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世界観にひたすら浸れる、運命の一着に出会うウェディングドレスサイトのリニューアル事例

新たにサイトリニューアルプロジェクトが完了し、無事公開に至ったので、事例としてご紹介します。

クライアントは、株式会社ベスト – アニバーサリー。
ウェディング衣装のレンタルや、挙式・パーティの企画・運営をコア事業とされている企業様です。今回のリニューアルは、世界有数のブランドを取り扱うウエディングドレスのセレクトショップ「DESTINY Line」のブランドサイトです。
https://destinyline.jp/
(公開日:2019年6月27日)

さっそく、当プロジェクトの担当者に、どのような案件だったのかインタビューしてきました。

Q.リニューアルのきっかけはなんだったのですか。

お客様のドレス選びも時代と共に変化しており、現在、SNS特にインスタグラムを主体とした数多くのギャラリーからドレスを決めるきっかけを持つお客様が主流となっています。
DESTINY Line WEBサイトも時代とニーズに合わせて変化・成長する必要性を強く感じたことがリニューアルのきっかけになったとの事です。

Q.どうしてあのようなデザインになったのですか

与件整理の段階で出た「お客様が運命の一着と出会うためのサイトにしたい」というご担当者様のお言葉をそのままコンセプトに決め、その方向でいくつか企画案をご提出しました。

企画書表紙「Best-Aniversary お客様が運命の一着と出会うためのサイト企画」

企画案 1

実際、採用に至った企画で、Instagramのようなギャラリーをイメージした企画です。
あちらもこちらも…といろいろなドレスを見て回り、「自分の挙式のイメージを膨らませながら、ドレスを決めていく」といった、女性の検討工程をそのまま形にした案になります。

左にメニューバー、中央に花嫁の大きな写真、右に様々な花嫁の写真を配置

企画案 2

「永久にスクロールしたくなるサイト」をテーマに、スクロールに連動した挙動・演出を普段に盛り込んだ企画案です。

上部に大きな花嫁の写真、その下にブランドの写真や紹介文が続く

企画案 3

シンプルに「出会い」をテーマに企画した案です。
世界観に没入できるようにナビゲーションを外枠に配置して、コンテンツに集中できるように設計し、次々とドレスを好き・嫌いに振り分けていくイメージのサイトです。

中央に花嫁の大きな写真がありその後ろに何枚も写真が重なっている。右にハートの赤いボタン、左に倒れたハートの緑のボタンが配置されている。

いずれの案もアニメーションの挙動イメージが湧くパワーポイント資料と、動きのイメージが近い参考サイトを用意することで、具体的なイメージを持っていただけました。

いずれも好評だったのですが、ユーザーの心理にもっとも寄り添っていると考えて企画1の案で制作に進みました。

Q.実際イメージどおりのTOPページに仕上がりましたか

そうですね。

  • ナビを横に収めることで世界観に没頭できる
  • 次々ドレスが現れて楽しい
  • 詳細ページへの遷移をまたず詳細情報をチラ見できる

といった、ユーザー心理を考慮したサイトに仕上がりました。

クライアントご担当者様にも、熱量高くデザインディスカッションにご参加いただくことができたため、画像はもちろんですが、複数種のフォントや色の選択など細部までこだわることができました。

また、画像点数が多いことは最初から分かっていたため、ユーザー体験を損なわないために、kusanagiという超高速Wordpress仮想マシンを導入することで、予想を上回る快適さを実現できました。
サイトやページの表示速度はSEOの視点においても重要なポイントなので、そういった点も魅力の一つになっているかと思います。

Q.トップページ以外にもこだわりポイントはありますか

まずはギャラリーですね。
トップページとは別の形でドレスすべてを一望できるコンテンツなのですが、詳細ページへの遷移なくその場で詳細情報と大きな画像を展開できるようになっています。

たくさんのドレス画像が並び、選択した画像が列を割って大きく表示されている

絞り込み機能も、メーカー目線の分類用語だけではなく、ユーザー目線の利用シーンやイメージなど、多様な軸で絞り込むことができるようになっています。
デザインやユーザビリティだけではなく、ユーザーのニーズ調査や検索インサイトを踏まえたつくりになっているので、「本当に欲しいドレスに出会えるサイト」が実現できました。

「アイテム」カテゴリ内は「ウェディングドレス」「カラードレス」「タキシード」など、他にもブランドやシルエットのカテゴリなどがあり、様々な条件で絞り込めるようになっている

また、お問合せなどコンバージョンのボタンとフォームにもこだわっています。
横に並んだ3個のボタンには、単独ではなく3個横断でグラデーションをかけています。

「資料請求」は紫から緑のグラデーション、「お問い合わせ」は緑からピンクのグラデーション、「来店予約」は緑からピンクのグラデーションのボタンになっている

そして、ボタンを押した先の問い合わせフォームはそのボタンの色に合わせた世界観でデザインをしており、サイト全体から細部に渡り、世界観の統一にこだわりきっています。

「資料請求」は薄い紫の壁紙が映った花嫁の写真、「お問い合わせ」は植物が映った花嫁の写真、「来店予約」は赤いドレスの花嫁の写真を使用している

Q.プロジェクトの成功の要因はなんですか

行動規範にある「顧客事業に熱狂せよ」の言葉通りに、クライアントに寄り添い、理解に努め、アイディアを出し切り、細部までこだわった結果だと思います。
なにより、それ以上の熱量でプロジェクトに向き合っていただいたクライアント担当者様のおかげです。素材集めや社内確認の手配など、多々お手数をおかけしたのですが、迅速に対応してくださり、本当に感謝しています。

プロジェクトの体制及びメンバー

  • プロデューサー:近藤ひかる
  • ディレクター:竹内 綾子
  • アートディレクター:鎌形 直美
  • デザイナー:斉藤 成美、古賀 隆寛
  • コーダー、フロントエンドエンジニア:牧野 由紀子、伊藤 拓未、森本 友和
  • テクニカルディレクター、バックエンドエンジニア:徳山 翔悟
  • SEOエンジニア:金子 睦朗

    • コンセプトプランニングなど上流工程から
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      2024年4月、障害者差別解消法の改正施行に伴い、2024年6月から一般企業にも「合理的配慮」が義務化されています。
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