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みなさんは記事のリライトを正しく行えていますか?
リライトをしても、なかなか効果が出ずに困っているという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、オウンドメディアの運用において重要な施策のひとつである、リライトの基礎知識やより効果的なリライト方法をご紹介します。
目次
リライトとは?
リライトとは、すでにリリースされている記事をテーマは同じままで文章の追加や書き換えを行い、ユーザーの利便性を考慮した、より良いコンテンツへとブラッシュアップしていく作業のことです。
リライトによってSEO効果を高めることは、流入数の向上へとつながります。
新規記事だけで流入を増やし続けることや、新しいテーマを見つけ続けることは難しく、リライトはメディアを成長させるために欠かせない施策です。
Web制作者やサイト運営者、SEO担当者にとって身に着けておくべき重要なスキルともいえます。
リライトによるSEOの効果
リライトをすることで検索エンジンに再評価され、特定のキーワードにおける該当記事の検索順位が変動します。
よりよいSEO効果を得て検索順位を上げるには、ユーザビリティを意識した質の高い記事に書き換えることが重要です。
もちろん、リライトした記事の再評価が悪く検索順位が下がってしまう場合や、リライト前と同じ評価を受け、検索順位が停滞し変動が見られない場合もあります。
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リライトの流れ
それでは早速、リライトする際の流れをご説明していきます。
リライトする記事の選定
まずは、リライトするべき記事を適切に選ぶことが大切です。
対策キーワードの平均掲載順位が20位前後の記事の場合、リライトを行うことで1ページ目(10位以内)にランクインできる可能性があります。
また、そういった記事は複数のキーワードでランクインしている可能性が高いため、リライトによるインパクトが大きくなると考えられます
そのため、平均掲載順位が20位前後の記事から優先的にリライトを行いましょう。
尚且つ、表示回数が多く重要度の高い記事を優先することで、さらなる流入増加が期待できます。
「Google Search Console」というツールで、「検索パフォーマンス」の「検索結果」から、検索キーワードごとに、ランクインしている記事の「クリック数」「表示回数」「CTR(クリック率)」「平均掲載順位」を確認することができます。
Google Search Consoleを活用して、適切な記事選定をするようにしましょう。
ユーザーニーズの調査
記事を選定したら、リライトを始める前にユーザーニーズの調査が必要になります。
ユーザーニーズの調査は、リライトによる効果の大きさが決まると言ってもいい重要なポイントです。
ユーザーの検索意図を再考し、どのような情報を求めているのか調査しましょう。
対象キーワードの検索ボリュームやトレンドワードなど、データをもとに分析をすることでユーザーニーズが見えてきます。
ユーザーニーズを理解するためには、ユーザーが求めている情報を様々な視点から探ることが重要になってきます。
結果的にユーザーの満足度を上げるためにどのようなリライトが必要か把握することが大切です。
競合調査
ユーザーニーズの調査の次は、検索順位が上位の競合調査を行いましょう。
検索順位を決定する要素は少なくとも200項目以上あるといわれているため、競合サイトと比較して自社サイトに足りない要素を把握することが重要です。
比較すべき項目は大きく分けて3つあります。
【タイトル】
競合サイトのタイトルに共通点はないか、自社が使っていない言葉が入っていないかチェックしましょう。
【見出し構成】
競合サイトの見出し構成をHTMLを確認して洗い出し、自社サイトで扱っていないトピックがないか確認しましょう。
【記事の長さ】
複数の競合サイトの、平均文字数を把握しておくようにしましょう。
しかしこれはあくまで目安であり、競合サイトに文字数を合わせれば検索順位が上がるという確証はありませんので、注意してください。
以上の3つの項目を自社サイトと比較することで、現在の記事に足りない要素を明確にするようにしましょう。
構成案の作成
ユーザーニーズと競合の調査が完了したら、その情報をもとに構成案を作成しましょう。
記事を新規作成する際につくった構成案に、修正・追記を加えていくかたちで行うのがおすすめです。
古い情報を削除して新しく書き換えたり、含まれていない情報を追記していきます。
キーワードによっては、新しい情報が高く評価される場合があるため、最新の情報を構成に組み込むことで、SEO効果が高まる場合があります。
ライティング
構成案の作成が完了したら、その構成に沿ってライティングを行います。
新規記事のライティングにおいても言えることですが、ユーザーファーストを意識することと、SEOテクニックを組み込むことが非常に重要です。
具体的には、以下のようなポイントを意識しましょう。
【ユーザーファーストについて】
・ユーザーが求めている情報が記載されているか
・読みやすい文章構成になっているか
・頭に入りやすい言葉選びができているか
・見やすいUI(User Interface)になっているか
・わかりやすく導線が設置されているか
【SEOテクニックについて】
・タイトルとディスクリプションにキーワードが含まれているか
・文章中にキーワードと共起語が含まれているか
・重要コンテンツがページ上部に設置されているか
・見出し構造が最適化されているか
・指示代名詞(こそあど言葉)は使わずに具体的な用語で記述できているか
ユーザーファーストを大前提としたうえで、そこにSEOテクニックを組み込んでいけば、ユーザーと検索エンジンからの評価がどちらも高まり、検索順位の向上が十分に期待できます。
効果検証
リライトが完了し記事を更新したら、必ず効果検証をするようにしましょう。
Google Search Consoleなどのツールを活用し、リライト前とリライト後のデータを比較すると効果が見えてきます。
しかし、リライトした記事を検索エンジンが再評価しそれが検索順位に反映されるまで、2週間程かかることが多いので、リライトの前後1ヵ月程度で比較してみましょう。
SEO効果が出ない場合は、ユーザーニーズや競合の調査、不足しているコンテンツの追加や不要なコンテンツの削除など、繰り返し記事をリライトする必要があります。
リライトをする際に注意すべきこと
続いて、リライトをする際に注意すべきポイントを7つご紹介します。
もちろん新規記事作成の際に注意すべきことですが、リライトを行う際にも以下のポイントを抑えることで、記事の評価が大きく変わってきます。
対策キーワードのインサイトを理解する
調査したユーザーニーズを満たすのはもちろんですが、ユーザーの潜在ニーズに応えることも必要です。
共起語をチェックしたり、ヒートマップなどでユーザーの行動を分析することで、ユーザー自身も認識しきれていないニーズが見えてきます。
ユーザーの潜在ニーズを把握したうえでコンテンツを作成すれば、需要を作り出すことが可能です。
インサイトの理解を間違えると、的外れなコンテンツを作成してしまう可能性があるので注意しましょう。
E-A-Tを意識する
E-A-Tとはコンテンツの評価基準のひとつで、以下の3要素の頭文字をとった呼び方です。
・Expertise:専門性
・Authoritativeness:権威性
・TrustWorthiness:信頼性
SEO効果を高めるためにはE-A-Tを満たしていることが非常に重要です。
専門的な内容かつ確実な情報を記載し、ユーザーの満足度をより高める工夫をしましょう。
独自性・網羅性を高める
検索順位で上位表示を狙うためには、他社サイトとの差別化が必要です。
そのために意識すべきポイントを2つご紹介します。
1つめは、自社サイトにしかないコンテンツを提供する独自性です。
独自性においては、最新の情報を取り入れることが大切で、古い情報の修正や新しい情報の追記をするようにしましょう。
また、記事の更新日を追加することでユーザーに新しい情報だということをアピールすることができます。
2つめは、提供するコンテンツの網羅性です。
競合サイトのコンテンツをチェックし、自社サイトに記載されておらずユーザーニーズを満たすために必要であると考えられるコンテンツを、漏れなく自社サイトに取り入れていくことで、必然的に網羅性が高まります。
独自性と網羅性を意識し、ユーザーにも検索エンジンにも評価される記事へリライトするようにしましょう。
重複ページにならないかどうか確認する
重複ページ(テーマが同じ複数の記事)が存在すると、ユーザーの利便性が低下し検索エンジンから評価がされづらくなってしまいます。
重複ページは1つの記事にテーマを統合しリライトするようにしましょう。
その際、最も評価の高いページに301リダイレクトすることで評価が高まりやすくなります。
また、低品質ページが削減されることも評価の向上につながります。
著作権法違反に気を付ける
著作権とは知的所有権のひとつで、著作者が自己の著作物の複製や放送などを独占する権利のことです。
他人の著作権を侵害すると、損害賠償や訴訟になる可能性もあり、記事のライティングを行う際には必ず気をつけなくてはならないポイントだと言えます。
原稿に引用文を使いたい場合は、どこからどこまでが引用かわかるよう明確に区別し、必ず引用元を記載するにようにしましょう。
また、引用ではなく転載をする場合は、著作者の許諾が必要になります。
国や地方公共団体が作成した資料以外は、許可を得てから転載しなくては著作権違反になるので注意してください。
画像やイラストにも著作権があるため、規約を守ってフリー素材を有効活用したり、不安な際は許可を得てから使用するようにしましょう。
関連する記事へのリンクを設置する
記事と関連性が高いコンテンツを、内部リンクとして記事内に設置しましょう。
内部リンクを設置することで、ユーザーがサイト内を回遊しやすくなりなったり、検索エンジンが正しくサイトを巡回するための手助けになり、評価の向上につながることが十分にあります。
また、記事を新規作成した際にはなかった関連性が、リライトをする際に新しく生まれていることがよくあるため、しっかりとチェックし関連コンテンツのリンクを追加するようにしてください。
まとめ
この記事では、ブログ記事のリライトについてご紹介しました。
正しいリライト方法を理解し、ユーザーと検索エンジンの両方から高い評価を得られる記事を作成しましょう。
ポイントを抑えれば、効率良く検索順位を上昇させることが可能になります。
ぜひ参考にしてリライトをしてみてください。
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