2017年は「コンテンツマーケティング」などコンテンツの重要性が声高に叫ばれ、一方では「モバイルファーストインデックス」の導入に向けたモバイルフレンドリー対策に追われたWeb担当者の方も多かったのではないかと思われます。
2018年のSEOはどうなるのか?何から着手するべきなのか?
3つのポイントに分けてご紹介いたします。
1.PCサイトとモバイルサイトの中身を揃えてモバイルファーストインデックスに備える!
モバイルファーストインデックス対策として、まずはPCサイトとモバイルサイトの中身を揃えましょう。
チェックするべきポイントは以下の通りです。
- ナビゲーションやパンくずリストなどのサイト内部リンクがPCとモバイルの両方に表示されているか
- ナビゲーションから削除してしまっているリンクはないか
- モバイルサイトで表示していないページはないか
サイト内部リンクやサイト内部のコンテンツがPCとモバイルで異なっている場合、モバイルファーストインデックス後は不利になってしまう可能性があります。
サイトがレスポンシブデザインになっていても、パンくずリストなどの導線が省略されているケースも多く見受けられますので、
一度サイトの中身がPCとモバイルでそれぞれどうなっているか、状態を確認してみてください。
2.エンゲージメントを意識したコンテンツ作成
内部施策、コンテンツマーケティングといった「サイト内部のコンテンツをユーザーニーズに合わせて作成しよう」という施策は近年隆盛を極め、様々なアプローチの手法や成功事例が共有されるようになりました。
特にSEOの内部コンテンツ制作は「キーワード調査によるユーザーニーズの調査」「SEOを意識した構成の原稿」「内部導線を意識した実装」というセオリーが広く共有され、それを助ける様々なツールも出現しています。
しかし、「キーワード調査によるユーザーニーズの調査」で囚われがちになってしまうのが「ユーザーニーズ=検索需要の大きさ」という錯覚です。
確かに、検索動向に基づいたコンテンツの制作は非常に有効です。しかし、そのコンテンツは本当にユーザーが必要としているものでしょうか?
2016年から2017年にかけて、日本のインターネットにおける「コンテンツ」の有り様はWELQやMERYなどDeNA Palette関連のキュレーションサイトにおける問題をきっかけに大きく問われることとなりました。
日本のGoogleは日本専用に新たなアルゴリズム(日本語検索の品質向上にむけて)を発表するにいたり、コンテンツマーケティングは「本当にユーザーが欲している情報をきちんと作ろう」という動きに変化しつつあります。
自社の利益に繋がるコンテンツではなく、ユーザーが喜ぶコンテンツを作ることが、2018年以降のトレンドになるのではないでしょうか。
3.UI改善!UX向上!モバイルフレンドリーなサイトに模様替えしよう!
現在、モバイル経由の検索はPC経由の検索を大きく上回っており、ユーザーはPCサイトよりもモバイルサイトを目にする機会が多くなっています。
普段仕事をしていると自社サイトもクライアントのサイトもPCサイトを見ている時間のほうが長くなりがちかと思いますが、普段の自分の検索やWebの閲覧を振り返ってみると圧倒的にスマホを握っている時間が長く、モバイルサイトを見ている機会の方が多いですよね。
Googleはモバイル検索において「ページの表示速度」「デザインがモバイルフレンドリーである」ことを非常に重視しています。
モバイルフレンドリーテストとPageSpeed Insightsでサイトを確認し、それぞれが合格ラインをクリアしているか確認しましょう!
また、AMPページの導入なども検討してみるといいかもしれません。
2018年のSEOは2017年以上にモバイルサイトの品質が問われる年になるかと思います。
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