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オウンドメディア、アーンドメディアと並んで、トリプルメディアの一角を担うのが「ペイドメディア」です。
記事では、ペイドメディアについてわかりやすく説明します。
・ペイドメディアとは?
・ペイドメディアの役割
・ペイドメディアの種類と特徴
これらをご説明するので、「ペイドメディアを理解した上で、自社で運営を考えている」という方は参考にしてください。
目次
ペイドメディアとは?
ペイドメディアとは、「広告費を払って運用するメディア」のことです。後ほど詳しくご紹介しますが、テレビCMや雑誌広告、Web広告などがそれにあたります。
たくさんのユーザーに露出することができる反面、広告費がかかってしまうことが特徴です。一昔前までは、広告といえばテレビCMが主流でしたが、現在ではWeb広告が主流になりつつあります。
これは、Web技術の発展やスマホの普及、それらに伴うテレビ離れが大きく関係しています。
そのためペイドメディアを活用する際には、メディアごとに集客できるユーザーが異なるので、広告を出稿するメディアを慎重に選ばなければなりません。
ペイドメディアの役割
トリプルメディアの中でのペイドメディアの役割は、新規ユーザーや潜在顧客に「認知」させるということになります。
具体的には、オウンドメディアやアーンドメディアで集客しきれない層を拾う役割です。
SEOを集客源とするオウンドメディアでは、キーワードからの流入しかありません。そこで作成したコンテンツをアーンドメディアで拡散したとしても、集客できるユーザーは限られています。
ペイドメディアは、他のメディアでは到底認知してもらえないユーザーを、広告費を使って集客します。そうして見込み客を獲得する役割を担っています。
オウンドメディア、アーンドメディアとの違い
先ほどから頻出している「オウンドメディア」と「アーンドメディア」。ペイドメディアとの決定的な違いは、2つあります。
それは、「メディアへの露出の早さと広さ」です。
メディアへの露出の早さ
ペイドメディアはテレビ局やGoogleにお金を払い、それぞれのプラットフォーム内で広告を出稿するので、すぐにメディアに露出できます。
しかし、オウンドメディアとアーンドメディアは自身で積み上げていくメディアです。ですから、ユーザーに露出するには時間がかかります。
メディアの露出の広さ
ペイドメディアは、広告費をかければかけるほど、興味を持ったユーザーや潜在層に広く露出できます。
しかし、オウンドメディアやアーンドメディアは広告費がかからない一方で、ボリュームのあるキーワードでSEOで上位表示されたり、SNSでのバズらなければ露出は少なくなりがちです。その結果、メディアに露出するまでに時間がかかります。
しかしペイドメディアは、広告費をかければかけるほど、より多くのユーザーに露出することができます。
上記で説明した2つが「オウンドメディア、アーンドメディアとの違い」です。
ペイドメディアの種類と特徴
前述した通り、ペイドメディアにはいくつか種類があります。また、メディアごとの特徴も異なります。
そこで以下では、
- 4マス広告
- Web広告
これらの特徴をご紹介します。「ペイドメディアの具体的な種類を知りたい」という方は参考にしてください。
4マス広告
4マス広告とは、
- テレビ
- ラジオ
- 新聞
- 雑誌
の4つのマスメディアのことです。「4マスメディア」や「4大メディア」と呼ばれることもありますが、その意味に違いはありません。
4マス広告の特徴は、日常生活を送る上で目に触れる機会が多いということです。
Web広告と比べるとプロモーションにかかるコストが高くなりがちですが、露出できる範囲が非常に広いのが利点です。
ただし、不特定多数に露出される特性上、特定のターゲットのみを狙うといったことが難しいというデメリットもあります。
WEB広告
続いて2つ目はWeb広告です。Web広告といっても、下記のようにいくつか種類があります。
- リスティング広告
- 動画広告
- SNS広告
Web広告は低価格でインターネットを利用するユーザーを集客することができます。マス広告と比べると露出範囲が狭くなりますが、広告費が自由に決められることからコストパフォーマンスの高い広告です。
また、マス広告とは異なり、少額から広告を出稿し、掲載されるタイミングも早く、すぐに露出を増やせることが特徴。様々なターゲティング方法があるので、狙った層に露出することもできます。
それに、アクセス数やコンバージョン率が記録として残るので、PDCAを回しやすく、より良いコンテンツをユーザーに露出することができます。コンバージョンの改善もしやすいです。
ペイドメディアの活用方法
ペイドメディアは「4マス広告」と「Web広告」があると説明しました。しかし、それぞれのプラットフォームによって活用方法が異なります。
以下では、ペイドメディアの具体的な活用方法をご紹介します。「具体的な活用方法が知りたい」という方は参考にしてください。
幅広い層に認知できるTVCMを活用
テレビCMは、代表的なペイドメディアのひとつです。最も幅広い層にリーチできるメディアといっても良いでしょう。
テレビは信頼力も高いですし、「これ、テレビでやってたから買ってみようかな?」という気持ちで、店頭に並んでいる商品を手に取ったこともあるのではないでしょうか。
テレビCMは、制作費に多額の費用がかかります。しかし、自社内でリソースを割いて動画を作るのであれば、費用を抑えられることも。
まずは地方限定でCMを公開し、コストを抑えながらPDCAを回すのも効果的です。
特定のターゲット層に強い雑誌広告を活用
雑誌は購入するターゲットが明確です。
自社のサービスや商品と雑誌のターゲットが合致していれば、ペイドメディアとして効果を発揮してくれるでしょう。
CVに近いリスティング広告を活用
リスティング広告はユーザーが検索するキーワードを予想し、ターゲティングすることで、悩みや回答を探しているユーザーにアプローチをかけることができます。
「答えを探している」人は、自分にあったサービスや商品を見つけた時にCVがしやすいです。とにかくCVを意識するのなら、リスティング広告を運用しましょう。
ただ、キーワードや広告を出稿する業界によっては、広告費が高騰する可能性があります。もちろん、他業者もリスティング広告を運用していることも多いので、広告の多い業界は費用が高くなることを理解しておきましょう。
CMの代わりに動画広告を活用
動画広告とは、YouTubeやFacebookで流れる宣伝広告の動画です。比較的若い世代へ訴求しやすいということと、全世界に広告を出稿できるというメリットがあります。
また、広告費が安いのも特徴です。例えば、YouTubeのTrueview動画広告の料金体系は、動画が最後まで視聴されるか、30秒以上流れた場合に課金されるというものです。
近年、インターネットの発展により、テレビよりもYouTubeやインターネットサイトから情報を収集する方が増えてきました。それにより、動画広告の需要が高くなっています。
Instagram広告を活用
ここ数年で爆発的にユーザーを増やしているInstagram(インスタグラム)にも、広告を出稿できる機能が備わっています。
Instagramの広告は「記事内型・ストーリー型・動画広告型」の3タイプがあります。これらを有効的に使うことで、細かいターゲティングができ、狙ったユーザーにアプローチをかけることが可能です。
ターゲットの設定次第では40代以上に広告を配信することもできますが、インスタグラムは年齢層が高くなればなるほど、インプレッションは少なくなります。そこが、インスタグラム広告を活用する上でネックなポイントです。
まとめ
この記事では、トリプルメディアの認知の部分の役割を担っている「ペイドメディア」についてをご説明しました。
ペイドメディアには「4マス広告」や「Web広告」がありますが、自社のサービスや商品に合わせたメディアを選ぶことが大切です。
広告を出稿する際のターゲットがズレてしまうと、適切なアプローチをかけることはできません。まずは自社のことをしっかりと理解した上で、広告のタイプを慎重に選びましょう。
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