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SEO対策をする上で、「関連キーワードを網羅したほうが良い」と聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、関連キーワードがわからない・サジェストキーワードとの違いがわからないといった方も多いかと思います。
そこで本記事では、関連キーワードの概要や、関連キーワード・サジェストキーワードの調べ方を解説します。
さらに、それぞれのキーワードを調べる上で役立つ無料ツールもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
関連キーワードとは
関連キーワードとは、Googleでキーワード検索をした際、検索エンジンで検索したキーワードに関連するキーワードのことで、検索結果のページ下部に表示されます。
具体的には「他の人はこちらも検索」といった形で、10個程度表示されるケースが多いです。
▼「デジタルマーケティング」の検索結果に表示される関連キーワード
サジェストキーワードとは
関連キーワードとよく勘違いされがちなのが「サジェストキーワード」です。
サジェストとは「提案」という意味で、ユーザーが検索窓にキーワードを打ち込む際、検索キーワード候補として表示される言葉のことを指します。
▼「デジタルマーケティング」のサジェストキーワード
つまり、関連キーワードは検索した後、サジェストキーワードは検索する前と理解すると覚えやすいかと思います。
関連キーワードとサジェストキーワードは違う!
関連キーワードは、今までにユーザーによって検索されたキーワードやどのくらい検索されたかなど、WEB上の情報を参考にして表示されます。ただ、ユーザーが検索した場所やデバイスなどは影響しません。
一方、サジェストキーワードは過去に自分が検索したキーワードや時期や流行、トレンド、時事の影響を受けます。よって、検索したときによって変化する場合があります。
ユーザーが過去に検索したことがある言葉や他のユーザーが合わせて検索しているキーワードなどが、アルゴリズムによってサジェストキーワードとして自動で表示されます。
これら2つの特徴の異なるキーワードを対策することで、SEOにおいて有利になると言われています。
関連キーワードと共起語の違い
「共起語」も関連キーワードと勘違いされやすいものの1つです。
「共起語」は特定のキーワードとの関連性が強く、コンテンツ内で合わせて使われることが多い単語・言葉のことです。
共起語には検索エンジンに対して、「そのコンテンツがどのような内容か」を伝える役割があります。
例えば・・・
「水 保存」という検索キーワードに対しては、「温度」や「場所」、「期間」などの共起語があります。
しかし「水 新鮮」という検索キーワードに対しては、「地名」や「値段」などの共起語が考えられるでしょう。
検索エンジンのクローラーは、Webサイトを巡回して必要な情報を収集し、検索順位に反映させています。
人間でないため、文章の深い意味や感情を読み取れるように、共起語を分析してテキスト全体を理解しようとしているようです。
コンテンツの内容を理解した上で専門性や網羅性が高いか低いかを判断します。
共起語とは?重要な理由や使用するメリット・検索順位への影響
LSIキーワードは関連キーワードの1つ
関連キーワードの1つにLSI(Latenet Semantic Indexing)キーワードがあります。
LSIキーワードは再検索ワードとも呼ばれており、そのコンテンツページを閲覧したユーザーが、その後に再度検索した言葉のことをいいます。
LSIキーワードはコンテンツ内のに顕在的なニーズを満たした後に検索されるため、潜在的なニーズが表れるという特徴があります。
その他にも以下のような特徴があります。
- 本来のユーザーが知りたかったキーワード
- もともとユーザーが検索するはずだったキーワード
- 表示されている検索結果に対して不足している情報
LSI(Latenet Semantic Indexing)キーワードもキーワード選定、およびコンテンツ作成、リライトにおいて重要といえるでしょう。
LSIを調べる方法
LSIを調べるには、検索結果の下部にある「他のキーワード」を調査し、さらにその先の関連キーワードを確認することで調査することができます。
SEOにおける関連キーワードの重要性
SEO対策をする上では、関連キーワード・サジェストキーワードを網羅することが重要だと言われています。その理由としては、より明確にユーザーニーズを満たすことができるからです。
例えば、1ページ内でユーザーニーズを満たしているWebサイトと、数ページに渡って調べなければいけないWebサイトがあった場合、ユーザーはどちらを好むでしょうか。1ページの文字数が多くなりすぎてしまうと、ユーザーが離脱してしまうという懸念点もありますが、基本的にユーザーが好むのは1ページ完結のWebサイトです。
つまり、1ページでユーザーニーズを満たすコンテンツを作るために、関連キーワードとサジェストキーワードを網羅することが重要だということです。ユーザーに好まれるWebサイトは、Googleや検索エンジンにも好まれるため、結果的にSEOにおいて良い影響をもたらします。
関連キーワードとサジェストキーワードの調べ方
ここからは、関連キーワードとサジェストキーワードの調べ方を、画像を用いて具体的にご紹介します。
関連キーワードの調べ方
関連キーワードは、検索したいキーワードで検索した後、検索結果のページ下部を見ることで調べられます。例えば、下記の画像は「静岡 レストラン」で検索した際の検索結果です。
関連キーワードは「静岡 レストラン」で検索したユーザーが、その後に検索していることが多いキーワードが表示されます。これらのキーワードを覚えておき、記事内の見出しや本文等で網羅することで、ユーザーニーズを満たすSEO対策に繋がります。なお、関連キーワードは、キーワードによっては表示されないケースがあることも理解しておきましょう。
サジェストキーワードの調べ方
サジェストキーワードは、調べたいキーワードを検索窓に打ち込むことで調べられます。「静岡 レストラン」を検索窓に打ち込むと、Googleがキーワードを提案してきますので、それがサジェストキーワードということになります。
サジェストキーワードは多くのユーザーが検索していることが予想できるため、記事内で網羅することでユーザーニーズを満たすことに繋がり、SEOにおいて有利になります。
関連キーワードとサジェストキーワードはどんな仕組みで表示される?
ここまでを読んできた方の中で、関連キーワードとサジェストキーワードが表示される仕組みを知りたい方は多いのではないでしょうか。表示される裏側を知ることで、より明確な対策が打てるようになります。
ここでは、それぞれのキーワードが表示される仕組みを解説していきます。
関連キーワードが検索結果に表示される仕組み
関連キーワードは、Googleのアルゴリズムによって自動的に表示されています。Googleにインデックスされている情報を参考に、関連サイトで取り上げられている情報・ユーザーが検索したクエリに基づき、自動的にキーワードが抽出されます。
従って、関連キーワードは常に検索されているボリュームが多い情報が表示されていることに加えて、アルゴリズムによって表示されるキーワードが変更されるという特徴があります。Googleのアルゴリズムが変更になったタイミングや、世間のトレンドが発生したタイミングで、よりキーワードの動向を追う必要があると言えるでしょう。
サジェストキーワードが検索結果に表示される仕組み
サジェストキーワードは、検索するユーザーが過去に検索した情報や閲覧したWebサイト・言葉や文字列を基に、Googleのアルゴリズムによって自動的に表示される仕組みです。また、検索しているユーザーの居住地域なども、アルゴリズムの1つの要素に取り上げられています。
つまり、関連キーワードは多くのユーザーの関心関心があるキーワードを表示していることに対して、サジェストキーワードは個々人のユーザーが興味関心のあるキーワードを表示しているという違いがあります。
おすすめの関連キーワード取得ツール4選
ここからは、関連キーワードを調べられるおすすめのツールを4つ解説していきます。
- ラッコキーワード(関連キーワード取得ツール)
- Uber Suggest
- Googleキーワードプランナー
- KOUHO.jp
それぞれのキーワードの特徴を順番にご説明します。
ラッコキーワード(関連キーワード取得ツール)
ラッコキーワードは、会員登録等を一切せずに関連キーワードを調べられるツールです。Googleサジェスト・教えて!goo・Yahoo!知恵袋の関連キーワードを一括抽出し、一覧で教えてくれます。
上記は「SEO」で検索した際の結果です。
以前は無料で使える機能も多くありましたが、現状フィルター機能や並び替えなどの機能は有料プランでのみ利用できるようになっています。
Uber Suggest
Uber Suggestは、関連キーワードのみならず、狙うキーワードの難易度・競合の強さがわかるSEOツールです。Googleアカウントでツールを使用できますが、無料プランでは一部機能に制限がかかります。
上記の画像のように、サジェストキーワード・関連キーワード等を指定できます。
上記画像は「SEO」というキーワードを狙って制作されたコンテンツの一例です。なお、上記画像のページが上位表示されているわけではないことを理解しておきましょう。
Uber Suggestでは、特定のキーワードのみならず、競合サイトのURLを入力すればアクセス数・被リンク数なども調べられるため、参考情報を抜き出したい際に有効活用してみましょう。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Webサイトの運営者が広告を出稿する際に使用するツールです。もちろん、関連キーワードも調査することができる他、下記のような用途にも使用できます。
- 狙うキーワードの検索ボリューム
- より関連性の高いキーワードの調査
- 広告を出稿する際の競合難易度
Googleアカウントを作成し、ログインをすると、下記のような画面が表示されます。
関連キーワードを調べる際は、「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を選びましょう。
なお、調べる際は先ほどご紹介した「ラッコキーワード」を使用するのが便利です。ラッコキーワードでキーワードを入力し、下記画像の右上にある「コピー」をクリックしましょう。
関連キーワードがコピーできたら、キーワードプランナーに戻り、「検索ボリュームと予測のデータを確認する」にペーストし、「開始する」を押して検索します。
上記画像のように表示されるため、「保存したキーワード」という部分をクリックしましょう。
上記画像のように、それぞれの関連キーワードの検索ボリュームを調べられます。基本的に上位表示されやすいと言われている、0~100、100~1000のキーワードに絞って対策していくことをおすすめします。
KOUHO.jp
KOUHO.jpは、キーワード候補を探すためのSEOツールです。Googleサジェストの他にも、Bing・Amazon・楽天などのサジェストを調べることが可能です。
基本的に、上記までに紹介した4つのツールを駆使することで、関連キーワード・サジェストキーワードは網羅できるはずです。Webサイトを立ち上げた初期の頃は、それぞれのツールの無料プランで問題ありませんが、より正確な対策をしたいと考えているのであれば、有料プランへの移行も検討してみてはいかがでしょうか。
関連キーワードとサジェストキーワードの削除は検索エンジンによって異なる
関連キーワードとサジェストキーワードは、Googleのアルゴリズムによって表示されると解説しました。しかし、場合によっては表示される検索候補が不適切な場面も出てくるかもしれません。最も考えられるのは「企業名」で検索された場合です。企業名に関連するキーワードが表示されていた場合、不利益を被ることもあるかもしれません。
明らかに検索候補がふさわしくない場合や、名誉毀損だと捉えられる場合は、それぞれの検索エンジンに「削除申請」をすることで、検索候補を削除してもらうことができます。ここでは、検索エンジン別の削除方法を解説します。
Googleの場合
Googleには、オートコンプリートポリシーと呼ばれるものが存在します。基本的に、こちらのオートコンプリートポリシーに反するもの・名誉毀損に該当するものに対しては削除申請が可能です。
ただ、削除申請をしても受理されない場合があり、申請回数を重ねるごとに削除基準が高まるとも言われているため、申請には注意が必要です。
Yahoo!の場合
Yahoo!にはオートコンプリートポリシーのようなページは存在しませんが、Google同様に削除申請が可能です。具体的には、虚偽の情報・法律上に問題がある情報が表示されている場合です。
上記に該当するのであれば、下記のフォームから削除申請をしてみましょう。
関連ページ:「関連検索ワード」とは
Bingの場合
Bingの場合、次のフォームから削除申請が可能です。
削除申請は誰でも行うことができますが、原則当事者が行うのがよいでしょう。
サジェストキーワードは削除できるのか
サジェストキーワードを削除したい場合、サジェスト削除依頼を出すことができます。
Googleの場合、画像右下の「不適切な検索候補の報告」から可能です。
原則、検索エンジンはユーザーにとっての公平性・利便性を重視しているため、「関連性が低い」「差別的」などの理由でなければ削除されることは少ないと考えられます。
適切に関連キーワードを網羅しましょう:まとめ
関連キーワードとサジェストキーワードについて解説をしてきました。関連キーワードは、Googleの検索結果の最下部に表示されるキーワードのことで、サジェストキーワードは、ユーザーの検索候補に表示されるキーワードを指します。
それぞれのキーワードを適切に網羅することで、よりユーザーニーズを満たした濃いコンテンツを制作できるようになります。
まずは、本記事でご紹介した複数のツールを使い分け、対策するキーワードや関連キーワードを洗い出してみてはいかがでしょうか。
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