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AWS認定資格全12種類を徹底解説!費用や勉強方法も紹介

今やクラウドサービスは、個人・企業を問わず幅広く活用されています。しかし、「本当に使いこなせているか」と問われると、自信がないという方も多いのではないでしょうか。

企業でクラウドを運用する際には、専門知識を持ったインフラエンジニアが運用を行います。しかし現在、インフラエンジニアは慢性的に不足しており、クラウドのスキルを持つ人は転職市場でも高く評価される傾向にあります。

そこで今回は、企業でも広く導入されているAWS(Amazon Web Services)の資格について、種類や特徴、取得のメリットなどをわかりやすく解説します。

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目次

AWSの資格とは?

AWS認定資格とは、Amazonが公式に認定している資格で、AWSに関するクラウドの知識とスキルを体系的に習得していることを証明するものです。

近年、多くの企業が業務にAWSを取り入れており、それに伴いクラウドの保守・運用ができる人材の市場価値と需要はますます高まっています。

この資格を目指して学習することで、実務に必要な知識を効率よく身につけることができ、実際に資格を取得すれば、スキルの客観的な裏付けとなります。

試験はオンライン受験に対応しており、公式の教材や模擬試験も充実しているため、独学でも挑戦しやすい資格として注目されています。

AWS認定資格を取得するメリットは?

AWSは日々アップデートされており、100種類以上のサービスが存在しています。これらを体系的に学ぶことで、多くのメリットが期待できます。ここでは、AWS認定資格を取得することで得られる主なメリットについて紹介します。

最新のクラウド技術を体系的に学ぶことができる

AWS認定資格は、Amazon自身が設計・運営している信頼性の高い試験であり、正しく効率的にクラウド技術を学ぶ仕組みが整っています。

資格取得の学習を通じて、操作スキルはもちろん、クラウドの設計・構築・運用に関する知識を体系的に習得することができます。特に、最新サービスやセキュリティ、高可用性アーキテクチャなど、実務に直結するノウハウを効率よく学べる点が大きな魅力です。

世界中で通用する国際資格が得られる

AWS認定資格は、世界中で通用するクラウド分野の国際資格です。Amazonが公式に発行しているため信頼性も高く、どこに行ってもスキルの証明として役立ちます。

海外のプロジェクトや外資系企業との仕事でも強みになりますし、転職やキャリアアップの場面でもしっかりアピールできます。資格を取るとデジタルバッジがもらえるので、SNSやメール署名に使えば、自分のスキルをアピールすることもできます。

将来の選択肢が広がり、転職やキャリアアップに有利

AWS認定資格を取得することで、自身の市場価値が大きく高まります。企業のクラウド移行が進む中で、AWSスキルを持つ人材へのニーズは年々増加しています。

資格保有者は、インフラエンジニアやクラウドアーキテクトへの転職・昇進において有利な立場に立つことができ、フリーランスやリモートワークなど多様な働き方の実現にもつながります。将来の選択肢が確実に広がる資格です。

AWS認定資格4つのカテゴリー

AWS認定資格には4つのカテゴリーがあります。具体的には「ファウンデイショナル」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「スペシャリティ」です。ここでは、それぞれのカテゴリーについて解説します。

ファウンデイショナル(Foundational)

「Foundational」は、AWSクラウドの基礎的な理解を目的とした資格です。クラウドとは何か、AWSのサービス概要、料金モデル、セキュリティの基本などもっとも基礎的なレベルで、事前の経験は必要ありません。

これからクラウドを学びたい方、エンジニア以外の方も対象としています。

アソシエイト(Associate)

「Associate」は、インフラ設計、開発者視点のサービス活用、運用・監視など、それぞれの専門に沿った実践スキルを証明し、AWSクラウドのプロフェッショナルとしての信頼性を構築するロールベースの認定です。

目安として1年以上、クラウドの経験がある方、これまでオンプレミス(社内サーバーなど)でITに関わってきた方が取り組みやすいレベルとされています。

プロフェッショナル(Professional)

「Professional」は、AWS上で安全かつ効率的なアプリケーションを設計・構築し、作業の自動化も行えるスキルがあることを証明する資格です。より高度なクラウド設計や運用を担当するエンジニア向けの実践的なロールベース認定です。

Associateレベルの知識・経験を前提としており、実務でAWSを2年以上使った経験があると学習や試験に取り組みやすくなります。

スペシャリティ(Specialty)

「Specialty」は、AWS認定資格の中でも特定の技術分野に特化した高度な知識とスキルを証明する資格です。分野特化型の内容で、よりニッチで高度な知識と実務経験が求められます。

AWS認定資格は全12種類

AWS認定資格には、難易度や出題範囲、対象となる職種などが異なる全12種類(2025年5月時点)の試験があります。

カテゴリー 資格名
ファウンデイショナル
  • AWS認定クラウドプラクティショナー
  • AWS認定AIプラクティショナー
アソシエイト
  • AWS認定SysOpsアドミニストレーター アソシエイト
  • AWS認定デベロッパー アソシエイト
  • AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト
  • AWS認定データエンジニア アソシエイト
  • AWS認定マシンラーニングエンジニア アソシエイト
プロフェッショナル
  • AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル
  • AWS認定DevOps エンジニア プロフェッショナル
スペシャリティ
  • AWS認定アドバンスドネットワーキングスペシャリティ
  • AWS認定マシンラーニング スペシャリティ
  • AWS認定セキュリティ スペシャリティ

それぞれの資格・試験の概要については以下で説明します。

AWS認定クラウドプラクティショナー

AWSの基本的な知識を証明するための資格です。技術的な内容は少なく、AWSクラウドのコンセプトやAWSの主要なサービスなどが出題範囲で入門レベルとなっています。

試験時間 90分
試験形態 65個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 100 USD
対象 初心者(職種不問)

AWS認定AIプラクティショナー

AWSが提供する人工知能(AI)と機械学習(ML)の基礎知識を証明する入門レベルの認定資格です。2024年に新設されました。

試験時間 90分
試験形態 65個の問題
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 100 USD
対象 AWSの AI/MLサービスの使い方や用途を熟知している人

AWS認定SysOpsアドミニストレーター アソシエイト

AWS環境のモニタリング、運用、自動化に関する知識を持つことを証明する資格です。

試験時間 130分
試験形態 65個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 150 USD
対象 運用・管理を担当する初級~中級のクラウドエンジニア

AWS認定デベロッパー アソシエイト

AWS上でのアプリケーション開発に関する知識とスキルを証明する資格です。

試験時間 130分
試験形態 65個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 150 USD
対象 アプリケーションを開発・実装する初級~中級のクラウド開発者

AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト

AWS上でスケーラブルかつ高可用性なアーキテクチャを設計・実装するスキルを証明する資格です。

試験時間 130分
試験形態 65個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 150 USD
対象 システムやアーキテクチャの設計を行う初級~中級のクラウド設計者・技術リーダー

AWS認定データエンジニア アソシエイト

AWSのデータサービスを活用してデータパイプラインやデータレイクを設計・管理するスキルを証明する資格です。

試験時間 130分
試験形態 65個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 150 USD
対象 初級~中級レベルのクラウドエンジニア、データエンジニア、データアナリスト

AWS認定マシンラーニングエンジニア アソシエイト

AWS上での機械学習モデルの構築、トレーニング、デプロイに関するスキルを証明する資格です。

試験時間 130分
試験形態 65個の問題
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 150 USD
対象 初級~中級のクラウドエンジニア、データサイエンティスト

AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル

エンタープライズレベルの複雑なAWSアーキテクチャの設計・実装能力を証明する資格です。多層アプリケーション設計やコスト管理、移行戦略など、高度な知識が求められます。

試験時間 180分
試験形態 75個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 300USD
対象 中級~上級のクラウドアーキテクト、技術リーダー

AWS認定DevOps エンジニア プロフェッショナル

AWS上でのCI/CD、自動化、監視・運用のスキルを証明する資格です。DevOps文化を理解し、インフラのコード化やトラブルシューティングができることが求められます。

試験時間 180分
試験形態 75個の問題 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 300USD
対象 中級~上級のクラウドエンジニア、開発、運用担当者

AWS認定アドバンスドネットワーキングスペシャリティ

ハイブリッドITネットワークや複雑なネットワーク設計に関する高度なスキルを持つことを証明する資格です。

試験時間 170分
試験形態 65個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 300USD
対象 中級~上級のクラウドエンジニア、ネットワークエンジニア

AWS認定マシンラーニング スペシャリティ

AWSを活用した機械学習モデルの設計、構築、トレーニング、デプロイの能力を証明する資格です。

試験時間 180分
試験形態 65個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 300USD
対象 中級~上級のMLエンジニア、データサイエンティスト

AWS認定セキュリティ スペシャリティ

AWS上でのセキュリティ設計、データ保護、アクセス制御、ログ管理などに関する深い知識と実践力を証明する資格です。

試験時間 170分
試験形態 65個の質問 (複数選択または複数応答のいずれか)
実施方法 Pearson VUE テストセンターまたはオンライン監督付き試験
受験費用 300USD
対象 中級~上級のセキュリティエンジニア、セキュリティ担当者

AWS認定資格のおすすめの勉強法とは?

公式サイトの無料オンライン講座を活用

AWS公式サイトでは、各認定資格に対応したオンライン講座を無料で受講することができます。また、有料のクラスルームトレーニングもあるため、無料講座だけでは不安な人は受講をおすすめします。

参考:AWS Skill Builder で AWS をオンラインで学ぶ | デジタルトレーニング | AWS

サンプル問題と模擬試験で実力チェック

AWS公式サイトの「AWS Skill Builder」からサンプル問題を解くことができます。基礎を学んだ後の理解度チェックとして活用すると効果的です。

基礎の確認が終わり試験への準備が整ったなら、有料の模擬試験で実力を試してみましょう。購入後はいつでも受けることができますが、一度しか問題を見ることができないので画面をキャプチャーして後日復習できるようにしておくと便利です。

問題集や試験ガイドなど書籍を併用

AWS認定資格に対応した市販の参考書や問題集、試験対策本は多数出版されています。これら市販の書籍を活用することで、より網羅的に学習できます。

資格ごとの出題傾向や重要ポイントがまとまっており、繰り返し解くことで理解が定着します。独学に強い味方です。

実際にAWSの動作確認をする

文章で読んで問題を解いただけでは理解できない部分も、アカウントを登録していれば無料枠で動作確認を行うことができます。

自分で動作確認をすることで、システムや動作を感覚的に掴むことができ、より本質的な深い理解に繋がるため、ぜひ自分で動かしてみることをおすすめします。

AWS認定資格取得の流れ

まずは受けたい資格を選んで学習・試験対策をします。その後、資格取得の流れは下記の通りです。

アカウントを作成

AWS公式サイトでアカウントを作成します。アカウントの作成は無料です。
参考:AWS アカウント作成の流れ【AWS 公式】

試験の申し込み・受験

AWS公式サイトから試験を申し込みます。テストセンターで受験する場合は本人確認書類が2種類必要です。

オンラインの場合は、安定したネット環境のもと静かな個室で受験します。机の上には何も置かず、WEBカメラとマイクを通じて本人確認や部屋の確認が行われます。試験中は離席禁止で目線の動きや独り言も不正と見なされる可能性があるので注意が必要です。
参考:試験中 | AWS 認定に関する情報とポリシー

合格後、認定証とデジタルバッジを受け取る

試験後すぐに合否の暫定結果が表示され、正式な結果は数日以内に確認できます。合格者にはデジタル認定証とSNS等で使える認定バッジが発行され、履歴書やLinkedInにも活用できます。

資格取得後は3年毎に更新

AWS認定資格の有効期間は3年間です。ステータスを維持するには、3年ごとに再認定が必要で、方法はトレーニングの受講、同じ試験の再受験、上位資格の取得などがあります。認定期限を忘れずに確認しましょう。

まとめ

今回はAWSの資格がどんなものなのか紹介しました。
資格を持っていれば転職やキャリアアップの際に有利になるだけでなく、Amazonによる継続的な学習支援も受けられます。
AWS認定資格をとってIT社会で活躍していきましょう!

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