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SEOを全体的に強化するために、サイトのリニューアルを検討する方は多くいます。しかし、リニューアルで抑えておくべきポイントへの配慮が足りず、結果的にSEO全体が弱くなってしまうケースが多いこともまた事実です。サイトリニューアルはSEOと密接に関係しているため、細かな点に留意することが必要になります。
そこで本記事では、サイトリニューアルを行う目的の整理から、SEOとの関係性をご説明します。また、リニューアル時によくある失敗や注意するべきSEO項目を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
SEOを全体的に強化するために、サイトのリニューアルを検討する方は多くいます。しかし、リニューアルで抑えておくべきポイントへの配慮が足りず、結果的にSEO全体が弱くなってしまうケースが多いこともまた事実です。サイトリニューアルはSEOと密接に関係しているため、細かな点に留意することが必要になります。
そこで本記事では、サイトリニューアルを行う目的の整理から、SEOとの関係性をご説明します。また、リニューアル時によくある失敗や注意するべきSEO項目を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
サイトリニューアルを行う目的とは
まずは、サイトリニューアルを行う目的から整理しましょう。具体的には、下記3つが挙げられます。
- 機能要件の追加
- デザインの大幅改善
- コンテンツの追加
それぞれ順番にご説明します。
機能要件の追加
機能要件の追加とは、新たにWEBサイトに決済機能を追加したり、予約機能を追加したりする作業のことです。また、自社内でWEBサイトの更新が難しい場合には、知見のない方でも更新業務を行えるようにするリニューアルもあります。
特に、エンジニア等の知見がない方がWEBサイトを更新するのは非常に手間であり、時間もコストもかかり続けます。そういった将来的に損失となる部分を回避するためにも、できる限り早期で機能部分のリニューアルを行うことは非常におすすめです。
デザインの大幅改善
自社サービスの転換期や、新たなビジネスを展開する場合などは、それらに合わせてデザインを改善する必要があります。また、WEBサイトを公開してから長期間経過すると、時代とともにデザインも古くなり、ユーザーを獲得する機会損失が生まれる恐れがあります。
そういった部分を踏まえて、デザインの大幅改善を行うリニューアルも行われます。ただ単に新しいデザインにしたいという要望ありきではなく、ユーザーが求めるデザインを徹底的に突き詰めることで、デザイン改善のリニューアルは成功しやすい傾向にあります。
コンテンツの追加
Googleを含む検索エンジンは、高品質なコンテンツを評価し、検索順位を高める仕組みとなっています。そのため、コンテンツを追加できる体制にホームページを整えることは非常に大切です。
たとえば、Googleから評価されやすいディレクトリの構造にしたり、マイナス評価を受けない装飾(コーディング)方法を整えたりすることが挙げられます。今後SEOの強化を検討し、記事コンテンツを投下していきたい場合に検討するべきリニューアルです。
サイトリニューアルとSEOの関係性
ここまで、サイトリニューアルを行う目的を解説してきました。ここからは、サイトリニューアルとSEOの2つの関係性をご紹介します。
- リニューアルしてアクセスが爆発的に伸びるわけではない
- デザインを改善することでCVRが改善する可能性は高い
それぞれ順番に見ていきましょう。
リニューアルしてアクセスが爆発的に伸びるわけではない
Googleは、新たに公開されたWEBサイトやコンテンツを、3ヶ月間~6ヶ月間かけて評価する傾向にあります。そのため、サイトをリニューアルしたからといって、いきなり爆発的にアクセスが伸びるわけではありません。
しかし、リニューアル時にWEBサイトの構造やコンテンツを整えることによって、徐々に検索エンジンから高い評価を得られるようになります。その結果、各コンテンツの検索順位が上がったり、アクセス数が増えて見込み客を集客できたりすることに繋がります。
デザインを改善することでCVRが改善する可能性は高い
次に、デザインを改善することにより、CVR(成約率)が改善する可能性が高くなります。この点に関しては、上手く行けばリニューアル直後から成果が現れ始めます。たとえば、リニューアル時に内部リンクを整備することにより、ユーザーがより自身の求める情報にたどり着きやすくなるとします。それはユーザーの悩みをより深くまで解決し、満足度が高まることにも繋がるため、成約率が高まっていくということです。
他にも細かなポイントではありますが、問い合わせやサービス紹介ページへ誘導するボタン周りの改善です。よりクリック率が高まるボタンデザインに変更すれば、問い合わせページやサービスページに遷移するユーザー数も増えるため、成約率が改善する効果が見込めます。
したがって、アクセスはあるものの成約率が一向に高まらない方に関しても、リニューアルを検討することを推奨します。
サイトリニューアルの失敗
サイトリニューアルには多くのメリットがあるものの、失敗事例が多いことも確かです。ここでは、サイトリニューアルの失敗事例を3つご紹介します。
- URL変更によるリダイレクトミス
- titleタグの変更による検索順位の下落
- 検索エンジンのロボットをブロックしている
それぞれ順番に解説します。
URL変更によるリダイレクトミス
検索エンジンは、URLの変更を自動的に感知することはできない仕組みになっています。そのため、URLを変更する際は、適切な遷移先にリダイレクトをかけることが必要です。たとえば、ドメインやディレクトリの変更後にリダイレクトをかけることを忘れてしまい、クロールエラーが起こるのはよくあるケースです。
また、ユーザーからしてもアクセスしたいページにたどり着かないため、多くの機会損失が生まれるデメリットもあります。これらを防ぐためにも、リダイレクトを忘れないことはもちろん、適切な遷移先へリダイレクトをかけることが重要です。
titleタグの変更による検索順位の下落
titleタグは、GoogleがWEBサイトやコンテンツを評価する上で非常に重要な要素の1つです。そのため、リニューアル時にコンテンツを大幅に変更したり、デザインを変えたりしたからといって、titleタグも大幅に変えるのは適切ではありません。
今までGoogleに認識されていたキーワードが認識されなくなってしまい、検索順位が下落してしまう問題は度々見られます。デザインを改善したからtitleも変更するのではなく、あくまでtitleは数字やデータに基づいて変更を行うようにしましょう。
検索エンジンのロボットをブロックしている
リニューアルを行っている段階では、検索エンジンのロボット(クローラー)がコンテンツを巡回しないよう、robots.txtのdisallowを設定することが多いです。しかし、公開後も設定したままの状態になってしまっていて、インデックスされないケースも見られます。
インデックスまでの期間が長くなるほどデータも溜まらないため、改善やリニューアルの効果を得られるのも遅くなります。そのため、公開時には必ずrobots.txtが解除されているかを確認するようにしましょう。
サイトのリニューアル時に注意するべきSEO項目
サイトをリニューアルする際は、下記のSEO項目を留意した上で行いましょう。
- ディレクトリ構造
- URL変更時のリダイレクト
- URLを削除する場合等は404ページ
- 内部リンクの最適化
それぞれの項目を順番にご説明します。
ディレクトリ構造
ディレクトリ構造は、検索エンジンが適切にコンテンツの内容を把握する上での重要な要素です。また、リニューアル後にディレクトリ構造を変更するのは非常に手間がかかるため、リニューアル前に明確しておく必要があります。
望ましいディレクトリ構造は「https://example.com/abc/」の下の階層に「https://example.com/abc/a」が存在するイメージです。つまり、親階層と子階層の関係性をはっきりさせることが重要になります。
URL変更時のリダイレクト
上記でも触れましたが、URLを変更する際は、適切にリダイレクトをかけましょう。リダイレクトミスが起こるとクロールエラーが頻発し、クローラビリティ、ユーザービリティ双方の観点から見てデメリットしかありません。特に、ドメインやディレクトリを変更する際に留意しましょう。
URLを削除する場合等は404ページ
リニューアル時に特定のコンテンツを削除する場合、削除が検索エンジンに認識されるまで、コンテンツが検索結果に残ってしまう可能性があります。その場合は、必ず404ページが表示されるような仕組みを作りましょう。
また404ページから正規のページに301リダイレクトをかけ、ユーザーを自動的に遷移させたり、他ページへの内部リンクを設置したりするなどして、ユーザーの取りこぼしを防ぐことが重要です。
内部リンクの最適化
リニューアル時に内部リンクを最適化させることで、検索エンジンがコンテンツを巡回しやすくなります。加えて、適切にクローラーが情報を持ち帰ってくれる可能性が高まるため、検索順位にも良い影響が生まれます。特に、近年では関連性の高いコンテンツ同士が結びついているかを検索エンジンは重要視しているため、全体的なコンテンツマップを予め作っておきましょう。
リニューアル時に行うべき細かなSEO対策
先程、サイトリニューアル時に注意するべきSEO項目を解説しました。実は他にも、下記のような細かなSEO対策を行うことも大切です。
- alt属性
- サイトマップ
- robots.txt
- 見出しの設定
- URLを正規化させる
- 集客用の記事コンテンツを入れる
それぞれ順番にご説明します。
alt属性
alt属性は、画像にどのような意味が含まれているかをクローラーが認識するためのタグのことです。また、画像が表示されない場合には代替テキストとして、alt属性に設定されている情報が表示されます。
検索エンジンは画像を認識できないため、alt属性で適切に画像の内容を伝えてあげることが大切です。
サイトマップ
XMLサイトマップは、クローラーにコンテンツが存在することを伝える重要な役割を持っています。リニューアル時に忘れられがちな項目の1つでもあるので、必ず設定されているかを確認するようにしましょう。
robots.txt
XMLサイトマップと併せて、robots.txtの設定も大切です。robots.txtを設定することで、クローラーに認識して欲しいコンテンツと、認識して欲しくないコンテンツを分けることができます。また、上述したXMLサイトマップがどこに存在するかを伝えることも可能です。
見出しの設定
上記ではtitleタグに対して触れましたが、併せてh1タグも適切に設定しましょう。基本的には、titleタグに設定している文言と、同様のものをh1タグに設置する形で構いません。ただし、titleタグh1タグに関しては、スマートフォンでもすべてが表示されるように32文字前後で設定し、使用回数は各コンテンツにつき1つに留めるのが鉄則です。
URLを正規化させる
非常によくある例として挙げられるのが、「www.」のありなしです。「www.」が付いているURLと付いていないURLの2つが存在する場合、クローラーはこれら2つを別のコンテンツと認識するため、ミラーコンテンツとしてペナルティを受ける恐れがあります。
これらを防ぐためには、301リダイレクトを行います。具体的には
「https://www.example.com」にアクセスしてきた場合、「https://example.com」にリダイレクトさせる流れになります。これらは、各レンタルサーバー上で簡単に行なえます。
集客用の記事コンテンツを入れる
最後に、リニューアル時には集客用の記事コンテンツを入れるのがおすすめです。ユーザーが検索するキーワードに対してコンテンツを作成し、それらにアクセスしてきたユーザーを問い合わせや売上に繋げていきます。
リニューアル時にコンテンツを入れることで、期間が経過してから入れる場合と比較してデータが溜まりやすく、より早期の段階で集客が見込めます。また、コンテンツの改善を図ることによって、リニューアルしたサイト全体の評価が高まることにも期待ができるでしょう。
まとめ
本記事では、リニューアルとSEOの関係性や注意点を解説してきました。リニューアルによって、すぐに爆発的な効果を生めるわけではないものの、細かな点に留意することで確かなSEO効果を得られます。ただし、そのためにはディレクトリ構造を適切に把握したり、内部リンクを最適化したりすることが
大切です。
そこで、自社でリニューアルを行うのが不安な場合は、SEOの専門業者に依頼することも1つの手段だと言えるでしょう。弊社デジタルアイデンティティでも、アクセス低下の原因を排除し、より集客に繋がる大規模サイトのリニューアルSEOサービスをご提供しています。
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