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SDGsとWeb制作の深い関わりとは?

SDGsとWeb制作の深い関わりとは?

SDGsのことご存知ですか?

SDGsとは「Sustainable Development Goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)」の略です。
読み方は エスディージーズ
日本語では「持続可能な開発目標」と言います。

  • Sustainable:持続可能な
  • Development:開発
  • Goals:目標

SDGsが発足したのは、2015年9月25日の国連総会です。
2016年5月に日本政府は「SDGs推進本部」を設置しました。
2018年12月にSDGs推進本部から、「SDGsアクションプラン2019」が発表されました。
そのため2019年が「SDGs元年」と言われています。

参考)
1997年:「京都議定書」
2016年:「パリ協定」

持続可能な開発目標とは

2016年~2030年までの15年間で、世界が達成すべきゴールを表したものです。
17の目標と169のターゲットで構成されています。

17の目標は大きく分けて3つの視点で分類できます。
169のターゲットの解説(PDF)はこちら

目標1~6

貧困や飢餓、水の衛生など
開発途上国の基礎的な目標が中心であると考えられます。
目標5の「ジェンダー平等」については、先進国でも多くの課題があることを感じていただけるでしょう。

目標7~12

働きがい、経済成長、技術革新、クリーンエネルギーなど
先進国や企業にとっても取り組むべき課題が多くあります。
目標12の「つかう責任」では、一人ひとりの消費者にも持続可能な世界のために責任があることがわかります。
この辺りがSDGsの特徴であり、これだけ大きな社会の流れとなっている要因です。

目標13~17

気候変動、海洋資源、生物多様性など
グローバルな課題です。
目標16では「世界平和」、目標17では「国や企業や人々の協力」を呼びかけています。

Web制作においてもSDGsは無関係ではいられない

SDGsは、Web制作に携わる方々の主たる業務であるWebサイト構築や運用においても、これら一連の動きと無関係ではありません。
例えば、

  • インターネットの使用で排出されているCO2の量(約3.8%)
  • コンテンツの見つけにくさ
  • コンテンツの寿命
  • Web標準
  • サービス使用に伴う安全安心
  • (いくつかの国では)個人の自由と社会の幸福を損なうための使用

こういったものをサステナブルにしていかなければなりません。

サステナブル:持続可能
とはいうものの……
Web制作において日常的に意識することは難しいですよね。

実は考え方のヒントがあります(日本以外の先進国ではすでに実装されています)。

Sustainable Web Design

2021年現在から8年前の2013年に、「Sustainable Web Design」という記事が、オンラインマガジンの『A List Apart(ALA)』に掲載されています。

サステナブルWebデザインとはどのようなデザインのことをいうのでしょうか。
Sustainable Web Design」に掲載されています。

「What is sustainable web design?」で掲載されている内容を要約すると…

設計

可能な限りデザインを少なくすること

クライアントとプロジェクトのエトス

設計することと設計しないことをきちんと選択すること

コンテンツとマーケティング

重要でない情報、無駄な情報、役に立たない情報は出さないこと

開発

使用するアプリケーションは常に最新を保ち最適化すること

ホスティング

再生可能エネルギーを使用しているなど環境に配慮したものを使用またはそのような場所へ移行し構築すること

事業運営

持続可能に焦点を合わせると結果としてよりよい成果(財務実績)につながること

これらは、今我々がWeb制作で抱えている、表示高速化やCMSのアップデートなどに通じる所ありませんか?

だからこそSDGsは、Web制作の現場で効果的に作用するのではないだろうかと思うのです。
そこで考えてみました。

Web制作におけるSDGs

目標5:ジェンダー平等

フォームに性別欄を設ける場合は

  • 男性
  • 女性
  • どちらでもない
  • その他

を用意する。

目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに

  • キャッシュ等を用いて表示高速化しサーバの負荷を最小限に抑える
  • CDNを選択しエネルギー使用量を削減
  • Webプロジェクトのホスティングプロバイダーを選択するとき再生可能エネルギーの使用を指定

目標10:人や国の不平等をなくそう

  • 壊れたシステムをサポートするのではなく適切な製品とサービスの使用
  • コアユーザ向けのlang属性を指定
  • マルチデバイスに対応
  • マルチサイトに対応

目標12:つくる責任つかう責任

  • 適切なコンテンツの提供
  • コンテンツのアクセスしやすさ
  • コンテンツの寿命を考慮し適切にアップデート
  • 目的のコンテンツにたどり着くまでに経由するページの少なさ
  • 全ての画像に正当な目的を
  • 持続可能なコード
  • 再利用可能なコード

まとめ

SDGsを意識すると、アクセシビリティも、ユーザビリティも、SEOも、表示高速化も、全部網羅できてしまいます。

すなわち「品質向上」につながります。

Web制作に携わる方々は、「サステナブルWebデザイン」をすることでSDGsに貢献できます。
世の中は、これから2030年に向けて、もっとSDGsが強く啓蒙されていくと考えられます。

まずは一人ひとりが、持続可能な開発目標を確認し実行することで、
Web制作者の強み
ひいては
会社自体の強み
になります。

まずは少しずつでもSDGsを意識し啓蒙していきましょう。

出典:
外務省:SDGsとは?
外務省:持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて日本が果たす役割(PDF)
外務省:持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組(PDF)
SDGsをどう理解するか 第4回(パリ協定・脱炭素との整理)
A List Apart(ALA)
Making The Web A Better Place: Guidelines For “Green” Web Design
O’REILLY:Designing for Sustainability
What is sustainable web design?
1ページでわかる|SDGsとは?

この記事はDigital Identity Creative Div. Advent Calendar 2021の2日目の記事です。
明日の担当は森本さんです。

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