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昨今のSEOにおいて、ページ表示速度の改善はより一層大切になってきました。
その根拠は、2021年6月に実施されたページエクスペリエンスアップデートで、コアウェブバイタル(Core Web Vitals)が検索ランキング要因に組み込まれるなどからも判断できます。
また、コアウェブバイタル以外にもページスピードに関連する指標は多数あり、その内の一つがSIです。
本記事では、SIとは「何を表しているのか・どう測定するのか・どう改善するのか」について詳しく解説していきます。
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目次
SIとは
SI(Speed Index)とは、ページのコンテンツがどれだけ早く目に見える形で表示されているかを示すページ読み込み性能の指標です。
SIは秒数で表し、0~3.8秒の場合は「速い」、3.9~7.3秒の場合は「平均」、7.3秒の場合は「遅い」と判断されます。
SIの測定方法
GoogleはCLSやコアウェブバイタルを測定するツールを提供しています。これらについて詳しくみていきましょう。
PageSpeed Insights
PageSpeed Insightsにアクセスし、調査したいホームページのURLを入力し「分析」をクリックすると数値結果が表示されます。
しかし、テスト環境におけるシュミレーションの結果を表示するデータであるため、本来のユーザーが取得したデータの結果と異なる数字が表示される可能性があるので注意が必要です。
Light House
Googleの拡張機能です。
測定したいページを開き「Generate report」と書かれている箇所をクリックすると、パフォーマンスの部分にメトリック(測定基準)が表示され、その項目の中にSIが含まれています。
SI低下の要因
SIの低下の要因として、以下の原因があげられます。
- JavaScriptの処理時間が長い
- フォント
SIの改善方法
では、SIを改善するには何をすればいいのでしょうか。
その改善方法、について、順に紹介します。
JavaScriptの実行時間を短縮する
JavaScriptは複数のバージョンが存在し、表示するブラウザによっては対応していないことがあります。
これを解決するためには、互換性がないブラウザでJavaScriptを使用可能にする「ポリフィル」というコードが有効です。
メインスレッドの作業を最小限に抑える
ブラウザがユーザーのイベントや描画を処理する箇所を「メインスレッド」と呼び、50ミリ秒以上ブロックする、コードが長いタスクとされています。
この「メインスレッド」を分割することで、JavaScriptの処理時間をその分だけ短縮することができ、SIの改善に繋がります。
Webフォントの使用を最小限に抑える
Webフォントとは、あらかじめWebサーバー上に置かれているフォントデータのことで、インターネット上で配布されているフォントデータ自体を読み込んで利用します。
ユーザー側の閲覧環境に影響されず、サイトの製作者が意図したとおりのデザインで閲覧してもらえるというメリットがあります。
一方で、FOUT(Flash of Unstyled Text)やFOIT(Flash of Invisible Text)が生じる可能性があるといったデメリットも存在します。
FOUTとは、Webフォントがブラウザに読み込まれるまで代替フォントが表示される仕組みです。
また、FOITとは、Webフォントが読み込まれるまでテキストが表示されない現象のことを指します。
これらの現象を防ぐためには、CSSプロパティやWebフォントのレンダリングの最適化を行うことが大切です。
まとめ
今回は、ページスピードに関連する指標一つであるSIについて解説してきました。
SIはコンテンツの質が検索順位に影響することを踏まえると、1つずつ改善を加えていくのが望ましいでしょう。
低下した原因を一つ一つ改善することで、ユーザーにとってさらに使いやすいWebサイトとなり、結果検索順位が上昇することにも期待ができます。
また、うまくSIを分析し、改善を加えるのが難しいと考えるご担当者様もいらっしゃるかと思います。
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