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Googleでイベント名で上位表示させるには?「バレンタイン」検索結果から見るSEO

Googleでイベント名で上位表示させるには?「バレンタイン」検索結果から見るSEO

こんにちは、SEO担当の齊藤です。
早いもので2月ももう中旬、明日はバレンタインデーです!
各地の催事場や百貨店ではチョコレートを求めて長蛇の列ができ、カップルや夫婦向けのイベントが各地で開催され、にわかに華やぐ2月…Google検索結果の世界でも、過激な上位争いが繰り広げられます。

今回は「バレンタイン」というキーワードの検索結果の推移を元に、イベント名でのSEOにおいて何が重要なのか、何に気を付ければ良いのかまとめました。イベント関連キーワードでの集客をお考えの方は、ぜひご覧ください!

調査内容について

調査期間:2016年12月1日~2017年2月13日
調査キーワード:「バレンタイン」
調査対象:Google検索(1位~10位)

2ヵ月間、Google検索「バレンタイン」で検索し続けてみた

12月1日の「バレンタイン」検索結果

まずはバレンタイン当日から2ヵ月以上前の12月1日の検索結果から見ていきます。

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バレンタインという行事そのもののあり方に対する記事が1位を獲得しています。
また、10位圏内にはゲームアプリのバレンタインイベントキャラクターに関する記事が多くランクイン。
クリスマスで頭がいっぱいということでしょうか、まだまだバレンタインに人々の興味が向いていません。

12月25日の「バレンタイン」検索結果

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では、クリスマス当日の「バレンタイン」検索結果はどうなっているのでしょうか。

なんと、既に2017年のバレンタインに向けたページが続々上がってきています!
ホテルや百貨店がリリースするバレンタイン情報ページが多いですが、個人がバレンタイン限定商品についてまとめた記事や、ゲーム内のバレンタインイベントに関するお知らせページも10位圏内にいる状態です。
また、販売スタッフの募集ページがあがっているのがこの時期の特徴で、大手各社バレンタインの準備を始めた、といったところです。

1月2日の「バレンタイン」検索結果

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クリスマスから約1週間後、1月2日の検索結果です。

上位表示ページの顔ぶれががらりと変わっています。
ゴディバとサンリオのコラボ情報がリリースされた直後だったため、それを報じるメディアの記事が10位圏内にいくつもランクイン。
この頃、ブランドチョコレートの発売や情報開示が次々に行われており、ニュースの入れ替わりが激しい日が続きます。
一方、「手作り」キーワードの記事が2位まで順位を伸ばしてきています。
この頃はまだ「作りたい」という需要よりも「買いたい」という需要が高いことが伺えます。

1月25日の「バレンタイン」検索結果

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クリスマスから一か月後、バレンタインが近づいてきた1月25日の検索結果です。

これまでの検索結果が嘘のように、「手作り」情報がずらり!
ブランドチョコレートの予約ラッシュが落ち着きを見せてきた頃でもあります。
10位圏内のみで言えば「買う」タイプのページが3、「作る」タイプのページが4と、ショッピング系ページを手作り系ページが上回わっています。
また、「トップニュース」欄も表示されるなど、いよいよバレンタイン当日に向けて気勢が高まってきています。

2月1日の「バレンタイン」検索結果

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とうとう2月に突入!当日までは残り二週間の2月1日の検索結果です。

1位と2位の順位は25日から動きませんでした。
1位はクックパッドの「バレンタインのレシピ」ページ。
2位は、お菓子作りグッズのECサイト内「バレンタインチョコ・お菓子レシピ」ページ。
どちらも手作り志向のユーザーに向けたレシピまとめで、網羅性が高く、非常にレシピやコンテンツ量が豊富です。

また、1月の時点で10位圏内入りを果たしていた楽天に続いてamazon、Yahooショッピングのバレンタイン特集ページもランクイン。
12月や1月はホテルや百貨店など、実店舗に出向いて買いたい・食べたい、といった「リアル」寄りの需要が高いのに比べ、2月に入ると手作りレシピをネットで見たい、当日までに手元に届く通販サイトが見たい、といった「ネット」寄りの需要が高まるように感じられます。

2月13日の「バレンタイン」検索結果

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最後の土日を越え、いよいよバレンタイン前日。

ここに来てWikipediaの「バレンタイン」ページが2位にランクイン!
発祥から歴史、現代における各国のバレンタイン文化などが詳細に解説されています。
その他のページにおいても、13日中も細かく順位が変動するなど最後まで安定しませんでした。

「バレンタイン」から見る、イベントキーワードでのSEO

イベントキーワードは順位変動が非常に激しい

一ヵ月、一週間単位はもちろんのこと、数日、またはその日の中でも順位が変動します。
イベントBIGキーワードで上位に表示し続ける難易度はかなりのものと思われます。
今回の「バレンタイン」キーワードの場合は、2月に入ると1位、2位がほとんど動かず安定して上位に表示されていましたが、この上位表示は豊富な情報量に加え、それぞれ「レシピ」「お菓子」に特化したサイトとして評価を蓄積してきた結果達成されたもので、一朝一夕で真似できるものではありません。
もしもイベントBIGキーワードでの上位表示を狙う場合は、イベントに向けてページを作成するだけではなく、サイト自体に対する評価を日頃から高めておくことが必要になります。

ひとつのテーマについて情報が網羅されているサイトが強い

「バレンタイン」キーワードの上位サイトを見ると、レシピならレシピ、歴史なら歴史といったように、ひとつのテーマについて情報が網羅されている傾向にあります。
網羅というのは、例えばバレンタイン特設ページを作る際、レシピを数本紹介し、チョコの歴史について少し説明し…というよりも、
「生チョコからクッキーまでありとあらゆるお菓子のレシピを取り揃え!」
「生チョコならこんなレシピもあんなレシピもあるよ!」
「本命ならこっち、友チョコならこっち!」…と、レシピにとことん特化したサイトのほうが上位に表示されやすいということです。

もちろん、網羅のためにやみくもに文字数が多ければいい、1ページごとの情報が薄くてもたくさんページがあればいい、ということではありません。「○○しさえすればいい」というSEOはもはや古く、結局のところ、「ユーザーのためになるサイトとは何か」というGoogleの理念に立ち返ることが重要です。

これらを踏まえ、イベントに向けてサイトやコンテンツを設置する際は、「軸」を決めることが重要になります。
そして、軸に沿った情報を網羅するために実際にどのようなコンテンツを揃えればよいのか、コンテンツをまとめあげるカテゴリはどう切ればよいのか、といったように落とし込んでゆくのが、手間暇がかかるようで一番の近道なのではないでしょうか。

需要の移り変わりを把握することが重要

情報の網羅性に加えて、もう一つ考慮しなければならないのが「需要の移り変わり」についてです。
「バレンタイン」キーワードは、1月と2月で検索結果の顔ぶれががらりと変わりました。
1月はブランドチョコレートやホテル、百貨店のイベント告知。それが2月に近づくにつれて、手作りレシピやラッピング情報が多く表示されています。

今回、「バレンタイン 2017」と「バレンタイン 手作り」キーワードについても同様に検索結果を調査しました。
結果、「バレンタイン 2017」はチョコレートの通販情報や予約情報など、1月に「バレンタイン」キーワードで表示されていたようなページが2月に入っても上位に表示されていました。

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「バレンタイン 2017」と「バレンタイン 手作り」で検索人気度を比較すると、以下のようになります。

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2017年のバレンタイン情報を包括する「バレンタイン 2017」キーワードを、2月9日の時点で「手作り」キーワードが追い抜きます。
同じキーワードでもユーザーの興味関心や需要が移り変わるため、もしイベント特設サイトを設置する場合は、そうした点も加味してサイトをローンチする必要があります。

ビッグキーワードにこだわらず、自社サイトに適したキーワードで上位を狙う

キーワードはテールワードになればなるほどそれを検索するユーザーのニーズが限定されます。

例えば「バレンタイン 手作り」でも、「バレンタイン 手作り レシピ」と「バレンタイン 手作り ラッピング」ではそれを検索するユーザーのニーズが異なるのは明らかです。
そして、もし「バレンタイン」単キーワードで上位表示できなくても、ラッピングに関する情報を多く掲載して「バレンタイン 手作り ラッピング」キーワードで上位表示を狙ったほうが、ユーザーニーズへマッチしやすくなります。

つまり、順位変動も競争も激しいイベントキーワードにおいては特に、「自分のサイトやコンテンツを最も求めているであろうユーザーはどんなキーワードで検索するか」という基礎に立ち返ってSEO対策を取ることが必要です。

まとめ

  • イベントキーワードは順位変動が激しい
  • まずはサイトの軸を決め、その軸に沿って情報量やコンテンツの豊富化をはかる
  • イベントキーワードでの上位表示は、需要の移り変わりに大きく左右される
  • 必ずしもイベント単ワードなど、ビッグキーワードにこだわる必要はない
  • まずは検索需要が多少低くてもサイトにマッチするキーワードで上位を狙うことが重要

イベントページのSEOについては、「イベント・特設ページに配慮したいSEO的ルール」も併せてご覧ください。

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