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【セミナーレポート】ECサイトの「脱コモディティ化」戦略|価格競争を抜け出すSEOの4段階フェーズ

【セミナーレポート】ECサイトの「脱コモディティ化」戦略|価格競争を抜け出すSEOの4段階フェーズ

2024年11月5日(火)、株式会社マテリアルデジタルとの共催セミナー「ECサイトの新成長戦略!脱コモディティ化を実現するSEOと広告運用」を開催いたしました。

EC市場の拡大に伴い、「競合サイトとの差別化が難しい」「価格競争や値引き競争に巻き込まれている」といったお悩みを多くの企業様から伺います。

本記事では、セミナーでお伝えした内容の中から、デジタルアイデンティティが提唱する「SEOにおける脱コモディティ化戦略」について、そのエッセンスを公開します。

Web集客・運用のお悩みは私達にお任せください

「広告・SEOなどのWeb集客がうまくいかない…」「アクセスはあるのに成果に繋がらない…」
など、お気軽にご相談ください。実績豊富なコンサルタントが貴社の状況をヒアリングし、広告・SEO・アクセス解析など、最適な施策をワンストップで提案・実行し成果につなげます!

これからのECサイトに求められるSEO戦略

近年の検索市場は、Googleのアルゴリズムアップデートだけでなく、生成AIの台頭や「体験(口コミ)」の重視など、大きく変化しています。

もはや「Google一強」の時代は終わりつつあり、単にキーワードを埋め込むだけのSEOでは通用しません。

これからのECサイトに必要なのは、「誰に」「何を」届けるかを明確にし、ユーザーの記憶に残るブランディング(差別化)を行うことです。

ECサイトを成長させる「4段階の脱コモディティ化ステップ」

SEOにおける脱コモディティ化戦略
ECサイトの成長フェーズに合わせて、注力すべきSEO対策は異なります。

私たちは、以下の4つの段階を経て、「差別化」と「同質化(王道の対策)」を使い分ける戦略を推奨しています。

第1段階:ブルーオーシャンKW対策(差別化)

第1段階:ECサイトのブルーオーシャンのKW対策(専門特化)
立ち上げ初期や伸び悩んでいる時期に、いきなり「ダイエットサプリ」のようなビッグワード(レッドオーシャン)を狙っても、大手競合には勝てません。

まずは競合が対策していない独自のポジショニングを取り、ニッチな「ブルーオーシャンキーワード」で1位を獲得することから始めましょう。

例:「ダイエットサプリ」ではなく「産後ダイエットに特化したサプリ」など、ペルソナを絞り込んだ専門特化型の対策で、着実にファンを獲得する。

第2段階:流入増加・ビッグワード対策(同質化)

第2段階:ECサイトの流入増加対策、およびビッグワード対策
第1段階で足場を固めたら、次は事業拡大のために競合と同じ土俵(レッドオーシャン)に上がります。

ここでは「同質化」を進め、検索ボリュームの多いビッグワードや関連キーワードでの上位表示を狙い、サイトへの流入数を最大化させます。

ただし、健康食品や化粧品などのECサイトでは、YMYL(Your Money Your Life)領域への配慮や、薬機法・景品表示法の遵守が必須です。記事コンテンツ内での表現には細心の注意を払い、リスクを管理しながら攻める必要があります。

第3段階:CRO・アトリビューション対策(差別化)

第3段階:ECサイトのCRO、およびアトリビューション対策
流入が増えてくると、次は「アクセスはあるのに購入されない(CVしない)」という課題に直面します。

ここで再び「差別化」に舵を切ります。Webサイトの使いやすさ(UI/UX)を改善するCRO(コンバージョン率最適化)や、限定オファー、UGC(口コミ)の活用などを行い、競合と比較された際に「選ばれる理由」を作ります。

第4段階:指名検索・第一想起対策(差別化)

第4段階:指名検索・第一想起対策(差別化)
最終的なゴールは、検索順位に左右されない状態を作ることです。

認知プロモーションやSNS運用などを通じてブランド力を高め、ユーザーが悩みを感じたときに一番に自社商品を思い出してくれる「第一想起(純粋想起)」の獲得を目指します。

「〇〇といえばこのブランド」という指名検索が増えれば、広告費を抑えながら安定した売上を作ることが可能になります。

YMYL領域・薬機法への対応力

ECサイトのSEOにおいて、特に壁となるのが「YMYL」と「薬機法」です。

例えば、クリニックや公的機関が優遇されるYMYL領域のキーワードでは、一般的なECサイトのドメインでは上位表示が難しい現実があります。

その場合、以下のような戦略的判断が求められます。

  • クリニック提携:クリニックのドメイン下でメディアを展開し、信頼性を担保する。
  • 新規ドメイン:リスクを切り離した独自のオウンドメディアを立ち上げ、地道にファンを育てる。

また、記事コンテンツから商品ページへリンクさせる場合、その記事は「広告」とみなされ薬機法の対象となります。NG表現を使っていないか、法務観点でのチェック体制もSEOの成果を左右する重要な要素です。

必要に応じて、「医師・専門家等の監修サービス」や「同業界の実績が豊富なコンテンツマーケティング企業」などを活用も検討すると良いでしょう。

まとめ:戦略的なフェーズ移行でECサイトは成長する

ECサイトのSEOは、ただキーワードを詰め込むだけでは成果が出ません。

自社が今どのフェーズにいるのかを見極め、「ニッチな差別化」から始めるのか、「王道の同質化」で攻めるのか、戦略的に施策を切り替えていくことが重要です。

デジタルアイデンティティでは、戦略立案からキーワード設計、薬機法を遵守したコンテンツ制作、そして実装後の効果検証まで、ECサイトの成長を一気通貫でご支援いたします。

「競合に勝てない」「流入が増えても売上が伸びない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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