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TDK(title,description,keyword)とは?SEO・サイト制作基本のキ

TDKとは?分かったようで分かってない、SEOとサイト制作に必須なキホンのキ

私がご紹介します

Takabayashi Masamichi

株式会社デジタルアイデンティティ SEO Div.所属。Salesforce認定Pardotスペシャリスト。
SEOを中心にしたサイト改善のお手伝いとメディア運営・ライターの二足のわらじを履いています。SEOやWebに詳しくない方でも「初見で分かる読みやすい記事作り」を目指して奮闘中。
お役立て頂けたら幸いです。

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こんにちは、SEO Div.所属の高林です。
webページを制作するときに必要なHTMLや数々のタグ。
今回お話させて頂くTDKは、そのタグの中でもページの基本と言えます。
「webページを作りたい!けど、タグって難しそうでよく分からない…」「どのタグから手をつければ良いか分からない…」という方も気軽にお読み下さい。

TDKってなに?

皆さんは「TDK」という言葉をご存じでしょうか?
SEOやサイト制作をしようと調べてみると、ちらほらと出てくるTDKという単語。
一度は見たことがあるという方も少なくないと思います。
TDKとはそれぞれ、title(タイトル)、description(ディスクリプション)、keyword(キーワード)の頭文字をとった略語です。
この三つの単語はwebページの表示やSEOの重要な要素になります。
ここではTDKについて、単語の意味や概要、それぞれの要素が持つ効果や設定方法について解説していきます。

TDKってどうして重要なの?SEOとTDKの関係

よくSEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)やサイト制作において「重要である」と説明されるTDK。
では、なぜTDKが重要なのでしょうか?
それはSEOを行う上で、ユーザーだけでなく、webページを評価する「検索エンジン」に対しても分かりやすいサイトを作る必要があるためです。
この時に重要なのが、title(タイトル)、description(ディスクリプション)、keyword(キーワード)それぞれの要素です。

WebサイトはHTMLという言語で構成されていて、その中の一つに「タグ」という要素があります。
タグを使うことでwebページに表示させたいテキストやリンク、画像を表示させることが出来ます。
そしてタグを用いて、ユーザーや検索エンジンに「どのようなタイトルのページか」「どのような内容が書かれているページか」「どのような要素(キーワード)が含まれるページか」を示すのが、先ほど紹介したtitle(タイトル)、description(ディスクリプション)、keyword(キーワード)です。
これらの要素を正しく設定することで、ユーザーにも検索エンジンにも分かりやすいサイトを作ることが出来ます。

TDKはHTMLのどこに、どのように入れるの?

では、TDKのタグはどこにどのように入れるのでしょうか。
普段HTMLをいじらない方や、サイト制作の経験がない方の中には「難しそう…」と思う方もいるかもしれませんが、方法はいたってシンプル。
HTML文書内の

<head> </head>

で表されるヘッダータグの間に

<title>◯◯</title>

といった形で入力するだけです。
各タグについてもう少し具体的に見ていきましょう。

title(タイトル)とは

title(タイトル)とは文字通りwebサイトのページタイトルを示す部分です。
普段私たちが検索をすると、様々な検索結果が表示されますよね。
その時に表示されている、サイトのタイトルにあたる部分を示すのがタイトルタグです。

title(タイトル)の効果と役割

タイトルタグには主に二つの役割があります。
一つはユーザーをサイトに呼び込む役割、もう一つが検索エンジンに対してページの内容を理解させる役割です。サイトへの流入数を増やすためには、ユーザーが「求めている情報が含まれているサイトである」と一目で理解できるようなタイトルをつける必要があります。
また、検索エンジンに対してもサイトの内容を簡潔に表すタイトルであることが望ましいです。

ユーザーに対しても検索エンジンにとっても、良いタイトルをつけることが出来れば、検索結果の上位表示やサイトの流入数アップに繋がる一因になるでしょう。
どちらにも共通して言えるのが「分かりやすい」という点ですので、よく考えて決めましょう。

効果的なtitle(タイトル)の設定方法

とは言ったものの、実際にタイトルを考えてみると意外と悩むものです。
一つの目安として、ここではタイトルを決める時のポイントを2つ紹介します。

ユーザーが求めているキーワードを盛り込む

タイトルは言わば看板のような役割ですので、サイトの内容を簡潔に表すタイトルが理想です。
記事の軸となるキーワードが何か考え、タイトルのなるべく手前の方に含めることで、クリックされやすくなります。
例えば「おにぎり」と「おむすび」「握り飯」は同じ料理を指しますが、「おにぎり」が最も一般的で検索されやすいキーワードです。検索されにくいキーワードは避け、検索されやすいキーワードを用いることで、より多くのユーザーの目に触れるようになります。

また、検索からやってきたユーザーのニーズを考えて、目的となるキーワードを含めるようにしましょう。その際、ユーザーが検索しやすいキーワードを選ぶことも重要になります。

<h4分かりやすく、キャッチーなタイトルを意識する

サイトのタイトルはキャッチーなものにしましょう。「~する〇つのポイント」や「~するだけで必ず・・・」のように、心を掴むようなタイトルがついているwebページは皆さんもついクリックしたくなりますよね。
とはいえ、キャッチ―さを追求すると「実際の記事に何が書かれているか」が分かりづらくなったり、記事の軸となるキーワードが目立たなくなって、結果としてあまりクリックしてもらえない…ということもあります。

タイトルを作る際には、ユーザーの目線に立ち返り、魅力的なタイトルを心掛けましょう。
SNSを意識して、拡散されやすいタイトルを考えてみるのも良いかもしれません。

title(タイトル)を決める際の注意点

タイトルを設定する際には注意すべき点があります。

文字数は30字以内に抑えよう

ユーザーの求めているキーワードを盛り込むことが効果的という話をしましたが、盛り込みすぎた長いタイトルをつけることは控えましょう。
検索結果一覧に表示された時に、タイトルの文末が「◯◯…」というように表示されなくなります。
また、同一のキーワードの多用や繰り返しはSEOに有利になるどころかスパムと見なされる可能性があり、検索順位が落ちてしまう原因にもなります。
加えて、タイトルは「TDK,title,タグ,…etc」といったキーワードによる羅列ではなく、きちんと文章の形にしましょう。
タイトルの前のほうに重要なキーワードを盛り込むと、ユーザーの目に留まりやすくなるのでクリック率が高まる可能性があります。

タイトルがユニークになっているか

タイトルタグなどについて調べていると「ユニーク」や「ユニーク化」といった言葉が出てきます。
いまいち分かり辛いですが、端的に言えば「固有で重複しない」という意味です。
サイト内のページにタイトルをつける際に、全てのページに同じタイトルをつけるのではなく、それぞれに「固有の」タイトルをつけましょう。
全てのページのタイトルが同じものだと、ユーザーや検索エンジンは何がどのページに書かれているか理解しにくくなってしまいます。

 

description(ディスクリプション)とは

description(ディスクリプション)はwebページの概要を示すテキスト情報のことです。
「検索結果一覧の、タイトルの下部に表示されるテキスト」といえば想像しやすいかもしれません。
description(ディスクリプション)はhead内に

<meta name="description" content="◯◯”/>

の形で記載するため「meta descryiption(メタディスクリプション)」と呼ばれることもあります。

description(ディスクリプション)の効果

descriptionは、サイトの説明文の役割を担います。
webページの概要を簡潔にまとめたテキストを記載することで、ユーザーに理解されやすいwebページになり、流入数の増加が見込めます。
一方、今のところdescriptionはほとんど検索結果のランキング付けに作用しないと言われています。
ですが、タイトルの真下に表示されるテキストなので確実にユーザーの目に触れます。
ユーザーに「このページには自分の求めている情報があるかもしれない!」と思わせるには、効果的なdescriptionの設置が必要不可欠です。

効果的なdescription(ディスクリプション)の設定方法

では、効果的なdescriptionとはどういったものなのでしょうか。
ここまで読んで頂いた方は、すでにピンときているかもしれませんが、
重要なテーマはずばり「ユーザー目線」です。ユーザーの目線でdescriptionを考えたときに2つのポイントがあります。

  • ページの内容を簡潔に表す
  • ユーザーの求めているキーワードと情報を盛り込む

どちらも、先ほど紹介したタイトルタグと内容は同じです。
キーワードを盛り込んだ文章で、サイトの内容を簡潔にまとめてみましょう。短すぎず、長すぎず、ちょうど良い分量を記載することが大切です。
また、キーワードが文章の前半に来るようにすると、ユーザーの目に止まりやすく、分かりやすいです。
ユーザーの求めているキーワードを調べるのには「5 TDK作成に役立つおすすめツール」で紹介するツールを使ってみるのが良いでしょう。

description(ディスクリプション)を決める際の注意点

descriptionを記載する時にも注意点があります。

重要なキーワードや説明は手前に記述する

descriptionもタイトル同様、長すぎると省略されてしまいます。
そのため、なるべく手前にページの内容を表す文章を記述しましょう。
また、ユーザーのニーズに応えるような文章を練りましょう。最近ではPCよりスマートフォンなどのモバイル端末を使う人が多いので、文字数を加味することも重要です。

ユニークになっているか

ページ毎に異なるdescriptionを設定するようにしましょう。
この時、全てのページに同一のディスクリプションを記載するのは避けましょう。
検索エンジンがdescriptionをランキング付けに使用していないと説明しましたが、一方でユーザーはページ内容を判断するのにdescriptionを読みます。タイトルにそぐわないようなdescriptionは印象を落としかねず、クリック率を下げるおそれがあります。タイトル同様、ページに合ったdescriptionを設定するようにしましょう。
ですが、ページ毎にディスクリプションを設定すると言ってもwebページの量が多いと非常に手間がかかります。
そういった時にはディスクリプションを記載しないというやり方も存在します。
こうすることで、検索エンジンがwebページを判断し、各ページに合った内容を自動で表示してくれます。また、すでに出来上がったサイトの重複したディスクリプションを探したい場合は「5 TDK作成に役立つおすすめツール」で紹介している方法を使うと効率的に探すことが出来ます。

keyword(キーワード)とは

keyword(キーワード)とは、webページの重要なワードを検索エンジンに対して示すものです。
ページのHTML文書のヘッダー部分に

<meta name=”keywords” content=”〇〇,〇〇,〇〇,”>

といった形で記載されています。
検索エンジンに対して、webページの内容やキーワードを提供するタグで、meta keyword(メタキーワード)とも言われます。
メタキーワードタグを設定することで、検索エンジンにwebページとページ内の重要なワード認識させる効果があると言われていました。
tagkeywords

keyword(キーワード)の効果と役割

メタキーワードタグは検索エンジンに対してページ内容をキーワード単位で示すタグです。
ですが、現在はdescriptionと同様、検索エンジンのランキング決定要素に用いられていません。
かつてはSEOとして非常に有効な方法で、このメタキーワードタグに重要ワードを大量に記載することで検索結果の上位に表示させることが可能でした。
しかし、このタグがスパムとして悪用されることも多く、検索エンジンが重要視するタグではなくなりました。Googleは公式に、メタキーワードタグを検索結果の掲載順位に活用しない」と発表しています。

Recently we received some questions about how Google uses (or more accurately, doesn’t use) the “keywords” meta tag in ranking web search results. Suppose you have two website owners, Alice and Bob. Alice runs a company called AliceCo and Bob runs BobCo. One day while looking at Bob’s site, Alice notices that Bob has copied some of the words that she uses in her “keywords” meta tag. Even more interesting, Bob has added the words “AliceCo” to his “keywords” meta tag. Should Alice be concerned?
At least for Google’s web search results currently (September 2009), the answer is no. Google doesn’t use the “keywords” meta tag in our web search ranking.https://webmasters.googleblog.com/2009/09/google-does-not-use-keywords-meta-tag.html

これはGoogleの検索エンジンを使用しているYahooでも同じことです。つまり、ほとんどの検索エンジンには認識されておらず、SEOとしてはあまり有効な手段ではないといわれています。

効果的なkeyword(キーワード)の選び方と使い方

メタキーワードタグに含むkeywordを選ぶ際には、サイトの内容やユーザーが求めている核となる部分のキーワードを盛り込みましょう。
ユーザーが求めているキーワードを調べる場合は、後述するツールを使って簡単に調べることが出来ます。

keyword(キーワード)を決める際の注意点

メタキーワードタグを使う際には、ページの核となる重要キーワードを5個程記載してみましょう。
キーワードを大量に記載するのはやめましょう。

TDK作成に役立つおすすめツール

さて、ここまでそれぞれのタグの効果や注意点について説明してきました。
実際に設定をするのに効率的なツールがいくつかありますので、順に紹介していきます。

ラッコキーワード(旧:goodkeyword)

ラッコキーワード
ラッコキーワード

入力したキーワードと関連するワード(サジェスト)を一覧で見ることが出来るサイトです。検索エンジンで検索する際に「TDK 設定」「TDK seo」など、よく一緒に検索されているキーワードが何か調査することができます。
これを使うとキーワードの選定が出来、ユーザーがどんなニーズを持っているかが分かります。
これをもとにしてコンテンツやタイトルを組み立てていくことができます。
サジェストキーワードを調査するツールは他にもいろいろあります。ツールによって微妙に使い勝手や出てくるキーワードが違うことがあるため、つど使い分けるとよいでしょう。

キーワードプランナー

keyword_planner

こちらは、Googleが提供しているキーワードツールです。
関連するキーワードを調べたり、検索ワードに対するボリュームを見ることが出来ます。
検索ボリュームとは、検索ワードの月間や年間あたりの検索数を示すものです。
より検索されやすい・検索されているキーワードを調査するのに適しています。

Google Search Console

googlesearchconsole

Google Search Consoleはその名の通りGoogleが提供しているツールで、webサイトの管理人がサイトの状況を把握したり改善するのに適した機能を多く持ちます。
どんなキーワードを経由して自分のサイトに流入しているか調べられるほか、サイト内にtitleやdescriptionが重複している箇所はないかなど、改善する部分を示してくれます。
サイトを戦略的に運営するにあたってほぼ必須となるツールですが、すでにサイトを持っていて、
SEOをこれから始める!という方や、サイトの流入状況を把握したい方、サイト内の改善につとめたい方におすすめです。

まとめ

ここまでTDKの概要や設定方法、効果的な決め方などについて解説してきましたが、全体を通して言えることは、「ユーザーと検索エンジンに寄り添ったものづくりを心掛けること」であるという点です。
ユーザーの求めていることは何か、ユーザーのためになるサイト・ページとは何かを考え、SEOを行っていきましょう。

当サイトではこの他にもWebに関するお役立ち情報を多数ご紹介しています。
Web担当者の方、デジタルマーケティングに興味がある方はぜひご覧ください。


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