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BtoB企業がYouTubeを活用するメリットは?運用のポイントや活用事例を解説

BtoB企業がYouTubeを活用するメリットは?運用のポイントや活用事例を解説

あらゆるコンテンツの中で動画を親しむ人が増えている近年、ビジネスにおいても動画を活用する企業が増えています。

特にYouTubeは多くの企業がチャンネル開設をしているプラットフォームであり、BtoB企業に関しても例外ではありません。YouTubeを上手に活用すれば様々な面から顧客へとアプローチすることができ、集客に大きな効果を発揮することでしょう。

本記事ではBtoB企業に向けて、YouTubeを活用するメリットや活用方法、運用のポイント、活用事例などをご紹介します。

BtoB企業がYouTubeを活用するメリット

BtoB企業がYouTubeを活用するメリットには以下の3つがあります。
BtoB企業がYouTubeを活用するメリット
それぞれ詳しく見ていきましょう。

多くのユーザーに閲覧してもらえる

今、日本では大変多くの人が日常的に動画を閲覧しています。中でもYouTubeはユーザー数が多く、2023年5月には18歳以上の月間視聴者数が7120万人を超えたと発表がありました。

参照:YouTube、国内の月間視聴者7120万人 年齢層拡(日本経済新聞)

当然ながら、視聴者が多いプラットフォームでは動画を見てもらえるチャンスも増えます。BtoB企業に関しても、YouTubeに動画を投稿することでターゲットの性別や年齢を問わず、ブランディングやマーケティングなど幅広く活用できるのです。

参入のハードルが低い

YouTubeはGoogleアカウントさえあればチャンネル開設や動画配信ができます。このため、新規で参入する際のハードルが低い点もメリットの1つと言えます。

また、近年は簡単に高品質な動画を制作できるツールが多く展開されており、動画制作の経験者がいない場合でも、専門業者を頼らずに魅力的な動画を作ることが可能です。

動画広告の配信が可能

YouTubeではチャンネルに動画コンテンツを配信するだけではなく、一般ユーザーが動画を視聴する合間に広告を配信することもできます。

動画広告を配信する際は、自社の商品やサービスに興味を持ってくれそうなターゲットを絞り込むことも可能。低予算から始められるので、ぜひ活用してみてください。

BtoB企業によるYouTubeの活用方法

本章ではBtoB企業によるYouTubeの活用方法として、以下の内容をご紹介します。
BtoB企業によるYouTubeの活用方法

なお、こちらで紹介する内容はごく一部です。工夫次第で他にもさまざまな活用の仕方ができるので、目的に合わせてご利用ください。

商品・サービスを紹介する

動画の音声や映像を活用すれば、テキストや画像だけでは伝えにくい商品の魅力をアピールできます。

例えば業務用掃除機であれば実際に汚れを吸い取ることで吸引力の強さを示したり、使用している最中の音の静かさを伝えたりする形でアピールが可能です。

近年は業務に使用する製品であっても、オンラインで買い物を済ませる方が増えているため、動画を使った商品紹介の価値は上がっています。積極的に活用しましょう。

商品・サービスの導入事例を紹介する

商品やサービスを実際に導入した顧客から感想を集め、それを動画の形で配信します。

その際には顧客自身に出演を依頼し、直接語ってもらうことでより説得力のある動画が完成します。商品やサービスに対する信頼を集めたい場合に効果的です。

ただし、先方の都合により社名の公開や担当者の出演が認められないケースもあるため、事前にしっかりと相談・確認をしなければなりません。

社名の公開や担当者の出演が認められなかった場合でも導入事例の紹介動画自体は作成可能なので、前者であれば「〇〇業界の企業」と社名を明確にしない形式で紹介する、後者であれば声での出演のみ依頼するなどの工夫をしましょう。

商品・サービスの使用方法を紹介する

ユーザー向けの操作マニュアルという形で商品の使用方法を説明します。

テキストの取扱説明書に比べて、動画のほうが実際の扱い方や操作方法が分かりやすいので、ユーザー自身で商品を使いこなしやすくなります。

ユーザー視点でメリットがあるのはもちろん、ヘルプページなどに動画を設置することで企業としても商品の扱いや操作に関する問い合わせが減ることで、業務効率の向上につながります。

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自社ブランドを紹介する

動画は内容次第で、ユーザーに対して強い印象を与えることができます。

ブランドのメッセージや世界観を動画で伝えることで、テキストや画像と比べて大きなインパクトを与えることができます。

特に記憶に残るフレーズや意外性のある企画、強力なメッセージは、その後Web検索をされたり、SNSで拡散されたりするケースが多く、自然と自社ブランドの訴求につながるでしょう。

セミナー・ウェビナーを開催する

セミナーやウェビナーを開催する際は、YouTube配信を利用してオンラインで開催するのも手段の1つです。動画ならば場所や時間に関係なく、より多くの方が参加することができます。

また、開催後に動画をチャンネルにアップすることで、リアルタイムで参加できなかった方に対するフォローアップができます。実際に参加した方が内容を振り返るという面でも有用です。

BtoB企業がYouTubeを活用する時の流れ

BtoB企業がYouTubeを活用する際は、一般的に以下の流れに沿って準備を進めていきます。
BtoB企業がYouTubeを活用する時の流れ

1.目的や伝えたい内容を明確にする

まず大事なのは、動画を作る目的やそこで伝えたい内容を明確にしておくことです。

動画を作り、配信するのはあくまで手段。目的はその先にあります。

一般的に、動画を活用することで達成できる目的は「ブランド価値向上」または「製品理解促進」の2択になります。自分たちがどちらを目的とし、それを達成するためにどのような内容の動画を作るべきなのか、この時点でしっかり設計しておきましょう。

動画で達成できる2つの目的について、詳細は「BtoB企業がYouTubeを運用する時のポイント」の見出しをご覧ください。

2.動画のフォーマットを決める

目的や伝えたい内容が決まったら、次は動画のフォーマットを決めます。

目的に応じた動画フォーマットの組み合わせには、例えば以下のようなものがあります。

目的 動画のフォーマット
商品紹介 商品紹介動画
商品の使い方 ハウツー動画
サービスの導入事例紹介 インタビュー動画、事例紹介動画
ブランディング ブランディング動画

この他、「BtoB企業によるYouTubeの活用方法」もあわせて参考にし、最適なフォーマットを選択してください。

3.動画を作る

フォーマットが決まったら実際に動画を作っていきます。

動画制作においては、「クリックしてもらうための工夫と」「最後まで視聴してもらうための工夫」を取り入れていきます。

【クリックしてもらうための工夫】

  • タイトルに検索されやすいワードを含める
  • 動画の内容が分かるようなタイトルにする
  • 動画の内容が一目で分かるサムネイルにする

【最後まで試聴してもらうための工夫】

  • 最初に動画の内容や、今から説明する事柄を伝える

また、視聴が終了する頃に次の回やチャンネル登録の告知などを入れれば、次のアクションを促す効果もあります。本編の内容だけではなく、まとめやその後の終了画面も有効に活用しましょう。

4.効果検証する

制作した動画は、YouTube Studioを活用することで効果検証することができます。

再生回数や視聴者数はもちろん、ユーザーがどこから流入してきたか、よくクリックされる関連動画はどれかなど、さまざまな情報をチェックできるので、その後の動画制作に活かすことができます。

BtoB企業がYouTubeを運用する時のポイント

YouTubeを運用する際は以下のポイントを押さえましょう。
BtoB企業がYouTubeを運用する時のポイント
それぞれ詳しく解説します。

目的に合わせて動画を作る

前述の通り、動画を作る際は目的を明確にし、それに合った内容で制作することが大切です。

動画によって達成できる目的は「ブランド価値向上」と「製品理解促進」の2つ。ブランド価値向上とは、文字通りブランドの価値を高めることを目的とすることです。この場合、ブランディング動画やセミナー・ウェビナー動画が適しています。

製品理解促進とは、自社の商品の良さを伝えることを目的とすることです。商品紹介動画や導入事例動画、ハウツー動画が適しています。

定期的に更新する

定期的に質の高い動画を更新することで総再生時間が増えると、関連動画やオススメの動画としてユーザーの目に留まる可能性が高くなります。結果、さらに総再生時間が伸びたり、チャンネル登録者が増えたりして、より動画配信による目的達成を叶えやすくなります。

更新頻度に決まりはありませんが、できる限り頻度を落とさないよう心がけることが大切です。

ユーザーからの見やすさを考える

動画全体で統一感を出し、一貫したブランディングを行うことも、BtoB企業がYouTubeを運用する際に重要になります。統一感を出すことでユーザーにとって見やすい動画となるためです。

また、一貫性があることでユーザーに企業名を覚えてもらいやすいというメリットもあります。

BtoB企業によるYouTubeの活用事例

最後に、BtoB企業で実際にYouTubeを活用している事例を3つご紹介します。

【Sansan株式会社】独自のCMとスピンオフ動画の配信

【Sansan株式会社】独自のCMとスピンオフ動画の配信1
テレビCMで有名なSansan株式会社の広告ですが、YouTube内での配信やWeb限定スピンオフver.なども公開されています。

Sansan株式会社の動画といえば、ビジネスの「あるある」をストーリー仕立てで分かりやすく描いているのが特徴で、視聴者に強い印象を与えます。そこにサービスの訴求を加えることで新規顧客を集めたり、企業の認知を拡大させたりする一助となっており、YouTube動画活用の代表的な成功事例の1つと言えます。
【Sansan株式会社】独自のCMとスピンオフ動画の配信2

【サイボウズ株式会社】一貫したブランディング

【サイボウズ株式会社】一貫したブランディング1
グループウェアの開発、販売、運用を行っているサイボウズ株式会社のYouTubeチャンネルは、統一感のあるサムネイルによる一貫したブランディングがなされています。サムネイルを見ればサイボウズ株式会社の動画であることが一目で分かります。

内容については、製品の基本的な使い方や導入事例が分かりやすく解説されています。実際に製品を導入している企業や、導入を検討している企業にとって参考になる内容の動画です。
【サイボウズ株式会社】一貫したブランディング2

【freee株式会社】高頻度の更新で視聴者数を伸ばす

【freee株式会社】高頻度の更新で視聴者数を伸ばす1
サイボウズ株式会社と同様に、統一感のあるサムネイルを使っているfreee株式会社。しかしそれ以上に注目すべきは更新頻度です。多い時は1ヶ月に10本以上の動画を投稿しています。

多くの動画が投稿されればそれだけ視聴者数やチャンネル登録者数が増え、目的達成のためのより大きな効果を期待できます。
【freee株式会社】高頻度の更新で視聴者数を伸ばす2

まとめ

本記事ではBtoB企業に向けて、YouTubeを活用するメリットや活用方法、運用のポイント、活用事例などをご紹介しました。

BtoB企業が上手くYouTubeを活用すれば、「ブランド価値向上」や「製品理解促進」が見込めます。比較的開設がしやすいことからも、YouTubeは上記目的達成の手段として多くの
BtoB企業に選ばれています。

一方で動画の制作や投稿には当然ながらコストが必要です。成果を得るためには目的に沿ってポイントを押さえた活用をしなければなりません。

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