- 検索アルゴリズム
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こんにちは!
最近、こんなニュースがありました。
「検索は新たなステージへ」――より賢くなったGoogle検索、質問に対する最適な回答を上位に表示
例えば、「Googleの由来」と検索すると、「Wikipedia」から質問の回答部分を引用して検索結果の上位に表示する。そのほか、「iPS細胞」「ブラジル国旗の由来」「認証保育園とは」など、日頃気になっているがなかなか説明できないようなものを調べたいときに役立つとしている。
この表示のことを、我々SEOを専門とする人たちの中は便宜的に「アンサーボックス」と呼んでいます。
これはすごいですよね!
「あの言葉の意味、なんだったっけな~」とスマホ等で検索する方も多いと思います。そんなとき、わざわざ該当するページに行かなくとも、検索結果画面でその言葉の意味や周辺情報を知ることができれば、とても便利です。
(特に外出先など電波が不安定な場所では、できる限り画面遷移を少なくしたい、と思うものです。)
しかし!このアンサーボックス、「とは」だけで表示されるものではないのです。実は、「とは」以外にもさまざまな検索方法でこのアンサーボックスが表示されるんです。
そこで今回は、どんな言葉で検索すればアンサーボックスが表示されるのか、色々なキーワードで検索して調査してみました。
目次
- CMでもおなじみ「いちごのカロリー」
- かわいい!「柴犬の性格は?」
- ちょっとロマンチック「月は何歳?」「月までの距離」
- グッバイ和英辞書「かんぴょうを英語で」
- 乗換検索まで?!「恵比寿から新宿」
- グラフ付でわかりやすく「東京の天気」
- 「映画」と検索すると…?
- 国際派の方も安心「日本円 ドル」
- CMでもおなじみ「富士山の高さ」
- 「東京ドームの面積」
- スマホでの検索時に役立つかも!「東京ドームの電話番号」
- 気になるあの人の誕生日は…?「安倍晋三の誕生日」
- 旅行の計画を立てるときに!「京都 名所」
- アメリカ版Googleではもっと便利な機能が満載!
- まとめ
- おまけ:ウェブマスターから見るアンサーボックス
01.CMでもおなじみ「いちごのカロリー」
先週から流れ始めているこのCM。確かに「いちごのカロリー」と入力すると、下記のように100グラム当たりのいちごのカロリーが表示されます。
さらに「種類」という部分のプルダウンをクリックすると、いちごジャムにした場合のカロリーまで調べることができます。
いちごの他にも、「りんご」「ぶどう」などの果物系はもちろんのこと、「ほうれん草」「じゃがいも」等の野菜でも表示されました。「牛肉」「豚肉」等では部位別に表示されるほか、なんと「ハンバーグ」「ラーメン」等の料理名でも表示が確認できました。
02.かわいい!「柴犬の性格は?」
種類によって性格が異なる犬は、「種類×性格」で性格が一覧で出るようになっています。
さらに「柴犬の寿命」では寿命が、「柴犬の体重」では体重が表示されます。
(個人的に「男性」「女性」っていうのはちょっと違うかな…と思います。w)
03.ちょっとロマンチック「月は何歳?」「月までの距離」
月が誕生してから何年経ったかを教えてくれます。また、「距離」と掛け合わせると地球から月までの距離を教えてくれます。月だけではなく、太陽系の惑星であればほぼ全てで年齢・距離を教えてくれました。
04グッバイ和英辞書「かんぴょうを英語で」
ちなみに、「かんぴょう」の場合は中国語、ドイツ語で出現が確認できました。日本独自の料理なので出にくかったのか…。「いちご」ではフランス語やイタリア語でも出現が確認できました。
ここまではCMでも紹介されているアンサーボックスでしたが、それ以外にもまだまだたくさんのアンサーボックスがありました。
05.乗換検索まで?!「恵比寿から新宿」
「【乗車駅】から【降車駅】」という形で検索すると、乗換検索結果を表示してくれました。
さらにその後に「タクシー」をつけると、車で行った場合の検索結果と付近のタクシー会社のリンクを表示してくれました。
06.グラフ付でわかりやすく「東京の天気」
「【都市名】の天気」と検索すると、その都市の3時間毎の天気、最高気温・最低気温、降水確率、湿度、風速を教えてくれました。グラフ付なので分かりやすくていいですね。
07.「映画」と検索すると…?
「映画」と検索すると、自分のいる場所付近の映画館で上映中の映画が一覧で表示されました。
(位置情報を有効にしている必要があります)
映画を観に行きたいけれど、どんな映画が上映されているのか知りたい、なんて時に使えそうです。
08.国際派の方も安心「円 ドル」
海外の通販などを見ている際、「あれ…99ドルっていくら?」等と思うときはありませんか?そういった時に便利に使えそうですね。
ちなみに「99ドル 日本円」と価格を指定して検索すると、指定した価格での為替変換を行ってくれます。
09.CMでもおなじみ「富士山の高さ」
少し前にやっていたGoogleのCMでもおなじみ「【山の名前】の高さ」。
もちろん、富士山の高さを表示してくれます。
ちなみに、「スカイツリーの高さ」「六本木ヒルズの高さ」など、山以外に建造物でも表示が確認できました。
10.「東京ドームの面積」
よく使われる「東京ドーム●個分!」といった表現。これもGoogleに具体的な面積を聞いてみましょう。
「面積」系では、「北海道の面積」「日本の面積」といった地名系から、「太平洋の面積」といった海の広さまで教えてくれます。
1東京ドームは6,200,000,000 計量カップ
さらに、東京ドームは他の単位との互換性もあるようで、東京ドーム竣工前によく使われていた「霞が関ビル」は東京ドーム2.48個分だそうです。
ちなみに東京ドームは6,200,000,000計量カップだそう。
11.スマホでの検索時に役立つかも!「東京ドームの電話番号」
東京ドームの話をしたら、東京ドームに行ってみたくなった…そんなときでも、「東京ドームの電話番号」と検索すれば、電話番号を表示してくれます。主にカスタマーサポートの電話番号が表示されるようです。
一部の大企業の電話番号しか表示されませんが、スマホでの検索時に便利ですね。
12.気になるあの人の誕生日は…?「安倍晋三の誕生日」
少し気になる、著名人の誕生日。Googleで検索すればすぐに知ることが出来ます。
「安倍晋三」のような政治家から、芸能人、スポーツ選手、文化人、作家など表示されるタイプはさまざま。
自分と同じ誕生日の人を見つけるのも楽しそうですね!
ちなみに、誕生日だけでなく、没年も教えてくれます。
13.旅行の計画を立てるときに!「京都 名所」
最後は少し毛色の違うものを!
「【地名】 名所」と検索すると、その土地の名所がずらーっと検索結果の一番上に表示されます。
「京都 名所」と検索すると…清水寺や竜安寺など、人気のスポットが一覧で表示されます。きれいな画像とともに、旅行の計画を立てるのもいいかもしれません。
14.アメリカ版Googleではもっと便利な機能が満載!
さらに、Googleのお膝元であるアメリカのGoogleでは、もっとすごい表示がたくさんあります。その一部をご紹介します。
Googleがレシピ本に?”How to make cheesecake”
「How to make【料理名】」で、料理のレシピが表示されます。より詳細な作り方はウェブサイトで!という流れになっています。
「【企業名】stock」で株価を表示
これは日本版についたら便利かもしれないですね。さまざまな企業の株価をグラフ付で確認することが出来ます。
「【曲名】lyrics」で歌詞を表示
筆者の環境では確認出来なかったのですが、「Rock and Roll lyrics」等、曲名と”lyrics”の掛けあわせで歌詞が表示されるようです。
(参考:Song Lyrics Hit The SERPs: Analyzing Google & Bing Traffic To 5 Large-Scale Lyrics Websites [Case Study])
まとめ
集めるだけでもかなり大変でしたが、まだまだありそうな予感のするGoogleのアンサーボックス。もし、ここに載っていないアンサーボックスを発見した方がいましたら、ぜひ教えて下さい!
今後もさらに便利なアンサーボックスが登場するのを楽しみにしています。
おまけ:ウェブマスターから見るアンサーボックス
知りたい情報が画面遷移なしにすぐに手に入るアンサーボックスは、検索者にとってはメリットですが、ウェブサイトを運営する側にとってはメリットばかりではなさそうです。
例えば、アメリカ版Googleで表示される「【曲名】 歌詞」のアンサーボックス。これは、歌詞を提供しているサイト(日本だとうたまっぷや歌ネットなどがあります)にとっては大打撃です。
今後、もし自分のウェブサイトに関するアンサーボックスが表示されたとしたら、いかにアンサーボックス以上に充実した情報を掲載できるかが、トラフィックを落とさないためのカギになりそうです。
また、アンサーボックスが逆にメリットになる場合もあると思います。
例えば、「STAP細胞とは」と検索すると、「コトバンク」というサイトのリンクとともに、アンサーボックスが表示されています。
アンサーボックスの引用元に採用されれば、1位表示のサイトよりも上位に表示されるので、トラフィックの増加に寄与してくれそうですよね。
アンサーボックス、特に「●●とは」での引用元に採用される基準は明らかになっていませんが、
<title>
文言が「とは」から始まっている- ページ自体が検索エンジンから評価されている(少なくとも1ページ目には表示されている)
- 本文が「●●とは、~」から始まっている
等がありそうです。もちろん例外もあるため、一概には言えませんが、共通して言えることはどれもページの内容が充実していることです。
アンサーボックスのメリットを享受するためにも、ページ内コンテンツの充実を図ることを再優先に行っていきましょう。
検索テクニックならこちらもチェック!
Googleはこういった「とは」検索の他にも、さまざまな検索の「裏ワザ」的なコマンドをたくさん用意しています。
その他のコマンドについては下記を参照して下さい!
Googleの「Site:」コマンドのオプション25個 SEOmoz
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