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全国に様々な学校が増えている中で、今後SEO対策を通して生徒を集めるのは必須だと言えるでしょう。ただし、具体的にSEO対策の手順をどのように進めれば良いのか分からない方や、どのようなキーワードで上位表示を獲得すれば良いのか分からない方も多いはず。
そこで本記事では、学校のSEOで最低限行うべき項目に加えて、対策するべきコンテンツをご紹介します。また、学校のSEO対策を実行する手順と注意点も解説しますので、生徒を集めたいと考えている学校関係の方はぜひ参考にしてください。
目次
全国に様々な学校が増えている中で、今後SEO対策を通して生徒を集めるのは必須だと言えるでしょう。ただし、具体的にSEO対策の手順をどのように進めれば良いのか分からない方や、どのようなキーワードで上位表示を獲得すれば良いのか分からない方は多いでしょう。
そこで本記事では、学校のSEOで最低限行うべき項目に加えて、対策するべきコンテンツをご紹介します。また、学校のSEO対策を実行する手順と注意点も解説しますので、生徒を集めたいと考えている学校関係の方はぜひ参考にしてください。
学校にSEO対策は必要なのか
前提として、学校の生徒を集めるのにSEO対策は必要なのでしょうか。結論から申し上げると、学校の生徒を集めるのにSEO対策は必須です。なぜなら、生徒自身はもちろん、生徒の親御様は検索エンジンを利用して学校の特徴を調べる傾向にあります。そのため、検索エンジン上に学校の有益な情報がないと、その学校への入学が検討段階にも挙がりません。
つまり、上記は生徒を集められないと同時に、学校の存続危機になり得る恐れがあるのです。これらのリスクを未然に防ぐためにも、生徒と親御様が検索するキーワードでSEO対策を行い、自校の特徴や魅力を継続的に発信する必要があります。
学校関係のキーワードはリスティング広告が高騰している
上述したように、学校の集客にSEO対策は必須です。もう1つの理由として、学校の関係のキーワードでのリスティング広告は、価格が高騰していることが挙げられます。たとえば「〇〇市×学科」などのボリュームの大きいキーワードは、様々な学校や広告代理店が出稿するキーワードであるため、価格が高騰する傾向にあります。その結果、リスティング広告を出稿しても上位表示できないどころか、予算だけが大きくなって集客に繋がらない恐れがあります。
しかしSEO対策は、一度上位表示を獲得すれば、その後は簡易的なメンテナンスを施すだけで無料で集客できる手段です。つまり、中長期的に見て、リスティング広告と比較して費用対効果が高くなっていきます。
これらを鑑みると、学校の集客で予算を最小限に抑えながら生徒数を最大化させるには、SEO対策が最も効率的な方法であることが分かるのではないでしょうか。
学校のSEOで最低限行うべき項目
SEO対策と一口に言っても、種類は様々なものが挙げられます。学校のSEOでは、特に下記3つを中心に取り組みましょう。
- 内部対策
- 外部対策
- コンテンツ
それぞれ順番に解説します。
内部対策
内部対策とは、WEBサイトやコンテンツを評価する検索エンジンのロボットに対して、内容を理解しやすいようにするための対策のことです。具体的には、WEBサイトの構造を変更したり、すべてのページにアクセスしやすいように対策したりします。
専門的な内部対策になるとSEOのコンサルタントに依頼する必要があるものの、担当者の方でも対策できる内容は多々あります。たとえば、XMLサイトマップを作成して送信することや、セキュリティ強化のために常時SSL(https化)を行うなどです。
他にも、現状自校のホームページに記事コンテンツが入っているのであれば、titleタグにキーワードが入っているかを確認したり、見出しタグが適切に使用されていたりするかの確認を行うことも内部対策になります。
なお、ページスピードを高速にする場合や、構造化データに対応する場合などは専門知識が必要であるため、このあたりはSEOコンサルタントに依頼してみると良いでしょう。
外部対策
外部対策とは、外部リンクを獲得するための対策のことです。自校のWEBサイトの中から発信するリンクは内部リンク、外部から得られるリンクは外部リンクと呼びます。検索エンジンの代表格であるGoogleは、外部リンクを周りからの信頼性の指標と定義しており、良質な外部リンクが多いほどSEOの検索順位を上げる傾向にあります。
なお、良質な外部リンクを獲得する最も効果的な方法が、次で解説する「コンテンツ」の作成になります。したがって、高品質なコンテンツを作成することが、そのまま外部対策に繋がると捉えて問題ないでしょう。
コンテンツ
コンテンツとは、記事コンテンツや学生の作品事例などのことを指します。まず、入学を検討している生徒や親御様は、必ず特定のキーワードで検索行動をします。たとえば「ITエンジニア なり方」や「新宿 専門学校」などのキーワードです。
これらのキーワードで検索したユーザーに対して、自校のコンテンツを上位表示させるように対策していきます。上位表示のための細かなポイントはいくつかあるものの、最も有効なのはユーザーが満足する情報を余すことなく提供することです。
反対にユーザーが自校のコンテンツを見て満足できなければ、早期に離脱してしまうことに繋がり、結果的に生徒の集客も見込めません。ユーザーがなぜ検索したのか、どのような情報を求めているのかを精査し、適切な情報を届けることがコンテンツ対策のポイントです。
学校のSEOで対策するべきコンテンツ
先ほど、学校のSEOではコンテンツの対策も重要だと解説しました。しかし、どのようなコンテンツを対策すれば良いのか分からない方は多いのではないでしょうか。具体的に学校のSEOでは、下記4つのすべてに取り組むことが重要です。
- 記事コンテンツ
- 入学前の知識コンテンツ
- 卒業生紹介
- 学生作品事例
それぞれ順番に解説します。
記事コンテンツ
まずは、通常の記事コンテンツを入れていきましょう。対策するべきキーワードを洗い出し、まずは特定地域での上位表示化を目指します。また、全国的に生徒が集まる学校であれば、比較的検索ボリュームの大きいキーワードでも対策をし、より多くのユーザーがアクセスできる仕組みを作ることが大切です。
また、自校で具体的なSEO対策の知見のある人材がいない場合や、どのような内容のコンテンツを書けば良いのか分からない場合は、SEOコンサル会社への依頼を検討してみましょう。
弊社デジタルアイデンティティでも包括的なSEO対策をご提供しており、過去に対策してきたキーワードの上位表示率は85%を超えています。4,000を超えるキーワードで対策をしてきた経験を基に、SEO対策で目標とする結果を出すことをお約束します。
入学前の知識コンテンツ
それぞれの学科に応じて、入学前の知識コンテンツもユーザーに提供しましょう。たとえば、エンジニアを目指すためにプログラミングを学ぶ学校であれば、「入学前のプログラミング準備」「自宅でも快適に利用できるパソコンの選び方」などが挙げられます。
これらは、上記で解説した記事コンテンツとは異なり、明確なキーワードを狙う必要性は低いです。なぜなら、上記の記事コンテンツでアクセスしたユーザーが、WEBサイト内の内部リンクを通じて訪問する可能性が高いためです。もっと言えば、すでに入学が決まっている生徒が読むコンテンツになります。
とはいえ、SEO対策をまったくしなくて良いかと言えば、そうではありません。なぜなら、GoogleはSEO対策がされていないコンテンツの数が多いほどWEBサイト全体の評価を落とす傾向にあるためです。そのため、最低限のSEO対策を講じながら、入学前の生徒に役立つコンテンツも発信しましょう。
卒業生紹介
特に大学の場合は、卒業後の進路が明確に決まっていない中で入学する生徒は非常に多いです。そのため、過去の卒業生事例をWEBサイトで紹介することで、ユーザーが実際に自身が入学した後の未来を想像しやすくなります。
たとえば「過去の卒業生の就職先一覧」や「進学先大学院一覧」などが挙げられます。入学した後の未来をWEBサイトを通じて見せてあげることで、興味や希望が湧いてお問い合わせしやすくなるでしょう。
学生作品事例
最後に、学生作品事例の掲載もおすすめです。大学生は明確な夢が決まっている生徒は少なく、少しでも楽しい学校生活が送れれば良いと考えていたり、学校生活を通して少しずつ夢を見つけられれば良いと考えたりします。
そのため、日々の大学生活の中で、具体的にどのような活動を行っているかを見せてあげることが大切です。その手段の1つとして学生作品事例が挙げられ、学校内外での大会実績なども掲載すれば、より具体的にユーザーが学校生活をイメージできるでしょう。
学校のSEOで上位表示させるべきキーワード
先程、学校のSEOで対策するべきコンテンツを解説しました。複数の種類があるものの、大半のケースでは記事コンテンツを入れることが最も重要となります。ここでは、学校のSEOの記事コンテンツを通して、上位表示させるべきキーワードを2つご紹介します。
- 学科+地域名
- 専門学校名
それぞれ順番に解説します。
学科+地域
まずは、学科+地域のキーワードで対策をしましょう。学科+地域のキーワードは検索ボリュームが比較的大きい傾向にあり、なおかつ問い合わせに繋がりやすいことが特徴です。たとえば「新宿+美容師専門学校」「名古屋+芸術大学」などのキーワードが挙げられます。
また、同時に「職種+地域+学校」のキーワードで対策することも視野に入れましょう。例としては「ウェディングプランナー+浜松市+学校」などです。こちらも、すでにやりたいことが決まっているユーザーが検索するキーワードなので、お問い合わせに繋がる可能性が高い傾向にあります。
専門学校名
次に、自校の専門学校名、大学名で上位表示を取りましょう。SEO対策専門学校なのであれば、SEO対策専門学校で検索された際に1位を取るイメージです。これらは「指名キーワード」と呼ばれており、すでに自校の存在を認知し、興味を持っているユーザーが検索するものなので、高確率で問い合わせに繋がります。
学校のSEO対策を実行する手順
学校に限った話ではないものの、SEO対策は適切な手順で取り組まなければ成功確率が激減します。それらを防ぐためには、下記の手順で実行することが大切です。
- キーワード選定を行う
- そのキーワードで上位表示されている学校を調べる
- 構成を作成する
- 執筆・公開
- 学生に拡散される仕組みを作る
それぞれ順番に解説します。
キーワード選定を行う
まずは、対策するキーワードの選定を行いましょう。無料のツールに「Googleキーワードプランナー」というものがあり、こちらは軸となるキーワードで検索をするだけで、関連性の高いキーワードを一覧で表示してくれる機能が搭載されています。
たとえば「SEO対策」と検索すると、「SEO対策始め方」「SEO対策費用」などが表示されます。自校の特徴やユーザーが検索する軸となるキーワードを決定し、キーワードプランナーで一覧を洗い出しましょう。そして、洗い出したキーワードはExcelやスプレッドシートにまとめていきましょう。
そのキーワードで上位表示されている学校を調べる
次に、上記で一覧のキーワードを洗い出したら、それぞれのキーワードで上位表示されている学校を調査します。この際に見るべきは、おおよそ文字数が何文字程度で執筆されているか、内部リンクはどの記事に対して繋いでいるかなどです。
文字数が多い記事が上位表示されるわけではありませんが、そのキーワードで現状上位表示を獲得している記事は、いわばGoogleが現時点で高い評価を下しているということです。つまり、競合記事の傾向を見ることによって、自校がどの程度のクオリティを担保した状態で公開すれば良いのかの目安になります。
また、内部リンクを繋ぐことでユーザーと検索エンジンの回遊率が上がり、WEBサイト全体が評価される仕組みを作れます。したがって、記事の内容はもちろん、文字数と内部リンクも併せて確認するようにしましょう。
構成を作成する
競合記事の内容を調べたら、次に記事の構成(骨組み)を作っていきます。その際に参考となるのが、競合記事の「見出しの内容」です。見出しの内容を確認し、ユーザーがどのような情報を求めているのかを考察し、構成に落とし込んでいきます。
この際に重要なのが、競合記事を参考にはするものの、あくまで参考に留めるということです。競合記事と大差ない情報を公開しても検索エンジンには評価されず、コンテンツを作るだけ無駄となってしまいます。
大枠の見出しは参考にしながらも、必ず自校のみが打ち出せる強みも含めましょう。たとえば、他の学校と比較した際の特徴や、学校全体を上げて活動している内容などです。これらの独自性の高い情報は検索エンジンから評価されるので、競合記事以上に質の高いコンテンツとなる可能性が高まります。
執筆・公開
記事の構成まで作ったら、いよいよ執筆に入ります。執筆時に重要なことは、見出しの内容から逸れないことです。たとえば、見出しが「美容師の専門学校の費用」という内容なのであれば、美容師の専門学校の費用のみについて解説をします。ここで「美容師の専門学校の費用を安く抑える方法」を解説してしまうと、見出しの内容から逸れていることになり、検索エンジンから適切な評価を受けられません。
そのため、必ず1つの見出しにつき1つの内容を伝えることに留意しましょう。似たようなトピックであっても、細かく見出しを分けることで適切な評価を受けられます。
学生に拡散される仕組みを作る
記事を公開した後は、SNSなどを通して記事を拡散しましょう。その際に重要となるのが、ターゲットとなる生徒や親御様が利用しているSNSを見極めることです。たとえば、美容師やウェディングプランナーなどであればInstagram、ITやエンジニア系の学校であればTwitterなどです。
また、ただ単に「記事を公開したので読んでください」と訴求するのではなく、記事を読む具体的なメリットなども併せて添えることで、読んでもらえる可能性が高まるでしょう。
学校のSEO対策の注意点
学校のSEO対策は、闇雲に取り組んでも良い結果には繋がりません。特に、下記3つの注意点を踏まえた上で対策することが大切です。
- 必ずモバイルフレンドリーにする
- 親和性の高いキーワードのみを対策する
- 6ヶ月~12ヶ月間は対策し続ける
それぞれ順番に見ていきましょう。
必ずモバイルフレンドリーにする
モバイルフレンドリーとは、スマートフォンなどのモバイル端末であっても、適切なデザインで表示されるようにする対策のことです。ご存知の通り、近年はモバイルユーザーが増えてきており、スマートフォンで閲覧した際にデザインが崩れていると、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。それは、検索エンジンからの評価が落ちることに繋がり、Googleもモバイルフレンドリーを推奨しています。
モバイルフレンドリーでない状態でコンテンツを入れても適切な評価を受けられないので、必ず優先的に対策を進めましょう。
親和性の高いキーワードのみを対策する
ITの学校であればITに関連するキーワード、美容師であれば美容師に関連するキーワードなど、自校と関連性の高いキーワードのみを対策することが大切です。近年のGoogleは、以前と比較してより専門性の高い情報を評価する傾向にあるため、幅広いジャンルで対策されたWEBサイトは確実に不利な戦いとなります。
どうしても複数の情報を発信したい場合は、適切にカテゴリーとタグを分け、検索エンジンとユーザーが情報を取得しやすい仕組みを作りましょう。もしくは、専門性ごとに別のWEBサイトを構築し、それぞれで対策を図るのを検討することが重要です。
6ヶ月~12ヶ月間は対策し続ける
最後に、6ヶ月~12ヶ月間は継続してSEO対策に向き合う必要があります。なぜなら、検索エンジンがコンテンツを評価するためには3ヶ月~6ヶ月程度必要なためです。また、得られたデータを基に改善を図る必要があるため、1ヶ月や2ヶ月で最大の成果を得ることは難しいと考えて良いでしょう。
それらを踏まえると、6ヶ月~12ヶ月間は継続的にコンテンツを入れ、適宜内部対策なども強化することが必要です。SEO対策は地道な戦いではあるものの、継続的に向き合えば高い費用対効果を発揮するので、併せて継続的に取り組める体制を整えることも重要です。
まとめ
本記事では、学校のSEOを成功させるためのポイントや、対策するべきキーワードについて解説をしました。将来の生徒や親御様は、検索エンジンを通して学校について調べることが多く、リスティング広告のキーワードも高騰していることから、学校がSEO対策を行うことは必須と言えます。
まずは、学科+地域のキーワードで上位表示させることが重要であると理解し、具体的なキーワードを選定を行うことから始めてみてはいかがでしょうか。
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