における画像の重要性が高まっていることも知っておくと役立ちます。
動画を活用する
近年では、Googleなどの検索エンジンが理解しやすいように、自社の動画に対してSEO対策をする「動画SEO(別名VSEO)」を取り入れているコンテンツが増えています。
動画SEOでは、検索クエリとの関連性と信頼性が高く、且つできるだけユーザビリティの高い動画をコンテンツに盛り込むことがポイントです。
適切に動画を活用することで、GoogleやYouTubeなどの検索結果での露出が増え、検索流入の増加につながります。
マンガ・イラストなど理解しやすいコンテンツを作成する
ユーザーの理解を深めるために、マンガやイラストなどを描いてコンテンツの内容を伝わりやすくすることも有効です。
ユーザーの記事理解を促進するマンガ・イラスト画像を挿入することで、ユーザーがページをスクロールするようになれば、Googleはユーザー満足度の高いページだと判断してくれます。
コンテンツの内容との関連性を持たせた画像であれば、写真や図解に限らず、自身で作成したマンガやイラストを使用しても問題ありません。むしろフリー素材よりもオリジナル性があるため、検索エンジンに評価されます。
独自性のあるビジュアルは、ユーザーの離脱防止効果も見込めるので、イラストが得意な方は自身で描いた画像を活用するのがおすすめです。
不要な広告をなくす
ユーザー体験を意識したSEO対策は、デザイン面を重視することが大切なため、コンテンツの見やすさを優先して不要な広告は排除しましょう。
広告が多いとテキストが読みにくいうえに、ページを読み込むスピードが遅くなり、ユーザビリティが下がってしまいます。
また、広告を設置する際は、ユーザーがテキストを読む時にストレスのかからないよう、配置する位置や広告のサイズ感に十分気を配りましょう。
特にページにアクセスした際に、画面全体に表示されるインターステシャル広告は、好ましくないユーザー体験としてSEOに多少なりとも影響があるとGoogleから発表されているので注意しましょう。
表示速度を高速化する
Webサイトの表示速度とは、URLにアクセスしてからブラウザで表示されるまでの時間のことです。
Googleは、ページ表示速度がランキング要因の一つであることを2012年に公表しており、表示速度が最適化されたサイトを評価することを明言しています。
また、”Speed Update”を導入した2018年以降は、とくにスマホでのページ表示速度が最適化されているサイトを評価しています。
表示の速いサイトはユーザーの満足度を高めるため、表示速度はユーザーの利便性に直結する要素です。Googleが公式ガイドラインで提示していることからも、SEOの評価において重要な指標であることがわかります。
ブラウザのキャッシュの活用、ソースコードの軽量化、画像の最適化、AMPの実装などを駆使して表示速度を高速化させましょう。
適切な位置にCTAやリンクを置く
CTAは「Call to Action」の略で、一般的に「行動喚起」と訳されます。
マーケティングにおけるCTAは、「Webサイトに訪れたユーザーに次の行動を促すテキスト・画像・ボタン」などのことです。
例えば、お問い合わせ、資料請求、商品の購入といった行動を喚起するためのテキストや画像などがCTAと呼ばれています。
CTAの効果を高めるためには、設置場所が特に重要です。
ユーザーは、購入を決意した時に、購入をスムーズに行えない状況では離脱してしまう恐れがあります。
そのため、CTAはユーザーの購買意欲がもっとも高まる位置に配置することが大切であり、「リード文下部」「商品を紹介する見出し」「記事の最後」の三箇所が効果的であると言われています。
画像やボタンなどのCTAに限らず、行動喚起を目的としたリンクを貼る際も同様の扱いをします。
SEO対策に使う主なツール
本格的にSEO対策を取り入れるとなると、該当する全ての改善箇所を自力でチェックすることは至難の技です。
現在は自動でSEOをおこなってくれるツールがたくさんあるので、コンテンツ制作、効果検証、その他の3つの用途に分けてSEOツールをご紹介します。
コンテンツ制作
コンテンツ制作に使える4種類のSEOツールについて、無料・有料の2パターンをご紹介します。
コピペチェックツール
コピーコンテンツや重複コンテンツを避けるためにチェックを行う際は、以下のコピペチェックツールの使用がおすすめです。
CopyContentDetector
上記でも紹介したCopyContentDetectorは、株式会社ニューシステムクリエイトが運営するコピペチェックツールです。4000文字までは無料プラン、4000文字〜8000文字は有料プランとなります。
高精度のコピペチェックが無制限にできるのが特徴で、一致率から混成判定、類似度判定が短時間で行えます。コピペ該当箇所は赤・オレンジ・青の色がつけられ、一目でコピペチェックの結果がわかり非常に使いやすいツールです。
ツール名 | CopyContentDetector |
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運営会社 | 株式会社ニューシステムクリエイト |
プラン |
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公式サイト | https://ccd.cloud/ |
chiyo-co
chiyo-coは、CROCO株式会社が展開する有料コピペチェックツールです。毎月10解析までは無料で行えます。
有料なだけに精度が高く、クラウド上での操作、自然言語処理技術を活用したチェック、テキストファイルの一括チェック、指定URLのチェック、履歴の参照といったことが可能です。組み込み用のAPIも用意されており、効果的なコンテンツ作成に役立つツールだといえます。
ツール名 | chiyo-co |
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運営会社 | CROCO株式会社 |
プラン |
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公式サイト | https://kagemusya.biz-samurai.com/ |
誤字脱字ツール
テキストの誤字脱字を防ぐためにチェックを行う際は、以下の誤字脱字ツールの使用がおすすめです。
Enno(エンノ)
Enno(エンノ)は、日本語エラーを検知する誤字脱字チェックツールです。
文字数制限は約14,000文字、セキュリティはSSL暗号化によって配慮されています。
以下6項目のチェックが可能です。
- 日本語のタイポ(タイプミス・誤変換など)
- スペースのエラー
- 誤字脱字
- 変換ミス
- 入力後の編集ミス
- 文字化け
余計な空白や明確な誤字脱字エラーを検知する能力には優れていますが、日本語特有の難しい文法の指摘はほとんどありません。
ただ、他のツールと組み合わせて使えるように配慮されており、文賢やShodoと組み合わせるとより誤字脱字チェックの精度を高められます。
ツール名 | Enno(エンノ) |
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運営会社 | 不明 |
プラン |
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公式サイト | https://enno.jp/ |
Shodo(ショドー)
Shodo(ショドー)は、AI校正に記事レビューや管理機能が備えられた誤字脱字チェックツールです。
定期的にアップデートが実施され、セキュリティについても厳重です。
チェック項目は以下に加えて、BERTと呼ばれる技術を用いたAIや自然言語処理によるチェックを受けられます。
また有料プランでは、さらに細かい校正のルールを追加してチェックすることも可能です。
- 日本語のタイポ
- 用語や言葉のチェック
- 日本語の文のチェック
- 書式の修正機能 など
※チェック項目が多いため、ある程度割愛しています。
詳細は公式サイトをご確認ください。
文字数制限は、無料プランでは4,000文字、有料プラン(1000円/月)では文字数制限が42,000文字です。
有料プランは三段階に分かれていますが、個人の利用であれば1000円/月で十分です。
ツール名 | Shodo(ショドー) |
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運営会社 | 株式会社ゼンプロダクツ(ZenProducts Inc.) |
プラン |
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公式サイト | https://shodo.ink/ |
AI生成コンテンツチェックツール
SEO記事制作にも活用できるおすすめのAIライティングツールを紹介します。
ChatGPT
ChatGPTは、OpenAI社が提供するテキスト生成AIツールです。
GPTという言語モデルを使用し、入力した文章に対する回答をAIが自動生成する機能を持っています。
また、今回紹介しているバーションの他に、GPT-3およびGPT-4があります。
プランには、無料プランと月額20ドルの有料プランがあります。トライアル期間はありません。
ChatGPTは、生成系AIを効率的に扱う技術に関する一定のノウハウがないと、意図した高いレベルのSEO記事を出力することは難しいです。
とはいえ、記事の下書きとして使うことは出来るので、人力でのチェックと修正を前提に使用することは可能でしょう。
また、記事構成の作成や記事タイトルの候補出し、文章の校正など、簡単なタスクであれば、十分に活用可能です。
ツール名 | ChatGPT |
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運営会社 | OpenAI社 |
プラン |
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公式サイト | https://openai.com/blog/chatgpt |
Emma Tools
Emma Toolsは、株式会社EXIDEAが運営するSEOライティングツールです。
プランには個人プランと起業プランがあり、個人プランは2,480円(税抜)、5,980円(税抜)の2種類があります。
トライアル期間はありますが、問い合わせが必要です。
AI自動文章生成機能が搭載されており、タイトル・見出しを自動で作成してくれます。
また、Emma Toolsには作成したタイトル・見出し・本文の状況から独自でコンテンツスコアリングを行う機能も搭載されています。
そのため、SEO対策初心者でもテーマ網羅性・キーワード比率などに気を配りながらコンテンツ作成することが可能です。
さらに公開記事の健康状態をチェックする機能や、検索順位計測を行う機能も搭載されているため、アクセス解析ツールとしても活用できます。
ツール名 | Emma Tools |
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運営会社 | 株式会社EXIDEA |
プラン |
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公式サイト | https://emma.tools/ |
競合分析ツール(Ahrefs、SimilarWeb)
競合分析をする際におすすめのツールをご紹介します。
Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefs(エイチレフス)とは、全世界で約60万人が導入しているとされる有料SEO分析ツールです。
自社サイトはもちろん、競合サイトの被リンク分析や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアでの反応を分析・把握することができます。
プランは4段階に分かれており、個人利用の方には、月額12,500円のライトプランと、月額25,000円のスタンダードプランがおすすめです。
Site-explorer(サイトエクスプローラー)、Contents-explorer(コンテンツエクスプローラー)、Keyword-explorer(キーワードエクスプローラー)、アラート機能、ランキング調査、Ahrefs APIの6つの機能を基本とします。
世界最大級の被リンクデータの量、データ更新頻度の圧倒的な速さ、インターフェースの見やすさが主な特長です。
ツール名 | Ahrefs(エイチレフス) |
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運営会社 | Google LLC |
プラン |
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公式サイト | https://ahrefs.jp/ |
Similarweb(シミラーウェブ)
Similarweb(シミラーウェブ)とは、世界規模でWebサイトの分析が出来る無料のマーケティングツールで、一言でいえば競合他社のアクセス状況がわかるツールです。イスラエルの企業が開発をし、世界中で広く利用されています。
料金プランには無料と有料の2種類があり、有料版の料金は応相談です。
データエクスポート機能や業界分析機能など、有料版にしかない機能も多いですが、まずは無料版を使用してみるとよいでしょう。
無料プランでは以下の8項目を見ることができます。
- Traffic Overview:アクセス概要
- Geography:アクセス元地域
- Referrals:訪問前と訪問後のサイト
- Search:検索のトラフィック
- Social:ソーシャルのトラフィック
- Display Advertising:ディスプレイ広告
- Audience Interests:訪問ユーザーの属性
- Similar Sites:競合のサイト
現在では、ジャンルごとにランキングやアプリの状況を調査できることから、Webマーケティングツールの枠を超えて利用者を広げています。
ツール名 | Similarweb(シミラーウェブ) |
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運営会社 | Samelarweb Ltd. |
プラン |
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公式サイト | https://www.similarweb.com/ja/ |
その他、便利なSEOチェックツールを知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
【2023年度最新版】SEOチェックツール20選【無料もご紹介】
効果検証
自社サイトの分析を行う際に使えるSEOツールを5項目に分けてご紹介します。
順位チェックツール
任意のキーワードにおける自社サイトの検索順位を調べる時におすすめのツールをご紹介します。
検索順位の推移を把握すると、検索のアルゴリズムの変化やサイトの評価傾向をつかめるので、サイトの改善に役立ちます。
検索順位チェッカー(検索順位取得API.com)
ブラウザ上で検索順位を表示する無料チェックツールです。
Google、Yahoo!、Bingの3大検索サイトでの順位を表示でき、日本国内におけるほぼすべての検索を網羅しています。
PC版、スマホ版の検索順位のチェックが可能で、サイトにおけるレスポンシブ対応の有効性も図れます。
URLは100位まで取得でき、キーワード数は一度に5セットまで指定可能です。
操作が簡単で、結果がでるまでの時間も短く、オフラインでも作業が進められるため、ストレスなく使用できます。
同じブラウザで使用する場合は検索条件が1年間保存され、検索条件が保存された状態でアクセスすると自動的に保存期間が1年延長されるため、手間をかけずに繰り返し検索できます。
ツール名 | 検索順位チェッカー(検索順位取得API.com) |
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運営会社 | 不明 |
プラン |
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公式サイト | https://checker.search-rank-check.com/ |
BULL
BULLは、Googleでの検索順位変動と自社のサイトの順位比較がチェックできるツールです。
Googleのほか、Yahoo!、Bingにも対応していて、どの検索エンジンにおいても完全自動でチェックを行えます。
料金プランは5段階に分かれており、個人利用の方は月額1,150円(税込)のBULL30プラン、月額1,850円(税込)のBULL50プランがおすすめです。
各種ブラウザ・デバイスからのログインが可能なので、PC・スマホからチェックすることができます。
管理画面では、キーワードの検索順位の変動がアイコンでわかりやすく示されています。
また、カテゴリごとでの管理が可能なため使いやすいでしょう。
地域による順位の変動にも対応しています。
複数人での閲覧・管理も可能です。
ツール名 | BULL |
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運営会社 | 株式会社ディーボ |
プラン |
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公式サイト | https://bullseo.jp/ |
Search Console
Googleが提供しているインターネット検索の分析ツール「Search Console」をご紹介します。
Search Consoleとは、Google検索でのWebサイトのパフォーマンスが分析できるツールのことです。
以下の8項目の確認や申請ができます。
- Google検索での順位や表示回数、クリック数、クリック率の確認
- インデックス状況の確認
- 被リンクの数やページURL、被リンク元サイトの確認
- 内部リンクの数やページURLの確認
- インデックス登録のリクエストやインデックス削除の申請
- クロールの制御やURLの変更を伝える
- 表示速度の遅いURLの把握
- エラーやペナルティの有無の確認
Search ConsoleはGoogleに特化したツールなので、他の検索エンジンにおける分析はできません。ただ、日本国内の検索エンジンはGoogle(とGoogleの検索エンジンを利用しているYahoo)が主流なので、Googeだけ対策できれば大きな問題はありません。
また、Search Consoleは無料で使うことができるうえ、うまく活用することでSEO対策のヒントやGoogleへのインデックス状況なども教えてくれるため、SEO対策に取り組む方には必須のツールです。
ツール名 | Search Console |
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運営会社 | Google LLC |
プラン |
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公式サイト | https://search.google.com/search-console/about?hl=ja |
Googleアナリティクス(Google Analytics)
Googleが提供しているアクセス解析ツール「Googleアナリティクス(Google Analytics)」をご紹介します。
Googleアナリティクスとは、Webサイトのアクセス状況をさまざまな視点から分析できるツールです。
2020年10月にリリースされ、大きく仕様・機能が変更された最新バージョンの「GA4(Google Analytics4の略)」と呼ばれることも多くなっています。
Googleアナリティクスの基本機能は、「リアルタイム」「ユーザー」「集客」「行動」「コンバージョン」の5つに分類されます。
これらの機能を使って、主に以下の4項目の確認ができます。
- どんなユーザーがどれくらいサイトに訪問しているか
- どこからサイトに来たのか
- ユーザーがサイト内でどんな動きをしたのか
- 目標を達成することはできたのか(資料請求やお問い合わせなど)
Googleアナリティクスを用いたアクセス解析で分かることは、ユーザーがサイトに訪れてから離脱するまでの一連の行動です。
Googleアナリティクスは無料で利用できる上に多機能なので、サイト運営に欠かせないツールとして多くの個人や企業に利用されています。
ツール名 | Googleアナリティクス(Google Analytics、GA4) |
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運営会社 | Google LLC |
プラン |
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公式サイト | https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/ |
Googleタグマネージャー
Googleが提供しているタグマネジメントツール「Googleタグマネージャー」をご紹介します。
Googleタグマネージャーとは、Webサイトで利用するツールや広告の「タグ」が一元管理できるツールです。
Googleタグマネージャーを利用すると以下のようなメリットがあります。
- HTMLを直接触らなくてもタグの設置が可能
- 様々なタグを一元管理できる
- 設定変更を反映する前にテスト確認ができる
- どのページで、どのタグが稼動しているか容易に確認できる
- 変更履歴を残すことができる
- バージョン管理ができる
各ツールやWeb広告のタグ設置にかかるコストを削減できるので、Webマーケティングを行う企業であれば、基本的にはタグマネージャーを利用することを推奨します。
ツール名 | Googleタグマネージャー |
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運営会社 | Google LLC |
プラン |
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公式サイト | https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/tag-manager/ |
ヒートマップ
ヒートマップとは、Webサイトの各ページでのユーザーの細かい行動を分析できるツールです。
分析結果は対象のWebページに対して、ユーザーの行動や注目度に応じて、赤、青、黄、緑などの色を使って表します。
視覚的に分析できるので、専門知識がなくても簡単にユーザーの詳細な行動を把握できます。
おすすめのヒートマップは以下の2つです。
User Heat
User Heatは、株式会社ユーザーローカルが提供する完全無料のヒートマップツールです。
無料の中では利用可能なヒートマップの種類が多いのが特徴です。
下記6項目を確認できます。
- アテンションヒートマップ(ユーザーの熟読位置=ユーザーの興味・関心が分かる)
- スクロールヒートマップ(ユーザーの離脱位置)
- クリックヒートマップ(クリックした箇所)
- マウスフローヒートマップ(マウスの動き=ユーザーの興味・関心が分かる、PC対応可)
- マルチデバイス対応(デバイスの種類ごとにユーザー行動を分類、PC・スマホで比較可)
- ユーザーセグメント(CVに至ったユーザーを分類、要問合せ)
PCとスマートフォンそれぞれのヒートマップを取得可能、日本語対応しています。
URL数は無制限ですが、1サイトあたりのPV数は月間30万PVまでです。
また、ヒートマップで表示できるページの幅と長さには制限があり、ページによっては表示が切れることがあります。
細かく条件を絞り込んでヒートマップを表示したい、上記の制限をなくしたいといった場合は、同社が提供する別の有料ツール「User Insight」に移行することも可能です。
ツール名 | User Heat |
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運営会社 | 株式会社ユーザーローカル |
プラン |
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公式サイト | https://userheat.com/ |
ミエルカヒートマップ
ミエルカヒートマップは、株式会社Faber Companyが提供するヒートマップです。
プランには無料(3,000PV/月、1URLまで)と有料の2種類があります。
有料プランは5段階あり、個人利用の方は月額9,800円(5万PVまで・URL数無制限)で十分でしょう。
有料プランにアップグレードした際の料金も明確で、他ツールに比べて安価で良心的な設定です。
低価格ながら下記5項目の機能がそろっており、「自動キャプチャ取得」というページ改善前後のページデザインや内容のデータを保管する独自の機能もあります。
- アテンションヒートマップ(ユーザーの熟読位置=ユーザーの興味・関心が分かる)
- スクロールヒートマップ(ユーザーの離脱位置)
- クリックヒートマップ(クリックした箇所)
- マルチデバイス対応(デバイスの種類ごとにユーザー行動を分類、PC・スマホ・タブレットで比較可)
- CVユーザーセグメント(CVに至ったユーザーを分類)
日本語対応しており、シンプルで使いやすいUIに加え、無料プランでもサポート(動画マニュアル、電話、メール、オンライン活用レクチャー)を受けられるミエルカヒートマップは、ヒートマップを初めて導入する人に特におすすめです。
ツール名 | ミエルカヒートマップ |
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運営会社 | 株式会社Faber Company |
プラン |
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公式サイト | https://mieru-ca.com/heatmap/ |
その他
Googleが無料で提供している、SEO対策のチェックに使えるツールや拡張機能をいくつかご紹介します。
リッチリザルトテストツール
そもそもリッチリザルトとは、通常の検索結果に表示される青色リンク(タイトル)・スニペット・URLにプラスして、追加情報として表示されるリッチスニペットやリッチカードなどのことです。
リッチリザルトを表示させるためには、Googleが指定した記述方法に基づいた“構造化データ”をマークアップする必要があります。
リッチリザルトテストツールは、その構造化データが正しくサイトに記述されているのかどうかを確認できるツールです。
リッチリザルトテストの機能は、先程紹介したGoogleに特化した無料分析ツール「Search Console」に含まれています。
モバイルフレンドリーテストツール
モバイルフレンドリーテストとは、モバイルデバイスでのページの使いやすさを確認することができるツールです。
テストは、チェックしたいページのURLを入力するだけで行うことができ、テスト自体は1分もかからず終わります。
テスト実施後は、ページがモバイル端末でどのように表示されているのかを示すスクリーンショット、モバイルフレンドリーに対応していない箇所の一覧が表示されます。
また、サイトがすでにモバイル対応している場合は、緑色の文字で「このページはモバイルフレンドリーです」と表示されます。
モバイルフレンドリーテストツールは、リッチリザルトテストツールと同様「Search Console」に含まれている機能なので、誰でも無料で使用することが可能です。
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Lighthouse(Page Speed Insights)
Lighthouse(ライトハウス)はGoogle Chromeの拡張機能で、Googleが無料で提供しているWebサイトの評価をチェックすることができる機能です。
自身のWebサイトをGoogle独自の基準でチェックできます。チェック項目は以下の5つです。
- Performance(パフォーマンス)
ページ読み込み速度や画像表示速度、ユーザーの操作に対する反応の速さなどをチェックする。 - Accessibility(アクセシビリティ)
高齢者や障害者なども含めたあらゆる人が、どのような環境(うるさい場所や暗い場所など)に居ても、柔軟にWebサイトを利用できるように構築しているか診断するために、文字の色、コントラスト、ボタンの名称の設定などをチェックする。 - Best Practices(ベストプラクティス)
信頼できる安全なサイトか診断するために、HTTPSの使用、画像のアスペクト比、ブラウザのエラーコードの有無など、ブラウザのセキュリティやパフォーマンスを低下させる要素をチェックする。 - SEO
Webページが検索エンジンのランキング結果に最適化されているか診断するために、HTTPステータスコード、メタディスクリプション、robots.txtなどをチェックする。 - Progressive Web App(プログレッシブウェブアプリケーション)
Webアプリがスマホ向けのアプリのような利便性を備えているか診断するために、ページの読み込み速度、PWA最適化などをチェックする。
パフォーマンスのチェックは、Googleが提供しているツール「PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)」でも行うことができます。
「PageSpeed Insights」は拡張機能ではなく、ブラウザ上で動作するツールなのでWebサイトの表示速度のみを計測したい場合は、こちらもオススメです。
Google PageSpeed Insightsの使い方を解説!ページの表示スピードを上げよう
Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィール(旧称:Googleマイビジネス)とは、Google検索やGoogleマップ検索の結果に表示されるお店や会社、施設などの情報を管理するための情報管理ツールです。
Googleビジネスプロフィールは、ビジネスオーナーが作成・登録をしなくても、Googleが集めたインターネット上の情報や、Googleのユーザーによって投稿された情報などから自動的に作成されます。
そのため、まずは自分のGoogleビジネスプロフィールが存在するかどうかを確認し、存在する場合はオーナー登録して正しい情報を記載する事が重要です。
Googleビジネスプロフィールを活用するメリットは以下の3つです。
- Google検索、Googleマップ検索で表示されやすくなる
- お店への来店を促進できる
- いたずらや悪意のある口コミに対処できる
Googleビジネスプロフィールで出来るだけGoogleマップに上位表示されるように最適化する施策をMEO(Map Engine Optimization)と言い、店舗集客の重要な手法となっています。
また、2022年に旧称のGoogleマイビジネスから現在の名称へ変更するとともに、UI面が簡便化されています。
以前は、情報を編集する際は本人確認等をして管理画面へログインする必要がありましたが、Google検索・Googleマップから直接編集ができるよう改善されました。
MEOとは?基本情報や具体的な対策方法・SEO対策との違いを解説
SEO対策の事例
実際に当社が施策した、SEO対策に関する2つの事例をご紹介します。
事例1:アットホーム株式会社 オウンドメディア・コンテンツ制作で8ヶ月でサイト流入数10万超を達成!
当社が施策したSEO対策の1つ目の事例として、アットホーム株式会社様から実際にご相談いただいた内容と施策の結果をご紹介します。
アットホーム様から頂いた「利用者に対するアンケート結果を活用して新規マーケティング施策を実施したい」というご要望に対し、実際のユーザーの声を活かしたオウンドメディアおよびコンテンツの企画・制作を行いました。
課題 |
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課題解決のプロセス |
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実施内容 |
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実際に得られた成果 |
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事例1の詳細はこちらをご覧ください。
アットホーム株式会社 オウンドメディア・コンテンツ制作で8ヶ月でサイト流入数10万超を達成!
事例2:コンテンツ制作支援とテクニカルSEOの実施でサイト流入100倍!お問合せ数8.5倍!
当社が施策したSEO対策の2つ目の事例として、某クリニック様から実際にご相談いただいた内容と施策の結果をご紹介します。
某クリニック様から頂いた「今後さらに事業を拡大していくうえで、サイトの訪問者を増やしていく施策が必須である」というご要望に対し、サイト全体のテクニカルな面での継続的な改修、病名や症状に関するコンテンツの継続的な追加を行いました。
課題 |
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課題解決のプロセス |
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実施内容 |
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お客さまに実施いただいた内容 |
医療分野はYMYL(Your Money Your Life)領域と呼ばれ、信頼性や専門性、情報の正確さ、誰が・いつ書いたものなのかといった部分が重要な分野です。信頼性・専門性に関しては、その分野の第一人者であるお客さまが一番であると考え、コンテンツのライティングや監修をお客さま側で実施していただきました。 |
並行して実施した施策 |
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実際に得られた成果 |
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事例2の詳細はこちらをご覧ください。
コンテンツ制作支援とテクニカルSEOの実施でサイト流入100倍!お問合せ数8.5倍!
SEO対策のよくある質問
SEO対策に関して、皆様からよく頂く質問をまとめました。
SEO対策の費用相場や、初心者の対策方法などについて触れているので、プロにSEO対策を依頼するか、自分で対策するか悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。
費用相場は?
SEO対策の費用相場は、施策内容やコンサルティング会社によって異なります。
プロにSEO対策を依頼する場合は、費用の見積もりの相談を事前に行いましょう。
SEO対策の主な施策内容である「SEOコンサルティング」「SEOサイト設計」「コンテンツSEO」「内部SEO対策」「外部SEO対策」の費用相場は、以下のとおりです。
施策内容 | 費用相場 |
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SEOコンサルティング |
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SEOサイト設計 |
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コンテンツSEO |
※記事本数×記事単価で費用を割り出すため、ピンキリ。 |
内部SEO対策 |
※施策数やスピード感によって幅が出る |
外部SEO対策 |
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SEOコンサルティングサービスについて、さらに詳しく知りたい方はこちら
SEOコンサルティングとは?実施内容・デジタルアイデンティティのSEO施策内容と特徴
初心者でもできる?
SEO対策は、高度なスキルを持つプロに依頼しないと成果を出せないと思われがちですが、初心者でも基本的なポイントを押さえていればある程度の成果を上げられます。
外注せず自分で対策するには?
プロに外注せず自分で対策するには、まずはSEOツールを導入し、専門的な知識や技術を比較的必要としないコンテンツSEOから行いましょう。
YahooはSEO対策すべき?
Yahooに特化したSEO対策は特にありません。
Yahooの検索エンジンは、Googleの検索アルゴリズムを採用しているため、GoogleのSEO対策を行えば同時にYahooの対策もできます。
Bingは対策すべき?
BingのSEO対策は、Googleに比べてさほど重要視されていないため、特にする必要はないでしょう。
Bingの検索エンジンを使用するユーザーの母数が、Googleよりも大幅に少ないため、Bingで上位表示しても検索流入がそこまで見込めないのです。
ただ、Bingが検索エンジンに生成AIのChatGPTの技術を組み合わせてBingチャットを発表してから、若干シェアを伸ばしているという見方もあります。今の所、大勢に変化はないものの、今後の動向には注意しておく必要があります。
SEOは意味ない?将来なくなる?
現代では多くのユーザーが検索エンジンを活用して、さまざまな情報を収集しているため、SEO対策を行う意味は十分にあります。
またSEOは、Googleの検索エンジンがある限りなくならないと言えます。
SGEの影響は?
SGE(Search Generative Experience)とは、より高度なAI技術を用いて、ユーザーの検索意図に応じた回答を生成する、Googleが開発した新しい検索機能です。
SGEは、検索結果の一番上に生成されるだけでなく、複数サイトの情報からある程度の最適な回答を表示します。
そのためSGEの登場により、「ユーザーの検索行動自体の大きな変化」や、「一定数のトラフィックが減少する」などの影響が予想されます。
しかし、一部で言われているような「SEOが終わる」といった劇的な変化が急に訪れることはないと考えます。SEOの重要性は変わらず、これまでの各種アルゴリズムアップデートと同じように「SGEに適したSEO対策が必要となる」という健全な変化が求められるでしょう。
SGEに関して詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
【Google SGE完全ガイド】導入方法、活用事例、SEOへの影響と対策を解説
SEO対策のやり方をマスターしよう:まとめ
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジン最適化と呼ばれ、自社のWebサイトの検索順位を上位にするための対策のことです。
SEO対策の具体的なやり方について解説しました。SEO対策は検索順位を上げることで、売り上げや問い合わせが増えるだけではなく、ブランディングにも繋がります。
SEO対策で大切なのは、ユーザーファーストを意識することです。ユーザーの役に立つコンテンツを作った上で、検索エンジンを意識したSEO対策を行いましょう。
しかし、SEO対策としてやるべきことは多く、多くの専門知識が求められるため、知見がない中で対策を行うことは簡単ではありません。弊社では、コンテンツマーケティングで数々の成功実績があり、専門家の監修や運等広告の代行までコンテンツメディアのSEO対策を効率的に行っています。
SEO対策による成果を伸ばしたい方・改善点を知りたいと考えている方は、ぜひ下記から無料で資料をダウンロードしてみてください。
SEO対策はプロにご相談を
SEO対策は、基礎的なポイントを押さえることができていれば、初心者でもある程度の効果が見込めます。
しかし、今回紹介したテクニカルSEOやUI/UX SEOのように、Webサイト自体に対策が必要な場合、高度な専門的知識と技術を必要とすることもあります。
また、SEO対策は、常に業界の最新の情報を把握し、適切な施策を継続的に行うことが大切です。
SEO対策はすぐに結果のでるものではないので、正しい知識がないと効果的な施策を行えているか分からず、継続的に続けることを諦めてしまう可能性も考えられます。
自分での対処が難しい場合は、是非SEOのプロに依頼してみてください。
SEOに効果的なWebサイトの改善が見込めるだけでなく、プロの施策を知ることもできるため、今後の自分の知識として吸収することもできます。
無料のSEO診断も行っておりますので、気になる方はぜひ一度以下のリンクからお申し込みください
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株式会社デジタルアイデンティティでは、創業から14年以上、SEO対策に注力してきました。
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正しい現状認識は、SEO対策で効果を出す上で何よりも重要です。
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