Facebook広告の特徴や種類・活用ポイントについて
Facebookは日本国内で2,600万人の月間アクティブユーザー数を誇り、広告媒体としては豊富なターゲティング、多様なフォーマットを提供しています。
SNSは世界的に急成長しており、ユーザーの行動が変化している中、Facebook広告を効果的に活用する方法について特徴や種類を踏まえて解説します。
Facebook広告の3つの特徴
- 掲載先が豊富
- 詳細なターゲティング
- 多種・多様なフォーマット
掲載先が豊富
Facebook広告はFacebook・Instagram・Messenger・Audience Networkの4つの配信面に広告配信をすることが可能です。 それぞれの特徴は下記の通りになります。
- Facebookアプリ、ブラウザに掲載されます。
- 全世界月間アクティブユーザー数:25億人(2020年1月時点)
- 国内月間アクティブユーザー数:2,600万人(2019年3月時点)
※Facebookは「1人1アカウント」をルールとしているので、アカウント数=ユーザー数となります。
ビジネスシーンでの活用やリアルな人間関係のつながりが反映されるなど他のSNSよりもフォーマルな利用をするユーザーが多くいます。
利用者層は40代が一番多く、他のSNSと比較して30代後半以上のユーザーへのアプローチに効果的です。
- Instagramアプリでのみ掲載されます。
- 全世界月間アクティブアカウント数:10億人(2018年6月時点)
- 国内月間アクティブアカウント数:3,300万人(2019年5月時点)
以前は若年層向けのSNSというイメージがありましたが、今では30代の利用者数が一番多く、日本の年代別人口比率に近いユーザー構成となっています。
- Messenger
- Facebookが提供するメッセージアプリで、ブラウザ上からも利用できます。
日本ではそこまで普及していないイメージですが、全世界では月間13億人以上のユーザーに利用されています。
- Audience Network
- Facebookが提携しているモバイルアプリやウェブサイトに広告を配信できるネットワークです。
- 全世界月間ユニークユーザー数:12億人(2019年5月時点)
- 国内月間ユニークユーザー数:2,450万人(2019年5月時点)
詳細なターゲティングが可能!
ユーザーがFacebookアカウントに登録している情報や行動のデータから、詳細なターゲティングを可能としています。
Facebookのターゲティングは「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」に大別され、それぞれの内容は以下になります。
- コアオーディエンス
- 利用者データ(性別、年齢、デバイスなど)
- 位置情報
- 詳細なターゲット設定 -興味関心(買い物・ファッション、フィットネスなど)
- つながり(ユーザーが広告主のFacebookページなどでどのようなアクションをしたか)
- カスタムオーディエンス
- 既存の顧客データやウェブサイトに訪問したことのあるユーザー
- 類似オーディエンス
- 既存顧客やウェブサイト訪問者などに特性や行動が似ているユーザー
-利用者層(学歴、世帯年収、ライフイベント、交際ステータス、仕事など)
-行動(購入行動、よく旅をする人など)
例えば、以下のようなターゲティングが可能です。
"スポーツが趣味で子供が生まれたばかりの男性"
"自営業をしていて東京都に住んでいる〇〇大学卒の人"
Facebook広告はフォーマットが多種・多様
Facebook広告は多種・多様なフォーマットが用意されています。商品やサービスに合ったフォームを選択することが可能です。
画像引用元:Facebook媒体資料2020 ※一部デジタルアイデンティティにて加工
ユーザーの変化の行動の変化を加味したFacebook広告の活用のポイント
SNSの普及によるユーザーの行動の変化
Facebookやtwitterの世界的な急成長により、ユーザーの行動が大きく変化しています。情報の入手経路が、これまでの「検索する」だけでなくソーシャルグラフ内で「伝播する」という形に拡がっています。
Facebookでは広告上に友達の名前が表示されるため、友達が友達を呼び、人のつながりを介したアプローチが可能です。
ユーザーからのフィードバックも広告品質に加味される
ユーザーは、これ以上見たくない広告があれば、任意に非表示にすることが出来ます。
広告の右上にマウスを置くと、その広告を非表示にできる[×]ボタンが表示されます。これをクリックすると、該当の広告が非表示となり、理由をフィードバックできる画面が表示されます。
フィードバックの内容にネガティブな反応が多い場合、広告の品質が低いものと判断され、配信頻度が下がるなどの影響があるため、クリエイティブ内容や配信設定を決める際に注意が必要です。
近年のFacebook広告のトレンドについて
Facebook広告トレンド:Facebook広告はクリエイティブが重要
Facebook広告においてクリエイティブは非常に重要になります。
高いデザイン性が必要というわけではなく、複数クリエイティブによるPDCAをしっかりと回すことが重要になります。
複数クリエイティブを用意するコストを気にされるクライアント様も多いのですが、下の健康食品事例のようにクリエイティブPDCAをおこなうことで、クリエイティブの制作コストを十分に補える効果を得られることが多いです。
弊社事例:健康食品
クリエイティブPDCAの実施により1ヵ月で、獲得単価を45%削減することができました。
Facebook広告トレンド:実際のInstagramユーザー層
若年層向けと思われがちなInstagramですが、実は国内の利用者数は40代が一番多く、2番手も30代となっています。
また、各年齢層での利用率*も下記のグラフの通り、20代~40代では大きな差はなく幅広い世代に利用されていることが分かります。
若年層向け以外の商材でも改めてInstagram広告を検討いただくと意外と新しく優良なターゲットにアプローチできるかもしれません。
*各年齢層の利用者数÷各年齢層の人口にて推定
参照:統計局ホームページ/人口推計の結果の概要(令和元年11月報)
参照:Facebookマネージャー(推定リーチボリューム)
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