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Google広告のDSA(動的検索広告)とは?特徴や設定方法をご紹介!

DSA動的検索広告 キャプチャ

Googleが提供するリスティング広告のメニューの一つである「動的検索広告(DSA)」をご存知でしょうか?
これは日々変化する検索のニーズに対応するために作られたメニューです。

商品の数が多すぎてキーワードをコントロールしきれてないサイトの運営者や、ユーザーがどのようなキーワードを検索するか把握しきれていない状態で、新しく広告出稿を始めたばかりの企業にもおすすめです。

この記事ではそんな「動的検索広告(DSA)」のメリット・導入がおすすめできる業界・設定方法などについて解説していきます。

DSAとは?

動的検索広告(DSA:Dynamic Search Ads)とは、Googleが提供する検索連動型広告の機能の一つです。

広告主のWebページと関連性の高いキーワードで検索しているユーザーに対して、GoogleがWebサイトの内容から、ユーザーのニーズを満たすであろう広告を自動で生成し、出稿できる広告出稿方法です。
今までは人間の作業であったキーワードの選定や登録、広告の作成をGoogle側が自動で行ってくれます。

なぜこのような仕組みが必要なのでしょうか。Googleによると、広告出稿者が選定するキーワードとユーザーが検索するキーワードは約7割は完全に一致しないと言われています。つまり約7割が想定しえないキーワードであると言えるのです。

そこで有効になってくるのがキーワードの管理や広告の作成を自動化できる、動的検索広告というわけです。

DSAの仕組み

動的検索広告は以下のような流れで広告が検索結果に表示されます。

  1. 広告がクリックされた際に表示させたいページのURLをGoogle広告に設定
  2. Googleが指定されたURLをクロールし情報を読み取り、コンテンツの内容をインデックスする。
  3. ユーザーがインデックスされたページと関連性の高いキーワードで検索したとき、Googleが「広告見出し」と「URL」を自動生成し、広告を表示する。(※1)

従来の広告の設定方法と大きく違うのは広告主がページのURLを設定する点が挙げられます。
また、Googleのクロールの対象とするURLは以下の5つです。

  • すべてのWebページ
  • カテゴリ指定
  • 現在使っているランディングページ
  • ページフィード
  • 特定のWebページ

多様な選択肢が用意されているため、細かな設定が可能となります。

※1「広告見出し」は指定したページ内の文言を組み合わせユーザーのニーズを満たすと思われるものが作られ、「URL」は指定したページの中で一番関連性が高いと判断されたものが表示されます。

しかし「説明文(半角90文字×2)」に関しては従来の方法と同様、手動で設定したものが表示されるため、さまざまな見出しに対応できる汎用的な物を作成する必要があります。

DSAを導入するメリット

ここからは、動的検索広告を導入することのメリットをご紹介いたします。

想定していない新たなKW・ターゲットを発見できる

先述の通り、動的検索広告は、ユーザーが検索した言葉とインデックスされたページの関連性に基づいて広告が作成されます。

そのため、任意のキーワードを対象とした検索連動型広告ではカバーしきれない、型番などの具体的なキーワードや、3語以上のロングテールキーワードに対して広告を配信することができます。より顕在化したユーザーに対して広告を配信することができるわけです。

また配信結果から今まで見落としていた、キーワードやユーザーニーズを見つけることもできます。

広告設定の負担が減る

ECサイトや不動産のポータルサイトなどの、情報量が膨大になってしまうサイトの場合、広告運用者のキーワードの登録や管理、広告文の作成の手間も膨大になってしまいます。

動的検索広告を活用すれば、このような作業の手間が軽減されるため、運用者の工数を削減することができます。

また動的検索広告は対象のページを具体的をGoogleが常にクロークしているため、「在庫の有無」や「価格変化」など情報の更新頻度が高いサイトにも向いています。

成果改善が見込める

ここまで解説してきたようにDSAの仕組みは、下記のような特徴があります。

  • 他社があまり出稿してこないニッチワードのためCPC(クリック単価)が安い傾向がある
  • 具体的なキーワードで検索する顕在層へ広告表示できる
  • 誘導先のページがユーザーの検索キーワードとマッチしている

この結果、キーワード指定の広告だけで運用するより、運用の成果改善も見込むことができます。

DSAに向いている業界・サイト

続いては動的検索広告に向いている業界・サイトを紹介いたします。

商品の数が多いサイト、情報の更新頻度が高い業界

前項目で少し触れましたが、ECサイトのような商品の種類や数が膨大になりやすいサイトや、コンテンツが充実した大規模なサイトでは、キーワード選定や広告文作成に膨大な時間がかかってしまいます。

動的検索広告を活用すれば、その手間を軽減することができますので、ぜひ導入してみてください。

SEO対策がしっかりとされているサイト

動的検索広告は登録されたサイトの情報を読み取り、ユーザーの検索語句と関連性の高い広告を表示します。

サイトのタイトルタグや見出しタグの情報も読み取る対象になりますので、SEO対策がしっかりとされているサイトとの相性も高いです。

DSAの設定方法

ここからは実際に、動的検索広告を設定する方法を説明していきます。

DSA用のキャンペーンを作成する

対象アカウントの「キャンペーン」→「+」→「新しいキャンペーン」にクリックします。
キャンペーン
該当する達成目標を選択します。

「検索」のキャンペーンタイプを選択します。
検索選択

該当する達成目標を選択します。

全般設定

キャンペーン名を決め「ディスプレイネットワーク」のチェックを外し、「詳細をすべて表示」をクリックします。
ディスプレイネットワーク
使用するドメインを入力します。

「WEBサイトのGoogleインデックスを使用する」にチェックが入っているか確認します。
ドメイン名

該当する言語、地域に設定します。
予算と、入札単価を設定します。

入札単価は通常の検索キャンペーンに影響を及ぼさないように、並走するキャンペーンよりも低く設定するのがおすすめです。

必要に応じて広告表示オプションを設定し、「保存して次へ」をクリックします。

広告グループ設定

広告グループの種類を「動的広告」に設定します。
日本語選ぶ
広告グループ名を決め、Webサイト内のどのコンテンツに対して広告を表示するかを設定します。

ここでは「この商品カテゴリだけ」などと細かく設定できますが、まずはターゲットを広くし広告を表示させるため、「すべてのウェブページをターゲットに設定する」を選択しましょう。
すべてのウェブページ
「保存して次へ」をクリックします。

広告を作成する

動的検索広告では、「広告見出し」が自動で作成されます。

ただし、説明文は自分で設定しなくてはいけません。

通常の検索広告と同じように説明文1,2を作成し「保存して次へ」をクリックします。

違和感が生まれないように、汎用的な文章を設定しましょう。

「キャンペーンに進む」をクリックすると、管理画面に戻ります。

以上で設定は終了ですが、審査落ちしてしまった場合には注意が必要です。

DSAの注意点

サーバーエラー等は事前に解決しておく

配信開始にあたり、Googleクローラーによる審査が行われます。
その際にクロール出来ないページ(500エラーなど)があると、審査落ちしてしまいます。
事前にサーチコンソールなどを用いて、エラーがないかチェックしておきましょう。

KW、URLの除外設定をしっかりしておく

広告を表示させたくないキーワード(例:「○○ 返品」などのネガティブワードなど)は除外キーワード設定を行いましょう。方法は通常の検索広告と同じです。
更に、広告のリンク先URLとして設定されたくないページ(例:会社概要、プライバシーポリシーなど)も予め除外しておきましょう。
設定方法は「自動ターゲット設定」タブで一番下にスクロールすると出てくる、「除外設定」という項目から行うことができます。

まとめ

今回は動的検索広告の特徴や設定方法について紹介してきました。

この機能を効果的に用いることで、ページ数の多い大規模なサイトやECサイトなどの広告の運用の管理の負担を軽減することができます。
また、手動では拾いきれないKWまで捉えて広告を出向できるので、新たなKWの発見のきっかけにもなり得ます。

広告の管理に終われている方や効果が頭打ちになってしまっている方はぜひ導入してみてください。

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