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新しい検索アルゴリズム「Hummingbird(ハミングバード)」の導入

私がご紹介します

Mutsumi Kobayashi

kobayashiMutsumi

2006年よりSEOコンサルタントとして活躍。デジタルアイデンティティSEO div.manager。金融、不動産、EC、アパレル、通信サービス、人材など業界・業種を問わず経験豊富。プログラマー資格を保有し、クライアントのシステム部と綿密に連携したコンサルティングを得意とする。直近は新規事業立ち上げ、自社メディア運営に携わるなど、組織強化や新規サービス開発にも従事。Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)保有者。

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先日、Googleは新しい検索アルゴリズム「Hummingbird(ハミングバード)」を導入したことを発表しました。

Search Engine Landのサイトでハミングバードの検証記事がアップされていたので、その紹介をしていきます。
(FAQ: All About The New Google “Hummingbird” Algorithm-2013/9/26 by Danny Sullivan)

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新しい検索アルゴリズムHummingbird(ハミングバード)とは?

まず、「正確であり、早い」ことがハミングバードが名称として選ばれた理由であり、このアルゴリズムは主に会話型検索などの長い検索クエリにおいて、より適切で関連性の高いコンテンツを検索結果に表示させる役割がある、とのことです。

例えば、「家から一番近いiPhone 5sを買える場所は?」という検索クエリに対して、以前の検索アルゴリズムでは「買える」と「iPhone 5s」をキーワードとして持つページとのマッチングを最優先していました。
しかし、新しい検索アルゴリズムでは、「場所」を「店」と判断し、ユーザーがGoogleと位置情報を共有している場合、家 の位置を特定し、そこから一番近い店を探すようになりました。
さらに、「iPhone 5s」が家電量販店などの特定の店で販売されている特定の電子機器であることも解釈できるようになった、とのことです。

Hummingbird(ハミングバード)の挙動例

もう1つ、記事に挙げられている例をみていきましょう。
「酸 逆流 処方箋」という検索クエリーに対して、以前の検索アルゴリズムでは、医薬品の一覧のページが検索結果の上位に表示されていました。
しかし、新しい検索アルゴリズムでは、実際に薬が必要かどうかなど、治療に関する総合的な情報を紹介するページが検索結果の上位に表示されるようになった、とのことです。
これらの例から分かるように、ハミングバードでは、クエリ内の各ワードに注目して、特定のワードではなくクエリ全体 (文全体、会話、または意味 )を考慮し、検索結果を返すようになりました。
なお、この影響を受けて「私のサイトの順位が下降するかも…」と心配されている方がいらっしゃるかと思いますが、ハミングバードは発表の約1ヵ月前より既に導入されており、ここ1ヵ月間で何も影響を受けていなければ問題はないと思われます。

検索デバイスの変化に対応した検索システム基盤の刷新がハミングバード

しかし、なぜ今ハミングバードが導入されたのでしょうか。
私はふと、Googleが「Google Glass」という、いつでも身につけて持ち歩くことができるメガネ型コンピュータを開発していることを思い出しました。
このGoogle Glassには、音声の指示により、写真の撮影・メールの作成送信・検索などを行う機能が搭載されています。GoogleはGoogle Glassの研究開発により一層力を入れており、その機能の向上のためにハミングバードが生まれたのではないか、と推測します。
とはいえ、検索アルゴリズムとして導入されるということは、よりユーザーの要求にマッチするページを検索結果として返すことであり、ユーザーにとって有益なことだと感じます。
近年、SEO対策ではコンテンツが重要であると考えられていますが、今後はますますユーザーニーズにマッチした、オリジナルで高品質なコンテンツを作成することが必要になってくると思われます。

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