こんにちは。SEO担当の金子です。
Google公式のブログとしていつもSEO関連の情報を発信しているGoogle ウェブマスター向け公式ブログにて、日本限定でアルゴリズムの更新を行ったことが発表されました。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: 日本語検索の品質向上にむけて
内容は「質の低いキュレーションメディアを名指しで批判しているのでは?」と憶測を呼ぶ内容…。果たしてどんな内容のアルゴリズム更新なのでしょうか。
今回のアルゴリズム更新の概要
Google ウェブマスター向け公式ブログでは、今回のアルゴリズム更新について下記のように述べています。
ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。
Googleから正式に「キュレーションメディアの順位を下げます」という発表があったわけではないですが、タイミングや上記文言、アップデートの内容から推測すると、キュレーションメディアを名指ししているかのような内容です。
昨年問題になったキュレーションサイトでは、既存サイトからかき集めたコピペばかりの流用コンテンツや、真偽が不明な内容をさも本当であるかのように書いた内容が問題となりました。
かつ、そのサイトが過度に検索エンジンに最適化されていたため、「どのキーワードで検索してもこのサイトが出てくる」「なのに中身の真偽が不明すぎる・信用できない」のような状態が常態化したことも、話題となった要因でした。
今回のアルゴリズム更新で、サイトが過度に検索エンジンに最適化されていたとしても、内容が有用で信頼できる情報でない場合は順位が下げる、ということになりました。
一般的に検索エンジンを使うユーザーは、質問や疑問に対する答えを探して検索行動を行っているので、ユーザーニーズに適うコンテンツを返せるようにするアルゴリズム更新はポジティブですね。
日本語検索のみでのアルゴリズム更新を発表することは異例
また、公式ブログでは下記のようにも述べられています。
今回の変更は、日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています。
これまで行われたパンダアップデートやペンギンアップデートなどは、グローバルで行われた大規模なアルゴリズム更新が日本でも行われたため公式ブログで発表する、というパターンがほとんどでした。
また、内容も英語のブログの和訳だったりして、日本独自の内容は少なかった印象です(アルゴリズム更新発表においては)。
しかし、今回は日本発のアルゴリズム更新です。これは極めて異例なことだと思います。
キュレーションメディア問題の際も、低品質なコンテンツを発信するメディアへの批判だけでなく、そうしたコンテンツを判断しきれない検索エンジンアルゴリズム(=Google)への批判も多かったように感じます。極めて異例な日本発のアルゴリズム更新を行ったということは、それだけGoogleがこの状況を問題視していたのかなとも思います。
順位を下げるメディアをアルゴリズムで抽出している?
ITmedia NEWSが2/3に公開した記事「キュレーションメディア“狙い撃ち” Google検索、アルゴリズム変更の狙い」の中で、SEO専門家の辻さんは独自調査からの考察として
辻さんによるとこの変更は、「アルゴリズムで抽出された特定サイトの一部ページだけに影響する」という。アルゴリズムの対象になった場合「ページ自体の評価が下がる処理が行われ、結果的に多くの人の目には触れないようになる」という。
としています。
もしこれが本当であれば、日本のキュレーションメディアにかなりフォーカスを当てたアルゴリズム更新であると考えられます…。
今回のアップデート、どんな対応をすればよい?
ここで気になるのが、キュレーションメディアをはじめとしたメディアを運営している我々は、このアルゴリズムアップデートに対してどのように対応すればよいのか、ということだと思います。
キュレーションメディアを運営している!
このアルゴリズム更新以前からも、ユーザーに対して有用で信頼できるコンテンツを提供すべき、ということは再三言われてきたことです。実際、キュレーションメディア問題が表面化した後に、他サイトのコンテンツの寄せ集めではなく、自サイト発信の情報を強化したサイトも多くあります。
そのため、キュレーションメディアが今できるこのアルゴリズム更新に対する対策としては、著者の許可を得ずにコピペだけで記事を書いていないか、公開した記事の内容は本当に正しいかどうかを調査し、該当するものがあれば削除する、もしくは書き換える必要があります。
オウンドメディアを運営している!
こちらもキュレーションメディア同様、今一度記事のコピペチェックや妥当性などを確認し直すのがよいでしょう。もちろん、これまでそのような記事を1度も発信したことがない場合は、これまで通り運営していくのがよいと考えられます。
後ろめたい気持ちがなければこれまで通りでOK
あくまで今回のアルゴリズム更新は「ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイト」が対象です。この言葉を聞いて後ろめたい気持ちにならなければ、どんなサイトであれ対策を行う必要はありません。
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