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2020年度より、順次YDNからYDAへの移行が開始され、2021年現在はYDNでの配信が終了となりました。YDNからYDAへ移行したことで何がかわったのでしょうか?
今回は、YDNとYDAの変更点を解説しながら、YDAを運用する際に注意すべきポイントをまとめていきます。
目次
2020年にYahoo! JAPANの広告プロダクトがリニューアル
2020年、Yahoo! JAPANは、3つのプロダクトである「スポンサードサーチ」「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」「Yahoo!プレミアム広告」を統合し、新たに「Yahoo!広告」と名称を変更しました。
プロダクトを統合したことで、配信から効果測定までをワンストップで管理することができるようになりました。
今回はその中でも「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」と「Yahoo!プレミアム広告」を統合した「YDA(Yahoo!ディスプレイ広告)」について詳しく見ていきましょう。
YDN(Yahoo! ディスプレイアドネットワーク)とYDA(Yahoo! ディスプレイ広告)で何が変わったのか?
YDNからYDAへのリニューアルにより、大まかに分けると以下の4点がアップデートされました。これら4点を押さえておけば、問題なくYDNからYDAへのアップデート内容を理解できます。
- YDAの管理画面
- YDAの配信アルゴリズム
- YDAのターゲティングメニュー
- YDAのその他の仕様・機能について
ここからは順番にそれぞれの項目について解説していきます。
管理画面
最も目に見える変化は管理画面の刷新です。管理画面上の一番左にキャンペーンや広告グループが一覧化され、その隣に様々なタブが並んでいる画面となりました。Google広告の管理画面に近い形になり、直感的な操作がしやすくなりました。
またグラフの表示であったり、期間の比較、分割機能など、新たに使えることができるようになった機能も複数あります。
YDAの配信アルゴリズム
アップデートにより、配信のアルゴリズムも大きく変わりました。「キャンペーンの目的」の設定が必須となり、設定された目的に応じて機械学習によって最適化される仕様になっています。
選択できるキャンペーン目的は下記の表でご確認ください。
キャンペーン目的 | 最適化ポイント |
---|---|
サイト誘導 | サイト誘導数(広告クリック数) が最大化するように配信を最適化する |
動画再生 | 動画の再生数が最大化するように配信を最適化する |
アプリ訴求 | コンバージョン数が最大化するように配信を最適化する |
コンバージョン | コンバージョン数が最大化するように配信を最適化する |
商品リスト訴求 | コンバージョン数が最大化するように広告クリエイティブと配信を最適化する。 動的ディスプレイ広告の商品リストが必須 |
ブランド認知 | ビューアブルインプレッション数が最大化するように配信を最適化する |
さらに、オークションで重要視される要素もアップデートされました。旧アルゴリズムでは、一律でクリック数の最大化が目的とされていたため、広告の品質には推定クリック率が大きく影響しておりました。
しかし、キャンペーンの目的を必須で選択する仕様となったことで、広告の品質を決める要素は「目的ごとの最適な推定アクション率」となります。今まで品質が高いと判断されにくかった広告も、目的に応じ品質を評価されやすくなりました。
YDAのターゲティングメニュー
アップデートにより、インタレストカテゴリーの機能は廃止となり、新たにオーディエンスカテゴリーという機能が追加されました。「興味関心」「購買意欲」「属性・ライフイベント」の3つのグループから選択することができます。
興味関心
特定のカテゴリーに興味を示しているユーザーをターゲティングすることがでます。具体的には該当カテゴリーを閲覧していたり、関連するキーワードを検索しているユーザーをターゲティングします。
アクションにまで至っていない、潜在顧客に対してのアプローチに向いているターゲティングです。
購買意向
特定のカテゴリーに分類される商品の購入やサービスへの申込を検討しているユーザーをターゲティングすることができます。具体的には該当カテゴリーの商品を検索したり、カートに入れるアクションをとっているユーザーをターゲティングします。
アクションを検討している、興味関心グループよりも確度の高いユーザーにアプローチすることができます。
属性・ライフイベント
家族構成・学歴・職業(年齢と性別を除く)や、結婚・引っ越しなどのライフイベントを検討しているユーザー層に対してアプローチすることができます。
自動入札の機能改善
アップデートにより、自動入札の機能が改善されました。
YDNでは、1キャンペーンで自動入札による配信をするにあたって過去30日以内に15件のコンバージョンを蓄積する必要がありました。しかしYDAではコンバージョンが0件であっても、自動入札を導入することができます。
また、YDNでは確認することが出来なかった自動入札の学習状況も、管理画面上で確認ができるようになりました。
YDA(予約型)に関して
YDAの予約型に関しては、アップデートによってYDAの運用型広告と同じ管理画面から配信することができるようになりました。
圧倒的な露出量で高いブランディング力を誇るYDAの予約型ですが、代理店経由でのみ配信できるという仕様はアップデート後も継続しております。
弊社はYahoo!JAPANのセールスパートナーとして、YDAの予約型を配信することができます。下記リンクからお気軽にお問い合わせ下さい。
YDAの重要アップデート情報
ここでは簡単にYDAのリリースから現在までの重要アップデート情報をご紹介します。各項目の詳しい情報に関しては、Yahoo! JAPAN広告の公式ラーニングポータルからご確認ください。
- ディスプレイ広告(運用型)においてスマートフォン版ブランドパネル枠にアプリ面が追加
- 「ブランド認知」目的のキャンペーンで、スマートフォン版のブランドパネル枠WEB面に加えて、アプリ面での配信を開始。
- ディスプレイ広告(運用型)において ニュースプライムカバー枠への掲載が可能に
- ディスプレイ広告(運用型)において スマートフォンブランドパネル枠に配信開始
- ディスプレイ広告(運用型)において バナー(画像)300×600の配信先が追加
まとめ
今回は、Yahoo!広告へのリニューアルによる、ディスプレイ広告のアップデート内容をご紹介しました。
成果を最大化できるように、新たな配信アルゴリズムや機能を使いこなしていきましょう。またYDAの予約型を配信したいと考えている方は、パートナー企業を通して出稿する必要があります。弊社、デジタルアイデンティティは予約型のディスプレイ広告を出稿することができる、Yahoo!広告のセールスパートナーです。ぜひお気軽にご相談ください。
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