- 運用型広告
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ディスプレイ広告は、代表的なウェブ広告の1つです。
この記事では、ディスプレイ広告の基本的な知識を始め、特徴や運用のポイントなどを詳しくご紹介します。
ディスプレイ広告についての正しい知識をつけて、ウェブ広告の配信や運用に活かしてみてください。
目次
ディスプレイ広告とは?
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリ上の広告枠に表示される、画像や動画、テキスト形式で表示される広告のことです。
バナー形式での表示が一般的なため、バナー広告とも呼ばれています。
ユーザーが広告をクリックすると、広告主が設定したWebサイトに遷移し、ユーザーに対して商品やサービスの詳しい情報を提供することで、成果へと繋げることが可能です。
なお、課金形式や設定可能なターゲティングは、媒体やフォーマットによって異なるため注意しましょう。
ディスプレイ広告の2大ネットワーク
Google社とYahoo!社が提供しているサービスが、ディスプレイ広告の代表的な2大ネットワークと言われています。
Google社は「Googleディスプレイネットワーク(GDN)」、Yahoo!社は「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDA)」を構築しています。
リスティング広告との違い
ディスプレイ広告とリスティング広告の違いを、以下で大きく3つに分けてご紹介します。
広告の掲載場所
1つ目は、広告の掲載場所です。
リスティング広告は検索結果画面に表示されますが、ディスプレイ広告は各媒体の提携サイトの広告枠に表示されます。
下記が、それぞれの掲載例です。
広告フォーマットの種類とバナーサイズ
2つ目は、配信する広告フォーマットの違いです。
リスティング広告はテキスト広告のみの配信ですが、ディスプレイ広告ではテキスト広告だけでなく、バナー広告や動画広告を配信することができます。
バナーサイズは各媒体によって異なりますが、汎用性の高いバナーのサイズは、GDNとYDAのすべてのデバイスで配信可能な「300px×250px」です。
配信機会が多く、一般的に効果が高いといわれているバナーサイズのため、作成・配信が推奨されています。
アプローチ可能なターゲット
3つ目は、アプローチできるターゲット層の違いです。
リスティング広告は検索連動型広告のため、ニーズが明確な購買意欲の高いユーザーへターゲットを絞ってアプローチします。
その一方、ディスプレイ広告は潜在層へのアプローチが可能で、まだ課題に気づいていないユーザーに広告を配信することができます。
本内容は下記ページを参考に作成いたしました。こちらの記事も合わせてご確認ください。
ディスプレイ広告とは?リスティング広告との違いと出稿方法
ディスプレイ広告配信のメリット
ディスプレイ広告の配信には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
以下で具体的にご紹介します。
リマーケティング・リターゲティングが可能
ディスプレイ広告では、リマーケティング(GDN)やリターゲティング(YDA)という配信機能を使うことが可能です。
この機能は、ウェブサイトを訪れたものの成果へは至らなかったユーザーに対して、再度広告を配信するものです。
自社の商品やサービスに興味を示したユーザーに対して再度アプローチすることができるため、成果へと繋がりやすい非常に有効な配信機能です。
また、リマーケティングやリターゲティングだけでなく、訴求したいターゲットに応じたセグメント配信も可能なため、自社の商品やサービス、配信目的に応じたターゲティング設定をすることもできます。
潜在層へのアプローチによる認知拡大
上記でリスティング広告との違いとしても記載しましたが、ディスプレイ広告は顕在層だけでなく、幅広い潜在層へアプローチすることが可能です。
潜在層に対して認知拡大を図ることで、商品やサービスを知らないユーザーや課題に気づいていないユーザー、興味はあるが行動に移していないユーザー等のニーズを、広告配信によって掘り起こすことができます。
画像や動画を使用でき目に留まりやすい
バナーや動画を使用できるディスプレイ広告は、テキストのみのリスティング広告に比べて、ユーザーの目に留まりやすいというメリットがあります。
テキストだけでは伝わりにくい、商品やサービスの情報をより具体的にユーザーへアピールすることが可能なため、成果に繋がりやすいと考えられます。
クリック単価(CPC)が安い
ディスプレイ広告のクリック単価は、リスティング広告と比較して安い傾向にあります。
検索ありきの広告であるリスティング広告に対し、ウェブサイトやアプリの広告枠に表示されるディスプレイ広告は圧倒的に広告枠が多いため、1つの広告枠に対する競合が少なくなり、クリック単価が安くなるという仕組みです。
同じ予算で配信する場合、より多くのユーザーに広告を配信することが可能で、ターゲティングの精度次第で獲得効率も上昇します。
ディスプレイ広告の特徴的な配信メニュー
GDN・YDAともに、特徴的な掲載面へと広告が表示される配信メニューがあるため、簡単にご紹介します。
Googleファインド広告
ファインド広告は、Googleの「Discover」「YouTube Home Feed」「Gmail」の3つの配信面に掲載される広告です。
パーソナライズによって関連性の高い広告をフィード形式で配信することができます。
この広告の特徴は、パーソナライズすることで、ユーザーにとって有益な情報をタイミング良く配信することが可能な点です。
また、1つのキャンペーンで3つの配信面に広告配信ができることで、非常に幅広いユーザーに対して認知の拡大を図ることができます。
しかし、配信面を限定することはできないので注意が必要です。
Yahoo!PCブランドパネル広告
PCブランドパネル広告とは、PC版のYahoo!JAPANトップページの「ブランドパネル」枠に掲載される広告です。
トップページの最も目立つ広告枠に、静止画・動画を掲載できます。
なお、上記でリスティング広告との違いとして画像で紹介したディスプレイ広告の広告掲載例が、このPCブランドパネル広告です。
この広告の特徴は、ブランディングに大きな効果がある点です。
一定のブランド力を持つYahoo!JAPANのトップページにて掲載されるため、ユーザーにある程度の信頼感を与えることができ、それがブランドイメージとしても定着します。
Yahoo!インフィード広告
インフィード広告はスマートデバイス向けに最適化された広告で、タイムライン型のページやアプリに掲載されます。
この広告の特徴は、画像とテキストがセットで表示され、フィード間にコンテンツに馴染んだかたちで掲載されるため、ユーザーにストレス無く配信ができる点です。
また、基本的には十分な表示回数を確保することが可能です。
なお、「PCブランドパネル広告」「インフィード広告」の掲載は、これまで広告掲載方式別にキャンペーンを分ける必要がありましたが、YDNからYDA(運用型)へと変更されたことで、1キャンペーンでの配信が可能になりました。
ディスプレイ広告運用のポイント
多くのメリットがあるディスプレイ広告ですが、目的を明確にしたうえでポイントを抑えて運用することで、より高い効果を発揮します。
運用の目的別に、ポイントをしっかりと覚えておきましょう。
ブランディングを目的に配信する場合
ブランディングが目的の場合、ユーザーの商品やサービスへの認知度と、お問い合わせ意欲などを向上させることが重要です。
様々なウェブサイトで幅広いユーザーに広告を配信できるディスプレイ広告は、認知拡大の施策として非常に有効です。
ユーザー属性を絞ったターゲティングをおこない、広告を配信したいユーザーを明確にすることで、ブランディングの効果を高めることができます。
それだけでなく、自社のブランドイメージとは離れたウェブサイトを広告の配信先から除外することで、意図しないブランドイメージがユーザーに定着してしまうことを防ぐことも可能です。
レスポンスを目的に配信する場合
レスポンスが目的の場合は、費用対効果を高めることが重要です。
そのため、ユーザーの興味関心に関わる項目にターゲティングを絞り込むことで、顧客化する可能性の高いユーザーへ広告を配信することが有効です。
自社の商品やサービスに興味を持つユーザーが閲覧するサイトに広告が表示されるよう、適切なターゲティングを設定し広告配信ユーザーを絞り込むようにしましょう。
まとめ
この記事では、ディスプレイ広告について詳しくご紹介しました。
ディスプレイ広告にはリスティング広告とは違った特徴やメリットがあり、ポイントを抑えて運用することで、ディスプレイ広告ならではの効果を得ることができます。
また、目的に合わせて広告の種類を使い分けたうえでそれぞれを正しく運用することが、成果拡大に繋がります。
ウェブ広告を配信する際は、ぜひディスプレイ広告を取り入れてみてください。
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