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医師監修のコンテンツ相場【依頼するメリットとアサイン方法を解説】

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Tanaka Yuta

TanakaYuta SEO Div. コンサルタント

現在までに100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードで上位表示を実現。薬機法管理者の資格を有しているいること、SEOライターとして自身でもライティングができることから、広告表現が難しい医療・美容・健康を得意領域としている。「成分名」や「〇〇 効果」などの難関キーワードでの上位表示実績多数。SNSでの情報発信にも力を入れており、約10,000名のフォロワーを獲得している。

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SEOコンテンツに医師の監修を入れることで、検索順位に好影響をもたらすことがあります。人の命や健康に関わるジャンルである「YMYL」と呼ばれる領域では、信頼性や専門性などが特に重要視されるため、より効果を発揮しやすいと言えます。

しかし、医師監修にどれだけの費用がかかったり、どのように医師の方を探せば良いのか分からなかったりする方は多いのではないでしょうか。また、医師監修コンテンツの作成方法が分からない方も多いかと思います。そこで本記事では、医師監修のSEOコンテンツの相場やメリット、アサイン方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

医師監修とは

医師監修とは、言葉の通り特定のコンテンツに対して、医師の方の監修を入れることです。コンテンツの幅は広く、SEO記事や動画、データなどが挙げられます。

自分の子供が辛そうにしていたとして、その症状から病気を推測したい時、誰が発信しているのか分からない記事では信じることが難しいのではないでしょうか。

しかし、医師が監修者として顔・名前を出していたとしたら、どうでしょうか?
その記事の信頼度がぐっと上がるのではないかと思います。

このように、医師監修はユーザーへの安心感や信頼性、商品の権威性などを担保するために行われます。

医師監修と編集の違い

医師監修と似たものに、編集という言葉があります。これらは似て非なる言葉なので注意が必要です。

監修は特定のコンテンツの情報に透明性があるかを判断したり、齟齬がないかなど正確性を確認したりするものです。

上記に対して編集は、特定のコンテンツの企画、設計、構成段階から一緒に作り上げていくことを指します。つまり、監修よりも編集のほうがコミットする度合いが大きいと言えるでしょう。

なお、どちらが良いかは明確には決められません。なぜなら、コンテンツの作成者にある程度の知見があれば監修で済みますし、費用もあまりかからない傾向にあります。しかし、編集では知見がなくとも、医師と一緒に取り組めることで信頼性が高まる一方で、費用もその分大きくかかってきます。

そのため、どちらの取り組み方が良いかは状況によって異なることを理解しておきましょう。

医師監修のコンテンツの相場

医師監修コンテンツは、監修する方が医師免許を持っているのか、士業の方なのかによって異なります。

医師への依頼は30,000円~50,000円が相場

まず医師免許を持っている方の場合は、1記事あたり30,000円程度、高くても50,000円程度に収まるケースが多いです。

費用は、直接依頼か仲介か、記事の文字数や難易度によって変わってきます。特に、著名な医師の方などに依頼する場合は、監修費用が高額になることもあります。

士業への依頼は20,000円~40,000円が相場

士業とは「○○士」といった名称の専門資格を持つ職業の総称で、弁護士、弁理士、公認会計士、社会保険労務士などがこれに当たります。

士業の方に記事監修を依頼する場合は、1記事あたり20,000円~40,000円程度が相場となります。

その他の専門家への依頼は5,000円~30,000円が相場

上記以外の専門家に監修を依頼する場合、1記事あたり5,000円~30,000円と、非常に幅が広くなります。これは、扱うジャンルや記事の文字数などによって費用が異なるためです。

すべての記事で医師監修を入れると費用も膨大になってしまう恐れがあるので、自社の中でも特に重要度の高いキーワードや、E-E-A-Tを担保したいキーワードから優先的に依頼することを推奨します。

医師監修が重要視されるようになった背景

医師監修が重要視されるようになったのは、大きく分けて下記3つが影響しています。

  • GoogleがE-E-A-Tを重要視するようになった
  • WELQ事件と医療健康アップデート
  • YMYL

それぞれ順番にご説明します。

GoogleがE-E-A-Tを重要視するようになった

E-E-A-Tとは、下記3つの言葉の頭文字を取ったもののことです。

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

Googleは、上記4つの指標を特に重要視しています。検索エンジンには膨大な情報が溢れているため、ユーザーからすれば「誰が書いているのか」「何を参考にしているのか」といった部分を潜在的に求めています。

それこそ上記で解説したように、医師でもない方が医療に関連する情報を発信するなどです。こういった信頼性や専門性の低い情報を検索エンジンで上位表示させないために、GoogleはE-E-A-Tを重要視しています。

そこで、専門的知見はそれほどないものの、E-E-A-Tを担保するための1つの施策として医師監修が存在するということです。

WELQ事件と医療健康アップデート

WELQ事件(問題)とは、WELQと呼ばれるサイトに、多くの専門的知識を持たないライターが書いた医療に関する記事を投稿し、健康被害を生んでしまう危険性のあった問題のことです。医療に関連する多くのキーワードで検索1位を獲得しており、それらを危惧した医師や医療ライターが問題点を指摘し、最終的にWELQは閉鎖となりました。

これらの問題を踏まえ、Googleは医療健康アップデートを実施しました。医療健康アップデートとは、専門的知識ないライターが書いた記事は上位表示されず、医師や看護師など専門的知見を有するライターが書いた記事が上位表示されやすくなったアップデートのことです。2017年に医療健康アップデートは実行され、以降医療に関連する情報に関して、ユーザーの利便性が高まったと言えます。

YMYL

YMYLとは、「Your Money Your Life」のことで、人の命や健康、お金に関連するジャンルを指します。上述した医療健康アップデートに伴い、検索エンジンはより情報の透明性を重要視し、著者情報や引用元まで厳しく精査するようになりました。

そこで、YMYLに関して執筆した著者自身のE-E-A-Tはそれほど高くないものの、それらを補うために医師を監修者としてアサインします。それにより、検索エンジンとユーザー双方からの信頼を得られるメリットがあります。

近年、YMYLのジャンルは広がりつつあるので、今後はより医師監修の重要度が高くなっていくと言えるでしょう。

医師監修を依頼するメリット

医師監修を依頼するメリット

ここまで、医師監修の概要を解説してきました。ここからは、医師監修を依頼する具体的な4つのメリットをご紹介します。

  • E-E-A-Tが担保される
  • 炎上リスクが軽減される
  • 信頼性によりCVRが向上する
  • 検索順位に好影響をもたらす

それぞれ順番に見ていきましょう。

E-E-A-Tが担保される

医師の監修を入れることによって、E-E-A-Tが担保されます。Googleはもちろん、ユーザー自身も誰がどのような情報を基に記事を書いているのかを見ているので、これら双方の信頼性が高まるメリットがあります。

また、仮に医師や看護師自身が記事を書いたとしても、ダブルチェックを目的として医師監修を入れるのもおすすめです。

炎上リスクが軽減される

上述した内容と少し重複しますが、炎上リスクも軽減されます。近年はSNSも活性化し、ユーザー自身が自由に発信できる時代です。そのため、事実と異なる記載がされていたり、齟齬があったりする記事をユーザーに発見されると、SNSを通じて世の中に広まり炎上が起こります。

一時的な炎上であれば対処方法もあるものの、結果的に商品やサービスのみならず、企業のレピュテーションリスクも大きく高まります。

しかし、医師監修を入れることで情報の齟齬をなくすことができ、ユーザーからの信頼性も高まるため、炎上リスクが大幅に軽減されるメリットがあります。

信頼性によりCVRが向上する

誰が書いた情報か分からない記事より、著者情報が明確に記載されている記事のほうがCVR(成約率)が高まります。これはシンプルに、ユーザーが「医師が監修している商品なら安心できる」と潜在的に感じるためです。

そのため、現状サービスや商品紹介記事の成約率がなかなか高まらない問題を抱えているのであれば、医師監修を検討するのは大いにありだと言えるでしょう。

検索順位に好影響をもたらす

GoogleはE-E-A-Tを重要視していますが、医師監修が直接検索順位に影響するとは明言していません。しかし、E-E-A-Tが担保されており、なおかつユーザーからの信頼性が高まって滞在時間などが伸びれば、副次的に検索順位に好影響をもたらします。

また、医師の監修を入れている高品質なコンテンツはSNSでも拡散されやすいため、そこから被リンクを獲得したり、サイテーションを獲得できたりするでしょう。そのような事実からも、検索順位に良い影響をもたらすメリットがあります。

監修してくれる医師をアサインするには

ここまで、医師監修の概要やメリットを解説してきましたが、具体的にどのように医師を探せば良いのか分からない方は多いのではないでしょうか。監修してくれる医師を探すには、大きく分けて下記2つの方法が存在します。

  • 信頼性の高い業者に依頼する
  • 知り合いの医師や権威のある医師に直接依頼する

それぞれ順番に見ていきましょう。

信頼性の高い業者に依頼する

まずは、信頼性の高い業者に依頼する方法です。信頼性の高い業者の例としては、SEOに関する事業を専門的に展開していたり、医療系の自社サービスを保有していたりする企業が挙げられます。

弊社アイデンティティでも、オウンドメディアやLPにおいて、専門的知識を有する医師をアサインできます。在籍人数は500人を超えており、顔写真やプロフィールの記載、SNSのリンクも設置できるので、ユーザーと検索エンジン双方からの信頼を勝ち取ることが可能です。

化粧品、医薬部外品、健康食品に関連するコンテンツを作成したい方は、まずは一度デジタルアイデンティティにお問い合わせください。

知り合いの医師や権威のある医師に直接依頼する

次は非常にシンプルな方法で、知り合いの医師や権威のある医師に直接依頼する方法です。ただし、知り合いの医師に依頼する場合でも、自社商品やサービスとの親和性は必ず確認する必要があります。たとえば、眼科の医師に関連性のない化粧品の監修を依頼しても、E-E-A-Tは担保されないと思ったほうが良いでしょう。とはいえ、関連性の高い医師の方がすでにいる場合は、その方に依頼するのも非常におすすめです。

次に、SNSのフォロワー数が多かったり、業界の中で知名度の高い医師の方に直接依頼する方法です。この場合、直接SNSのアカウントで連絡をしても絶対に返信が来る保証はなく、権威のある医師の方側でもコンテンツの監修に入るか審査が行われます。そのため、通常と比較しても時間がかかるデメリットがあります。

これらを踏まえると、専門性の高い業者に依頼をするか、知り合いの医師に方に交渉をするかの2択が医師のアサイン方法だと言えるでしょう。

医師監修コンテンツの制作の流れ

医師監修コンテンツの制作の流れ

医師監修のコンテンツは、SEOや成約率を高める観点から非常にメリットがあります。ここでは、医師監修コンテンツの制作の流れを解説します。

  • 対策するキーワードの選定
  • キーワードを基に構成を作成
  • 監修者にヒアリング・事前チェックの依頼
  • 執筆と監修者の最終チェック

上記はあくまで一般的な流れになるので、必ずしも同様とは限りません。今回は、上記の流れを例にして1つずつの手順をご紹介します。

対策するキーワードの選定

まずは、対策するキーワードの選定を行います。この時点で医師の方が介入する業務は発生しません。ただし、専門業者に医師監修を依頼する場合は、媒体等をチェックする流れが発生します。

デジタルアイデンティティでも、医師監修を入れたい媒体を事前ヒアリングにてお聞きしております。

キーワードを基に構成を作成

キーワードを選定したら、構成を作成していきます。この段階に関しても、通常のSEOの気コンテンツを作成する流れと相違ありません。

監修者にヒアリング・事前チェックの依頼

この部分は専門業者によって異なりますが、監修者に構成のヒアリングを行い、事前チェックを依頼します。執筆後に大幅な修正が発生すると、医師の方と制作する方の双方の手間が増えてしまいます。そういった時間ロスや手間を軽減するためにも、構成の確認を一度していただき、全体的なコンテンツの流れが問題ないかを精査します。

執筆と監修者の最終チェック

最後に、構成のとおりに執筆を行い、監修者に最終チェックをしていただきます。問題点や齟齬がある場合は、修正をした上で公開する流れとなります。また、多くのケースではコンテンツの公開後に料金を支払う形となっています。

なお、どれだけ専門性の高い医師の方に監修をしてもらうとしても、全体的なリーガルチェックは自社で行うことも必要です。なぜなら、コンテンツを公開する媒体は、あくまで自社のWEBサイトになるためです。

そのため、監修の医師の方に任せっきりになるのではなく、自社も併せてコンテンツの質を担保できる体制を整えるようにしましょう

まとめ:医師監修を適切に行えば、SEO集客・CVR向上を図りながらリスクヘッジが可能

医師監修の概要やメリット、方法

本記事では、医師監修の概要やメリット、方法を解説してきました。医師の監修を入れることでコンテンツのE-E-A-Tが担保され、炎上リスクが軽減されるとともに、検索順位に好影響をもたらす可能性が高まります。費用も30,000円程度が相場であるため、そこまで高いわけではなく、成約率が向上することを踏まえれば安価と捉えることもできます。

特にリスクヘッジが重要な薬機法領域の商品・サービスを扱っているのであれば、適切に医師監修を利用することでコスト以上の価値を感じることができるでしょう。

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