- コンテンツマーケティング
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SEOからの流入や企業全体の売上を伸ばすために、オウンドメディアの構築を検討している企業は日々増えています。また、オウンドメディアで売上を伸ばすためには、ユーザーを集客し、教育するコンテンツの存在が欠かせません。しかし自社内でコンテンツを作成しようと試みても、リソースが不足していたり、深い知見がなかったりするため、取り組みに足踏みをしている企業も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、コンテンツマーケティングの概要や依頼するメリット・デメリットを解説するとともに、コンテンツマーケティングを依頼できる会社を15社ご紹介します。また、会社を選ぶ際の注意点もご説明しますので、SEO集客を成功させるためにもぜひ参考にしてください。
目次
コンテンツマーケティングとは
まずは、コンテンツマーケティングの概要からご説明します。コンテンツマーケティングとは、言葉の通りコンテンツを通してマーケティングを行う手法のことで、潜在顧客の掘り起こしから見込み客の育成、新規顧客の開拓などに有用です。
また、コンテンツマーケティングと一口に言っても種類は様々で、たとえば下記のようなものが挙げられます。
- ブログ等の記事コンテンツ
- アンケートコンテンツ
- メールマガジン
- YouTube等の動画コンテンツ
- SNS等の情報発信コンテンツ
これらを日々更新することで、自社商品に興味のあるユーザーや、まだ興味はないものの潜在的に必要としているユーザーにアプローチすることが可能です。本記事では、数あるコンテンツマーケティングの中でも、記事コンテンツを中心として解説を進めます。
コンテンツマーケティングの導入による効果
コンテンツマーケティングの導入によって得られる効果をまとめました。
様々な企業が自社制作や外注に依頼してコンテンツマーケティングに取り組む背景には、どのような効果があるのか、見ていきましょう。
集客が見込める
コンテンツマーケティングを導入することによって得られる効果として、一番大きく影響するのが「集客の増加」です。コンテンツマーケティングを展開することで、自社サイトや通常の広告だけではアプローチできなかったユーザーの取り込みが可能になります。
さらにユーザーを定着させるために、定期的にコンテンツを更新すれば、ユーザーが離れずに継続的な流入が期待できます。
コンテンツを増やすことで、入り口が広がり幅広い層のユーザーが自社サイトに入りやすくなるため、ある程度の集客を見込めるでしょう。
ブランディングしやすい
ブランディングとは簡単に言うと「類似した他社商品と差別化すること」で、自社ブランドのイメージを形作るものとして活用されます。
独自コンテンツを発信することで、自社サイトの認知やユーザーのファン化を促進できます。さらにブランディングによって、質の高い有益なコンテンツになれば広く拡散され、自社ブランドのイメージが定着できるでしょう。
コンバージョンに繋がる
コンバージョン(Conversion)とは、ユーザーが商品や問い合わせなどで実際に実行するアクションのことです。
WEBマーケティング業界においては、「最終的な成果」となり、ゴールとなる重要な指標の一つと言っても良いでしょう。
コンバージョンの具体例として以下のようなものが挙げられます。
コンバージョンの具体例 | 主なサイト |
---|---|
無料体験・お試し商品 |
企業サイト ECサイト ランディングページ |
商品・サービスの購入 |
ECサイト ランディングページ |
資料請求 お問い合わせ お見積もり |
企業サイト ランディングページ |
セミナー・イベント申し込み |
企業サイト オウンドメディア |
メルマガ登録 会員登録 |
オウンドメディア |
参考資料:NECソリューションイノベータ
ただサイトで商品を淡々と紹介してもユーザーの心には響きません。そこでコラム記事などでメリットやデメリット、おすすめの使用方法などを解説することで、興味を惹きつけられます。
サイトに流入してきたユーザーに対して、魅力的なコンテンツにしっかり仕上げることでコンバージョンに繋がるはずです。
コンテンツマーケティングを依頼できる会社の選び方
コンテンツマーケティングを依頼できる会社を選ぶ際の重要ポイントを5つご説明します。失敗しないためにも、どのようなポイントを押さえれば良いのかをまとめました。
- 会社の実績
- 得意コンテンツ
- レスポンス・納期
- 対応範囲
- 料金
それぞれ順番に見ていきましょう。
会社の実績
まずは、コンテンツマーケティングを依頼できる会社の実績を確認しましょう。具体的には、対策してきたキーワードの総数やクライアント数、年数などが挙げられます。実績がない会社よりも、実績がある会社のほうがナレッジが貯まっている可能性も高く、結果に期待できます。
また、コンテンツマーケティングで結果を出すための戦略策定や施策も熟知しているため、会社の実績は必ず確認するようにしましょう。
得意な業界・ジャンル
次に、その会社が得意な業界やジャンルを確認することも大切です。
例えば、「宝石系通販」クライアントのコンテンツマーケティングで結果が出せたからといって、「不動産」系のクライアントでも同じように結果が出せるとは限りませんよね?
「薬機法」や「YMYL」ジャンルは対策が難しいですし、業界によっては高度な専門知識が必要になる場合もあります。
自社に近い業界・ジャンルや深い専門知識が必要となるようなクライアントの実績があるのかを確認することで、自社で依頼した際に結果を出せるかも、ある程度、見極めることができるでしょう。
レスポンスの速さ・納品スピード
基本的な部分ですが、レスポンスの速さは重要な要素です。
特にコンテンツマーケティングは継続した取り組みになるため、方針やKWの変更、疑問に対する回答など、一つひとつのやりとりに時間がかかると、なかなか前に進みません。
また、Googleのアルゴリズムアップデートなどによって、新しい施策が必要になる時など、相手側から新たな施策提案が来るか、なども重要なポイントと言えるでしょう。
また、コンテンツ一本あたりの納品スピードについても、確認しておきましょう。
対応範囲
上述したように、コンテンツマーケティングと一口に言っても、業務内容はとても幅広いです。キーワード選定や戦略策定、競合調査、コンテンツ作成、リライトなど、膨大な量の業務をこなす必要があります。
したがって、コンテンツマーケティングを依頼できる会社が、どこまでの範囲に対応しているかを確認するようにしましょう。仮にコンテンツ作成のみしか対応してもらえない場合、自社で競合調査やキーワード選定等を行う必要があるため、可能な限り対応する範囲が広い会社を選ぶことを推奨します。
料金
最後に、やはり料金部分の確認も大切です。コンテンツマーケティングを依頼できる会社の場合、料金体系は大きく3パターンに分かれます。
- 月額料金型:毎月一定額の費用を支払う
- 成果報酬型:成果に応じた費用を支払う
- 複合型:月額料金+成果報酬
どれだけの業務を依頼するのかによっても異なりますが、月額料金で対応してくれる会社がおすすめです。さらに、月額料金の範囲内でコンテンツ作成の他にも、キーワード選定やSEOレポートを作成してくれるなど、一時的な費用が発生しないことも重要です。
したがって、月額料金かつ、その範囲内で対応する業務が多い会社を選ぶようにしましょう。
コンテンツマーケティングを依頼できる会社15選
ここまで、コンテンツマーケティングの概要等を解説しました。ここからは、コンテンツマーケティングを依頼できる会社を15社ご紹介します。
- デジタルアイデンティティ
- ウェブライダー
- ウィルゲート
- PLAN-B
- イノーバ
- ナイル
- 才流
- エコンテ
- インフォバーン
- MOLTS
- サムライト
- テクロ
- アイオイクス
- ルーシー
- ペイジ
それぞれの会社の特徴を順番に解説します。
デジタルアイデンティティ
デジタルアイデンティティは400社以上の実績を誇り、検索クエリ、E-A-T、クローラビリティ、ソーシャルシグナル等の幅広い領域の支援を行っている会社です。対策キーワード数は3,000以上、上位表示率は85%を超え、対策年数も14年と十分な数字を持っています。
デジタルアイデンティティのコンテンツマーケティングでは、月5本~のコンテンツ制作に加えて、キーワード選定からレポート作成、SEOに強いコーディング等を一元化したサービスをご提供しています。施策期間12ヶ月で0PVから13万PVにアップしたメディア等の実績があり、売上に繋がる数字を追い求めたマーケティングにて支援します。
また、デジタルアイデンティティでは薬機法に強いコンテンツマーケティングサービスもご用意しています。薬機法のみならず、マーケティングにも強い専門家と連携しているため、適法範囲ギリギリを攻めた表現にも対応可能です。薬機法コンテンツマーケティングに関しても、キーワード選定からコンテンツのライティング、コーディングやレポート作成等がすべて含まれているため、SEOの上位表示化におけるすべてをご提供します。
どのようなコンテンツを作成すれば良いか分からない方、オウンドメディア等を通じて売上を伸ばしていきたいと考えている方は、まずはデジタルアイデンティティまでご相談ください。
ナイル
ナイルは、デジタルマーケティングに強みを持つ会社です。コンテンツ制作・SEO・アクセス解析の分野において専門家が在籍しており、客観的なデータに基づいたSEOに強いコンテンツを制作しています。
また、SEOのコンサルティングや運用サポートなどにも強みを持っているため、コンテンツ制作のみならず、SEOにおいて幅広く依頼できることが特徴です。
ウェブライダー
ウェブライダーは、ユーザー目線で丁寧に作り上げるコンテンツマーケティングを提供している会社です。商品紹介・事例紹介など体験力の高いコンテンツ制作に強みを持っており、ビッグワードからミドルワードの作成まで幅広く対応しています。
また、ストーリー型のコンテンツを通じて企業のブランディングを高めることにも強みを持っており、「沈黙のWebライティング」の編集元でもあることが特徴です。
ウィルゲート
ウィルゲートは2006年に設立し、累計6,500社以上のSEO支援を行っている会社です。約28万人のライターが在籍する、ライターに特化したクラウドソーシングである「サグーワークス」のネットワークを活かしたコンテンツ作成を提供しています。
CVR(成約率)改善から戦略設計、キーワード調査、内部施策など網羅的に対応しており、SaaSサービスである「TACT SEO」を通じた内製化支援も行っていることが特徴です。
PLAN-B
PLAN-Bは、デジタルマーケティングに強みを持つ会社です。ペルソナ分析、カスタマージャーニー分析を通じたコンテンツ企画設計、自社雇用のライターによる高品質な記事の執筆に強みを持っています。
また、SEOを意識したキーワード選定に加えて、インフルエンサーを用いたSNS拡散施策におけるナレッジを有していることも強みだと言えるでしょう。
イノーバ
イノーバは、コンテンツマーケティングやオウンドメディア構築に強みを持つ会社です。ライター向けの自社メディアである「PENYA」を運営しており、良質なライターの選定と募集を行いながら、テストに合格した2,700人のライターから選抜された人員がアサインされます。
自然検索やSNSからの流入増加、リード獲得の増加に期待ができるコンテンツを制作できることが強みです。また、イノーバでは実際にコンテンツを制作すると仮定した際の、検索流入を試算することもできます。
才流
才流は、B to Bのリード獲得におけるコンテンツマーケティングに強みを持つ会社です。B to Bの営業に行き詰まっている場合に、Webからのお問い合わせや、リスティング広告等のWeb広告以外でリードを獲得したい企業が多く依頼しています。
才流自体も年間で5,000件以上のリードを獲得しているため、コンテンツマーケティングにおいて圧倒的な信頼を得ていることが特徴です。
エコンテ
エコンテは、データビジュアライゼーションやインフォグラフィックに特化した会社です。グラフィックを多用したコンテンツマーケティングに強みを持っており、Webマーケティングにおいて戦略策定から依頼することもできます。
ただ単にテキストで訴求するのみのコンテンツではなく、ビジュアルを駆使したコンテンツを制作し、リードを獲得したいと考えている企業におすすめです。
インフォバーン
インフォバーンは、継続的に情報を選択できるユーザーに届くコンテンツを制作する会社です。大多数のユーザーに情報を届けることを前提として、日本有数のデジタルエージェンシーとして名を馳せています。
また、コンテンツ制作のみならず、オウンドメディア構築やペイドメディア、アーンドメディア、紙媒体等も組み合わせたマーケティングも提供していることが特徴です。
MOLTS
MOLTSは、デジタルエージェンシーにおける様々なサービスを提供する会社です。異なる専門知識を持つ専門家が多く在籍しており、1つの手段に固執するのではなく、複数の選択しから最適解を見つけるマーケティングを得意としています。
また、企業の体制や予算に合わせて、SEOの全体的なコンサルティングからコンテンツ制作の代行まで柔軟に対応できることが特徴です。
サムライト
サムライトは、オウンドメディアのみならず、SNSのマーケティングにも強みを持つ会社です。Facebook、Instagram、Twitter等のSNSにおいて、インフルエンサーマーケティングや動画広告等のアーンドメディアを通じたマーケティングを提供しています。
単にSEOでのリード獲得のみならず、SNS等の外部メディアも連携したコンテンツ制作を検討している企業におすすめです。
テクロ
テクロは、DX事業とWebマーケティング支援の2つの柱を軸としている会社です。Webマーケティングにおいては、コンテンツマーケティングを通じたオウンドメディアの運用に強みを持っています。
SEOに強い専門家も在籍し、ファン化や確かな集客に繋がるコンテンツ制作をしており、データをすべて可視化しながら取り組みたい企業におすすめです。
アイオイクス
アイオイクスは、ピラティスやヨガ、日本初のSEO情報サイトなど多数の自社メディアを運営している会社です。海外のSEO情報にも深い知見を持っているため、日本国内のみならず、海外での事業展開も検討している企業に向いていると言えるでしょう。
また、検索エンジンとユーザー双方に好まれるコンテンツ制作にも強いため、オウンドメディアの全体構築やスポットでのコンテンツ制作も依頼できることが特徴です。
ルーシー
ルーシーは、SEOの知見を余すことなく伝えるメディアの「バズ部」を運営している会社です。SEOにおけるコンテンツマーケティングのノウハウやナレッジを圧倒的に有しており、バズ部では成功事例も多数掲載されています。
またコンテンツの作成のみならず、内製化支援も依頼できるため、自社内に質の高いナレッジを貯めたい企業にもおすすめです。
ベイジ
ペイジは、BtoBでの経営課題をWebを通じて解決する会社です。Webサイト制作をメインの事業としながらも、SEOに強いコンテンツを制作することもできます。数多くのB to B事業を支援しており、100以上の改善メソッドと制作ワークフローを提供しています。
BtoBのWebサイト制作や、コンテンツマーケティングを検討している企業におすすめです。
コンテンツマーケティングを成功させる方法
コンテンツマーケティングを成功させるためには、
- 目的や成果を明確にする
- 長期継続を見据える
- 適したコンテンツ内容
この3つのポイントを押さえましょう。
目的や成果を明確にする
目標や目的を明確にすることで、「どのようなプランにするのか」「最終地点はどうするのか」など適切な行動が取れます。
ただなんとなくコンテンツマーケティングを作って「検索順位を上げたい」「バズらせたい」という気持ちだけが先行してしまいがちですが、しっかりした成功の定義ができていなければ意味がありません。そのためにはまず、目的や成果を先に決めてから逆算してコンテンツを作るのがベストです。
長期継続を見据える
いきなり質の高いコンテンツを作るのも大切ですが、長期継続を見据えて何度もマーケティングの改善を重ねることで、ユーザーが本当に知りたかった情報を提供できます。
顧客接点と呼ばれる「タッチポイント」ごとに切り分け、それぞれを成果に紐付けすることが必要です。そのためには上記でも紹介したように、成果から逆算して粘り強く土台固めから始めます。
適したコンテンツ内容
コンテンツマーケティングの根本的な考えとして、ユーザーファーストが挙げられます。ユーザーのニーズを無視して商品を売るようなことをしていたら、どんどん興味がなくなるコンテンツとなってしまいます。
タッチポイントによって戦略を立てることで、良質なコンテンツとなり、自社サイトへ流入が見込めるようになるでしょう。そのためには正確な情報や他社との差別化を重視し、ブランディングの強化を図らなくてはなりません。
自社マーケティングで実施するメリット・デメリット
コンテンツマーケティングを自社で実施するメリットやデメリットをまとめました。社内でコンテンツマーケティングのノウハウに詳しい社員がいる場合は、自社で実施するのも良いですが、時間がかかってしまうということは一つのデメリットになるでしょう。
【メリット】
コストがかからない
顧客ニーズに近づける
社内の知見が強化される
【デメリット】
タッチポイントの構成は難しい
中途半端だと失敗する
コンテンツの質が下がる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット①コストがかからない
自社にコンテンツマーケティング開発に対して専門性知識が豊富な社員がいる場合は、外注する必要がなくコストもほとんどかかりません。
ただし、一からマーケティング育成をしたり、経験のある人材を採用したりする場合はかえってコストがかかってしまいます。コストがかからないというのは、知識が豊富な社員がいる前提で行動したほうが良いでしょう。
メリット②施策のスピードアップが期待できる
社内のミーティングで決定した後に、すぐ実行できることがメリットと言えます。外注した場合は、委託先からの提案から始まり、自社内でのミーティング、委託先で実施するという流れになり、スピードがどうしても落ちてしまうのがデメリットです。
ただし、上記でも解説したように、自社チームの個別能力や時間などのリソースがあることが前提となります。
デメリット①タッチポイントの構成は難しい
コンテンツマーケティングのデメリットとして、一番大きなポイントはタッチポイントの構成ではないでしょうか?コンピューターを相手にするのではなく、人と向き合わなくてはないらないため、「思うようにいかない」と感じることがほとんどです。
計画や企画などすべての質が高くないと、成果を得るのは難しいと言えます。大量の情報が流れている中からユーザーが欲しかった情報を先読みし、インパクトのあるアイキャッチやタイトルを考えなくてはなりません。
ユーザーの動向を理解してコンバージョン率を上げるためには、マーケティング戦略に特化したプロフェッショナルに依頼する方法が良いと言えます。
デメリット②中途半端だと失敗する
※画像引用:Advanced Web Ranking
通常、コンテンツSEOという手法でGoogle検索の上位を目指すのですが、中途半端なマーケティングでは他社に負けてしまいます。
例えば狙ったキーワードがあり1位を獲得したとしても、平均CTR(クリック率)は35%ほどです。上記のグラフを見てもわかるように、2位以下になるとガクンとCTRが下がっているのがわかります。
このことから、10位以内に入ったとしても、1位にならなければあまり意味がありません。1位を獲得するためには成果指標やキーワードを設計する必要があります。
デメリット③コンテンツの質が下がる
企業によってはライターだけを外注しているところも多く見受けられますが、文章が上手なライターに執筆してもらっても、そもそもコンテンツの質がよくなければ成果は得られません。
コンテンツマーケティングを外注するのは費用がかかるという理由だけで行わない会社は、結局失敗してしまう傾向にあります。
良質なコンテンツにしたい場合は、やはり上記で紹介してきた会社に相談するのが良いでしょう。
マーケティング会社に依頼するメリット・デメリット
自社でコンテンツマーケティングを実施するメリットやデメリットを紹介しました。次に、コンテンツマーケティングを会社に依頼するメリット・デメリットを解説します。
【メリット】
早期に検索順位が上がる可能性が高い
社内に質の高いナレッジを貯められる
自社のリソースを割かなくて良い
【デメリット】
会社選びに苦労する可能性がある
ランニングコストが必要になる
絶対に結果が出るとは言い切れない
それぞれ順番に見ていきましょう。
メリット①検索順位が上がる可能性が高い
コンテンツマーケティングやSEOを専門としている会社に依頼することで、早期に検索順位が上がる可能性が高いメリットがあります。SEOに日々専業で取り組んでいる会社であれば、当然ながら昨今の検索エンジンの傾向や、質の高いコンテンツを発信するための方法を熟知しています。
そのため、競合以上に質の高いコンテンツを発信できる可能性が高くなり、早期に検索順位が上がることにも期待ができます。ただし早期と言っても、1ヶ月程度ですべてのコンテンツが上位表示されるわけではなく、6ヶ月~12ヶ月程度は時間が必要になると理解しておきましょう。
メリット②社内に質の高いナレッジを貯められる
次に、社内に質の高いナレッジが貯まるメリットもあります。社内にWeb集客のノウハウがなかったとしても、コンテンツマーケティングのプロの動きを間近で見ることで、自然とノウハウやナレッジが貯まります。その結果、将来的には自社でコンテンツマーケティングを内製化できる可能性もありますし、その分外部に依頼するコストも削減できます。
さらに、外部に依頼することで早期に売上が上がる可能性もあるため、売上のアップとコストカットの両軸を実現することもできるでしょう。
メリット③自社のリソースを割かなくて良い
最後に、自社のリソースを割かなくて良いメリットがあります。ただし、実働0というわけではなく、あくまで内製化と比較した場合の話になります。たとえば、1本のコンテンツ作成に3時間かかるとし、合計200本公開するとします。単純計算すると600時間かかりますが、コンテンツ作成における業務は他にも、キーワード選定や競合調査、リライト、画像選定等の作業が発生します。これらを合計すると、1,000時間以上はかかると見込んでも差異はないでしょう。
しかし、これらの時間を社内で確保することは非常に困難であり、担当者の方が深い知識を持ち合わせていないケースも多いです。そこをコンテンツマーケティングの会社に依頼することで、内製化するよりも圧倒的にリソースを割かなくて良くなるでしょう。
その分のコストは当然必要になるものの、自社のリソースは有限であるため、効率的にコンテンツを作成する工夫を検討してみてください。
デメリット①会社選びに苦労する
コンテンツマーケティングを提供する会社は多いため、会社選びに苦労するデメリットが考えられます。コンテンツマーケティングにはそれなりの費用も必要であるため、会社選びに失敗してしまった際の損失はとても大きいと言えるでしょう。
会社選びで苦労しないためには、自社がどのようなコンテンツを作成したいのかを明確にすることが重要です。また、当然ながら依頼する会社の実績も見る必要があります。会社選びは時間がかかるものですが、妥協して失敗することがないよう注意しましょう。
デメリット②ランニングコストが必要
コンテンツマーケティングは、定期的かつ、本数を担保する必要があります。必要なコンテンツの本数は業界によって異なるものの、100本以上は必要になると見込んだほうが良いでしょう。その場合、当然ながらランニングコストが必要になります。また、上述したように1ヶ月~3ヶ月程度で爆発的な成果が出る施策でもないため、6ヶ月~12ヶ月など中長期的に対策し続けることが大切です。
したがって、最低でも6ヶ月程度のランニングコストが必要になることは理解しておきましょう。また、外部への依頼コストを下げるには、適切にコミュニケーションを図ってくれる会社を選び、自社の担当者の質を引き上げてもらうことが大切です。そうすることによって、早期に内製化できる可能性が高まり、ランニングコストを最小限に抑えられるでしょう。
デメリット③絶対に結果が出るとは言い切れない
最後に、コンテンツマーケティングを外部に依頼しても、絶対に結果が出るとは言い切れないデメリットがあります。コンテンツマーケティングはユーザーや検索エンジンに対して行う施策になりますが、検索エンジンのアルゴリズムは日々変動しています。そのため、可能性は低いものの、昨日まで評価されていたコンテンツが、突然評価されなくなる恐れもあります。
検索エンジンは6ヶ月に1度など、定期的な大規模なアルゴリズムアップデートを行います。検索順位が激しく変動することで知られており、結果的にアップデート前後で売上が相当落ちてしまう可能性も否めません。
ただし矛盾しているように感じる方もいるかもしれませんが、コンテンツマーケティングは適切に行い、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することで、検索順位の大幅な下落が起こることはあまりありません。また、コンテンツマーケティングやSEOに専門的に取り組んでいる会社が作成するコンテンツは、当然専門知識がない方と比較してコンテンツの質が高いです。つまり、コンテンツマーケティングやSEOに専門的に取り組んでいる会社に依頼することこそが、結果を出す可能性を高める唯一の方法とも言えます。
絶対に結果が出るとは言い切れないものの、外部に依頼することで結果を出す可能性は限りなく高まると考えて良いでしょう。
コンテンツマーケティングを依頼する際の注意点
ここまで、コンテンツマーケティングを依頼できる会社をご紹介しました。最後に、コンテンツマーケティングを依頼する際の注意点をご説明します。
- 社内の体制を整える
- 担当者は最低限の知識を身に付ける
- 得たい結果を明確にする
- プロジェクト全体の流れを擦り合わせる
それぞれ順番に見ていきましょう。
社内の体制を整える
まずは、コンテンツマーケティングに取り組む社内の体制を整えましょう。新たに、専属の担当者を無理に作る必要はないかもしれませんが、社内のリソースが足りていないと、コンテンツができてもタイムロスが発生する恐れがあります。
仮にどのような体制を整えれば良いのか分からない場合は、そのあたりも含めてコンテンツマーケティングを依頼できる会社に相談をしてみましょう。
担当者は最低限の知識を身に付ける
次に、担当者の方も最低限の知識を身に付けることが大切です。なぜなら、担当者の知識がなければ、上がってきたコンテンツの品質を判断できず、メディアの現状も把握できないことに繋がるためです。
いくらコンテンツマーケティングの会社に依頼したとしても、品質を判断することができなければ、結果的に無駄なコストが発生することにもなりかねません。自社と依頼する会社双方にとって良い結果を生むためにも、担当者の方も最低限の知識を身に付けることを推奨します。
得たい結果を明確にする
コンテンツマーケティングでは、得たい結果を明確にすることも大切です。たとえば、企業としてのブランディングを重要視して知名度を追い求めるのか、売上に繋がるための集客数・ユーザーの確保を求めるのか、様々なケースが考えられます。
これらの目的が明確でなければ、戦略策定やキーワード選定を適切に行うことができず、良い結果を生むことはできません。まずはコンテンツマーケティングの会社に依頼する前に、改めて「なぜ依頼するのか」を明確にすることから始めましょう。
プロジェクト全体の流れを擦り合わせる
最後に、コンテンツマーケティングを依頼できる会社を含めて、プロジェクト全体の流れを擦り合わせましょう。スタート時点からどのくらいの時間をかけてコンテンツを作成するのか、6ヶ月後までに何本公開するのかといった、基本的な話し合いが重要です。
また、自社がどこまでの業務を対応するのかを確認しましょう。たとえば、キーワード選定やコンテンツの作成などの重要度が高い部分はすべて任せ、公開における装飾作業のみ自社で対応するなどです。
プロジェクト全体の流れを事前に擦り合わせることで、スムーズな作成進行が可能になります。
まとめ
本記事では、コンテンツマーケティングを依頼するメリットやデメリット、おすすめの会社、依頼する際の注意点等を解説しました。コンテンツマーケティングでは最低限の費用や時間がかかる側面があるものの、適切に対策をすることで、潜在顧客の掘り起こしや爆発的な売上を生むことが可能です。
また、一度検索上位を獲得してしまえば、メンテナンスは必要ではあるものの、中長期的に自動で集客することも可能になります。まずは、コンテンツマーケティングで結果を出すためにも、自社が作成したいコンテンツや、得たい目的を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか。
売上・コンバージョンに繋がるコンテンツマーケティング会社をお探しの方へ
コンテンツマーケティングは長期的な施策であることに加え、売上やコンバージョンへの貢献を直接図ることが難しい施策でもあります。
コンテンツマーケティングを成果につなげるためには、アクセスを集めるだけでは不十分です。
正しいやり方を知らなければ、無駄に費用を垂れ流してしまうことになります。
こんなお悩み、ありませんか?
- コンテンツマーケティングを行なっているが、アクセス数が伸びない…
- アクセス数は集まっているが、売上・CV等に繋がっているかわからない…
- 今の施策が正しいのか、確認してほしい…
- 正しい目標設定の方法がわからない…
- オウンドメディアの構築から依頼したい…
コンテンツマーケティングを成果に繋げるためには、目標・KPIを正しく設定し、ユーザー心理から記事テーマを選定し、ユーザーの導線を整え、PDCAを回して改善していく必要があります。
株式会社デジタルアイデンティティでは、創業から14年以上、SEO対策に注力。
コンテンツマーケティングにも早期から取り組み、独自のノウハウと様々な業界での実績があります。
もし、コンテンツマーケティング施策の導入を検討されている、施策を開始しているものの成果に結びついていないという方は、ぜひ一度、弊社にご相談ください!
御社メディアを成果につながる継続的な資産に育てます!