- 運用型広告
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こんにちは。
みなさんはタイアップ広告を知っていますか?
「タイアップ」という言葉は聞き慣れている方もいると思いますが、「タイアップ広告」をきちんと解説できる人は少ないのではないでしょうか。
ここでは、タイアップ広告の概要やメリット・デメリット、出稿時の留意点等について解説していきます。
それではさっそく見ていきましょう!
目次
タイアップ広告とは
タイアップ広告は記事広告とも言われます。
記事広告は俗に、「記事広(きじこう)」と略して使われることもあります。
ちなみに、「タイアップ(tie up)」とは「協力・提携して行うこと」という意味です。
なので、タイアップ広告とは企業が「誰か」と「協力・提携して出している広告」のことを指します。
「誰か」とはメディア(まとめサイト、ブロガー、インフルエンサーのInstagramページ等)のことです。企業が広告宣伝したいときに、既存のメディアに自社の商品やサービスを宣伝するためにPR記事の作成を依頼します。メディアと提携してその広告(PR記事)を作成することから「記事広告・タイアップ広告」と呼ばれます。
タイアップ広告のメリット
タイアップ広告はメディアと提携して広告宣伝するわけですが、メディアと提携するメリットについてご説明します。
メディア媒体のブランド力を活用
これはタイアップ広告における最大のメリットです。メディア媒体のブランド力を活用できるというのは、すなわち、依頼先メディアの認知度やユーザーからの信頼度が使えるということです。
仮に設立間もない企業が新しく商品の宣伝を行うとき、宣伝の仕方が分からなかったり、企業の認知度がまだ低くて思ったように商品が売れなかったりという問題が生じると思います。
そこでメディア媒体の登場というわけです。すでにブランド力や認知度の高いメディアに記載されている記事あれば、「信頼できるメディアに掲載されいる記事だから、記事に書いてある内容も信用できそうだ」と記事を読んでくれるユーザーが増える見込みがあります。媒体と読者の間で築かれている信頼関係があるからできることです。
ユーザー層を把握できる
タイアップ広告を依頼するメディア(例えばブロガーやインフルエンサー)は自分の抱えているユーザー層の特徴を把握しているケースが多いです。ユーザー層の特徴とは、「年齢・性別・住んでいる地域・ユーザーがメディアを見る時間・購買意向の高いジャンル等」のことです。依頼するメディアによってはユーザー層の情報を提供してくれる場合もあります。
自社の商品と相性のいいユーザー層を抱えたメディアに依頼するのが合理的です。しっかりとメディアの選定をしたうえで依頼しましょう。
第三者目線である
何か商品を購入しようと思ったとき、その商品の口コミやレビューを見てから購入した、という経験は誰しもがあるのではないでしょうか。口コミやレビューは、第三者であるユーザー(特にその商品を実際に使用している、もしくは購入したユーザー)によって書かれます。そのため、口コミやレビューの評価が高い商品は、商品としての価値や信頼が確立されていると見なされやすいです。つまり、商品購入を迷っているユーザーが購入すると決断する要因になりやすいです。
これがタイアップ広告になっても同じ働きをします。企業とユーザーの間にメディアという第三者が入り、自社商品のPR記事を書いてくれます。ユーザーはその記事を客観的に読むことができるので、記事の内容に納得感を覚えます。なので、自社サイトや購入ページへの誘導がしやすくなります。
タイアップ広告のデメリット
メリットがあれば当然のことながらデメリットもあります。デメリットについても説明していきます。
費用が高い
前提として、タイアップ広告費用の請求方法は依頼先のメディア媒体によって様々です。2週間や1ヶ月といった期間ごとの費用を提示される場合があれば、一度費用を支払えば永続的に掲載してくれる場合もあります。
次に料金の相場ですが「50万円~200万円」の費用がかかります。あくまでこれはおおよその平均値です。Yahoo!JAPAN PR規格のようなビッグメディアになると費用は「1,000万円から」になります。(参照:Yahoo!プレミアム広告-Yahoo!マーケティングソリューションズ-)「3万円から」といったもっと安いメディアもありますが、費用の高いものに比べてメディア自体のブランド力が劣る可能性があります。なので、ある程度メディアの知名度が保証されており、さらに、成果に見合った費用のメディアに依頼することをおすすめします。
時間がかかる
タイアップ広告の記事作成はメディア側が行います。企業側が依頼をした後に、メディア側で
「取材する人の選任→取材→記事の作成→確認」という流れになります。依頼してから掲載までは平均で1カ月ほどかかります。そのため、依頼する場合はあらかじめ時間に余裕をもっておきましょう。
出稿時の留意点
記事中には必ず、(PR)や(広告)というタイアップ広告であることを記載する必要があります。
近年、多く問題として挙げられているのが(PR)や(広告)を記載しないことによる「ステマ」です。ステマとは「ステルスマーケティング広告」のことで、消費者に宣伝と悟られないように商品やサービスの宣伝を行う広告のことです。中立的な立場を装って商品やサービス、企業の批判を行ったり、当の商品やサービスと直接の利害関係がないファンを装って商品の感想を述べたりします。
ステルスマーケティングは、近年より厳しい目で見られるようになってきています。もし、タイアップ広告に(PR)や(広告)と記載せずに掲載した場合、ステルスマーケティングを行う企業・メディアであるというレッテルを貼られる可能性があります。
まとめ
タイアップ広告・記事広告は費用や時間がかかってしまうというデメリットがあるものの、きちんとメディア選定を行えばそのコストに見合った効果を得ることができます。メディア媒体が持っているブランドを活用できるというメリットは企業の商品・サービスを宣伝するときに大きな武器になります。自身の予算や配信規模などあらかじめ計画を立てて、時間に余裕をもってタイアップ広告を試してみてはいかがでしょうか?
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