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【2023年8月】Googleコアアルゴリズムアップデートの影響と対策

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2023年8月、Googleコアアルゴリズムアップデートが実施されました。

今回は、このコアアルゴリズムアップデートの概要と、ジャンル・KW別のアップデートの影響について解説します。

2023年8月のコアアルゴリズムアップデートの概要

2023年8月23日 ロールアウト開始

2023年8月23日、Google Search Centoralの公式X(Twitter)で、コアアルゴリズムアップデートのロールアウト(展開)開始が発表されました。

2023年では2回目、5ヶ月ぶりのコアアルゴリズムアップデートとなります。

2023年9月7日 ロールアウト完了

ロールアウト完了は2023年9月7日、完了までに15日間かかっています。

ロールアウトには約2週間程度必要とGoogle公式でも発表されているので、ほぼ想定通りの動きと言えるでしょう。

コアアルゴリズムアップデートロールアウト状況

他のアップデートも含め、アップデートのロールアウト状況については、以下のサイトで確認することができます。

アップデートの概要は?

Google公式からは、特にアップデートの内容に関わる発表はありません。

Google検索品質評価ガイドライン等で示されているような、基本的な方針に沿った改善が行われていると考えられます。

今回のコアアルゴリズムアップデートの影響範囲

弊社では、様々なジャンルについて1,000キーワード以上の順位変動を定点観測しています。

2023年8月23日〜9月7日までの間で、特にランキングの変動が大きかったキーワード、業界をご紹介します。

金融・医療・美容系のキーワード・業界

「FX」や「株式投資」、「火災保険」といった金融系や「不妊治療」「肩こり」など、医療系のキーワード群において、比較的多くのキーワードで大きな変動が確認できました。
また、「美容整形」や「ヒゲ脱毛」といった美容系のキーワードでも、大きな変動が確認できました。

【「FX」の変動状況】
fxの変動状況

【「不妊治療」の変動状況】
不妊治療の変動状況

【「美容整形」の変動状況】
美容整形の変動状況

金融・医療・美容系のキーワードはYMYL(Your Money Your Life)に該当するジャンルです。

YMYLはユーザーの人生における重大な意思決定に直結するため、コンテンツのなかでも特に「E-E-A-T」が重要視されるジャンルです。

ただし、「YMYLジャンルだからGoogleが力を入れてアルゴリズムを改善した」とは言い切れない状況です。

医療・美容系のキーワードでも「ニキビ」「糖尿病」など変動が少ないキーワードも多く確認できました。

【「ニキビ」の変動状況】
ニキビの変動状況

他のジャンルに比べて大きい変動があったキーワードが多いため、YMYLに力を入れていることは間違いないと思われますが、さらに細かな要因が関係していると考えられます。

ブランド系のキーワード・業界

「polo ralph lauren」「ニューバランス」「アンダーアーマー」「資生堂」といったブランド名のキーワードでも大きな変動が確認できました。

【「資生堂」の変動状況】
資生堂の変動状況

ただし、同じブランド系キーワードでも、「ナイキ」「ポールスミス」など、変動がないキーワードも同程度確認できます。

【「ナイキ」の変動状況】
ナイキの変動状況

それぞれのキーワードで、検索結果の傾向を探りましたが、明確な傾向を読み取ることはできませんでした。

2023年8月コアアルゴリズムアップデートの総括

今回のコアアルゴリズムアップデートは、傾向を読み取ることが非常に困難なアップデートでした。

金融・医療・美容といったYMYL系のキーワード、ブランド系のキーワードにおいて、他のジャンルと比較して若干変動が大きいことが確認できましたが、同じジャンル内でも変動がなかったキーワードも多数あるため、複数の要因にわたるアップデートがあったことが推測されます。

これまでのコアアルゴリズムアップデートでは、特定のジャンル、特定の要素を持つサイトに変動が偏ることもありました。しかし、今回はこうした偏りを見つけることが難しいアップデートでした。

これはGoogleのランキングアルゴリズムが高度化し、精度が高まってきたためと考えられます。

過去のアップデートでは、細かな部分よりもまず影響が大きな要因に手を入れてきたため、傾向がはっきりと出ることがありましたが、そうした影響が大きな要因をほぼ修正できたため、細かな部分でのアップデートにシフトしてきていると考えられます。

新たなSEOハック手段の登場など、大きな修正が必要な事案がない限りは、こうした傾向が続く可能性があります。

2023年8月コアアルゴリズムアップデートへの対策方法

今回は明確な変動要因を特定することが難しいアップデートだったので、特別に「これをするべき」という対策はありません。

ただ、自社サイトがアップデートの影響を受けて順位が下がったと思われる場合は、もう一度、「ユーザーファーストなページ、コンテンツになっているか」を確認することが重要です。

ユーザーファーストの基準については、Google検索品質評価ガイドラインなどで示されています。

また、検索結果の上位サイトと自社サイトを見比べてみるのも良いでしょう。

ただし、競合のコンテンツをそのまま真似ても上位表示できるわけではありません。

「自社サイトが満たせていないユーザーニーズは何か?」「自社サイトに掲載できる独自情報はないか?」といった視点で確認して、自社コンテンツを改善しましょう。

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