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GA4の探索レポートではデータ保持期間がデフォルトで2ヶ月設定となっています。
この記事では、データ保持期間を最大14ヶ月まで変更する方法について解説します。
2ヶ月でGoogle Analyticsの全部のデータが消えるの?
いいえ、全てのデータは消えません。
「データ保持期間」の有効範囲は「探索レポート」のみです。
そのため、
- 標準レポート
- Looker Studio
- Big Query
などには影響しません。
データ保持期間を延長するためには、何をすればいいの?
データ保持期間はデフォルトでは2ヶ月間となっていますが、これでは前年同月との比較ができないため、14ヶ月に変更することを推奨します。
※設定変更には「プロパティの編集権限」が必要です。
GA4の左下にある歯車マークを押して「管理」画面に遷移したあと「プロパティ設定」の中にある「データの収集と修正」から「データの保持」を選択します。
次に表示された画面の「データの保持」の横にあるプルダウンで、希望する設定を選択します。
デフォルトでは「2ヶ月」になっていますが、「14ヶ月」に変更することが可能です。
その下にある「新しいユーザーアクティビティのたびにリセット」も、オンで大丈夫です。
「新しいユーザーのアクティビティのたびにリセット」って何?
これは、ユーザー識別子に関する情報の保持期間を設定する項目です。
オン/オフによって下記のように設定が代わります。
オフの場合 | 特定のユーザーの初回接触から14ヶ月で識別子がリセットされ、別のユーザーとして認識される |
オンの場合 | 特定のユーザーからの新しいイベントが発生するたびにユーザー識別子の保持期間が14ヶ月保持される |
例えば、あるユーザーが2025年4月19日に初回接触したとします。
「ユーザーデータとイベントデータの保持」は「14ヶ月」に設定されているとします。
このとき、「新しいユーザーのアクティビティのたびにリセット」が「オフ」になっていると、このユーザーに紐付けられた識別子は、2026年6月19日(14ヶ月後)にリセットされます。
逆に「オン」になっていると、このユーザーがサイトに訪問してくれる限りはリセットされることはありません(この例の場合、最終訪問から14ヶ月後にリセットされます)。
まとめ
今回はGA4のデータ保持期間について解説しました。
基本的には、データ保持期間は「14ヶ月」にすることを推奨しています。
デフォルトでは「2ヶ月」になっていますので、新規にアカウントを作成した場合は忘れずに設定を変更するようにしましょう。
GA4を使いこなせば、高度なアクセス分析が可能となり、Webサイト集客を改善する手がかりを得ることができます。
基本の設定から、ひとつひとつステップアップしていきましょう。
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