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Yahoo!CORE?Yahoo!が発表したアカウント設計指標を徹底解説!

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みなさんはYahoo!COREという言葉を聞いたことがありますか?
「聞いたことはあってもいまいち理解できていない」「アカウント設計に関することだとは知っているけど何から手を付けたらいいかわからない」という方も多いと思います。
今回はYahoo!COREについてアカウント設計の指標を中心に解説していきます。

Yahoo!COREとは

Yahoo!COREとはYahoo!が新たに発表したアカウント構造の概念です。
ここだけ切り取るとGoogleの「hagakure」「GORIN」等のYahoo!バージョンかと思われる方もいるかと思いますが、内容は少し違います。
Yahoo!COREはアカウント構造、入札、クリエイティブ等の指標を明確にし、それを実施していくことによってアカウント改善を図るというものです。
その中でインプレッションシェアによる損失を軽減し、獲得数の最大化を目指していきます。

アカウント構造について

初めにアカウント構造について説明します。先ほど、hagakureとYahoo!COREは少し違うと説明しましたが、アカウント構造の大枠に関してはhagakureと同じく、シンプルにすることを推奨しています。
アカウントをシンプルにすることでIMPが集約し、機械学習における運用の自動化を追及することで、広告のパフォーマンス最大化を図ります。
逆に従来のようにマッチタイプ別に広告グループを管理していくと、IMPが分散化され広告品質の低下につながります。

Yahoo!スポンサードサーチに関しての指標

Yahoo!COREの指標はYahoo!スポンサードサーチ(リスティング広告、以下YSS)、YDN別で分かれているのでそれぞれ重要ポイントを掘り下げながら解説していきます。
まずはYSSの指標です。

アカウント設計に関しての指標

YSSのアカウント設計に関する指標は3つあり、それぞれが重要視されているので詳しく解説していきます。

ユニークキーワード率

ユニークキーワードの定義は以下2点です

  • 各広告グループにおいてキーワードがユニークな(重複しない)もの
  • 同広告グループにおいてキーワードとマッチタイプの掛け合わせがユニークなもの

ユニークキーワードの割合が業種平均より上、かつ80%以上であることが推奨されています。
ユニークキーワード率を上げることで、キーワードの被りによるアカウントコンフリクトを避け、広告品質の低下を防ぐことが目的です。

ユニーククリエイティブ率

ユニーククリエイティブの定義は各広告グループにおいてクリエイティブ(広告文)がユニークのものとされています。
こちらも業種平均より上かつ80%以上であることが推奨されており、同じクリエイティブが検索結果に並び、受け取る情報が飽和されてしまうことを防ぎます。
ある程度クリエイティブを同質化してユニークさを出していくのがポイントといえます。

完全一致のインプレッションシェア率

完全一致のインプレッションシェアとはマッチタイプが完全一致のキーワードが検索結果画面上でオークションに勝ち続けて掲載されていたかどうかの指標です。
チャネル平均より上であることが推奨されています。
完全一致のインプレッションシェア率が高いことで単純にIMPが増え、自動入札のパフォーマンスを上げるための効率的な機械学習に役立ちます。

リーチ・ターゲティングに関しての指標

リーチ・ターゲティングに関しての指標は以下の3つです

  • アクティブキーワード率
  • 日予算消化率80%以上のキャンペーン数
  • リターゲティングコスト比率

アクティブキーワード率

アクティブキーワードとは、配信設定が「ON」に設定されていて、なおかつ直近のインプレッションが1以上のキーワードのことです。
業種平均より上、かつ80%以上であることが推奨されています。
登録しているだけで動かしていないキーワードが多いアカウントはマイナス評価になります。
これはユニークキーワードとも親和性がありますが、アカウント中のキーワードを絞りきってもいけないが、登録しているだけで止めるのも健全ではないという意味だと考えられます。

日予算消化率80%以上のキャンペーン数

こちらは設定している日額予算が80%以上消化されているキャンペーンの数を指します。
日予算消化率が常に80%以上だと、予算の上限に達してしまうリスクがあるため、広告が配信されなくなる確立が上がります。
余裕を持った予算設定と入札を行うなど、インプレッションシェアの損失につながらないような運用が重要です。

リターゲティングコスト比率

リターゲティングに使っているコストが全体に占める割合です。
実績1円以上で、業種平均下であることが推奨されています。
場合によってはリターゲティングしかやっていないアカウントもあると思いますが、この指標ではリターゲティングに頼りきった運用になってしまってるかどうか、ということが確認できます。
リターゲティングは確度は高いですが、それに頼り切ってしまうと枯渇するリスクは避けられません。
リターゲティングの比率を大きくしてCPAを合わせようとすることは必要ですが、アカウントのスケール化目指すとなると新規ユーザーに目を向けた運用が重要になります。

入札に関しての指標

入札に関しての指標は以下の2つです。

  • 自動入札機能コスト比率
  • 入札の最終更新日

自動入札機能コスト比率

機械学習を効率化するために昨今はシンプルなアカウント構成が求められていることから読み取れるかもしれませんが、ある程度の入札は自動化しつつ、クリエイティブな戦略・提案は人の手で行うことが現在の広告運用の主流になっています。
そのため、Yahoo!COREでも自動入札機能に使われているコストが全体に占める割合が80%以上である事を推奨しています。

入札の最終更新日

リスティング広告は基本的にオークション制度をとっているため、入札は避けては通れないものです。
運用において、入札は常日頃から注視して調整していくことが大切で、手動による入札では「1か月以内に何かしら更新がされていること、自動入札を活用している場合は「直近30日で実績が発生していること」が指標の目安になります。

クリエイティブに関しての指標

クリエイティブに関しての指標は以下の6つです。

  • クイックリンクIMP比率
  • テキスト補足オプションIMP比率
  • カテゴリ補足オプションIMP比率
  • ETA実績比率
  • 最適化設定比率
  • アドカスタマイザー設定

クイックリンクIMP比率

業界平均より上、かつ80%以上ある事が推奨されています。
後述するテキスト補足オプション、カテゴリ補足オプションにも言えることですが広告表示オプションは満遍なく設定することで効果が出てきます。
ユーザーが得られる情報が増え、画面上で見たときの占有率が上がるためです。

テキスト補足オプションIMP比率・カテゴリ補足オプションIMP比率

こちらも業種平均水準より上、かつ80%以上あることが推奨されています。
前述のとおりできるだけ設定することをおすすめします。

ETA実績比率

ETA実績比も業種平均より上であることが推奨されています。
ETA(拡大テキスト広告)はまだ完全に導入できていないアカウントも多いため、ガイドラインに沿うよう導入していくのをおすすめします。

最適化設定比率

「最適化設定比率」は、いかにCORE化しているかを示す指標になります。
この記事で紹介する指標にもとづき施策を実施することで、この指標が上昇します。業種平均より上、かつ80%以上あることが推奨されています。

アドカスタマイザー設定

アドカスタマイザーを設定することでキーワードと広告の親和性を最低限高めつつ、確度の高い広告を配信使用という指標です。

YDNに関しての指標

次にYDNの指標を紹介していきます。
YDNに関しては、指標が多く目的の意味合いが同じようなものが多いため、重要な指標は掘り下げて、その他の指標は簡潔に説明していきます。

アカウント設計に関しての指標

アカウント設計に関する指標は、キャンペーン数や広告グループ数などアカウント数をシンプルにするためにできるだけ少なくしましょうというものが多いです。
また、IMP未発生広告数の指標もあり、これは無駄な広告はできるだけ削除しましょうという意味合いだと思われます。

機械学習が効率的に機能するためのIMPの集約のために

  • 広告・入札価格が同一の広告グループの集約
  • 低品質広告の停止
  • 入札価格調整を活用した広告グループの集約

これらの施策を行うことが効果的だと言えます。

ユニーク広告率

アカウント設計における指標の中でユニーク広告率という指標が重要視されているので具体的に説明していきます。
YDNにおけるユニーク広告の定義は下記の広告要素の組み合わせにおいてどれか一つでもユニークである広告のことです。

  • 広告掲載方式
  • 広告タイプ
  • 広告レイアウト
  • ピクセルサイズ
  • タイトル
  • 説明文
  • メディアID
  • 入札価格

このユニーク広告率の指標からアカウント内で不要なIMPの分散が起きていないかを確認することができます。
この指標は80%以上であることが推奨されています。

リーチ・ターゲティングに関しての指標

YDNのリーチ・ターゲティングに関しての指標は各種ターゲティングのコスト比率の指標が大半です。
そのターゲティングの中でも「サイトリターゲティング」が重要視されているので、ここで少し掘り下げておきます。

サイトリターゲティングとは、過去に広告主のサイトを訪問したことがあり、検索エンジンで商品やサービスを検索しているインターネットユーザーに対しYSSの広告を表示するターゲティング機能です。
これを活用することにより、サイトへの訪問履歴があるユーザーに対してのみ入札価格を高めに設定することができ、全検索ユーザーへの広告配信を維持しつつ、確度の高いユーザーに対して訴求機会を高められます。

入札に関しての指標

YDNは年代性別ごとにIMPボリュームやCPMが異なるため、入札価格調整機能活用を推奨しています。

入札価格調整機能コスト比率が40%以上であることを推奨しています。
入札価格調整機能を活用することでオークションプレッシャーの低い年代不明層に低CPC配信を行うなどして、CPAを維持をしつつ配信量を拡大することが可能です。

クリエイティブに関しての指標

YDNのクリエイティブに関しての指標はインフィード広告とターゲッティングの併用や、ターゲティングのレスポンシブコスト、CTR低下広告数等「CTRを上げる施策をしましょう」ということが読み取れます。アカウント設定でIMP集約を図り、よりCRTが高い広告を出すことによって広告品質の向上につながります。

まとめ

今回はYahoo!が推奨しているアカウント設計の指標、Yahoo!COREについて説明しました。

基本的なアカウント構造はGoogleのhagakure等と似ていますが、概念的なもの…というよりも明確な指標があるため導入もしやすいと思います。

Yahoo!COREは出てきたばかりの指標で、まだ対応できていないアカウントもそう多くないでしょう。競合と差をつけるためにもこの機会に導入してみてはいかがでしょうか。

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