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【2020年1月最新版】PCのGoogle Chromeで位置情報を偽装してローカライズされた検索順位を取得する方法

【2016年9月最新版】PCのGoogle Chromeで位置情報を偽装してローカライズされた検索順位を取得する方法

私がご紹介します

Kaneko Yoshiaki

KanekoYoshiaki SEO Div. チーフコンサルタント

2014年よりSEOアナリストとしてさまざまな規模・業種のサイトを担当。 WordPressやMovable Typeのユーザーコミュニティが主催するセミナーへの登壇経験多数。制作・システムサイドの知見を活かし、不動産サイトや超大規模ECサイトなどの複雑なサイトへのSEOコンサルティングや、リニューアル時のSEO基盤形成などを得意とする。

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こんにちは。SEOチームの金子です。
夏も終わりに差し掛かり、肌寒い日が増えてきました。季節の変わり目ですが、お身体に気をつけてください。

ところで、みなさんは検索結果のローカライズという現象をご存知でしょうか?
去る2014年末、「ベニスアップデート」と呼ばれる検索エンジンアルゴリズムのアップデートが行われました。
これにより、主に、地域に根ざしたビジネス(飲食店やアミューズメントパークなど)に関連するキーワードにおいて、検索者の現在地によって検索結果が大きく変わるようになりました。

ベニスアップデートやローカルSEOについて詳しくはこちらの記事をご覧ください!
ベニスアップデートで対応必須!今行うべき3つのローカルSEO

地域に根ざしたビジネスを行っている方であれば気になるところだと思いますが、
一般的なSEOツールだと、そのSEOツールが置いてあるサーバーの場所によって順位が大きく変動してしまったり、
東京本社で働いている方が大阪支社での順位状況をチェックしたいといった場合に対応できなかったりと、
いろいろと困ることがあると思います。

そこで今回は、Google Chromeを使って位置情報を偽装(エミュレーション)して、
自分が調べたいエリアでの順位を調べる方法をご紹介したいと思います。

※「偽装」という言葉を使っていますが、決して悪いことをしているわけではありません!!Google Chromeの標準機能を使った健全な方法で行います。

Google Chromeを使った位置情報の偽装(エミュレーション)方法

キャプチャを交えてご紹介します。

1.Google Chromeのデベロッパーツールを開く

Google Chromeのデベロッパーツールを開く_1

Windowsの場合「右クリック→検証」もしくは「Ctrl + Shift + I」または「F12」で開きます。
Macの場合は「右クリック→検証」「Command + Option + I」で開きます。

※開いた時、デフォルトだと画面右側にデベロッパーツールが表示されます。見にくいなと感じる方は一番右から二番目のボタン(点が縦に3つ連なっているマーク)をクリックし、「Dock side」を調整することができます。左から「別ウィンドウ」「下に表示」「右側に表示」です。

デベロッパーツールの表示位置変更

2.コンソールを開く

show console drawer
画面右から二番目のボタン(点が縦に3つ連なっているマーク)をクリック(またはEscキーを押下)し、「Show console」をクリックします。
すると、画面の下側からニュルっとパネルが出てきます。

sensors
次に、画面下から出てきたパネルの一番左にあるボタン(点が縦に3つ連なっているマーク)をクリックし、「Sensors」を選択します。
すると、「Sensors」タブが出現します。

3.位置情報を入力する

「Sensors」を開いた画面

中に「Geolocation」という項目があるので、プルダウンから「Other…」を選択します。
すると「Latutude」(緯度)と「Longitude」(経度)、「Timezone ID」を入力する画面が出てくるので、それぞれ入力します。

「GeoLocation」から「Other...」を選択

緯度と経度は下記ツールで取得できますのでご安心を!
Find Postal Address of any Location on Google Maps

「Type City, ZIP or Address Here…」のところに日本語で地名を入れると、地図が移動します。
フキダシ部分に「Latitude」「Longitude」が表示されているので、それを上記の部分にコピペします。
住所を入れれば緯度と経度が出て来る

※更新:2020年1月30日※
Chromeのアップデートがあり、以前は緯度経度だけ入れればよかったのですが、新たに「Timezone ID」というものを入れる必要があります。
(入れないとエラーになってしまいます。)

日本は国内時差も、夏時間も無いので一律「Asia/Tokyo」と入力すればOKです。
(大阪でも名古屋でも福岡でも、一律「Asia/Tokyo」でOKです。)

位置情報を福岡に偽装
↑上記では、位置情報を福岡県に偽装しています。タイムゾーンIDが「Asia/Tokyo」でも、正しく偽装できています。

ただし、日本以外の国の位置情報に変更したい!という場合もあると思います。
その場合は、タイムゾーンIDを公開してくださっているサイトで調べ、位置情報とタイムゾーンIDが一致するように入力してください。
例えば、ロンドンの場合は
緯度:51.507351
経度:-0.127758
タイムゾーンID:Europe/London
となります。

タイムゾーンIDはサイボウズさんのヘルプページが非常にわかりやすかったです。
※更新ここまで※

4.リロードして反映!

緯度と経度を入力したら、現在開いているページをリロードしてください。するとすでに位置情報が偽装された形で表示されます。

※このとき、「・・・が次の許可を求めています:ユーザーの現在地の認識」というポップアップが左上に出現すると思います。
「・・・が次の許可を求めています:ユーザーの現在地の認識
これを「ブロック」としてしまうと正しく位置情報が偽装されないので「許可」にしてください。
(シークレットモード等で検索すれば、普段ブロックしているという場合でも、設定が引き継がれません。)

偽装された検索結果を調べる場合は、アドレスバーに調べたいキーワードを入力するだけです。

下記は、位置情報を福岡県福岡市に偽装して「水族館」と調べたところです。
福岡と東京における「水族館」キーワードの順位状況の違い
東京都渋谷区で調べた時と大きく異なっていることがわかります。

また、一度設定すると、新規タブを開いても設定が反映されます。
解除する場合は、先ほどの「Geolocation」の項目を「Custom location…」から「No override」に変更すればOKです。

これで調べることができます!あとは調べてキャプチャを取るなり、Excelでメモを取るなり…自由自在です!

これまではGoogleトップページの「設定」から変えることができていたのですが、その機能が廃止されてしまったので非常に困っていました。
これからはこの方法で調査ができそうです!

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