【2024年8月】Googleコアアップデートの影響と対策

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2024-8-16
更新日: 2024-9-5
DMブログ編集部

Googleは、2024年9月4日午前4時8分頃（日本時間）、Google公式X（Twitter）にてコアアップデートが完了したと発表しました。

前回のコアアップデートは2024年3月6日のため163日ぶりの実施です。
前回のコアアップデートは2024年4月19日に完了しました。今回も更新期間が1ヵ月ほどと見込まれていましたが、約3週間での完了となりました。
この記事ではコアアップデートの影響と対策を解説します。

前回のコアアップデートの情報についても下記にまとめておりますので、参考にしてみてください。

【2024年3月】Googleコアアップデートの影響と対策

1 【2024年8月】コアアップデートの概要
2 2024年8月のコアアップデートの特徴
3 2024年8月のコアアップデートの影響
4 【2024年8月】コアアップデートの対策
5 順位が戻らない場合はコンテンツの見直しを

【2024年8月】コアアップデートの概要

Googleは、2024年8月15日午後11時59分頃（日本時間）にコアアップデートのロールアウト開始を発表し、2024年9月4日午前4時8分頃（日本時間）に、ロールアウトが完了したことを発表しました。

This roll-out is now complete.

— Google Search Central (@googlesearchc) September 3, 2024

弊社和訳

本日、2024年 8月のコアアップデートをリリースしました。
今回のアップデートでは、検索でのパフォーマンス向上のためだけに作成されたようなコンテンツを減らし、ユーザーが本当に役立つと感じるコンテンツを増やすことで、検索結果の品質を向上させる取り組みの継続を目的としています。
↓
アップデートは本日完了しました。

X（旧Twitter）：https://x.com/googlesearchc/status/1824098508179165308

公式サイト：https://developers.google.com/search/blog/2024/08/august-2024-core-update

2024年8月のコアアップデートの特徴

今回のアップデートでは、検索順位を上げるためだけに作成されたようなコンテンツを減らし、ユーザーにとって本当に役に立つコンテンツを増やすことで、検索結果の品質を向上させることが目的であると記載されていました。そのため、アップデート期間は最大1ヵ月かかる可能性がありましたが、約3週間での完了となりました。

このアップデートでは、過去数ヵ月間に一部のクリエイターやその他の方から寄せられたフィードバックが考慮されています。
これまでと同様に、ユーザーの検索内容に関連性がある場合、有用で独自のコンテンツを作成している小規模サイトや独立系サイトを含む、さまざまな高品質サイトとユーザーを結び付けることを目標としています。これは、今後のアップデートでも引き続き取り組む内容です。

また、このアップデートでは、サイトがおこなった改善点をより適切に把握し、Webの一番最適な部分を引き続き表示できるようにすることも目的としています。

2024年8月のコアアップデートの影響

次に、今回のコアアップデートの影響とその対策について解説します。弊社では、さまざまなジャンルについて1,000キーワード以上の順位変動を定点観測しています。2024年5月6日〜9月2日までの間で、特にランキングの変動が大きかったキーワードをご紹介します。

2024年8月のコアアップデートでは美容系・不動産・金融系のキーワードで大きな順位変動が見られました。
下記に具体的なキーワードの順位と順位変化幅を表した折れ線グラフを記載しております。

※計測ツール：GRC
※指標：縦＝変動幅　横＝日付
※対象キーワードで検索した際に表示される100位圏内のサイトの順位が、どの程度動いたのかを指数化して表現しています。

【「整形」の変動状況】

「整形」では7月から順位の変動が起きていましたが、アップデート開始の15日あたりからより小刻みに順位の変動が起きていることがわかります。

【「敏感肌」の変動状況】

「敏感肌」では、アップデート前も変動が見られ、アップデート開始後は期間全体を通して変動幅が大きくなっています。

【「マンション売買」の変動状況】

「マンション売却」では、アップデート期間前の7月下旬から変動幅が大きくなっており、8月はアップデート期間以外も順位変動が大きくなっています。

【「マンション投資」の変動状況】

「マンション投資」では、7月中旬から9月にかけて変動幅が徐々に大きくなっていることがわかります。

【「カーローン」の変動状況】

「カーローン」では、7月までの変動は大きくありませんでしたが、8月から順位の変動が大きくなっています。

【「資産運用」の変動状況】

「資産運用」では、7月の変動は小さかったものの、8月のアップデート期間中は変動が大きくなっています。

いくつかのキーワードでは、アップデートが告知された8月15日以前から大きめの順位変動が起きる現象がみられました。また、YMYL領域の中では美容・資産関連（金融・不動産など）のキーワードで大きな変動が確認できました（弊社調べ）。その一方で同じ領域の中のキーワードでもあまり変動がみられなかったものも存在しており、傾向をつかむのが難しいアップデートになりました。

【2024年8月】コアアップデートの対策

今回のコアアップデートは前回同様1ヵ月ほどかかる想定でしたが、約3週間という期間で完了しました。
コアアップデートが完了しても、SEO対策ではすべてのコンテンツにおいて「ユーザーファースト」になっているかどうかが重要な指標となります。
「ユーザーファースト」はGoogleガイドラインでも重視されている重要な要素です。

ユーザーファーストなコンテンツをつくるうえで欠かせないのが、E-E-A-Tという経験（Experience）専門性（Expertise）権威性（Authoritativeness）信頼性（Trust）の4つの指標です。E-E-A-Tを満たすための対応方法として、信頼性を示すために専門家の見解や信頼できる情報源を引用することや正確な情報を提供するために最新のデータを掲載することが重要です。

その他にもE-E-A-Tを満たしたコンテンツを作成するための要素は多くあるため、「E-E-A-T」について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

E-E-A-T（旧E-A-T）とは？SEOに重要な4要素を解説！Google評価を高めるポイント10選もご紹介

順位が戻らない場合はコンテンツの見直しを

日々SEO対策に取り組んでいても、コアアップデートによって思わぬ影響を受けることは少なくありません。

また、コアアップデートの終了直後は、順位が安定しないこともあります。順位が安定するまでは落ち着いて様子をみつつ、必要に応じてコンテンツの見直しをおこないましょう。
近年のコアアップデートでは、記事の内容や特定の要素だけでなく、ページやサイト全体、そしてユーザー体験も考慮される傾向があります。

コアアップデートによって検索順位が下がってしまった場合は、SEOの専門家に相談してみることをおすすめします。
弊社では無料のSEO診断を実施しています。
15年以上もの期間、ホワイトハットなSEO対策をおこなってきた弊社独自の診断項目で、サイトのSEO課題を見える化します。
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