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育ててきたサイトの検索順位が急に下落してしまったけれど、どうして順位が下落したのかわからない。そんな経験はありませんか?
本記事は、そのような悩みに対して検索順位が下落する原因と解決策をご紹介します。
検索順位が変動する仕組みや評価の基準について知り、Googleに評価されるサイトを一緒に作りましょう!
目次
検索順位が下落するってどういうこと?
まず前提として、サイト作成では何よりもユーザーのニーズを満たすことサイト作成では何よりもユーザーのニーズを満たすことが必須です。
Googleは「ユーザーの課題を解決できる最適なサイトを検索結果に表示すること」を目指しているため、検索順位は「ユーザーニーズを的確に捉え、満たしているか」という基準で決定されます。
そのため、検索エンジン(クローラー)は、ユーザーニーズを満たしているかどうかという点をさまざまな指標をもとに判断しています。
もし自社サイトの検索順位が下落した場合は、競合サイトが自社サイトよりもユーザーニーズを的確にとらえている、または検索エンジンに評価されているということです。
検索エンジンとは何かについて、詳細は下記ページで紹介していますのでご覧ください。
検索エンジンとは|サービス|株式会社デジタルアイデンティティ
検索エンジンが原因で起こる急激な検索順位の下落は、主に以下の3つがあげられます。
- Googleのアルゴリズム変動
- サイトリニューアル
- Google ペナルティ
ここからは、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
アルゴリズムの変動による原因と解決策
1つ目の原因は、Googleのアルゴリズムのアップデートです。
Googleのアルゴリズムアップデートとは
先述の通り、Googleはユーザーの課題を解決できる最適なサイトを検索結果に表示することを目標としています。そのために検索エンジンはアルゴリズムと呼ばれる評価基準・計算方法をもとにサイトを評価し、検索結果画面に反映しています。
頻繫に検索エンジンのアルゴリズムのアップデートをおこなうことで、評価基準をブラッシュアップし、ホームページを常に評価しています。
中でも、年に数回実施されているコアアルゴリズムのアップデートでは一部のキーワードで大きな順位の変動が発生する可能性もあります。
アルゴリズムの変動による影響についての詳細はこちらをご覧ください。
アップデートによる影響は!?Googleのコアアルゴリズムアップデートを詳しく解説|デジタルマーケティングブログ
2021/6のアップデートについて
2021年6月3日にGoogleはコアアルゴリズムのアップデートを実施しました。
また、6月実施のアップデートの一部は7月に実施されることも発表しました。
弊社のブログでも6月のアップデートについて紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
【Google】2021年6月3日にコアアルゴリズムアップデートを開始|デジタルマーケティングブログ
解決策 アップデートの変動内容を確認する
検索した際にこれまで上位表示されていたページの半数近くの順位が変動していた場合、アップデートによる影響を受けた可能性が高いでしょう。
コアアルゴリズムアップデートの実施の際、GoogleはSNS上で事前に告知をしていることがあります。
アップデート後は、自社のサイトの順位変動や、競合サイトの順位変動を確認しどのようなサイトが現状評価されているのかを理解しましょう。
そして、Googleのコンテンツ評価の基準をもとに適切な対応をとることが大切です。
サイトリニューアルによる原因と解決策
2つ目の原因はサイトリニューアルです。
サイトをより良くするために実施したサイトリニューアルが、むしろ検索順位を下げてしまう可能性もあります。
URLやサイトの移行時の不備が原因
検索エンジンはURLごとに評価を紐づけます。そのため、ページのURLを変更したりドメインごとサイトを移行したりした場合、検索エンジンは元のサイトと新たなサイトを別のサイトであると認識します。その結果、何も対策をとらないとこれまでのGoogleからの評価がリセットされてしまいます。
また、httpからhppsに変更するSSL化(HTTPS化)もGoogleにとってはURLの変更と認識されるため、検索順位が下落する可能性が十分考えられます。
サイトリニューアルの手順やその他注意事項を知りたい方はこちらを参照ください。
サイトリニューアルとは?手順やポイントなどを解説|デジタルマーケティングブログ
解決策 リダイレクト
元のサイトが検索上位に掲載されていたのにも関わらず、URLの変更やサイトリニューアルをしたところ、検索順位が大幅に下落してしまったとします。その場合の解決策がリダイレクトです。
リダイレクトとは
リダイレクトとは簡単いうと、Googleに対して「新しいサイトはこちらです」と伝えることです。
リダイレクトされていない場合、Googleは昔のサイトがリニューアルしたことに気づきません。リダイレクトには以下の2種類があります。
301リダイレクト
301リダイレクトでは、永久的にサイトURLやサイトコンテンツを新しいサイトに転送します。
主に、SSL化やサイトのリニューアルをするときに行います。
302リダイレクト
302リダイレクトでは、一時的にサイトURLやサイトコンテンツを新しいサイトに転送します。
主に、サイトのメンテナンスなどで一時的に別サイトを公開するときに行います。
リダイレクトの方法
リダイレクトの方法はいくつかありますが、Googleが推奨している方法は、.htaccessのファイルを利用した方法です。
.htaccessファイルをアップロードし、リダイレクト情報を記載します。
Google ペナルティによる原因と解決策
3つ目の原因は、Googleのペナルティです。
ペナルティとは
Googleのペナルティは、Googleが規定するガイドラインに違反した場合に課せられるものです。ペナルティには2種類あり、「手動ペナルティ」と「自動ペナルティ」があります。
手動ペナルティとは
Googleは不自然な外部リンクなど悪質な対策を行っていると判断したサイトに対して、検索順位を大きく下げることがあります。
さらに、手動ペナルティの場合はGoogleのスタッフが目視で確認したうえでペナルティを課しています。
自動ペナルティとは
Googleのアルゴリズムによって自動的に悪質なコンテンツを見つけ出し不適切なコンテンツがみられる場合はすぐに検索順位に影響を及ぼします。
手動ペナルティによる原因と解決策
手動ペナルティの場合は、ペナルティを受けた際にGoogleが提供する解析ツールGoogle search consoleへと通知が届きます。手動ペナルティの主な原因は、以下の4つです。
- クローキング
- 隠しテキスト
- 誘導目的のサイト
- 自然な外部リンク
原因となっている箇所を修正・解決できたら、Googleにペナルティ解除を申請します。
手動ペナルティの解除方法など詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
知らないと大変!?手動ペナルティとその影響|デジタルマーケティングブログ
自動ペナルティによる原因と解決策
手動ペナルティではペナルティを受けた場合に通知が届きますが、自動ペナルティの場合は、通知が届きません。
そのため、原因を想定する必要があり、ペナルティ解除もGoogleのアルゴリズムに委ねられます。自動ペナルティについて詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
自動ペナルティと手動ペナルティとは?ペナルティを解除したのに、検索順位が上がらない!-Googleのペナルティの種類と仕組み-|デジタルマーケティングブログ
その他の原因
ここまで、検索順位が下落する3つの原因と解決策を紹介しました。
一方で、上記の3つに当てはまらない場合も少なからずあります。
原因:世間で注目されている話題
話題性のある検索ワードの場合は一時的な検索順位の変化がみられる場合もあります。
例えば「新型コロナウイルス」という検索ワードの場合、最新情報や正確な情報を優先してユーザーに届けるため、検索上位には厚生労働省の記事が掲載されています。
特に、YMYL(Your Money or Your Life)といわれる健康、金融など、人々のお金や人生に影響を与えるページに関しては、他の分野よりも信頼性や正確性が重要とされているため、公共機関や医療機関の情報が上位に掲載されます。
YMYLが設けられた背景についてはこちらの記事をご覧ください。
SEO対策が重要なコンテンツの概念「YMYL」とは?
原因:Google の不具合による影響
Googleの検索精度は、日々向上しています。
しかし、時としてGoogleそのものに不具合が起きることもあります。
2018年にはGoogleの不具合により、実際に大規模な検索順位が変動しました。
事例としては、検索結果において今まで上位に表示されていなかったサイトが急にランクインしているなどがありました。
当時の状況や影響については、こちらの記事をご覧ください。
【Google】2020年8月11日の大幅な順位変動について!インデックスシステムの問題が検出
Googleに評価されるサイトとは
Googleにはコンテンツに関して独自に定めたE-A-Tという評価基準があります。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
上記の3つの頭文字をとって表現した言葉です。
続いて、E-A-Tという評価基準が設けられた理由について説明します。
E-A-Tが重要とされた背景
2000年代は、検索キーワードの詰め込みや外部リンクの大量設置などのスパム的な手法が有効でした。また、医療や健康、金融や法律など特に専門性や信頼性が求められるような分野においても、当時の検索アルゴリズムの精度では精査することが難しく、間違った情報や信頼性に欠ける情報が検索上位に表示されることがありました。
そこでGoogleは「コンテンツの品質」を評価できるようアップデートを重ね、E-A-Tという評価基準を設置し、ユーザーに対して有益かつ信頼できる情報を掲載しているサイトを評価するようになりました。
そのため、現在はE-A-Tの遵守はもちろんのこと、常にサイトがユーザーの課題や不安を解決できているかを考えることが重要です。
E-A-Tについて詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
【徹底解説】サイト評価基準のひとつである「E-A-T」とは?
まとめ
本記事では、Google検索で順位が下落した場合の原因と解決についてお伝えしました。
検索順位が下落した場合でも、適切な対応をすることで、Googleの信頼を取り戻し、再び上位表示をすることができます。
これらを参考にしながら、Googleに評価されるサイト作りを心掛けましよう。
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