- 内部施策・SEO周辺技術
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近年、Googleからの外部リンクの取り締まりも強化され、外部リンクの取扱いに頭を悩ませているウェブ担当者の方も多いことかと思います。
先日、サーチエンジンランドにおいて、リンクのnofollow属性についてまとめた記事&インフォグラフィックが紹介されていたので、本日はその話題を。
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目次
リンクのnofollow属性とは?
そもそもリンクのnofollow属性は、リンクに設置する属性であり、設置する事で、「このページのリンクをたどらない」や「このリンクをたどらない」といった指示を検索エンジンに伝える事ができます。
また、ページ全体に適用させたい場合は、下記のようにページのメタタグに指定する事もできます。
通常のリンクは、リンクジュース(ページ評価)をリンク先ページに渡しますが、nofollow属性が設置されているリンク先には、評価を渡しません。
nofollow属性の動作の仕方は下記のようなイメージです。
nofollow属性設置前
通常のリンクは、そのページの評価をリンク先に渡します。
渡された評価は、リンク先のページのページランクを上げることに繋がります。
nofollow属性設置後
nofollow属性を設置すると、評価を他ページへ渡さなくなります。
HTMLソース上での記述方法
通常のリンクをnofollow属性のリンクに変更するためには、HTMLソースにrel=”nofollow”を付け加えます。
【設置前】
<a href="http://www.example.com/">link to a page</a>
【設置後】
<a href="http://www.example.com/" rel="nofollow">link to a page</a>
nofollow属性を使用するケース
では、nofollow属性はどのようなケースで使用するのでしょうか?
SEO対策として、nofollow属性を使用するのに適切なケースを5つ紹介します。
・有料リンク
有料リンクは、Googleの検索アルゴリズムからペナルティをうける要因の1つです。
購入したものや広告も含め、サイト上のリンクから他ページへ評価を渡さないようにしてペナルティを回避するために、nofollow属性を使用します。
・コメント
サイト上で好き勝手にコメントをさせてしまうと、リンクを設置され、ページの評価を渡してしまう場合があります。
悪質なサイトにリンクを設置されて評価を渡してしまわないように、そしてGoogleとのトラブルを避けるために、nofollow属性を使用します。
・ユーザーによって生成可能なコンテンツ
コメントと同様に、ユーザーによって生成可能なコンテンツで好き勝手にリンクを設置されると、ページの評価を渡してしまう可能性があります。
悪質なサイトの評価向上に加担しているとみなされないように、nofollow属性を使用します。
・埋め込み
他サイトからウィジェットやインフォグラフィックを埋め込む場合、テーマが異なるウィジェットやインフォグラフィックを好んで使っているとみなされたくない場合に、nofollow属性を使用します。
・上記以外
あなたが好意的に思っていないリンクに、nofollow属性を使用します。リンクのnofollow属性には、大きくわけて、「悪質なユーザーからサイトを守ること」と「サイト内の外部リンクに対して価値の有無を判断し、仕分けること」の2つの目的があります。
リンクのnofollow属性を適切に設定することは、サイトの悪用を防ぐと同時に、サイト間の関係をより明確にしてテーマの関連性を高め、検索エンジンからの評価をあげることに繋がります。
ぜひ今一度、皆様もサイト内の外部リンクを確認してみてください。
また最近、一部の大手ディレクトリサイトに対し、Googleからウェブマスターツール経由で「リンクにrel=”nofollow”を付けるよう指導するメッセージ」が届いているようです。これは、Googleから「ページの評価を渡している」と判断されたことによるのではないかと考えられます。
これまでSEOの外部施策としてディレクトリサイトに登録する施策をとることもありましたが、今後人工的な外部リンクは排除されていく傾向にあるため、SEOにおいて外部施策よりも内部施策がより重要になってくるものと思われます。
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