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SEO対策の見積り依頼のポイントは?予備知識や費用相場をもとに紹介

SEO対策の見積り依頼のポイント サムネイル画像

SEO対策の外注先を検討する際に、1つの判断基準となるのが見積りです。

しかし、

「SEO対策会社の見積り依頼で気をつけるべきポイントは?」
「見積りの段階で信頼性の高いSEO会社を見抜ける?」

など、見積りの見方に不安がある方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、SEO対策の見積り依頼をする際に抑えておくべきポイントを紹介します。必要な予備知識や自社で準備すべきこともピックアップしているので、ぜひ参考にしてください。

SEOの見積もり依頼前に把握しておきたい予備知識

はじめに、SEO対策会社に見積りを依頼するにあたって、事前に把握しておくべき予備知識を紹介します。

SEO対策は施策幅が広いことを理解しておく

SEO対策とは、検索エンジンの評価アルゴリズムに則って自社サイトを最適化し、検索結果で上位表示させるための施策です。

ただ、一口にSEO対策といっても「内部対策」「外部対策」「コンテンツ対策」の3つに大別され、さらにそれぞれに実施すべき施策や対応するサービスが多数あります。

そのため、自社サイトの課題に合わせて適切なサービスを選択する必要があります。

SEOの基本について詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください。
>>【2024年版】「SEOとは」をわかりやすく解説!概要・仕組み・成果を出すためのポイント

各種サービスの概要

SEO対策の各種サービスの概要を紹介します。自社の課題に対してどのサービスが有効か、比較検討してみましょう。

SEOコンサルティング

SEOコンサルティングは、サイトの課題分析に基づいた戦略立案、効果測定から改善提案まで、SEO対策の総合的なアドバイスを受けられるサービスです。基本的にはコンサル業務のみですが、対策の実施やサイト反映までワンストップで依頼できる会社もあります。

コンテンツSEO

コンテンツSEOは、自社ブログ・オウンドメディアなどを通じてユーザーにとって有益な情報を提供し、検索エンジンでの評価を高めるサービスです。キーワード調査・選定、競合分析、コンテンツ作成、アクセス解析やリライト提案など、コンテンツに関わる対策を総合的に行ないます。

内部SEO対策

内部SEO対策は、検索エンジンにページの価値を正しく伝えられるよう、Webサイト内を最適化するサービスです。具体的には、コンテンツ改善、サイト構造やタイトルタグ・見出しタグの最適化、ページ表示の迅速化などを実施します。

外部SEO対策

外部SEO対策は、サイト外からの評価を向上させ検索エンジンでの上位表示を狙うサービスです。主に被リンクの獲得やサイテーションの増加を目指して、有益で良質なコンテンツを作成します。

リニューアルSEO

リニューアルSEOは、サイトリニューアルに伴うSEO対策を行なうサービスです。ディレクトリ構成、コンテンツ作成、セマンティックコーディング、構造化データやOGP設定など、SEOを考慮した対策を実施し、リニューアル後の検索順位の維持・向上を図ります。

通常のSEOコンサルティングとして対応している会社もありますが、別サービスとして独立している場合は、リニューアルSEOの知見・実績が豊富で、独自のノウハウを確立しているケースが多いです。

>>弊社の「リニューアルSEO」サービスの詳細はこちら

SEO対策内製化(インハウス)支援

SEO対策内製化(インハウス)支援は、自社内でSEO対策を行うための社内体制の構築や人材育成をサポートするサービスです。インハウス化に完全移行するまでを長期的にサポートします。

SEO記事制作・ライティング

SEO記事制作やライティングは、良質な記事、HP内のコンテンツ作成に特化したサービスです。専門性の高い人材によってスピーディに制作してもらえるため、短期間で充実した自社メディアを運営できます。

サービス別の費用相場

サービス別の費用相場は以下の表のとおりです。

SEO対策内容 大手企業の費用・料金相場 中小企業の費用・料金相場 個人・フリーランの費用・料金相場 料金体系例 備考・変動要因
SEOコンサルティング 30〜100万円/月 10〜50万円/月 5万円〜20万円/月 月額固定
  • 対策KW数、ページ数などで変動
コンテンツSEO 30〜100万円 10万円〜50万円 5万円〜20万円 一括支払い月額固定
  • 記事構成の要否、作成記事数などで変動
内部SEO対策 30〜100万円 10〜50万円 5〜20万円 一括支払い月額固定
  • 現状の対策状況、対策ページ数などで変動
外部SEO対策 30〜100万円/月 10〜50万円/月 5〜20万円/月 月額固定
  • 対策内容によって変動
リニューアルSEO 100〜500万円 30〜100万円 10〜30万円 スポット(プロジェクト単位)
  • サイト規模、対策ページ数などで変動
SEO対策内製化(インハウス)支援 50〜100万円/月 20〜50万円/月 月額固定
  • サイト規模、支援内容などで変動・インハウス移行完了まで
SEO記事制作・ライティング 1記事:1〜5万円 1記事:5,000円〜3万円 1記事:3,000円〜1万円 記事単価
  • 記事テーマの専門性、監修の有無などで変動

契約形態

SEO対策会社の契約形態は、主に固定報酬型・成果報酬型・スポット型の3タイプです。施策によって分けられている場合が多く、それぞれ実施期間や費用感が異なります。以下で各契約形態の特徴を紹介します。

固定報酬型

固定報酬型は、月額固定や一括支払いなど、あらかじめ決まった費用を支払う契約形態です。中長期的に契約を結ぶケースがほとんどのため、効果がでるまでに時間を要するSEO対策では一般的な契約形態です。

成果報酬型

成果報酬型は、指定したキーワードで検索順位が上がった際や事前に定めた成果を達成した場合にのみ費用が発生する契約形態です。SEO施策にかかるコストを抑えられるのが利点ですが、成果がでたときの費用がほかのタイプより高い傾向があります。

スポット型

スポット型は、サイト診断、競合分析、キーワード選定など、特定の業務を行なうSEO会社に多い契約形態です。単発の施策や戦略立てのための現状分析など、必要に応じて柔軟に依頼できます。

自社で事前に準備すべきこと

自社で事前に準備すべきこと

SEO対策会社に依頼する際に自社で準備すべきことを紹介します。SEO会社とのコミュニケーションや不適切な提案の見極めに重要な要素なので留意しておきましょう。

SEOの基礎知識をいれておく

SEO対策会社に依頼する際は、まず自社でSEOの基礎知識を学んでおくことが大切です。見積りの内容を理解しやすくなるのはもちろん、SEO会社にとって都合のいいプランを適用されてしまうリスクを軽減します。とくに、SEO施策は効果がでるまで時間がかかるため、中長期的な視点での取り組みが必要な点、不確定要素が多く確実な施策はない点は念頭においておきましょう。

内製化できる施策はないか検討する

SEOの基礎知識を学んだら、内製化できる施策がないか検討しましょう。SEO対策を内製化すると、コスト削減できるうえにナレッジやノウハウを蓄積できるため、企業の持続可能な成長を促進します。また、自社の強みを生かした施策が打てる点もメリットです。リソースに余裕があるなら、作業の一部だけでも内製化を検討しましょう。

予算と目標を明確にしておく

SEO対策会社に見積もりを依頼する前に、予算と目標を明確にしておきましょう。自社で基準を設けておけば、SEO会社も具体的な方針や施策を提案しやすく、適切なプランのなかから選定できます。また、複数のSEO会社で見積りをとる際、予算と目標を統一することで各社の提案内容を比較しやすくなるのも利点です。

余裕のある予算設定

予算をかければかけるだけ、様々なSEO施策を実施することができます。しかし、過剰な投資をおこなってしまうと、万が一、施策が失敗した場合に事業継続に影響が出るリスクもあります。SEO対策費用の相場に合わせることも必要ですが、それ以上にバランスのとれた余裕のある予算設定をおこないましょう。

詳細な目標設定

目指すゴールによって施策の方向性や効果測定の基準が異なるため、詳細な目標設定が必要です。「オウンドメディアへの流入数を増やしたい」「問い合わせ数を増やしたい」など、明確なゴールを決めておきましょう。

さらに、具体的な目標とあわせて参照できそうなデータをまとめておくと、SEO会社とのヒアリングの際に役立ちます。自社の強みや商材の特長、ターゲット層、現在成果をあげている分野などを提示することで、効果的かつニーズにマッチした施策を提案してもらえるでしょう。

対策したいキーワードを決めておく

予算と目標を設定したら、次に対策したいキーワードを決めましょう。ビッグキーワードとロングテールキーワードでは対策方法が異なるため、上位表示させたいキーワードを明確にすることが重要です。

キーワードを決めずに見積りを依頼すると指名検索やロングテールキーワードなど、SEO会社が上位表示させやすいキーワードを提案される可能性があります。自社の目標に貢献しないキーワードで順位があがっても利益につながりにくいため、依頼するキーワードは十分に検討しましょう。

社内でリサーチが難しい場合は、SEO会社に依頼することもできます。その際は、GoogleAnalyticsやSearch Consoleなどのデータを共有して、アクセス状況などから分析してもらうと良いでしょう。

依頼したい会社の実績や事例の確認

依頼したい会社の実績や事例を確認しておくのも大事なポイントです。ホワイトペーパーや企業サイトの事例データを元に信頼できる会社か、自社と同業種での実績が豊富か、などを確認しましょう。

さらに、口コミを検索してユーザーからの評価を確認するのもおすすめです。ただし、ネット上はネガティブな情報が目立つ傾向にあるため、すべてを鵜呑みにしないよう注意しましょう。

Googleガイドラインを心得ておく

SEO対策を実施する際は、Googleガイドラインを心得ておきましょう。Googleがブログや公式サイトで発表しているガイドラインでは、SEOの基礎知識や禁止事項、順位が下落する要因などを確認できます。プラン二ングがスムーズになるのはもちろん、悪質なSEO会社を見抜くのに大切な要素なので必ず目を通しておいてください。

>>参考:Googleウェブマスター向けガイドライン

SEO対策を外注任せにした場合のリスク管理

SEO対策を外注任せにする危険性と必要なリスク管理について解説します。

都合の良いデータだけを報告される

SEO対策を外注任せにすると、都合の良いデータだけを報告される危険性があります。具体的には、検索順位が良いキーワードだけを報告されたり、「多くのキーワードで検索順位が上がってます」とざっくりした報告だけで、コンバージョンやビジネス目標への貢献について言及がなかったりなどの例です。施策を実施したら、自社でも効果測定を行なうといったリスク管理をしましょう。

ペナルティを受ける可能性がある

ブラックハットSEOやコピーコンテンツなどの悪質な手法を取られて、ペナルティを受ける可能性があるのも懸念点です。ペナルティ対象になるとサイトの評判が落ち、上位表示が難しくなります。最悪の場合、インデックス削除によってサイトが表示されなくなる可能性もあります。。実施する施策内容は事前に共有してもらい、Googleのガイドラインに違反していないか確認するようにしましょう。

アルゴリズム変動の影響を受ける場合も

Googleのアルゴリズム変動による影響へのリスク管理も必要です。微細な変動は日々発生しているため、実施している対策が急に通用しなくなるケースも珍しくありません。最近のアルゴリズムのトレンドについて定期的に情報提供を求めたり、第三者の外部セミナーに参加して知識をアップデートし、自社サイトへの影響・リスクを出来るだけ抑えるようにしましょう。

SEO会社に見積もりを依頼するときのポイント

SEO会社に見積もりを依頼するときのポイント

SEO会社に見積もりを依頼する際に押さえておくべきポイントを7つ紹介します。

  • 複数の会社に見積もりを依頼して比較検討する
  • サイトの簡易分析を実施してもらう
  • ニーズに合致する対応範囲と契約条件
  • ゴールまでのプロセスを詳細に提示してもらう
  • 別途費用まで記載してもらう
  • 見積書の不明点・疑問点は質問する
  • 金額で外注先を選ばない

それぞれ、詳しく解説していきます。

複数の会社に見積もりを依頼して比較検討する

複数の会社に見積もりを依頼して比較検討しましょう。サービス内容や費用を比較することで、自社のニーズにあった会社を選びやすくなります。また、料金交渉の余地がうまれる点もメリットです。

サイトの簡易分析を実施してもらう

見積もりを依頼する際は、サイトの簡易分析を実施してもらいましょう。施策の方向性を決定するには、自社サイトの現状把握が不可欠です。課題を洗い出し、対策すべきキーワードや必要な施策がみえてくれば、適正価格の把握もしやすくなります。

ニーズに合致する対応範囲と契約条件

ニーズに合致する対応範囲か、納得できる契約条件か、も抑えておくべきポイントです。SEO領域のどこを外注したいのかを明確にしたうえで適切な対応範囲を依頼すれば、見積りの精度が向上します。また、最低契約期間やキャンセル料、違約金の定めもトラブル回避のために必ず確認しておきましょう。

口約束にならないよう、いずれの事項も見積書または契約書に記載してもらうことをおすすめします。

ゴールまでのプロセスを詳細に提示してもらう

見積りはゴールまでのプロセスを詳細に提示してもらいましょう。施策の目的、内容、プロセス、どのような体制で実施するのかまでを明確にしてもらうのが理想です。知識や戦略の共有は、信頼関係の構築に欠かせません。また、詳細まで納得したうえで依頼すれば、認識のずれによるトラブルを防げます。

別途費用まで記載してもらう

見積書は基本料金にくわえて、初期費用やオプション代などの別途費用を記載してもらいましょう。会社によって、別途費用が必要な作業は異なります。想定外の請求や予算オーバーを防ぐためには、追加料金が必要な作業の詳細と金額の明記が重要です。

別途費用の例

  • 初期費用・・・サイトの現状調査・分析、キーワード選定など
  • オプション料金・・・ツール提供、コンテンツ作成、レポート作成など

見積書の不明点・疑問点は質問する

見積書に不明点や疑問点があった場合は、逐一質問しましょう。小さな認識のズレが後々大きなトラブルに発展する可能性があります。認識のズレを防ぐには、記載事項を正確に把握する必要があるため、些細な点も気になったら質問しましょう。とくに、用語や施策の意味合いは会社によってニュアンスが異なる場合があるため要注意です。

また、質問への返答次第で信頼できる会社かが判断しやすくなります。以下のような要素がないか、注意してみてください。

  • ごまかしたり、曖昧な返答をしたりしないか
  • 不親切な態度をとらないか
  • 質問したら即座に返答できるか

金額で外注先を選ばない

費用は安いに越したことはありませんが、金額だけで外注先を選ぶこともするべきではありません。価格帯によって含まれるサービスは異なります。安価なサービスは、品質やレポート体制、アフターサポートなどが不十分な場合も。とはいえ、高額だからサービスが充実しているとも限りません。SEO会社の実力や施策ごとの適正価格・相場を把握したうえで、慎重に判断することが重要です。

こんな要素に注意!悪質なSEO会社の見抜き方

悪質なSEO会社の見抜き方を紹介します。
検討中の会社に注意すべき要素がないか、確認してみましょう。

上位表示を保証していないか

まず、上位表示を保証するSEO会社は選ばないようにしましょう。検索アルゴリズムの明確な評価基準は公表されていないため、”必ず成功する方法”は存在しません。同様に、中長期的な取り組みが必要なSEO対策において「即、効果に期待できる」などの謳い文句を掲げる会社も避けるのがベターです。

料金体系が曖昧ではないか

料金体系が曖昧ではないかもSEO会社選びの基準になります。よくある費用のトラブルとして、成果報酬型の報酬条件が挙げられます。「知らない間に費用がかさんでいた」「目標の成果に達していないのに費用が発生した」などの事態に陥らないよう、報酬が発生する条件や報酬が発生した際の連絡方法・頻度などを必ず確認しておきましょう。

成果報酬型で事前に確認しておくべき事項は以下のとおりです。

項目 確認すべき事項
順位 何位以内の表示で報酬が発生するか
期間 上位表示がどの程度の期間続いたら報酬が発生するか
使用ツール 達成条件の判別に使用するツールは何か
戦略・施策 どのような戦略のもと、具体的にどんな施策で上位表示を目指すのか

また、一度成果報酬で契約すると、アップデートなどで順位が上がった場合も支払い義務が発生する点に留意してください。

ガイドライン違反の施策はないか

ガイドライン違反になり得る施策がないか、必ず確認しましょう。低品質なコンテンツを強引に上位表示させるブラックハットSEOや、自作自演のリンクを用いた被リンク操作などはガイドラインに違反し、ペナルティの対象になります。自社の信頼性にかかわるため、法外な手法をとろうとする会社は避けましょう。

<ブラックハットSEOの例>

  • ペイドリンク・・・被リンクの購入
  • キーワードスタッフィング・・・キーワードを不自然に多用する
  • コピーコンテンツ・・・ほかのコンテンツをコピーする

レポート体制・進捗管理を徹底しているか

信頼性の高いSEO会社は、レポート体制や進捗管理を徹底している傾向があります。中長期的に取り組むSEO施策は、対応を後回しにされたり、手付かずのまま放置されたりしていても気づきづらい場合があり、こまめな進捗管理が必要です。ルールが明確でない会社に依頼する場合は、事前に取り決めを定めて誠実な対応を求めましょう。

具体的には以下のような取り決めを設定しておくのがおすすめです。

  • タスク毎のスケジュール提出
  • 報告、共有の頻度
  • 進捗に遅れがでたときの対応

など

成果が出なかったときの対応事例を確認する

成果が出なかったときの対応方法を確認しておきましょう。

SEO対策は競合状況やアルゴリズムの変動など、外的な要因が大きく影響するため、正しい対策をおこなったとしても理想通りの成果が得られるとは限りません。

しかし、困難な状況でも打開策を見いだせるのがプロといえます。

  • 別のキーワードで改めて対策をする
  • ロングテールキーワードから徐々に攻めていく
  • 内部対策を再度見直す
  • 外部対策の強化をおこなう

など、ひとつの施策がダメだったとしても様々な対応策があります。
実際に過去にリカバリーした事例がないかを確認し、その会社の対応力を確認すると良いでしょう。

実例でみる見積書の見方

ここからはSEO対策の見積書について弊社のフォーマットを使用してご紹介します。

各会社によって項目に若干の差異はありますが、実際の見積書にどんな項目が記載されており、各項目がどんな意味があるのかを理解しておけば、見積書に対する解像度があがり、比較・検討の際に役立ちます。

SEOコンサルティング(月額固定型)の見積もり例

こちらがSEOコンサルティングの見積書のサンプル(項目・備考部分のみ)になります。
(金額は様々な要素で変動するため、入れておりません)

カテゴリ 項目 詳細
初期分析 キーワード調査 現状の流入データ等を用いて、検索ボリューム・現状順位状況などのキーワード調査を行います。
競合調査 競合サイトを調査し、上位サイトと比較した際の相対的課題を分析します。
サイト内分析と課題の洗い出し サイト分析(インデックス整理、GoogleSearch Consoleのエラー確認など)を行いSEO的課題を洗い出し、整理します。
月次施策・コンサルティング 月次レポート KPIに即した数値のご報告と見解をご報告します。施策の実装状況の整理とともに効果検証を行います。
順位計測と流入関連の分析 対策キーワードの計測およびサイトへの流入状況に関連する分析をおこないます。
SEO施策の指示書の作成とご提案 施策のご提案及びご提案済み施策の代替案等をご提示します。
指示書内容の実装サポート 施策内容の実装サポートです。実装に際してのご担当者様(制作会社、システム会社等含)とやり取りをし、実装を円滑に進めます。
施策実装進捗管理 ご提案施策の実装進捗の管理と、実装確認を行います。実装に不備があった場合等に速やかにご報告をし、適宜施策指示を行います。
効果検証に基づく施策のご提示 実装した施策の効果状況によって、次のうち手としての施策をご提案します。
オプション アクセス解析レポート アクセス解析ツールを用いて、サイト全体の流入分析、流入後の遷移・回遊状況等を分析します。
HTML修正施策の施工作業 貴社FTP権限の開放をいただき、弊社スタッフにてHTML修正の施工を行います。デザインに影響のない範囲などが中心となります。

SEOコンサルティングでは、SEOの内部施策状況・検索順位をチェックし、随時、改善提案をおこなうことが主なサービス内容となります。

オプションとして、サイト全体のアクセス状況を解析して適切な施策提案をおこなう「アクセス解析レポート」やHMTL修正をおこなうエンジニアリソースがないお客様のための「HTML修正施策の施工作業」といった項目が選択されるケースが多いです。

その他のオプションには、「外部リンク施策」や「表示速度(Core Web Virtals改善)」などが挙げられます。

また、備考欄には、以下のような項目が記載されています。

  • SEO効果を保証するものではないこと
  • 対象サイト
  • 最低契約期間
  • 契約更新/解除の方法

特に最低契約期間や契約の更新/解除方法は重要なので、疑問点があればしっかり担当者に確認するようにしましょう。

リニューアル時のSEOの見積もり例

こちらが、リニューアル時のSEOの見積書のサンプルです。

カテゴリ 項目 詳細
初期分析 キーワード調査 現状の流入データ等を用いて、検索ボリューム・現状順位状況などのキーワード調査を行います。
競合調査 競合サイトを調査し、上位サイトと比較した際の相対的課題を分析します。
制作仕様策定・必要コンテンツご提案 SEO観点から制作に関する仕様を策定し、上位表示をおこなうために必要なコンテンツをご提案いたします。
システム SEO観点での現状システム問題点洗い出し 上記で洗い出した課題をSEO指示書にまとめ、ご提案します。(※会社によっては、課題の洗い出しと項目がまとめられていることも)
ドキュメント リダイレクト対応表の作成 可能な限り評価を引き継ぐための、リダイレクト施策が必須となります。新旧URLの一覧表を元に、リダイレクトの組み合わせをまとめた対応表を作成します。
レビュー・ドキュメント 制作中のデザイン・画面設計・HTMLソースへのSEOレビュー SEO観点から各項目に対するレビューをおこない、必要なドキュメントの作成・共有をおこないます。
┗サイト構造・コンテンツリストに対するSEOレビュー
┗TDK作成・画面設計/デザインへのSEOレビュー
┗内部リンク構造構築指示
┗SEOコーディングガイドラインの共有
┗チューニングガイドの実装サポート
ディレクション URLの取扱いに関するディレクション リニューアルに際し、未使用ページや終了ページの取り扱い、URLの変更や消滅が発生するURLの取り扱いをご提案致します。
サイト公開後の実装確認及び修正事項仕様書作成 公開後に、サイトが検索エンジンに適切に認識されているかどうか、確認を致します。
アクセス解析 GoogleAnalytics計測環境設定 適切なアクセス解析が出来るように計測環境を構築します。タグ設定、管理画面上の設定等の初期整備をまとめて行います。

リニューアル時のSEOコンサルティングでは、SEOに最適な「HTMLコーディング方法の提示(SEOコーディングガイドライン)」「サイト構造・コンテンツへのレビュー」「各種ページのtitleタグ、descriptionタグの作成」「最適な内部リンク構造の提案」などが重要になります。

特にディレクトリ構造が変更になる場合はリダイレクト関連の対応や公開後の確認も非常に重要になります。

備考欄は、他の見積もり例と大きくは変わらず、「施策は見積もり時点の内容であり、変更の可能性があること」「SEO効果を保証するものではない」「請求タイミング」などが記載されています。

SEO記事作成の見積もり例

こちらは、SEO記事作成の見積書のサンプルです。
今回はSEO記事作成に加えて、軽微なSEOコンサルティングをおこなう場合を想定しています。

カテゴリ 項目 詳細
調査 キーワード選定 現状の流入データ等を用いて、検索ボリューム・現状順位状況などのキーワード調査をおこないます。
ディレクション ライティングディレクション ライターの選定、進捗管理、記事内容の確認など、ライティングに関するディレクションをおこないます。
ライティング コンテンツライティング 記事・コンテンツのライティングをおこないます。
コンサルティング 月次レポート KPIに即した数値のご報告と見解をご報告します。施策の実装状況の整理とともに効果検証を行います。
順位計測と流入関連の分析 対策キーワードの計測およびサイトへの流入状況に関連する分析をおこないます。
SEO施策の指示書の作成とご提案 施策のご提案及びご提案済み施策の代替案等をご提示します。

SEOの記事作成については、シンプルでキーワード選定、ライティングおよびディレクションといった項目が一般的です。

記事の作成だけでなく、SEO関連のレポートや分析、内部対策の提案などを受けたい場合には、SEOコンサルティングを合わせて依頼すると良いでしょう。ライティング専門の会社では難しい場合がありますが、SEO全般を総合的にサポート可能な会社であれば対応可能です。

備考欄は、SEOコンサルティングの場合とほぼ同様で、以下のような項目が記載されています。

  • SEO効果を保証するものではないこと
  • 対象サイト
  • 最低契約期間
  • 契約更新/解除の方法

まとめ

SEO対策の見積りを依頼する際は、予備知識・事前準備・押さえておくべきポイントの把握が必要です。SEO会社にとって都合のいい提案をされないために、以下を遵守しましょう。

  • SEOの基礎知識やGoogleガイドラインを心得ておく
  • サービス毎の費用相場を把握する
  • 目標と予算を明確にしておく
  • 複数の会社で比較検討する
  • 金額だけで依頼先を選ばない

また、見積書に不明な点や疑問があれば質問し、納得いくまで説明してもらうことも大切です。とくに、トラブルに発展しやすい契約条件や費用面は必ず確認しておきましょう。

過度な成果を謳ったり、ガイドライン違反を冒したりする会社は避け、見積りの段階で健全かつ効果的なSEO対策を提案してくれるパートナーを見極めてください。

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