先日、schema.orgは、schema.org 2.0の正式公開を発表しました。(schema blog:Schema.org 2.0 – 2015/5/13 by RV Guha)
そこで、今回は、schema.orgでのマークアップによりユーザービリティの向上につながった例として、Google検索結果の検索ボックスから「自社サイトの検索結果」に直接アクセスすることができるようになることについて紹介していきたいと思います!
Google検索結果に検索ボックスが表示されるように
昨年9月にGoogleは、Googleの検索結果において、サイトリンクの検索結果が新しくなったことを発表しました。
(Googleウェブマスター向け公式ブログ:検索結果内の検索ボックスが新しくなりました – 2014/9/8 by Mariya Moeva, Webmaster Trends Analyst, and Kaylin Spitz, Software Engineer)
以前より、サイトリンクの検索ボックスは、一部のサイトに対して提供されていましたが、このリニューアルの発表後、多くのサイトのサイトリンクで確認されるようになりました。
主に、自社名、自社サービス名などサイト名で検索すると、検索結果のトップのサイトで、確認ができると思います。
これは、検索ボックスにテキストを入力すると、そのサイトの中のコンテンツを「site検索」する機能になります。
これにより、ユーザーは、検索結果からサイト内の特定のコンテンツに、より簡単にアクセスできるようになります。
さらに、このリニューアルでは、検索ボックスが改良され、オートコンプリートにも対応されました。
※オートコンプリートとは、検索ボックスに入力すると、入力しているキーワードと似ている予測キーワードが表示される機能です。
検索ボックスから「サイト内検索」に直接アクセス可能に
検索ボックスより「site検索」を行えるようになったことも便利だと思いますが、schema.orgでのマークアップを行うことで、検索ボックスより「自社サイトの検索結果」に直接アクセスさせることが可能になります。
「サイト内検索」を表示させるマークアップ方法
サイト内検索を表示させるマークアップは、JSON-LDが簡単です。
HTMLドキュメントのどこに記述しても構いませんが、トップページのhead内に記述すれば良いです。
url と target のURLは自分のサイトや環境に合わせて適宜置き換える必要があります。
——————————————-
<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “http://schema.org”,
“@type”: “WebSite”,
“url”: “【サイトURL】”,
“potentialAction”: {
“@type”: “SearchAction”,
“target”: “【検索結果ページURL】?q={search_term}”,
“query-input”: “required name=search_term”
}
}
</script>
——————————————-
このマークアップで、検索エンジンにサイト内の検索が行えることを伝えることができます。
【サイトURL】
サイト内検索の範囲にする自分のサイトのドメイン名のURLを指定します。
例)http://example.com/
【検索結果ページURL】
サイト内検索の結果を生成するURLを指定します。URL内の検索キーワードは「 {search_term} 」を用いて表します。
例)http://example.com/search?q={search_term}
この指定により、この例では、検索結果の検索ボックスに「SEO」を入力すると、「http://example.com/search?q=SEO」へ直接アクセスされるようになります。
ただし、注意点として、検索結果ページURLはサイト内検索の対象になるコンテンツが存在するサイトのドメイン名と同じドメイン名(または、サブドメイン名)から成るURLである必要があります。
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