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ダッシュボードの導入メリット・作成構築方法から活用事例までご紹介!

ダッシュボードとは

ダッシュボードは、企業の経営者やマネジメントの担当者によって利用されることが多く、さまざまな機能を追加し、必要な情報を一覧化して見ることができます。今回はダッシュボードの概要から導入するメリット、そのために必要な人材などについてご紹介します。

ダッシュボードとは

ダッシュボードとは、さまざまな情報やデータを表やグラフで一覧化し、見やすく表示することができるツールであり、BIツール(ビジネスインテリジェンスツール)のひとつの機能です。BIツールとはデータの分析や視覚化を行い、組織がよりデータに基づいた意思決定ができるように支援するツールを意味します。

ダッシュボードを活用することにより、事業や会社の経営状況を一目で把握することができ、まとめた情報を展開することも可能です。

実際にダッシュボードでどのようなことができるのかをご説明していきます。

ダッシュボードの主な機能

主にダッシュボードの機能は以下の4つに分けられます。

グラフや表の作成

あらゆる数値やデータを折れ線グラフや棒グラフ、円グラフ、チャートなどに落とし込み、作成することができます。必要なデータに応じて、形式や配色をそれぞれ指定することも可能です。

ドリルダウン分析

管理するデータを日別や地域別など、さまざまなセグメントを用いて条件を絞り込み、より詳細なデータ分析を行うことができます。

データ共有

複数のプラットフォームを横断してデータを蓄積し、管理することができます。また一元管理されたデータを容易に第三者に共有することも可能です。

レポート作成

ダッシュボードに表示されたデータをPDF形式やエクセルファイルにエクスポートすることで、フォーマットを統一してレポーティングができます。日別や時間指定をして自動的にレポーティングをさせることも可能です。

ダッシュボード導入・活用のメリット

続いては、ダッシュボードを導入するメリットについて紹介します。

データを可視化できる

会社経営や事業の方向性を決定するには、営業の数値や商品やサービスの売上などさまざまな指標やデータを把握する必要があります。その際にダッシュボードがあることで、多様なデータをまとめて1つの画面で把握することができ、データの可視化、業務の効率化に役立ちます。

リアルタイム分析が可能

広告配信やマーケティングの観点から数値を毎日追っている場合、常に数値を最新の状態で把握する必要があります。ダッシュボードでは、数値をリアルタイムで観測できるようになります。そのため、頻繁にデータファイルを更新する必要もありません。

データの一元管理が可能

さまざまな広告媒体やGoogle Analytics、AD Ebisなどの効果計測ツールなどを繋ぎこむことができ、データを一元管理することで、より正確に数値の把握を行うことが可能です。

ダッシュボード導入・活用のデメリット

一方で、ダッシュボードの導入にはいくつかの障壁があります。

導入費用や工数がかかる

ダッシュボードの導入には多額の費用が掛かります。データ量にもよりますが、より複雑なデータを計測したい場合や繋ぎこみを行いたいツールが増えると導入作業の工数も増え、費用もかさみます。

開発や導入・運用に技術者が必要

データの繋ぎこみやダッシュボードのデザインを行う際には、コーディングやプログラミングが必要になってきます。専門的な知識が必要なため、ダッシュボードの導入を自社で行う場合は、技術者が必要です。また同様に、ダッシュボードの改善や運用にも人的リソースが必要になります。

ダッシュボードの作成行程

次に、ダッシュボードの作成行程について説明していきます。

ダッシュボードを作成する目的を明確にする

はじめに、「ダッシュボードを作成し、どのような指標やデータを誰に伝えたいのか」を明確します。社内のマーケティング担当が見るのか、顧客に見せるものなのか、そのデータを何に用いるのかを決めることが重要です。

必要な指標の洗い出し

ダッシュボードを作成する目的を明確にすれば、計測が必要な指標も決まってきます。指標には商品やサービスの売上額、費用、アップセル率などがあります。

適切なグラフや図を検討する

「表示する指標」を決めたら、次はその指標をどのように表現するかを決めます。量を表す場合は棒グラフ、割合を表すなら円グラフ、推移を表す場合は折れ線グラフなどを用います。また、3つの指標を比較する場合、バブルチャートや3Dの棒グラフを用いることもあります。データを直感的に分かりやすく表示するためこれらのグラフは使い分けることが重要になります。

ダッシュボードのレイアウト・構築

最後に、上記で決めたグラフの配置や色を考えます。データを視覚化するダッシュボードにおいて、見た目を向上させることはとても重要です。

様々な研究結果から人間が一度に認識できる数は8種類と発表されており、あまり多くの色を使うよりも、できるだけシンプルにすることが望ましいです。また、色を有効活用することで、データを見やすく、より具体的に認識させることが可能です。

レイアウトでも、人の視線は左上から右へ移動し、次に左下へと「Z」を描くように移動するためできるだけ重要な指標は上部もしくは、中心に置きます。

ダッシュボードの運用

ダッシュボードが完成したあとは、実際に運用が始まります。ただし、ビジネスの拡大や市場の変化、分析内容にも変化があるため、日々ダッシュボードに必要な機能を追加、修正しより使いやすいダッシュボードにしていく必要があります。
GAダッシュボード 画像

ダッシュボードの構築・活用に必要な人材

ダッシュボード構築には、BIツールを触れる専門の人材だけでなく、ビジネスに精通しているコンサルタントやデータエンジニアを用意する必要があります。ビジネスサイドとエンジニアサイドの間に入り調整できる人材が必要です。もし、自社にエンジニアや技術者がいない場合は、外部の会社に業務委託を検討してください。

ダッシュボードの作成は、指標の見せ方や必要な情報、その他の機能をどこまで盛り込むかなどを関係者と何度も確認しあう必要があるため、ビジネスサイドとエンジニアサイドを繋ぐ役目の人材が重要になってきます。

ダッシュボードの活用イメージ

実際に弊社、株式会社デジタルアイデンティティ(以下、DI社)での、ダッシュボードの導入事例を紹介します。DI社では、DatoramaというSalesforce社のツールを利用しています。DI社はDatoramaを導入してから、それまで月に1000時間を超えていたレポート作成の時間を月400時間まで削減することができました。

さまざまなツールとDatoramaを繋ぎ合わせるタイミングで、キャンペーンの命名方法や演算方法などが属人化していることが判明しました。実際にコンサルタントはそれぞれが独自に作成したレポートフォーマットを利用しており、Datoramaでのフローの統一化に伴い、レポートの統一化も必要になっていました。

最近では、クリエイティブを一括で管理し、各媒体の数値更新やレポート作成を自動で作成されるシステムも社内で構築され、より生産性の高い状態になっています。

このように、ダッシュボードの導入によって、今まで削ることができなった業務を大幅に削減し、浮いたリソースを他へ回すことも可能なのです。
ダッシュボード 画像

→DI社が利用するDatoramaのダッシュボード
※詳しいインタビュー内容は下記記事をご覧ください。
Salesforce Datorama/デートラマジャパン公式ブログ

まとめ

ダッシュボードは、企業や事業、担当者によってさまざまなもので全く同じものはありません。ダッシュボードの作成において重要なのは、キレイに作ることではなく、必要な情報をより効率的に理解させるように、情報を視覚化させることです。

弊社では、ダッシュボードの構築サービスも行っておりますので、ダッシュボードを導入してみようと検討している方はぜひご相談ください。

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