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WEBから集客するための手段はいくつも挙げられますが、その中でも特に大きな売上に繋がる可能性があるのがSEO対策です。
検索エンジンから自動で集客を行い、記事コンテンツを通してユーザーを教育し、自社の見込み客へと育てるのがSEOになります。しかし、昨今のSEOは難易度も上がっており、中途半端な取り組みでは期待通りの結果は得られません。
そこで、本記事ではSEO集客の概要を解説するとともに、SEOで集客するための基礎知識を8つご紹介します。また、SEO集客とリスティング広告の違いも解説し、どちらにどのような優先順位で取り組むべきかもご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
SEO集客とは
まずは、SEO集客の概要からご説明します。SEO集客とは、検索エンジンへの最適化を行い、自然検索結果からの流入を得ることです。検索上位を獲得するまでのある程度の期間は必要であるものの、一度上位表示してしまえば、長期間に渡って自動で集客し続けられるのがSEOです。
SEO集客に取り組むメリットとしては、上述した長期間に渡って集客できることに加えて、潜在顧客を獲得できることが挙げられます。顕在顧客のみならず、潜在顧客にまで的を広げられることで、自社の売上やお問い合わせを大きく増やせる可能性が高まります。
ここではSEO集客に関して、さらに詳しく概要をご説明していきます。
SEO集客におけるサイトの種類
SEO集客やコンテンツSEOと一口に言っても、サイトの種類は複数に分かれます。たとえば、下記の3つが挙げられます。
- オウンドメディア
- コーポレートサイト
- サービスサイト
それぞれ順番に見ていきましょう。
オウンドメディア
オウンドメディアは、最もSEOとの相性が良いWEBサイトです。
広義では自社が保有しているSNSやチラシなどのオフライン配布物まで含めたあらゆるメディアをオウンドメディアと呼びますが、狭義では、第三者目線でユーザーが必要とする情報を届けるWEBサイトのことを指します。
自社のホームページとは別でオウンドメディアを作成し、そこに自社の商品やサービスに関連する情報提供を行う記事を投稿して、自社への送客を図ります。
対策できるキーワードの幅がコーポレートサイトだけの時に比べて格段に広がるため、より多くのユーザーをリーチできるメリットがあります。
コーポレートサイト
コーポレートサイトとは、採用や自社商品、会社概要等の情報を発信するサイトのことです。
昨今では、採用目的としてもコーポレートサイトを立ち上げる企業が増えています。
コーポレートサイトでは、得にブランディング重視でデザイン偏重のサイトも多いですが、しっかりとSEO面にも配慮して、自社の指名キーワードや関わりが深いキーワードで上位表示することが重要です。
SEO対策をしっかりしていれば、業界や地域に強いというブランディングに繋がる他、指名キーワードでの流入を他社に取られないことで機会損失を防ぎ、広告費の削減にも繋がります。
サービスサイト(サービスページ)
サービスサイトは、営業を目的として作成されることが多いサイトになります。
その名の通り、自社のサービスに関連する情報を発信したり、事業に関連するトレンド等をまとめて発信したりします。
サービスサイトの特徴としては、オウンドメディアやコーポレートサイトと比較してCVRが高いことが挙げられます。
サービスサイトは問い合わせと一番距離が近いため、顕在層を集客することができればCVとなる売上や問い合わせ獲得に繋げやすいサイトです。
SEO集客のメリット
SEOを通じて集客を行うメリットとしては、
- 費用対効果が高い
- 見込み客の集客ができる
- リーチできる人数が多い
- 認知度のアップに繋がる
といったことが挙げられます。
費用対効果が高い
SEOコンテンツは、自社がGoogleに対して支払う費用がないため、上位に表示されればその間は継続的に効果を得ることができます。一度作成したページは今後も資産となり、しっかりメンテナンスを続ければ中長期的な効果を見込めるでしょう。
見込み客の集客ができる
SEO集客では、特定のキーワードで検索したユーザーが自社のWEBページに辿り着くため、商品やサービスに関連したニーズを持った人が多いと考えられます。顕在的なユーザーが集客でき、コンバージョンに繋がりやすいでしょう。
リーチできる人数が多い
Googleの利用者は世界で最も利用されている検索エンジンであり、利用者が多いので、WEBページにリーチできる人数がかなり多いです。道でビラ配りをするのに比べて何十倍、何百倍もの人にサービスや商品の存在を届けることができます。
認知度のアップに繋がる
作成したWEBページが常に上位表示されていることで、ユーザーの目に触れる機会が多くなり、認知度アップが期待できます。
SEO集客のデメリット
さまざまなメリットがある一方で、SEOを用いた集客には
- 時間と手間がかかる
- 即効性に欠ける
- アップデートに合わせた微調整が必要
- 外部に依頼する場合は費用がかかることも
といったようなデメリットも存在します。
時間と手間がかかる
SEO対策を行うにはかなりの時間と手間がかかります。SEOの基礎知識を身につける、実際にページを作成する、競合他社の情報をチェックするなど、ゼロからスタートするにはある程度の労力が必要になるのはデメリットと言えるでしょう。
外部に依頼する場合は費用がかかる
SEO対策を専門とする業者に外注することで、SEOの知識や技術がない人でも集客対策が可能です。ただし、その分費用はかかってしまいます。初期費用で数十万、コンサルタントやメンテナンスでさらに毎月数万が目安となります。
即効性に欠ける
WEBページがGoogleに認識され、それに応じた順位に表示されるまでには時間がかかります。作成したページが必ず上位表示されるとも限りません。期間限定のキャンペーン等、即効性が求められて一時的な集客が必要な場合には不向きといえるでしょう。
アップデートに合わせた微調整が必要
Googleは、より正確でユーザーニーズに寄り添ったコンテンツを提供できるよう、定期的に検索表示のアルゴリズムをアップデートしています。アルゴリズムが変われば、上位表示されていたページの順位が落ちたり、今まで下位だったページが上がったりと、大きく順位の変動が起こります。これらに対応するべく、情報収集とページのメンテナンスが必要となります。
SEO集客の基本となる3つの施策
SEO集客においては、以下の3つの施策が考えられます。
- 【顕在層向け】自社に関連の深いキーワードを対策する
- 【顕在層向け】サービスに関連の深いキーワードを対策する
- 【顕在層・潜在層向け】コンテンツSEOで多様なキーワードを対策する
それぞれの施策の特徴を知ることで、自社に最適な施策を選ぶことができるようになりますよ。
【顕在層向け】自社に関連の深いキーワードを対策する
まず、各種サイトでもっとも重要なのが、自社に関連が深いキーワードを対策するという施策。
例としては、以下のようなキーワードが挙げられます。
- 会社名
- 商品・サービス名
- ブランド名
会社名や商品名・サービス名といった「指名系キーワード」は、漏らさずに1位を獲得しておきたいところ。
自社に関連するキーワードを検索しているユーザーは、顕在層の中でもかなりCVに近いユーザーと言えますので、SEOの不備でそんなユーザーを獲得できないのは大きな損失と言えます。
また、地域 + 業種・業界なども、可能な限り対応しておきたいところ。
特に地域性が重要なビジネスであれば、メインの
【顕在層向け】サービス・商品に関連の深いキーワードを対策する
- サービス名(例:水道修理、など)
- 地域 + サービス名(例:品川 水道修理、など)
- サービス名 + 特徴(例:水道修理 安い、など)
最も重要と言えるのが、自社のサービス・商品に関連の深いキーワードです。
一番良いのは、サービス名で上位表示できることですが、検索数の多いビッグキーワードになりがちで難易度が高いケースが多いです。
また、ここで上位表示できたとしても、潜在層のユーザーの流入も多いと考える必要があるので、検索数が多すぎる・競合が強すぎる場合は諦めても問題ありません。
地域性があるサービス(水道修理など)の場合などは、サービス名単体などよりも重要となり得るのが地域名が入った検索キーワードです。
都道府県から市町村まで、各レベルでの対策が考えられますが、それぞれのレベルで上位表示を取れれば全体としてまとまった流入数を確保できるでしょう。
とはいえ、ほとんど検索されていない地域名は労力を考えて省く、といったことも考える必要があるため、キーワードの検索ボリュームはしっかり調査しましょう。
自社サービスに何かしら大きな特徴がある場合は、サービス + 特徴といったキーワードも重要です。
安い、早い、(量などが)多い、休日(でもやっている)といった特徴に関わるキーワードは、サービス名と合わせて検索されることが多いです。
他社と比較して自社サービスで対策すべき特徴はなにか、を検討すると良いでしょう。
【顕在層・潜在層向け】コンテンツSEOで多様なキーワードを対策する
コンテンツSEOとは、オウンドメディアやブログにおいて、記事コンテンツからの流入を通して見込み客を獲得する方法のことを指します。
コンテンツSEOでは、顕在層だけでなく潜在層に向けたアプローチも可能です。
サービスに関する基礎知識や周辺情報などの情報発信を通じて、潜在層のユーザーにリーチし教育することで最終的に自社の顧客になってもらうことを目指します。
- 〇〇 方法(例:水道修理 方法、など)
- 〇〇 選び方 注意点(例:水道修理業者 選び方 注意点、など)
- 〇〇 原因(例:トイレ 水漏れ 原因、など)
コーポレートサイトやサービスサイトでは、意味合いが広すぎて拾えないようなキーワードでも、コンテンツSEOなら対策していくことができます。
また、最近のユーザーの行動傾向からして、Webで事前に情報収集を行い納得感を持って購入・申し込みを行う傾向が高いため、こうしたユーザーに適切な情報を提供すれば、サービス・商品を見る前から信頼感を獲得することもでき、また、多数のキーワードで上位表示していれば業界の第一人者というブランディングも可能です。
ただし、コンテンツSEOに取り組む際、結果が出るまでに必要な本数や期間は市場によって異なるものの、概ね6ヶ月~12ヶ月間の時間を要し、本数としては100本~200本程度が必要となるので、時間とリソースがかかるというデメリットがあるという点も理解しておきましょう。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツSEOと似た言葉に、コンテンツマーケティングがあります。これらは、似て非なる言葉です。コンテンツマーケティングとは、コンテンツを通してユーザーを教育し、見込み客へと成長させてから自社にお問い合わせをさせる施策のことです。
ここでいうコンテンツとは、記事コンテンツやアンケートコンテンツ、メルマガ等が挙げられます。あくまで、WEBサイト上で公開する記事コンテンツのみならず、幅広いタイミングでのコンテンツを指します。
そのため、コンテンツSEOをより広義に捉えたものがコンテンツマーケティングだと言えるでしょう。
コンテンツマーケティングについては、以下の記事も参考にしてみてください。
コンテンツマーケティングとは?~概要からやり方までわかりやすく説明~
GoogleがSEOに求めているコンテンツ
ここではSEO集客の概要をご説明していますが、そもそもSEOとは「検索エンジン最適化」であり、検索エンジンの代表格であるGoogleが求めるコンテンツを知らなければ意味がありません。
結論から申し上げると、Googleが求めているのは、ユーザーファーストの高品質なコンテンツです。
たとえば、ユーザーが特定のキーワードを検索し、あるWEBサイトに訪問したとします。しかし、そこで満足の行く結果が得られず、早期に離脱してしまうと、ユーザーはGoogleの検索結果全体への信頼性も落とすことになります。当然Googleはこの結果を望んでいないため、だからこそユーザーに役立つ情報を発信するWEBサイトを評価していきます。
他にも、SEO集客のためには「ドメインパワー」や「被リンク」といった要素も必要ですが、あくまでこれらは副次的な評価でしかありません。本質的なことは、ユーザーに役立つ情報を発信し、満足度を高めることがSEO集客の概要であり、Googleが求めているものだと理解しておきましょう。
SEOで効果的に集客をする基礎知識・方法8選
ここまで、SEO集客の概要を解説してきました。ここからは、SEOで効果的に集客するためのポイントと方法について解説していきます。
- メタ情報の最適化
- 検索エンジンのクローラーに分かりやすく伝える
- ページスピードを高速化させる
- 適切にキーワード選定を行う
- 公開したコンテンツを定期的に更新する
- E-E-A-Tを担保する
- 検索クエリを分析する
- YMYLについて理解する
それぞれ、順番に見ていきましょう。
メタ情報の最適化
まずは、メタ情報を最適化しましょう。メタ情報とは、titleタグやdescriptionタグといった、WEBサイトや個別コンテンツの概要を検索エンジンに伝えるためのタグのことです。同一WEBサイト内で、同様のメタ情報があるのは望ましくありません。なぜなら、検索エンジンがどちらを適切に評価して良いのか分からなくなり、どちらか一方のコンテンツの検索順位が悪くなったり、検索結果に表示されなくなったりするためです。これを「カニバリゼーション」と言います。
また、titleタグに関しては、32文字前後が望ましいとされています。これは、検索結果にすべての文言が表示されるのが32文字以内の場合が多いためです。descriptionタグに関しては120文字前後で設定し、ユーザーが検索するであろうキーワードを盛り込みましょう。それらの盛り込まれたキーワードでユーザーが検索をすると、キーワードが太文字となって表示され、クリック率の向上に期待ができます。
検索エンジンのクローラーに分かりやすく伝える
次に、コンテンツの内容を、検索エンジンのクローラーに適切に伝えることが大切です。そのためには、特定のページから全ページに対して、2クリック以内で到達できるように設定しましょう。仮に4クリックやそれ以上必要となってしまうと、クローラーが適切に情報を持ち帰ることが難しくなり、検索順位も思うように上がりません。
また、必ずサイトマップを送信するように設定し、コンテンツが更新された際はクローラーに伝わるようにしましょう。そうすることで、いち早く検索結果にコンテンツがインデックスされ、WEBサイトの改善に必要なデータを早期に集められます。
ページスピードを高速化させる
ページスピードとは、ユーザーがクリックしてからページが表示されるまでにかかる時間のことです。Googleは、ページスピードを検索順位の重要な決定要因として挙げており、「遅いより速いほうが良い」とも明言しています。
ただし、ページスピードの高速化に関しては知見が必要です。そのため、圧倒的に速く、なおかつSEOに最適化した上で高速化させるのであれば、知見のあるエンジニア等の専門家に依頼しましょう。
初心者の方でも取り組めるものは、WordPressであれば「EWWW Image Optimizer」というプラグインの導入です。こちらは、導入するだけで自動で画像を圧縮してくれるため、ページスピードの高速化に役立ちます。費用はもちろん無料です。
なお、ページスピードに関わる重要な指標に、コアウェブバイタルという指標があり、Googleのランキング要因となっています。
こちらについて、詳しくは以下の記事をご確認ください。
コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは?SEOに与える影響と対策方法についてわかりやすく解説します!
適切にキーワード選定を行う
ユーザーは、必ず特定のキーワードからコンテンツに流入します。そのため、適切にキーワード選定を行わなければ、ユーザーが検索するであろうキーワードでコンテンツがヒットせず、誰も訪れない結果となってしまいます。
前提として、キーワードには検索ボリュームと呼ばれる指標が存在します。検索ボリュームとは、キーワードが月間で何回表示されるのかを表す指標のことであり、ボリュームが大きいほど競合のWEBサイトも強くなる傾向にあります。
したがって、まずは検索ボリュームが10~100程度のキーワードを洗い出し、順番にコンテンツを作成していきましょう。すると徐々にアクセスが集まり、ドメインパワーも数値が上がっていくので、検索ボリュームが1,000~10,000程度のキーワードでも上位表示を狙えるようになります。
公開したコンテンツを定期的に更新する
コンテンツは一度公開して終わりではなく、定期的に更新することが大切です。検索エンジンは更新性も見ているので、定期的に情報が更新されているコンテンツを評価する傾向にあります。
なお、更新と言っても「。」や「、」「日付」等を簡単に更新するだけでは意味がありません。これらは評価されないので、行うだけ時間の無駄だと言えるでしょう。具体的には、検索エンジンは「HTMLの変化量」を見ているため、一定以上の情報量を追記したり、必要に応じて画像を変更したりすることが大切です。
E-E-A-Tを担保する
E-E-A-Tとは、下記3つの頭文字を取った言葉のことであり、Googleが重要している項目になります。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
たとえば、医者でもない執筆者が、風邪に治る薬を紹介していたらあなたはどう思うでしょうか。当然ながら信頼もせず、記事を読み進めることなく離脱するでしょう。
Googleは、上記のような知見のない人間が書いたコンテンツを淘汰するため、E-E-A-Tが満たされているかを重視してコンテンツを評価しています。そのため、できる限り経験と知見のある人間がコンテンツを作成し、難しい場合は監修者等を入れて、上記のE-E-A-Tを担保できる工夫をしましょう。
検索クエリを分析する
検索クエリとは、ユーザーが実際に検索したキーワードのことを指し、Google Search Consoleから確認できます。上述したコンテンツの更新をする際に、こちらの検索クエリを新たにコンテンツに含めることで、より多くのユーザーからの流入を得られる可能性が高まります。
たとえば弁護士事務所のサイトがあったとして、そこで裁判に関するコンテンツを作成したとします。キーワードは「弁護士事務所 裁判」等を狙うと思いますが、検索クエリを調査してみると、「離婚」というキーワードでもユーザーが流入しているかもしれません。つまり、作成した側からすれば、思いもよらないキーワードでユーザーを獲得しているということです。
その際に、コンテンツに新たに離婚に関する情報を追記することで、離婚で検索するユーザーの検索意図も満たすことができます。
このように検索クエリを分析し、そのキーワードで新たな情報を追加することは、SEO集客を成功させる上で非常に重要です。
YMYLについて理解する
最後に、YMYLについても理解する必要があります。YMYLとは「Your Money Your Life」の略語で、人の命やお金、健康に関するジャンルのことです。近年、GoogleはYMYLに対する規制を強めており、E-A-Tや高い信頼性を獲得したWEBサイトでないと上位表示しない仕組みを作っています。
YMYLの具体的なジャンルとしては、「医療」「健康」「金融」「転職」などが挙げられます。この他に関しても、人の命や健康、お金に関わるものはすべてYMYLです。
したがって、これらのジャンルに取り組む場合には、必ずE-A-Tを担保できる仕組みを作る必要があります。加えて、コンテンツの信頼性や透明性を高められる工夫をし、ユーザーと検索エンジン双方からの評価を得られるようにしましょう。
SEO集客とリスティング広告の違い
ここまで、SEO集客の概要や基礎知識に関して解説をしてきました。WEBから集客するにあたり、SEOとよく比較される方法が「リスティング広告」です。実際、これら2つの違いや、それぞれの具体的なメリットが分からない方は多いのではないでしょうか。
ここでは、SEO集客とリスティング広告の具体的な違いを解説します。
SEOは費用はかからないが時間がかかる
一番大きな違いは費用の有無です。
SEO対策を自社で行う場合は費用はかかりません。ただし、SEO対策を行なってから、ランキングに反映されるまでは、一定の時間がかかるため中長期的な施策と言えます。
また、キーワード選定からコンテンツの作成、内部対策の実装など、やることが多いため、リソース状況を考慮し体制を整えてから実施すると良いでしょう。
一度、安定して上位表示できるようになれば、中長期的に無料で集客してくれるようになります。
リスティング広告は即効性があるがコストがかかる
リスティング広告では、お金をかけることでいきなり検索結果の上位に自社のサイトを表示させることができます。
非常に大きなメリットではありますが、逆に言えば、広告を止めた途端に集客が0になってしまうということでもあります。
また、集客が出来てもCVされない、費用対効果が合っていないページ・商品の場合には、コストばかりがかかってしまうことになります。
まずは、ユーザーが広告から着地するページ(ランディングページ)の質を十分に高めた上で、リスティング広告を少額から試していくと良いでしょう。
SEOとリスティング広告はターゲットが異なる
SEOとリスティング広告では、ターゲットが異なります。SEOは潜在顧客を集めることに対して、リスティング広告は顕在顧客をターゲットにします。
具体的には、SEOは自社の商品の魅力には気づいていないものの、本質的にはその商品を求めている潜在層のユーザーにもアプローチできます。もちろん顕在顧客も集客できるものの、潜在顧客も集めることで真価を発揮します。
一方のリスティング広告は、ユーザーがすでに商品やサービスを求めている場合に有用であるため、潜在顧客は集めづらいです。
そのため、短期的に多くのユーザーを集客し、そこで得た利益や売上を改めてリスティング広告に投下していく流れが一般的です。
SEO集客とリスティングはどちらに取り組むべき?
結論から申し上げると、ビジネスモデルやサービスによって、どちらに取り組むべきかは異なります。
また、両方の施策に取り組んでいる企業も多数います。
ただし、上述したように、リスティング広告はあくまで「広告」であるため、自動的に集客し続けられる手段ではありません。
そのため、クリック単価の高いキーワードばかり狙っていたり、LPのCVR(成約率)が悪かったりすると、自転車操業になりかねません。
一方、SEOは一度上位表示に成功すれば、一定期間は自動で集客できる施策です。短期的な利益を追い求めることは難しいものの、中長期的に安定したキャッシュ・フローを生み出せる方法だと言えるでしょう。
短期で成果を出したくてお金をかけられるのであれば、リスティング広告。
中長期的に徐々に売上を上げていければ良い、または、お金をかけたくない場合は、SEO対策。
このように、ご自分のビジネス・商材・状況に合わせて、最適な方法を選択していくと良いでしょう。
まとめ
本記事では、SEO集客の概要や、リスティング広告との違いを解説しました。SEO集客は中長期的に安定するメリットがあり、潜在顧客も集客できるため、自社の売上やお問い合わせを増やすには最適な手段の1つだと言えます。
ただし、SEOは闇雲に取り組んでも結果は出ません。そのため、まずは本記事で解説した基礎知識を改めて見直し、ユーザーと検索エンジンの双方に求められるコンテンツを作ることから始めてみてはいかがでしょうか。
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