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誘導(ドアウェイ)ページアップデートに見る正攻法的SEO対策の重要性

誘導(ドアウェイ)ページアップデートに見る正攻法的SEO対策の重要性

私がご紹介します

Kaneko Yoshiaki

KanekoYoshiaki SEO Div. チーフコンサルタント

2014年よりSEOアナリストとしてさまざまな規模・業種のサイトを担当。 WordPressやMovable Typeのユーザーコミュニティが主催するセミナーへの登壇経験多数。制作・システムサイドの知見を活かし、不動産サイトや超大規模ECサイトなどの複雑なサイトへのSEOコンサルティングや、リニューアル時のSEO基盤形成などを得意とする。

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皆さんは誘導(ドアウェイ)ページってご存知でしょうか?
誘導ページとは、「特定の検索キーワードで検索結果の上位に表示されることを目的に作成されたサイトまたはページ」と定義されています。

実は3月16日、GoogleはWebマスター向けガイドラインでこの誘導ページに対する検索エンジンアップデートを行ったことを発表しました。
そこで今回は、この誘導ページに関するアップデート内容の紹介と、正攻法的なSEO対策の重要性について説明していきます。

誘導ページとは?

GoogleWebマスター向けガイドラインでは以下のように記されています。
誘導ページは、特定の検索キーワードで検索結果の上位に表示されることを目的に作成されたサイトまたはページです。誘導ページにより、類似する複数のページが検索結果ページに表示され、どの検索結果からも同じ内容のサイトやページにユーザーが誘導されるため、ユーザーの利便性が妨げられることになります。また誘導ページは、最終的なアクセス先となるサイトやページに比べ有用性の低い中間ページにユーザーを誘導することもあります。

誘導ページの例としては、次のようなものが挙げられます。

  • 特定の地域や都市を対象としたドメイン名やページを複数持ち、それらのドメインから 1 つのページにユーザーを誘導するもの
  • サイト内の有用なコンテンツや関連性の高いコンテンツにユーザーを案内することを目的として生成されたページ
  • サイト内における階層が明確に定義されていないため構造としては検索結果の一覧に近い、内容が類似する複数のページ

今回のガイドラインの変更点

今回「アップデート」と書いてある通り、誘導ページに関するガイドラインは以前から存在しております。ですので、具体的に今回のアップデートでどこが変更されたのかを確認してみました。
以下が変更点になります。

  • 中間ページについても言及され、右記の文言が追加された。「また誘導ページは、最終的なアクセス先となるサイトやページに比べ有用性の低い中間ページにユーザーを誘導することもあります。」
  • 具体例についての記述「アフィリエイト リンクのみのペラページがNG」から「サイト内の誘導目的に作成されたページがNG」に変更。
  • 具体例についての記述「キーワード分散しただけの類似コンテンツはNG」という文章に、「階層が明確に定義されていないため構造としては検索結果の一覧に近い」という文が追加された。

サテライトサイトやアフィリエイトサイトは影響を受けるのか?

ネット上ではこのアップデートが発表された後、すぐにアフィリエイター達が自身のブログなどで、「サテライトサイトやアフィリエイトサイトはもう終わりだ」という記事を投稿していました。そのような記事が瞬く間にSNS上で拡散されていく様子を見たのですが、弊社としては「サテライトサイトやアフィリエイトサイトが終わるわけではない」という見解を持っています。

これについてGoogleウェブマスター向け公式ブログ内で紹介された誘導ページの具体例と一緒に説明していきます。

例1:品質の低いコンテンツに、ある特定のサイトへのリンクを追加しただけのブログを複数作り、ユーザーを誘導しているケース
誘導ページ例1
引用元:ウェブマスター向け公式ブログ「誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です
今までもコンテンツに独自性がない、コンテンツのボリュームが少ない、といったページに関しては評価を落とされていました。ページ一枚のみで構成された、ペラページと呼ばれるものからある特定のサイトにリンクを貼るという手法がSEO対策上有効であったのも随分前の話です。現在このようなページを作ってもほとんど効果がなかったわけですから、今回のアップデートで対処法が変わるということではないでしょう。

例2:地名以外ほぼ同一の誘導ページを大量に生成しているケース

誘導ページ例2
引用元:ウェブマスター向け公式ブログ「誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です
このようなページも以前はよく検索に引っかかっていましたよね。しかしパンダ、ペンギンアップデートとGoogleの検索エンジンが進化し続け現在ではほとんど見ることはなくなりました。

つまり、今まででもこのようなサイトはガイドライン違反の対象でした。ある特定のページに誘導する目的であったとしても、そのページにあるコンテンツの質・独自性が高く、検索をして訪れてきたユーザーに取って価値の高いページであれば今回のガイドラインアップデートによって影響を受けるということはないでしょう。
弊社でも現在サテライトサイトの制作をしておりますが、目立った順位変動はありませんでした。

サテライトサイトやアフィリエイトサイトが誘導ページアップデートで終わる、というのは拡大解釈と捉えることができそうです。

正攻法的SEO対策は今後とも重要性を増す

今回のアップデートや、過去のアップデートを見てもGoogleの検索エンジンが目指しているところは変わっていません。
Googleの基本アルゴリズム概念は「ユーザーにとって有益な情報を提供する」事であります。これは今後とも変わることなく、ますますその精度は高まることでしょう。

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