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【2023年10月】Googleコアアルゴリズムアップデートの影響と対策

Googleは、2023年10月6日(日本時間)に、コアアルゴリズムアップデートのロールアウトの開始し、2023年10月20日0時08分(日本時間)にロールアウトの完了を発表しました。

前回のコアアルゴリズムアップデートは2023年8月23日に実施されているため、45日ぶりの実施です。

この記事ではコアアルゴリズムアップデートの概要と対策を解説します。

【2023年10月】コアアルゴリズムアップデートの概要

Googleは、2023年10月6日の0時26分(日本時間)に、コアアルゴリズムアップデートのロールアウトを開始し、2023年10月20日0時08分(日本時間)にロールアウトの完了を発表しました。

Googleの公式Xによるロールアウト完了のポスト

弊社和訳
本日、2023年10月のコアアップデートをリリースしました。ロールアウトが完了したら、ランキングのリリース履歴ページを更新します。

弊社和訳
本日2023年10月19日にコアアップデートが完了しました。

今回は前回のアップデートから、約1月半程度でのアップデートということで、かなり短いスパンと言えます。

また、前回のアップデートの後、2023年9月にはヘルプフルコンテンツシスデムのアップデートも実施されており、3ヶ月の間に大きなアップデートが3回実施されるのは珍しいことと言えます。

ヘルプフルコンテンツシステムに関して、詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。

ヘルプフルコンテンツシステムとは?アップデートや評価基準を解説

コアアルゴリズムアップデートの影響と対策

次に、今回のコアアルゴリズアップデートの影響とその対策について解説します。

弊社では、様々なジャンルについて1,000キーワード以上の順位変動を定点観測しています。2023年10月6日〜10月20日までの間で、特にランキングの変動が大きかったキーワード、業界をご紹介します。

医療・金融・保険系のキーワード

「ぜんそく」や「膝 再生医療」などの医療系のキーワード群や「投資」や「バイク保険」、「レディースローン」といった金融・保険系のキーワード群において、大きな変動が確認できました。

【「膝 再生医療」の変動状況】
「膝 再生医療」の変動状況
※計測ツール:GRC
指標:縦=変動幅 横=日付
色:青=Google 赤=Yahoo 緑=Bing

【「ぜんそく」の変動状況】
「ぜんそく」の変動状況
「ぜんそく」でもアップデート後、同じように一時的に大きな順位変動が見られました。

【「投資」の変動状況】
「投資」の変動状況
「投資」でもアップデート後、同じように一時的に大きな順位変動が見られました。

【「バイク保険」の変動状況】
「バイク保険」の変動状況
「バイク保険」でもアップデート後、同じように一時的に大きな順位変動が見られました。

【「レディースローン」の変動状況】
「レディースローン」の変動状況
「レディースローン」でもアップデート後、同じように一時的に大きな順位変動が見られました。

今回順位の変動が大きかった医療・金融・保険に関するキーワードは、YMYL(Your Money Your Life)と呼ばれ、ユーザーの健康や暮らしに直結することからコンテンツのなかでも特に情報の正確性や発信元の権威性などが重要視されているジャンルです。

前回のアップデートでもYMYL領域の順位変動が大きかったことから、GoogleはYMYL領域に力を入れていると思われます。

【2023年8月】Googleコアアルゴリズムアップデートの影響と対策

仕事系のキーワード

YMYL領域の他にも「技術職」「常用型派遣」などの仕事に関するいくつかのキーワードでも大きな変動が確認できました。

【「技術職」の変動状況】
「技術職」の変動状況

【「常用型派遣」の変動状況】
「常用型派遣」の変動状況

それぞれのキーワードで、検索結果の傾向を探りましたが、明確な傾向を読み取ることはできませんでした。

アップデートの対策

今回のコアアップデートでGoogleが重要視しているのは、YMYL領域の順位が変動していることや直近のアップデートの傾向から推測すると、情報の正確性や発信元の権威性といったような「ユーザーファーストなコンテンツかどうか」です。

これは、Google設立の初期の段階で掲げられた「Google10の事実」でも「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」と述べられています。

そのため、今回のコアアルゴリズムアップデートでもユーザーに寄り添ったコンテンツ・サイトがプラスの評価を受けるものと考えられます。

SEOの細かなテクニックは確かに存在し、SEOをハックしようと様々な手法を試している人々もいます。しかし、一見遠回りなようですが、Googleが示すように「ユーザーファースト」を追求することが、結局はSEO上でもビジネス全体としても最も良い結果につながると考えます。

自分のサイト・ページがユーザーにとって有益なものになっているか、ということを常に意識しておくと良いでしょう。

また、ユーザーファーストについて考える時、「何をもってユーザーファーストというのか」については、Googleから様々な指針が示されています。

特に、検索品質評価ガイドラインで示されている「E-E-A-T(ダブルイーエーティー)」(「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼性)」の頭文字をとった名称)の概念は、非常に重要です。

Googleがコンテンツを評価する上で重視する評価基準となっているため、コンテンツやページを作成する際や検索順位が下がってしまった際は、「E-E-A-T」を満たしているかを確認しましょう。

「E-E-A-T」について、詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にして見てください。

E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOに重要な4要素を解説!Google評価を高めるポイント10選もご紹介

順位が下がっても落ち着いてユーザーファーストな対策を

SEOに関連する業務をされている方にとって、コアアルゴリズアップデートは不定期に来る重大イベントです。

誠実にSEOに取り組んでいるつもりでも、思わぬ影響を受けることも少なくありません。

もし下がってしまっても、しばらくはランキングの入れ替わりが大きい場合がありますので、慌てずに様子を見るようにしましょう。

並行して、上位表示されているページと比較してユーザーファーストなページになっているかを再点検すると良いでしょう。

どうしても原因がわからない場合は、プロにSEO診断やSEOコンサルティングを依頼するのもひとつの方法です。

弊社は15年以上、SEOコンサルティングを提供しています。サービス開始当初から、Googleの方針に沿ったホワイトハットなSEO対策を実施しており、業種業界を問わず様々なお客様からご好評いただいています。

Googleのアップデートの方向性を予測した対策を行うことで、ランキングアルゴリズムが変化があっても、ポジティブな影響を受けることが多いのが特徴です。

「コアアルゴリズアップデートで順位変動の影響を受けた」「どんな施策を行えば良いかわからない」など、SEOに関するお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

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