- 表示高速化
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2021年6月よりページエクスペリエンスアップデートが行われ、UI/UXがランキング指標に追加されました。
その結果、DOMサイズはPageSpeed Insightsの結果からも分かるようにSEOにおいて重要な指標となっております。
PSIでサイトの表示速度を計測していると、「過大なDOMサイズの回避」という警告が出てきて、対処法に困っている方もいらっしゃると思います。
そこで、本記事では過大なDOMサイズの回避についての概要と対処法を解説します。
DOMとは
DOMとはDocument Object Modelの略称で、HTMLをツリー構造で考えた際の深さや要素の数を指します。
Googleのデベロッパーツールを使用し、サイトを見たときにHTMLが▼<div class=~ のように表示され、更にその下に「▶_」がいくつか表示されるはずです。
「▶_」をクリックすると、下にある階層が表示され、また「▶_」をクリックすると、更に下の階層が見られるかと思います。
これがDOMです。
また、この枝分かれしていった要素をノードといいます。
GoogleはDOMについて、以下の状態を推奨してます。
- ページに含まれる DOM の要素数が 1,500 個未満
- ツリーの深さは32要素まで
- 子や親の要素数は60個まで
「ページに含まれる DOM の要素数が 1,500 個未満」というのは、HTMLタグが1,500個を越えないことを表しています。
「ツリーの深さ32要素まで」というのは、デベロッパーツールでいう「▶_」で開く回数が32回を超えないことを意味しています。
また、「親や子の要素数は60個まで」というのは、1つの親要素(ulタグやolタグ)に対して子要素(liタグ)が60個まででないといけないということです。
DOMサイズの回避する方法
DOMサイズが肥大する原因として、ウィジェットを多く使用している、記事が長すぎる、外部埋め込みファイルを読み込ませる仕様になっているなどがあります。
よって、DOMサイズを回避する方法は下記の通りです。
- ウィジェットを使いすぎない
- DOMの少ないテーマを使用する
- 子要素を入れ込み過ぎない
- 段落を使用しすぎない
また、JavascriptやCSSの多用はノード数を増やす原因になるので注意しましょう。
なお、DOMの少ないテーマの判断は、いくつか候補としてあがっているテーマのデモサイトをPSIにかけて、「過大なDOMサイズの回避」という項目で、件数を比較する方法が良いでしょう。
まとめ
今回は、過大なDOMサイズの回避についての概要と対処法について解説しました。
過大なDOMサイズの回避を改善してもPSIの結果に大きな影響を与えることはありません。
しかし、PSIの項目を一つずつ対処することが、結果的にユーザービリティの改善に繋がり、SEO施策になります。
また、うまくDOMを理解し、適切なサイズ縮小をすることが難しいと考えるご担当者様もいらっしゃるかと思います。
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