こんにちは。広告運用を担当しております増田です。
さて、前回に引き続き広告表示オプションの話となりますが、前回のトピックは見ていただけたでしょうか?
まだの方はこちら⇒【Google AdWords】広告表示オプションをアップデート。サイトリンク、コールアウト、構造化スニペットがより読みやすく、自然な表示に。
今回は、広告表示オプションのGoogleが推奨している設定方法について、弊社のノウハウを一挙大公開いたします!
「広告表示オプションを設定したほうがいいのは、わかるんだけど効果的な設定方法がわからない…」という方は多いと思います。そんな方には必見の内容になっていますのでぜひご活用ください!
目次
サイトリンク表示オプション
サイトリンク表示オプションとは
サイトリンク表示オプションを設定すると広告にリンクを追加できます。ユーザーはサイトリンクをクリックして、知りたい情報や購入したい商品が掲載されたページに直接遷移できます。設定していない場合、広告文で設定しているページにしか遷移できませんが、サイトリンクを設定しておくことで、ユーザーが求める情報を複数提示することができます。
サイトリンクを設定する上での前提条件があります。基本的に、サイトリンクは広告の最終ページURLと同一のドメインのページに遷移する必要があります。ただし、広告の最終ページURLと同じURLを指定することはできません。
サイトリンク表示オプションのクリックの費用
料金は広告を見たユーザーがサイトリンクをクリックした場合にのみ発生し、その費用は同じ広告の広告見出しをクリックした場合と同じです。つまり、LPであれ、サイトリンクであれ、同じ広告内のリンクをユーザーがクリックした際に発生する料金は変わりません。サイトリンクを表示することで、広告や広告内のリンクなど、ユーザーがクリックする可能性のある箇所は増えますが、1 回の広告表示に対してカウントされるクリック数は2回までです
サイトリンク表示オプションのベストプラクティス
◆本数
8つ以上入稿する
最もパフォーマンスがいいものを特定するためにローテーションされるため、8本以上入れるのがいいでしょう。(CTRも4本以下と5本以上では有意に変化するそうです)
AdWords側で最適化されるため、キャンペーンページや特殊なページ以外は、アカウントに入稿しているすべてのサイトリンクを有効にすることが推奨です。
◆内容
長くても全角8文字までの文言にする
簡潔な分ほど表示機会が増えます。また、ユーザー体験も向上されるため効果的であるといえます。
◆訴求軸
- キャンペーンや特集のページ
- ランキングページ
- 「ログインはこちら」や「地域から探す」といったページ内動線
- 商品・サービスの紹介ページや商品カテゴリ
サイトリンクで設定すると、効果的であると考えられる訴求の一例です。
ページのディレクトリに合わせて使い分けることが重要です。
構造化スニペット表示オプション
構造化スニペット表示オプションとは
構造化スニペットは、広告内で商品やサービスの特定の側面を強調できる広告表示オプションです。検索時に、ヘッダー(例: 到着地)やリスト(例: ハワイ、コスタリカ、南アフリカ)の形式でテキスト広告の下に表示されます。
構造化スニペット表示オプションを設定する上で
構造化スニペットの設定は他の広告表示オプションと異なり、用意されたヘッダーの中からジャンルを選び、その後具体的な情報を入力します。そのためヘッダーに見合わない情報は容赦なく審査落ちしますので、めげずにトライしましょう。
◆ヘッダー一覧
- 設備
- ブランド
- コース
- 学位プログラム
- 到着地
- おすすめのホテル
- 保険の保障
- モデル
- 周辺地域
- サービス
- 番組
- スタイル
- タイプ
パソコンに表示される広告には、一度に最大2つのヘッダーを表示できます。一方、モバイルでは1つのヘッダーのみ表示されます。Googleのアルゴリズムによって最適なヘッダーや組み合わせが決まるので、なるべく多く設定することが推奨です。
構造化スニペットのベストプラクティス
◆本数
2つ以上、それぞれ少なくとも4つの値を入稿する
最大4つ以上の値が表示されます。できる限り多く値は入稿し、より多くの情報を盛り込むようにしましょう。
◆内容
重要な値から前に設定する
画面の幅の関係で省略される恐れがあるので、重要な要素をより前に書きましょう。
コールアウト表示オプション
コールアウト表示オプションとは
コールアウトを使うと、送料無料や24時間カスタマーサービスなどの他社とは異なる利点をユーザーにアピールできるため、広告の品質が高まります。ユーザーはその広告を見ることで、ビジネスや商品、サービスに関する詳しい情報を確認できます。構造化スニペット表示オプションとは異なり、ヘッダーにとらわれることなく、強味や差異を自由に宣伝することができます。
コールアウト表示オプションのベストプラクティス
◆本数
8つ以上入稿する
表示優先順位は入稿順になりますが、CTR等により順次その他のコールアウトも表示されるようになります。本数を8本以上入稿し、実績が悪いものは削除し、常に効果の良いコールアウトのみ保持するといいでしょう。
◆内容
サイトリンク、構造化スニペットと異なる内容を記載する
特にページとして用意しておらず、サイトリンクで使用できなかったり、商品・サービスに見合うヘッダーがなく、構造化スニペットで使用できなかったりする場合があります。そういったビジネス上の特徴を記載することで、他のクリエイティブと被りが少なく効率よく訴求することができます。
◆訴求軸例
- デバイス
- 全国
- 24時間
- 手軽
- 質
- 実績
- 安心
- キャンペーン
- 無料
- 最新情報
比較的自由に訴求できる項目であるので、サービスや商品の長所や差別点を存分にアピールしましょう。
価格表示オプション
価格表示オプションとは
価格表示オプションを使うと検索結果に掲載される広告で、より広いスペースを使ってさまざまな商品やサービスを紹介し、ユーザーが関心を持つ商品やサービスのページに直接誘導することができます。直接商品ページへ誘導するのでCVまでの経路が短縮され、CV数の増加が見込まれます。また画面を大きく占有するため、CTRが大幅に向上することが見込まれます。
価格表示オプションのベストプラクティス
◆本数
4つ以上、できれば8つ入稿する
表示される場合、最低3つ、最大8つのオプションが表示されます。できる限り多く入稿し、様々なサービスをユーザーに提示することで、ユーザービリティをあげることができます。
◆内容
価格修飾語を使用する
「最大(~まで)」と「最低(~から)」を使えば広い価格帯を表示することができます。
また、価格表示オプションではありますが、価格以外の訴求もすることができます。
AdWordsヘルプ:価格表示オプションの設定方法
いかがでしょうか。
これで迷わず!…ともいかないとは思いますが、設定する際に参考にしていただけたら幸いです。
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