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Googleは、2023年11月3日(日本時間)に、コアアルゴリズムアップデートのロールアウトを開始し、2023年11月29日午前1時30分(日本時間)を公式X(旧:Twitter)で実施しました。
前回のコアアルゴリズムアップデートは2023年10月6日に実施されているため、28日ぶりの実施でした。
この記事ではコアアルゴリズムアップデートの影響と対策を解説します。
目次
コアアルゴリズムアップデートの概要
Googleは、2023年11月3日の4時10分(日本時間)に、コアアルゴリズムアップデートのロールアウトを開始し、2023年11月29日午前1時30分(日本時間)ロールアウト完了が発表されました。
Today we released the November 2023 core update. We'll update our ranking release history page when the rollout is complete: https://t.co/hgjEkfpbA2
Related to this, we’ve posted a Q&A on Google Search updates as a refresher about how updates work: https://t.co/N5p3KsJ0ta
— Google Search Central (@googlesearchc) November 2, 2023
弊社和訳
本日、2023 年 11 月のコア アップデートをリリースしました。展開が完了したら、ランキングのリリース履歴ページを更新します。
https://status.search.google.com/products/rGHU1u87FJnkP6W2GwMi/historyこれに関連して、更新の仕組みに関する復習として、Google 検索の更新に関する Q&A を投稿しました。
The roll-out of the November core update is now complete.https://t.co/geIJA2Bg8g
— Google Search Central (@googlesearchc) November 28, 2023
11 月のコアアップデートのロールアウトが完了しました。
https://status.search.google.com/incidents/WtY1CQgfqrr2cjxKbyUk
※スレッド投稿となっているため、一つ前のレビューアップデートの告知も憑依されています。
今回は前回のコアアップデートから1ヶ月以内で実施され、通例からしてもかなり短い期間でのアップデートといえます。また、アップデート開始から終了まで3週間以上と比較的長いコアアップデートとなりました。
前回のアップデートの情報についても下記にまとめておりますので、参考にしてみてください。
【2023年10月】Googleコアアルゴリズムアップデートの影響と対策
さらに、8月、10月、11月と短い期間に3回のコアアップデートが集中したことも異例で、Google側でもGoogle検索のアップデートに関するQ&Aを公開しています。
A Q&A on Google Search updates(Google検索アップデートに関するQ&A)
このQ&Aによると、アップデートの回数について2021年、2022年はともに10件程度であったとし、2023年についても同程度の回数になる予定であるとしています。
また、「大型アップデートは連続しないのでは?」「ホリデーショッピングシーズン中(11月下旬〜12月中旬)には大型のアップデートがないはずでは?」という質問について、「そのように努めているが常にそれが可能であるとは限らない、検索を改善できるなら実装する」としています。
その他、有用なQ&Aが掲載されていますので、アップデートの仕組みが気になる方は一度確認してみると良いでしょう。
コアアルゴリズムアップデートの影響
次に、今回のコアアルゴリズアップデートの影響とその対策について解説します。
弊社では、様々なジャンルについて1,000キーワード以上の順位変動を定点観測しています。2023年11月3日〜11月29日までの間で、特にランキングの変動が大きかったキーワード、業界をご紹介します。
YMYL領域のキーワード
2023年11月のコアアップデートではYMYL領域での順位変動が大きく見られました。
特に保険・仕事・医療系のキーワードにて順位の変動が大きくなっており、下記に具体的なキーワードの順位と順位変化幅を表した折れ線グラフを記載しております。
保険系キーワード
失業保険
※計測ツール:GRC
指標:縦=変動幅 横=日付
色:青=Google 赤=Yahoo 緑=Bing
※対象キーワードで検索した際に表示される100位圏内のサイトが、どの程度順位が動いたのかを指数化して表現しています。
先進医療保険
※上記のキーワードは一例ですが、アップデート後の順位変動の幅が大きくなっていることが分かります。
仕事系キーワード
※上記のキーワードは一例ですが、アップデート後の順位変動の幅が大きくなっていることが分かります。
医療系キーワード
ブランド系のキーワード
YMYL領域以外にもブランド系キーワードにて順位変動が大きくなっている傾向が見られました。
下記に順位変動の大きかった具体的なキーワードと変化幅をあらわした折れ線グラフを記載しております。
アニエスベー
ニューバランス
ナイキ
【2023年11月】コアアップデートの対策
今回のアップデートで主にYMYL領域のサイトが影響を受けていることが分かりました。
YMYL(Your Money or Your Life)とは、健康や財務などユーザーの生活や人生に大きな影響を与える分野のことです。
この領域に限らず、すべてのコンテンツにおいてSEO対策は、信頼性と専門性を意識し「ユーザーファースト」なコンテンツになっているかどうかが重要な指標となります。
「ユーザーファースト」はGoogleガイドラインでも重視されているような重要な要素です。
中でもE-E-A-Tという経験(Experience)専門性(Expertise)権威性(Authoritativeness)信頼性(Trust)の4つの指標はユーザーファーストなコンテンツをつくるうえで欠かせません。
E-E-A-Tを満たすための対応方法としては、信頼性を示すために専門家の見解や信頼できる情報源を引用することや正確な情報を提供するために最新のデータを掲載することが重要です。
その他にもEEATを満たしたコンテンツを作成するための要素は多くあるため、「E-E-A-T」について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOに重要な4要素を解説!Google評価を高めるポイント10選もご紹介
順位が落ちた時は、コンテンツの見直しを
前回から1ヶ月以内でのコアアルゴリズムアップデートということで、まだ前回のアップデートの対応中という方も多かったのではないでしょうか?
アップデートの終了直後は、順位が安定しないこともあるので、順位が安定するまでは落ち着いて様子をみましょう。
近年のコアアップデートでは、記事の内容や特定の要素だけでなく、ページ全体やサイト全体、そしてユーザー体験も考慮される傾向があります。
自社のコンテンツがコアアップデートによって順位が下がってしまった場合は、SEOの専門家に相談してみることをお勧めします。
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