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Googleの自動入札機能とは?スマート自動入札との違いやメリット・デメリットを徹底解説

入札戦略でよく耳にする「自動入札」。
「実際にこれを利用するとどんなメリットがあるの?」「スマート自動入札と自動入札の違いがわからない」そんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか。

今回はその「自動入札」についてスマート自動入札との違いも含めて徹底解説します。

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自動入札とは

自動入札とは目標に応じて自動で入札単価が設定され、配信を調節してくれる機能のことです。また、その中でも特にコンバージョンを増やす目的としたものをスマート自動入札と呼びます。

自動入札は過去の履歴に応じてクリック率やコンバージョン率を推定し、それをもとに設定されます。

そのコンバージョン率やコンバージョン率を推定するための手段として、Googleの機械学習で得られたユーザーの端末や所在地、リマーケティングリストや属性などの要素が参考にされています。

自動入札の種類

リスティング広告の自動入札は7種類の入札戦略に分けられます。
※ただし、動画広告での入札戦略として「目標インプレッション単価」がありますが、入札単価は手動で設定するので自動入札に含まれません。

  1. 自動入札/クリック数の最大化
  2. 自動入札/目標インプレッションシェア
  3. スマート自動入札/目標コンバージョン単価
  4. スマート自動入札/目標広告費用対効果
  5. スマート自動入札/コンバージョン数の最大化
  6. スマート自動入札/コンバージョン値の最大化

上記の入札戦略は目標に合わせて決めていく必要があります。
それではここから入札戦略ごとの目標や注意点を説明していきます。

自動入札/クリック数の最大化

動作:予算の中でクリック数を最大化されるように自動的に入札単価が設定されます。

目標:サイトへの訪問者を増やすこと。

自動入札/目標インプレッションシェア

動作:検索結果ページの目標とした場所(最上部や上部、または任意の場所)に広告が表示されるように入札単価が自動的に設定されます。

目標:可視性を高めること。

注意点:検索ネットワークでのみ。

スマート自動入札/目標コンバージョン単価

動作:目標としたコンバージョン単価でコンバージョン数を獲得できるように入札単価が自動的に設定されます。

目標:コンバージョンを増やすこと。

注意点:コンバージョン数が少ないと精度が下がります。

スマート自動入札/目標広告費用対効果

動作:指定された目標広告費用対効果(ROAS)をもとに入札単価が自動的に設定されます。

目標:コンバージョンを増やすこと。

スマート自動入札/コンバージョン数の最大化

動作:予算全体を使いながらコンバージョン数を増やすように入札単価が設定されます。

目標:コンバージョンを増やすこと。

スマート自動入札/コンバージョン値の最大化

動作:指定された予算内で総コンバージョン値を最大化するように入札単価が自動で設定されます。

目標:コンバージョン値を増やすこと。

注意点:検索ネットワークでのみ。

入札戦略の設定方法

入札戦略はキャンペーンごとの編集メニューから変更できます。
また、新しいキャンペーンの作成画面で「入札戦略」の部分でも自動入札の設定が可能です。(下図の赤い枠内)

新しいキャンペーンの作成画面での自動入札設定方法

自動入札のメリットとデメリット

ここまで自動入札を導入する上での基礎知識や導入方法を紹介してきましたが、実際にどのような効果が期待されるのでしょうか。
ここからは自動入札導入のメリットとデメリットをそれぞれ紹介していきます。

自動入札のメリット

  1. 運用にかかる手間を削減自動入札では、キーワード1つひとつに入札単価を設定する手間が省けるため、設定にかける時間を短縮でき、運用にかける手間を削減します。
  2. 配信効率の改善
    自動入札では、広告が表示されるたびに入札単価が調節されるため、無駄な広告費を削減し、効率よく広告を配信できます。
  3. 高度な配信精度
    自動入札を使用する場合、機械学習で得た高度なユーザー情報(所在地、検索時間帯、端末の種類など)をもとに設定されるため、配信精度を上げることができます。

自動入札のデメリット

  1. データの蓄積が必要冒頭で説明したように、自動入札にはGoogleが機械学習によって獲得したユーザー情報も必要になります。そのためアカウントに十分な情報が蓄積されていない場合、自動入札の正確性も欠けてしまうので注意が必要です。
  2. 精度を上げるには十分なコンバージョン数が必要
    入札単価は過去のコンバージョン数をもとに設定されます。そのため、十分なコンバージョン数がないと自動入札の精度が下がります。推奨としては過去30日間に30回以上のコンバージョンを獲得とされています。ただし、目標広告費用対効果を入札戦略にする場合、30日間に50回以上のコンバージョン数が推奨されます。
  3. セール時の自動入札には注意が必要
    自動入札は過去のコンバージョン履歴を参考にして設定されます。そのため、セール時にコンバージョンが急激に変化した後、通常に戻ったにもかかわらずセール中の期間を参考にした入札単価を設定してしまう可能性があります。
    その解決方法として、季節性の調節が可能です。
    これにより、セール期間を設定し、その期間のコンバージョン率を手動で調節できます。しかし、推奨されるセール期間は7日間程度の短期的なものです。長期的にゆるやかに変化していく場合は、スマート自動入札も有効です。

まとめ

自動入札は機械学習によって入札単価を自動で設定してくれる便利な機能です。
効率的に運用のPDCAを回すために役立つ機能になるでしょう。
この機会に、貴社のビジネスに役立ててください。

当サイトではこの他にもWebに関するお役立ち情報を多数ご紹介しています。
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