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前回の記事、カスタマージャーニーとは?誰でもできるカスタマージャーニーマップの作り方!では、今カスタマージャーニーが注目されている背景や理解するメリット、また、マップの作り方をご説明しました。
今回は、実際に弊社株式会社デジタルアイデンティティが作成したカスタマージャーニーマップを用いて、活用事例をご紹介します。
目次
カスタマージャーニーマップの作り方や活用方法についてのセミナーはこちらから
どのようなマップを作ったか
私たちは、インバウンドプロジェクトの一環としてデジタルマーケティングブログの運用に取り組んでいます。
本ブログをさらに効果的に運用するために、マーケティングオートメーションの導入を検討しました。
その際に、マーケティングオートメーションの導入が、本プロジェクトにどのような影響をもたらすのかをシミュレーションするために、カスタマージャーニーマップを作成したのです。
マーケティングオートメーションについては、こちらを併せてご覧ください。
⇒【MAとは?】マーケティングオートメーションとは何か分かりやすく説明します!
下の画像が、実際に私たちが作成したカスタマージャーニーマップです。
カスタマージャーニーマップの作成に至った背景
もともと私たちが抱えていた課題は、デジタルマーケティングブログを読んではくれるものの、途中でページから離脱してしまうユーザーにどう対処すべきかという点にありました。
この課題を可視化し、改善点を見つけるためには、マーケティング活動の最適化を実現してくれるマーケティングオートメーションの導入が効果的であると考えました。
しかし、やみくもにマーケティングオートメーションを導入したところで、効果が発揮されるという訳ではありません。
自社でツールをしっかりと使いこなしていくためには、チームメンバー全員でデジタルマーケティングの全体像を把握している必要があるのです。
そこで一役買ったのが、カスタマージャーニーマップです。
実際にマップを作成してみると、マーケティングオートメーションを導入することで、本ブログプロジェクトの弱点であった集客と効果測定が改善され、機会損失を防げることが分かりました。
また、マーケティングオートメーションの導入を推進する過程で出てくるであろう課題を可視化し、その課題の原因に対するアクションを洗い出し、タスク化することができるようになりました。
このように、カスタマージャーニーマップを作成することで、チーム内におけるアクションの洗い出しとタスク化を助長し、チームメンバーで共通認識を持てるようになるのです。
メンバー間で共通の認識を持つことは、迅速かつ的確な話し合いにも貢献します。
マップの今後の活用方法
実際に、カスタマージャーニーマップを作成することで、プロジェクト内で取り組むべきタスクを洗い出し、それぞれの優先度を決めやすくなります。
カスタマージャーニーマップが無ければ、優先度もわからず、各々のメンバーがばらばらな順序で様々なタスクに取り組むことになってしまうでしょう。
ただ無秩序にタスクをこなしていると、効果を測定することさえできません。
問題を可視化して、チーム内で共有することで、効率的にプロジェクトを進めることができるようになります。
カスタマージャーニーマップを作成する過程でのポイント
最後に、カスタマージャーニーマップを作成する際のポイントを2つご説明します。
前提条件がある場合は、それを優先する
今回、私たちが作成したカスタマージャーニーに関しては、もともとプロジェクトにマーケティングオートメーションを導入することを決めていたので、それを前提として、マーケティングオートメーションの役割が十分に機能するようなマップを作成しました。
今回の私たちのケースのように、プロジェクトにおいて、絶対に外せない条件を先に決めてからマップを作成するのも効果的でしょう。
ペルソナの設定には裏ワザがある
私たちのカスタマージャーニーでは、細かくペルソナを設けている訳ではありません。
デジタルマーケティングブログを読みに来るであろうペルソナは、「Webに関わる仕事をしていて仕事中に用語を調べる人。Web知識が豊富ではないWeb関係者」と大まかに決めました。
ですが、もっと細かいペルソナを設ける際には裏ワザがあります。
「〇〇な悩みを持っている人はどんな人なのか?」、また、「〇〇に関する悩みにはどんなものがあるのか?」など、よりリアルなユーザーの実態を調べる際には、Yahoo!知恵袋などのQ&AサイトやTwitterなどのSNSを覗いてみることをおすすめします。
実体験に基づいた生の声がたくさんありますので、具体的なペルソナの設定に役立ちます。
ペルソナについては、こちらを併せてご覧ください。
⇒カスタマージャーニーとは?誰でもできるカスタマージャーニーマップの作り方!
まとめ
ここまで、デジタルアイデンティティのカスタマージャーニーマップ活用事例をご紹介しました。
カスタマージャーニーを作成する目的や活用方法は、企業によってそれぞれ異なります。
近年注目が集まっているデジタルマーケティングですが、その全体像を把握できていなければ、導入の効果が水の泡になってしまいかねません。
カスタマージャーニーの作成を通して、デジタルマーケティングの全体像をしっかりと理解しましょう。
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