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ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの概要【違いを解説】

私がご紹介します

Tanaka Yuta

TanakaYuta SEO Div. コンサルタント

現在までに100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードで上位表示を実現。薬機法管理者の資格を有しているいること、SEOライターとして自身でもライティングができることから、広告表現が難しい医療・美容・健康を得意領域としている。「成分名」や「〇〇 効果」などの難関キーワードでの上位表示実績多数。SNSでの情報発信にも力を入れており、約10,000名のフォロワーを獲得している。

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SEOで日々検索順位を上げることを目標にWebサイトを運用されている方であれば、一度はブラックハットSEOやホワイトハットSEOという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし、それぞれの言葉の意味が分からなかったり、具体的にどのようなケースが該当するのか理解できていなかったりすることもあるでしょう。

そこで本記事では、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いを解説するとともに、それぞれの概要もご紹介します。また、検索エンジンに評価されるためのホワイトハットSEOのポイントも解説しますので、SEOで競合に勝つためにもぜひ参考にしてください。

目次

ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違い

まずは、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの違いをご説明します。大きく分けて、両者は下記2つの違いがあります。

  • Googleのガイドラインに則っているか
  • ユーザー目線で運営されているか

それぞれ順番に見ていきましょう。

Googleのガイドラインに則っているか

まず、ブラックハットSEOは、Googleのガイドラインに則らない施策が行われることが特徴です。
具体的には、質の低い大量の被リンクを購入して自演したり、必要以上に対象キーワードを詰め込んだりすることが挙げられます。場合によってはGoogleからペナルティを受けることになります。

Googleのアップデートが頻繁に行われていない時代では、ブラックハットSEOによって検索順位を上げられたこともありますしたが、昨今ではGoogleの目も厳しくなり、ブラックハットSEO自体通用しなくなっています。

一方のホワイトハットSEOは、Googleのガイドラインに則った施策を行うことを指します。
適切なキーワード配置、Webサイトの構造の最適化、ユーザーファーストのコンテンツ作り、といった施策です。近道こそありませんが、地道に施策を継続していくことで中長期的に検索エンジンから評価されるWebサイトへと成長していきます。

ユーザー目線で運営されているか

次に、ユーザー目線で運営されているかどうかの違いがあります。

ブラックハットSEOは、極論を言ってしまえば検索順位さえ上げられればそれで良いため、ユーザーの気持ちは微塵も考えていません。そのため、仮に検索上位を獲得できたとしても、コンバージョン等の売上にはまったく繋がらないことが特徴です。

これに対してホワイトハットSEOは、ユーザーの顕在ニーズと潜在ニーズを的確に捉え、悩みを解決することに重きを置きます。その結果、ユーザー満足度が非常に高くなり、検索エンジンからの中長期的に評価される質の高いコンテンツだと認識されるようになります。

ブラックハットSEOとはゲームでいうチートのようなもの

ブラックハットSEOはゲームでいうチート(ズル、裏技)のようなものです。冒頭でもご説明しましたが、ブラックハットは検索エンジンを騙すようなコンテンツを作成し、意図的に検索順位を操作する手法になります。

本来、検索結果で上位に表示されるためには、Googleの定めたガイドラインやアルゴリズムにあったコンテンツを作成しなければなりません。それには、ユーザーと検索エンジンにとって、良質でボリュームのある記事を作成する必要があります。

しかし、ブラックハットSEOの場合は、ユーザーのための良質なコンテンツ作成といった視点は一歳ありません。検索エンジンを騙すためだけのコンテンツを作成し、不正を行い、Googleの検索結果で上位表示を図るのです。

ブラックハットSEOはGoogleからペナルティを受ける可能性もありますので注意が必要です。

ブラックハットSEOのペナルティとは?

ブラックハットSEOのペナルティとして代表的かつ一番ダメージが大きいのは、Googleインデックスからの削除です。

インデックスを削除されてしまうと、Googleの検索結果に表示されなくなります。ペナルティを解除しなければ、その後にどれだけ良質なコンテンツを作成したとしても、誰にも見られることはないのです。 ブラックハットSEOは検索順位を短期的に向上させる効果はあっても、Googleからのペナルティを受ける可能性があります。(繰り返しになりますが、最近では検索順位の向上もできなくなっています)

「これからWEBサイトを運営したい」と考えている方がとる手法ではありません。上位表示の近道をしようとして、ブラックハットSEOに手を出すのはリスクが高すぎます。まずは良質なコンテンツを地道に作成し、じっくりとサイトを育てていくことが大切です。

ブラックハットSEOの主な手法

一口にブラックハットSEOといっても、いくつか違った手法があります。
悪質なSEO業者に勧誘された時のために、ブラックハットSEOの代表的な手法をご紹します。以下のような施策を提案してくるSEO業者は悪質と考えられますので、注意しましょう。

【ブラックハットSEOの手法1】キーワードスパム

ブラックハットSEOの手法の中に、キーワードスパムというものがあります。これは、過度にSEOに関わる対象キーワードを不自然に多く詰め込み、検索エンジンを騙して上位表示を狙う手法です。 Googleのガイドラインでも、キーワードスパム(キーワードの乱用)はサイトランキングに悪影響を与える記載されています。ちなみに、キーワードスパムに当たる例は以下の通りです。

実質的な付加価値のない電話番号の羅列。
ウェブページが特定の市町村や都道府県に関する検索結果の上位に掲載されるようにするために市町村名や都道府県名を羅列したテキスト。
同じ単語や語句を不自然に感じられるほどに繰り返すこと。例: 当店では、カスタムメイド葉巻ケースを販売しています。当店のカスタムメイド葉巻ケースは手作りです。カスタムメイド葉巻ケースの購入をお考えでしたら、当店のカスタムメイド葉巻ケース スペシャリストまで custom.cigar.humidors@example.com 宛てにお問い合わせください

参考:サーチコンソール・キーワードの乱用

上記にもあるように、キーワードを不自然に多く詰め込むことは、ブラックハットに当たります。現在は、検索エンジンを騙すともできず、上位表示を狙うこともできません。 ペナルティを受ける可能性があるので、キーワードスパムにあたる行為を行わないようにしましょう。

【ブラックハットSEOの手法2】質の低い大量の有料被リンク

一昔前のブラックハットSEOでは、質が低かろうが高かろうが関係なく、大量の被リンクを取得しているサイトが検索結果の上位を占めていました。それは、検索エンジンが「被リンクの多いサイトはユーザー評価の高いサイトだ」と認識していたからです。 現在でも有料被リンクの売買は横行しています。しかし、質の低い被リンクを大量に購入したとしても、検索エンジンで高評価を得ることはできません。 なぜなら、最新のGoogleのガイドラインでは「良質な被リンクのみを評価する」と発表しているからです。 また、「検索結果においてサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンクプログラム」という項目にリンクの売買に関わるサイトは検索結果に悪影響を及ぼすと記述されています。

参考:リンクプログラム・Search Console

良質なコンテンツを適切に評価してもらえない環境を作りかねないので、有料の被リンクを購入するのはやめましょう。
自然で有効な被リンクの獲得方法はこちら

【ブラックハットSEOの手法3】自作自演リンク

自作自演リンクとは、自身で作成したサイトAから、自身で作ったもう一つのサイトBへリンクを貼ることです。検索エンジンを騙してサイトの評価をあげる自作自演リンクはブラックハットSEOに値します。 しかし、関連性の高い記事への自作自演リンク、いわゆる自然リンクを貼ることは問題ありません。全く関係のない記事へ、あるいは内容の薄い記事へ自作自演リンクを貼ることがペナルティの対象になるのです。

【ブラックハットSEOの手法4】相互リンク

相互リンクとは、サイト間でリンクを交換する行為です。ひと昔前には相互リンク集というページを設け、全く関係のないリンクを乗せることで、リンクを交換したサイト同士の評価が高くなりやすい傾向にありました。

しかし、現在のアルゴリズムによるとサイトと関連性のない相互リンクは、Googleのガイドラインに違反しているとみなされます。その結果、サイト自体がペナルティを受けることとなり、検索結果から除外されてしまいます。

アフィリエイトやブログを始めた友人から「リンク交換しようよ!」と持ちかけられても、極力断るようにしましょう。そうでなければ、両方のサイトがペナルティを受けてしまう恐れがあります。

ブラックハットSEOはもう通用しない?

「ブラックハットSEOはまだ通用するの?」と疑問を抱いている方もおられるでしょう。
結論から言うと、もうブラックハットSEOは通用しません。 ぜなら、Googleの度重なるアップデートにより、ランキングアルゴリズムが更新され、ブラックハットSEOに対する対策が施されているからです。

Googleの検索エンジンが存在している根底には「ユーザーに適切な情報を与える」という目的があります。
Googleの収益源は、検索エンジンを利用したユーザーのサービス、または商品の利用を促すための広告費になります。それがなければ、世界最大手のGoogleを維持することはできません。

そのためには、多くのユーザーにGoogle検索を使用してもらう必要があり、検索エンジンを騙して上位表示を図るブラックハットSEOは百害あって一利もないため、対策がとられている、ということですね。

ただ、上記以外の新しい検索エンジンのハック方法を考案し、今でもブラックハットSEOで上位表示を実現している人やサイトがあるかもしれません。しかし、ユーザーファーストで検索エンジンに伝わりやすいWebサイトを目指す以外のSEO施策は、原則として、推奨はできません。

短期的に順位が上昇することがあっても、中長期的に見れば大きすぎるリスクを抱えることになります。
例えば、2022年には自社サイトの下層ディレクトリで第3者にブログを運営させることでマージンを得る「ドメイン貸し」といった手法が注目されましたが、これもGoogleが公式に非推奨としているため、近いうちに排除されるでしょう。

Googleが掲げる10の事実にも「悪事を働かなくてもお金は稼げる。」と記載があります。
ユーザーに向き合い、誠実な施策を続けることが、一番の近道です。

ブラックハットSEO対策のためのGoogleアップデート

先述したように、ブラックハットSEOは現代では通用しなくなっている手法です。その背景としては、下記2つのGoogleのアルゴリズムアップデートが実施されたことも挙げられます。

  • ペンギンアップデート
  • パンダアップデート

それぞれ順番に見ていきましょう。

ペンギンアップデート

ペンギンアップデートとは、有料の被リンクを大量に購入したり、自作自演の被リンクを大量に貼ったりしているWebサイトを取り締まるためのアップデートのことです。つまり、スパム的な施策をしているWebサイトが大打撃を受けたアップデートで、2016年の9月にアップデートのアナウンスは終了しました。
Googleのペンギンアップデートを詳しく解説!~ペナルティを受けないサイト作りに必要なこと~

パンダアップデート

パンダアップデートとは、他社のサイトのコンテンツをコピーして公開することや、ユーザーを混乱させる価値のないコンテンツを取り締まるためのアップデートのことです。パンダアップデートは2012年に実施されました。特に、キーワードや必要以上に言葉を詰め込むワードサラダや、ワードサラダのようなコンテンツを量産するコンテンツファームが大きな打撃を受けたことが特徴です。

ブラックハットSEOだと認識されないために留意するべきこと

知らず知らずの間に、ブラックハットSEOの沼にはまっている記事があります。以下では、「知らない間にGoogleからペナルティを受けていた!」という問題を防ぐために、記事を書くときに気をつける4つのことをご紹介します。
パンダアップデートを正しく理解しよう!検索順位が上がらなくて悩んでいるあなたへ

自動生成文章

自動生成文章とは、AIやツールに自動で文章を作成される文章のことです。一昔前のアルゴリズムでは、自動生成された文章を見抜くことができず、低品質のコンテンツが上位表示されていました。 しかし現在では、Googleもアップデートを重ね、自動文章に対策を施しています。Googleのガイドラインでは、以下のように記載されています。

Google では、検索ランキングを操作することを目的としている、ユーザーの役に立たないコンテンツに対し、措置を取ることがあります。

参考:コンテンツの自動生成

これには、自動生成された文章が含まれており、「処置を取る」というのはペナルティを指しているのでしょう。自動生成で文章を作ることはほとんどないでしょうが、「自動文章の作成でSEOの評価が高くなることはない」ことを知っておいてください。

「ChatGPT」などの生成AIによる文章はどう評価される?
近年、AI技術の進化により、「ChatGPT」などの生成AIと呼ばれるツールが登場しました。単語を羅列することがメインだった過去のツールとは比べ物にならないほど、きちんとした文章を生成してくれます。

こうした生成AIによる文章も、ペナルティ対象となるのでしょうか?

Googleによる答えは「NO」です。

(〜中略〜)コンテンツの作成方法を問わず、Google 検索で成功を収めるには、E-E-A-T の品質を満たす、オリジナルで高品質な、ユーザー第一のコンテンツの制作を意識する必要があります。

参考:AI 生成コンテンツに関する Google 検索のガイダンス

つまり、「大事なのはユーザーファーストなコンテンツであって作り方自体は問題ではない」ということですね。

ただし、現在の生成AIについては、AIの情報源であるデータが古かったり、一見すると”正しそう”な内容なのに精査すると間違った内容であるという「ハルシネーション」の問題など、まだまだ人の手を完全に離れて運用することは難しいと言えます。

テーマの検討や記事構成の作成、下書きなど、作業の効率化は可能ですが、あくまで最終的に最新情報やファクトチェックを行い人の手で完成させる、ということを徹底しましょう。

隠しテキスト

隠しテキストとは、サイトを閲覧しているユーザーには見えず、検索エンジンだけが認識できるテキストを挿入することです。 これは、サイトの評価を不正にあげる行為に当たります。ということは、ブラックハットSEOに当てはまるということです。

記事の作成中に白い背景に白色の文字を挿入してしまうと、ユーザーには見えず、検索エンジンにだけ認識できる文字になります。 また、白文字でなくても、テキストに被せるように画像を表示させることも隠しテキストに当たります。 それがたとえ無意識だとしても、隠しテキストはペナルティ対象になりますので気をつけるようにしましょう。

クローキング

クローキングとは、サイトを閲覧しているユーザーに見せているコンテンツとは別のコンテンツを検索エンジンに認識させることです。 詳しく説明すると、検索からサイトにアクセスしたユーザー用のHTMLページと、検索エンジンのクローラー用のHTMLページをわけるという行為です。

高度な技術が必要となる施策ですが、これは検索エンジンを騙す行為に当たります。HTMLコードに疎い方は気にする必要はありませんが、技術的な部分を変更できる方はクローキングに気をつけてください。

クローラーとは

独自性のない文章

独自性のない文章とは、先ほど紹介したような「自動生成文章」が当てはまります。他にも、他サイトの記事の文章を少し変えただけのような記事は、高い評価を得られることはありません。 特に、コピー&ペーストしただけの文章は著作権問題にも関わるので危険です。Googleのガイドラインには、独自性のないコンテンツは評価しないとはっきりと断言しています。

ホワイトハットSEOとは

ホワイトハットSEOとは、Googleのガイドラインに合ったコンテンツを作成することです。検索結果で上位表示するためには、Googleで定められているガイドラインを守る必要があります。

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) こちらには、検索結果で上位表示される高品質なコンテンツとして評価する指標をご紹介しています。Googleはいくつかガイドラインを定めており、それに沿ったコンテンツを作ることこそがホワイトハットSEOの手法です。

ホワイトハットSEOのメリット

ここまで、ホワイトハットSEOの概要を解説してきました。ここからは、ホワイトハットSEOに取り組む3つのメリットを解説します。

  • Googleのアップデートの影響を受けにくい
  • 検索順位が適切に評価される
  • 企業価値を落とすことがない

それぞれ順番に見ていきましょう。

Googleのアップデートの影響を受けにくい

ホワイトハットSEOはGoogleのガイドラインに則って行う施策であるため、Googleのアップデートの影響を受けにくいメリットがあります。もちろん、アップデートを受けない可能性を0にすることはできませんが、ブラックハットSEOと比較して確実に影響は受けにくいと言えます。

検索順位が適切に評価される

上述したメリットと若干重複しますが、ホワイトハットSEOは検索順位が適切に評価されます。ユーザー満足度の高いコンテンツを公開するため、回遊率や直帰率、離脱率といったあらゆる数字が抜群に良くなります。また、検索エンジンが評価しやすいサイト構造にも改善するので、ユーザーと検索エンジンの双方に評価されやすくなり、検索上位に安定して表示させ続けられることが特徴です。

企業価値を落とすことがない

最後に、ホワイトハットSEOは企業価値を落とすことがありません。なぜなら、高品質なコンテンツを適切なユーザーに届け、ユーザーの悩みを解決することに重きを置いているためです。一方のブラックハットSEOは、ユーザーの気持ちを鑑みることなく、検索順位を上げることのみに注力しています。

万が一、ブラックハットSEOに注力していることをユーザーにバレてしまったら、大きなレピュテーションリスクを置いかねません。最悪の場合、今後自社が出すサービスや商品の信頼性が皆無になってしまい、会社の存続危機に陥ってしまう恐れもあるでしょう。

企業を今後も長く存続させていくためにも、ホワイトハットSEOでユーザーからの信頼を得られることに重視してください。

ホワイトハットSEOのデメリット

先程、ホワイトハットSEOのメリットを解説しました。しかし、少なからずデメリットに近い側面があることも理解することが大切です。デメリットだと捉えられる点は下記の3つになります。

  • 効果が出るまでに時間がかかる
  • 多少なりとも費用が必要

それぞれ順番に見ていきましょう。

効果が出るまでに時間がかかる

ホワイトハットSEOに限った話ではありませんが、SEO対策は効果が出るまでに時間がかかります。競合が少ない弱いキーワードであれば3ヶ月程度で上位表示が可能ですが、検索ボリュームの大きいキーワードでは上位表示までに1年以上かかることもあります。

ただし、初動に時間はかかるものの、検索上位を獲得すれば中長期的にアクセスや売上は安定します。したがって、予めSEOは時間がかかるものであることを理解し、継続的に対策を続けることが非常に大切です。

多少なりとも費用が必要

次に、ホワイトハットSEOには多少なりとも費用が必要です。とはいえ、ホワイトハットSEOにかかる費用は、サーバー代とドメイン代のみになります。サーバーは月々の料金がかかりますが、ドメインは年間費のみ。それらを合わせても13,000円ほどでホワイトハットSEOを始められます。

基本はサーバー代とドメイン代のみとなりますが、記事をご自身で書かずにWebライターに依頼する場合は、1記事3,000文字あたりで3,000円ほどかかるでしょう。 ブログサイトの場合には、最低でも100記事ほど入れなければサイトの集客力は高まりません。ですので、100記事外注すると考えると、3,000円×100記事=300,000円ほどかかる計算です。

ただ、ご自身または自社内で記事を執筆する場合は外注費がかかりません。 もちろん、記事を書くための時間と手間は必要になるため、ご自身や社内のリソース、かけられる予算と相談しながら、外注を使うかを判断していくと良いでしょう。

ホワイトハットSEOの初心者が最低限押さえてべき6つの対策

ホワイトハットSEOといっても「どんな施策をすればいいのかわからない」とお悩みの方も多いでしょう。そこで、以下ではホワイトハットSEOの初心者がこれさえ抑えておけば”集客力の高いWebサイトを作成できる”6つの対策をご紹介します。

検索キーワードの意図に沿った記事作成

ホワイトハットSEOには検索キーワードの意図に沿った記事作成が欠かせません。たとえば、「副業 オススメ」というキーワードを調べているユーザーは検索結果に何を求めているでしょうか。 「副業をするのはオススメだよ!」と背中を押して欲しいのでしょうか。そうではありません。

この場合、ユーザーの検索意図は「副業をしようと考えているだけど、効率よく稼げるオススメの仕事はないか」を探しているのです。 だとすると、「副業 オススメ」のキーワードで記事を執筆するのであれば、「副業をしたい人向けに、楽して簡単に稼げる仕事オススメ10選」のような記事を執筆すると、たくさんのユーザーにWebサイトをアクセスしてもらうことができるのです。

とは言っても「具体的に検索意図を調べる方法ってどうすればいいの?」をお悩みの方もおられるのではないでしょうか。

検索意図を調べる方法はまず対策したいキーワードで検索をかけてみます。すると、ずらっと10記事ほど表示されるので、その中から1~3位に表示されている記事を見てみましょう。 1~3位の記事を選ぶ理由は、Googleがユーザーの検索意図に最も近い記事を上位に表示しているからです。それらサイトのコンテンツを参考に、検索意図を考えると良いでしょう。

事実を元にしたコンテンツ作成

Googleにとって重要なのは、多くのユーザーにGoogleの検索エンジンを使ってもらうことです。 Googleの主な利益源の一つが検索エンジンの広告収入です。

多くの検索ユーザーにGoogleを使ってもらうことができれば、広告を出したいという人も増え、Googleの売り上げも増加します。 多くのユーザーにGoogleを利用してもらうためには、正しい情報をわかりやすく伝えているサイトを検索結果の上位に表示する必要があります。

検索結果に表示されるのが誤った情報や憶測の情報ばかりでは、Googleを利用するユーザーが減少し、Google自体の売上も激減するでしょう。 そのため、SEOで上位表示をさせたい時には、事実を元にした記事を作成することが重要です。キーワードに対してのリサーチを行い、参考文献からの引用や公的な資料へのリンク等を活用して、事実を正確に伝えるような記事を作成しましょう。

サイトの表示速度をあげる

Webサイトの表示速度をあげることは、ユーザビリティを高める施策として効果的です。 というのも、Webサイトの表示速度が遅ければ、ユーザーは知りたい情報にすぐにたどり着くことができません。そうなると、Webサイトからの離脱率が高くなります。

「サイトの表示速度なんて測ったこともないし、やり方もわからない」という方もおられるはず。そんな時は、Googleが無料で提供している「PageSpeed Insight」を活用しましょう。

PageSpeed Insightでサイトの表示速度を計測しよう

PageSpeed Insightとは、ご自身または自社が運営しているWebサイトの表示速度を計測してくれるツールです。URLを入力するだけで、パソコンとスマホで開いたときの表示速度を計測してくれます。 また、表示速度が遅い場合は改善点の詳細までを出してくれるツールで、Webサイトを運営している方には、ぜひ使って欲しいツールです。

表示速度改善の基本の「キ」!画像のファイルを縮小しよう!

PageSpeed Insightで表示速度が遅いと診断された場合、様々な改善点が提示されます。しかし、業界用語や英語をそのまま直訳した言葉で記載されているので「どこを改善したらいいの?」という状況に陥ってしまいます。

Webサイトの表示速度を遅くしている原因として、画像はファイルの挙げられます。ということは、画像ファイルの容量さえ下げれば、サイトの表示速度を改善することができるのです。 そこでオススメするサービスが、無料で使える画像縮小ツール「Tinypng」です。
このツールを活用すれば、画像の質を落とすことなく、ファイルの容量のみを減らしてくれます。

利便性を上げる

利便性を上げるということは、「ユーザーがWebサイトを閲覧しやすい環境を作ってあげる」ということです。例えば、目次が設定されていない記事とそうでない記事ではどちらの方がユーザーの利便性が高いでしょうか。

もちろん、前者の方が記事の構成を一目見てわかる目次が設定されているため、利便性が高いと言えます。 他にも、サイト案内の役割を果たしてくれるグローバルナビの追加や、スマホでサイトを開いた時に画面の隅にでてくる、3本線の入ったハンバーガーメニューの設置も必要です。 ユーザーが記事を閲覧しやすいようにしてあげる工夫は、ホワイトハットSEOの中でもかなり重要な部分になります。

執筆する際に大切なのは、「自身の利益のためではなく、ユーザーのためになるもの」を提供するという意識を持っておく、ということです。

独自性を高める

ホワイトハットSEOでいう独自性を高めるとは「オリジナリティのあるコンテンツをユーザーに提供する」ということです。例えば、前述で「副業 オススメ」というキーワードのお話をさせていただきました。

このキーワードで記事を作成する場合は、自身も「副業 オススメ」のキーワードでリサーチを進めると思います。が、そこで大切なことは、どのWebサイトにはない、オリジナリティのある文章を書くということです。 それはどのサイトにも説明されていない副業を紹介することでも構いません。

また、副業をオススメした後に、それぞれのインタビューを挿入してもいいのです。どんな形でも、「他のWebサイトにはないオリジナリティ」を出すことが大切。 ただ、オリジナリティを出しすぎて、検索意図に合わない記事を書かないように気をつけましょう。

価値を提供する

ホワイトハットSEOは、ユーザーに価値を提供するコンテンツを作成することが大切です。というのも、Googleは、「十分な付加価値のないサイト」を内容が薄いコンテンツと判断し、上位表示するチャンスを与えることはありません。

価値とは、アフィリエイトサイトの場合なら、紹介するサービスや商品の詳細な情報や使い方、購入場所を明記するということです。ただ、アフィリエイトリンクを踏ませるためだけのコンテンツは、適切な評価を得ることができません。
ですので、Webサイトを運営する場合は、ユーザー有益なコンテンツを作成するよう意識しましょう。

まとめ

本記事では、ブラックハットSEOとホワイトハットSEOの概要や、それぞれが当てはまるコンテンツの特徴等を解説しました。ブラックハットSEOはチートのようなものであり、検索エンジンが日々アップデートを重ねている以上、取り組むべき施策ではありません。
一方のホワイトハットSEOは、ユーザー満足度の高いコンテンツを作成し、検索エンジンからの評価を得るための施策です。

今後、ホワイトハットSEOで検索上位を獲得するためにも、まずは本記事で解説したポイントを1つずつ理解することから始めてみてはいかがでしょうか。

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