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【Google】ページエクスペリエンスアップデートの概要と対策を解説!2021年6月中旬より導入開始!

SEO解析

2021年6月は「コアアルゴリズムアップデート」「ページエクスペリエンスアップデート」「スパムアップデート」と様々なアップデートが続く月となりました。さらに、7月1日には6月に終わらなかった分の調整をおこなうため「コアアルゴリズムアップデート」が再び始まり、7月13日に完了しました。

今回は6月中旬より開始され8月末までに導入が完了する「ページエクスペリエンスアップデート」について解説します。アップデートによる変更点はSearchConsoleのレポートの見方などを確認し、必要に応じて対策を行うようにしましょう。

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ページエクスペリエンスアップデートとは?

ページエクスペリエンスアップデートは、2021年6月16日にGoogleから導入開始の発表があったユーザー体験に関するアップデートです
※導入されること自体の発表は、2020年5月28日の「Google 検索セントラル ブログ」の記事にて発表されています。
発表があったときのブログ記事はこちら
【Google】ユーザー体験を向上させるための「Core Web Vitals」がランキング要因に!

弊社和訳
ページエクスペリエンスの更新は現在ゆっくりと展開されています(トップストーリーは木曜日までにこの新しいシグナルの使用を開始します)。 2021年8月末までに完成する予定です。詳細はこちら
https://developers.google.com/search/blog/2021/04/more-details-page-experience

当社は2021年5月からの導入予定を発表していましたが、その後さらに発表があり6月中旬からの導入となりました。完全に終了するのは8月末を予定しており、段階的にゆっくりと展開されます。

アップデートの内容としては下記が挙げられます。

  • Core Web Vitalsの導入
  • トップストーリーの条件変更
  • AMPバッジの廃止

次の章で具体的に説明します。

このアップデートはモバイルから導入されると発表されていますが、将来的にはデスクトップの検索結果にも適用される見込みです。

弊社和訳
ページエクスペリエンスは、すべてのデバイスで重要です。 6月中旬にモバイルを開始しますが、ページエクスペリエンスのランキングもデスクトップに反映されます。

ランキングシグナルや検索結果画面の変更ポイント

ページエクスペリエンスアップデート後から変更となるランキングシグナルや検索結果画面の変更点について解説します。

Core Web Vitalsの追加

アップデートの中で多くのサイトに影響する変更が、ランキングシグナルへのCore Web Vitalsの追加です。

ページエクスペリエンスでGoogleが重要視しているランキングシグナルは、現在まで「モバイルフレンドリー」「セーフブラウジング」「HTTPS(SSL化)」「煩わしいインタースティシャルの非表示」の4つでしたが、ここにCore Web Vitalsが加わります

ページエクスペリエンス ランキングシグナル
画像引用元:Google 検索へのページ エクスペリエンスの導入時期|Google検索セントラル

Core Web Vitalsは下記の3つの指標を用いて評価されます。

  • LCP:読み込み時間
  • FID:インタラクティブ性
  • CLS:ページコンテンツの視覚的な安定

Core Web Vitalsについて詳しくは下記の記事をご覧ください。

【Google】ユーザー体験を向上させるための「Core Web Vitals」がランキング要因に!

トップストーリーの条件変更

これまでトップニュースの掲載にはAMPに対応していることが必須条件でしたが、ページエクスペリエンスアップデートにより、AMP対応は必須条件でなくなりました。また、上記で解説したCore Web Vitalsのスコアも関係しません。

AMP対応していないYahoo!ニュースがトップニュース枠に表示
2021年7月13日に検索したSP版のトップニュース
AMP対応していないYahoo!ニュースがトップニュース枠に表示されているいます。

トップニュースに掲載される条件はGoogleニュースのコンテンツポリシーを満たしていることだけとなります。Googleニュースアプリでも同様の更新が行われています。

ページエクスペリエンスアップデートの発表で、「トップストーリーは木曜日までにこの新しいシグナルの使用を開始します」といわれているため、すでに条件の変更は完了していると考えられます。

AMPバッジの廃止

これまで検索結果でAMPページに付与されていいたAMPバッジを廃止します。

AMPバッジ

これまでついていたAMPバッジ。AMPについて詳しくはこちら
【AMP】Googleが推進するAMPとは?概要と対応方法まとめ

その代わりにページエクスペリエンスな良好なページには別のバッジを付与することが検討されています。ひし形のマークがついているものがテストとして報告されています。

その他の変更点

上記で紹介した他にも、GoogleニュースにおけるAMP優遇の停止やSigned Exchange(SXG)がすべてのコンテンツでサポート対象になることがアップデートには含まれています。

詳しくは下記Googleの公式ブログをご覧ください。
Google 検索へのページ エクスペリエンスの導入時期(更新に含まれる内容の詳細)|Google検索セントラル

また、下記ではページエクスペリエンスに関するよくある質問がまとめられています。
Core Web Vitals & Page Experience FAQs (Updated: March 2021)|SearchConsoleヘルプ

Search Consoleのレポートについて

ページエクスペリエンスアップデートが実施されるにあたり、Search Consoleにページエクスペリエンスの状態を可視化したレポートが追加されました。

左のタブの「ページエクスペリエンス」から確認することができます。これは、その下に続く「ウェブに関する主な指標(CoreWebVitals)」「モバイルユーザビリティ」とその他「セキュリティの問題」「HTTPS」「広告に関する問題」を総合的に見ることができます

Search Console ページエクスペリエンス レポート

Search Console ページエクスペリエンス レポート

また、検索パフォーマンスの「検索での見え方」には「ページエクスペリエンス:良好」が追加されています。

検索での見え方 ページエクスペリエンス:良好

どの程度検索結果の順位に影響するか

Googleが最も重要としているのはコンテンツの品質です。ページエクスペリエンスはひとつのクエリに対してコンテンツ品質が同程度のものがあった場合に、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。

一方でページエクスペリエンスの評価付けは基本的にページごとに実施されますが、同じ問題が同サイト内で多く発見された場合にはサイト全体の評価に関わることもあるようです。

弊社ではページエクスペリエンスにより大きな順位の変動が見られたサイトやクエリは確認できていませんので、過剰に反応する必要はなさそうです。

ページエクスペリエンスアップデートの対応方法

ランキングへの影響が大きくないとはいえ、ページエクスペリエンスはランキングシグナルのひとつであり、サイト全体の評価へも影響がでないとは言い切れません。
そのため、不良判定になっているものは対策する必要があります

先述で説明した、Search Consoleのページエクスペリエンスのレポートを確認し、不良判定となっている部分を解消しましょう。

特に直近で対策が必要になるのは、新しく追加されたCore Web Vitalsへの対策です。Core Web VitalsのスコアはSearch Consoleの「ウェブに関する主な指標」で確認することができます。

まずは、「不良」と評価されている指標と対象URLを確認し、ページを改善していきましょう。

特に不良が多く見られるのは「CLS」と「LCP」です。具体的な改善方法については下記をご覧ください。

CLSを改善する方法とそのメリットについてご紹介

LCPの改善方法とは?測定に便利なツールや確認方法を解説

まとめ

2021年6月の中旬からはじまったページエクスペリエンスアップデートについて解説しました。ページエクスペリエンスアップデートは2021年8月末にかけて段階的に展開されていきます。

弊社では、このアップデートで追加された「Core Web Vitals」対策のコンサルティングを可能としており、具体的な修正方法を記載した指示書をお渡しできます。詳しくは下記よりお問合せください。

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