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TikTok広告の出し方を徹底解説!基本のおさらいから費用相場、活用のコツまで

TikTok広告の出し方を徹底解説!基本のおさらいから費用相場、活用のコツまで

全世界で利用され、国内での利用者数も増加の一途を辿るTikTok。そのユーザー数の多さから、認知度アップを図り広告を配信するにはうってつけのプラットフォームといえるでしょう。

この記事では、TikTok広告の出し方について順を追って徹底解説します。基本のおさらいや費用相場、出稿前の準備、さらにはTikTok広告を効果的に活用するコツについてもまとめました。

TikTok広告の配信を検討している方は、ぜひ本記事をご活用ください。

TikTok広告についての基本をおさらい

TikTok広告の出し方について説明する前に、まずは基本をおさらいしておきましょう。

TikTok広告の特徴とメリット

若い世代を中心に人気を集める「TikTok」では、メインコンテンツである短時間の動画と同じ形式で広告を出稿することができます。

通常の投稿に似たコンテンツの広告は、テキストばかりの広告や長時間の動画に比べて反応が得られやすいというメリットがあります。また、文字だけでは伝えきれない魅力を映像や音声に乗せて届けられるため、訴求力も高いといえるでしょう。

TikTokは月間利用者数が2,000万人を超えているともいわれており、多くの人に広告を届けることができます。

TikTok広告の配信先

TikTok広告では

  • TikTok
  • Pangle(パングル)

の2つに広告配信が可能です。

TikTokでは、アプリ内でフィードへ広告を配信します。

また、TikTok For Buisinessが運営するモバイル広告のプラットフォームである「Pangle」にも配信が可能で、漫画アプリやモバイルゲームアプリなどにアプリ内の広告配信ができます。

この2つ以外に、以前はBuzz Videoにも広告配信ができましたが、2022年12月31日にサービスを終了しました。

TikTok広告の種類と費用相場

TikTok配信には次の5種類があります。広告の目的や予算に合わせて形式を選びましょう。

広告形式 特徴 費用相場
起動画面広告
  • TikTokアプリを起動時に全ユー
    ザーに表示される
  • 広告内にリンクを設置可能
  • 1日1社限定
500万円前後
インフィード広告
  • おすすめフィードに表示される
  • 一般の投稿に混ざって表示され
    るため広告っぽさが少ない
42万円〜
運用型広告
  • 広告専用アカウントを自分で運
  • ターゲットや予算を細かく設定
    する
  • 広告運用の知識が必要
クリック課金:30円〜
インプレッション課金:100〜
1000円
再生課金:50円〜
ハッシュタグチャレンジ広告
  • 企業が提示したハッシュタグを
    つけたユーザーの投稿が広告とし
    て配信される
  • 費用が高額
1000万円〜
ブランドエフェクト広告
  • メイクアップなど、企業オリジ
    ナルのエフェクトをフィルターと
    して反映
  • 商品を擬似体験できる
380万円〜

TikTok広告出稿前の準備

TikTok広告の出稿作業には、以下が必要になります。事前に準備しておくことでスムーズに作業が進められるため、手元に用意しておきましょう。

  • 会社名
  • 住所
  • 商材の販売URL
  • クレジットカードや口座番号がわかるもの
  • 遷移したいページのURL(LP、アプリなど)
  • 広告に使用する動画

TikTok広告の出稿手順・設定方法

TikTok広告は、キャンペーン・広告セット・広告の3つで構成されています。広告の出稿準備および設定は、大きなくくりから順に進めていきます。
TikTok広告の出稿手順・設定方法

①アカウントの開設

まずはじめに、広告用のアカウントを開設する必要があります。「TikTok for Business」にアクセスし、右上の「始める」からアカウント作成に入ります。

メールアドレスとパスワードを入力後、届いた認証コードで認証を進めると下記の画面が表示されるため、業種や電話番号、会社のHPなどを入力すればアカウントの開設は完了です。

①アカウントの開設

TikTokの通常アカウントを持っている場合、そのアカウントを使って開設することも可能です。

広告アカウントと通常アカウントの違い

TikTokの広告アカウントと通常アカウントは、機能が全く異なります。

広告アカウントでできることは広告の作成や運用、広告にかかる費用の支払いなど。対して通常アカウントは動画投稿や閲覧のためのアカウントです。

広告アカウントと通常アカウントを連携することは可能ですが、機能自体を一つにまとめることはできません。

②キャンペーンの作成設定

アカウントの作成ができたら、まずはキャンペーンの作成設定に入っていきます。

広告の目的を選択

広告の目的を選択
まずは広告を出稿する目的を、7つの中から選んでいきます。

リーチ 多くのユーザーに広告を配信する
トラフィック 自社WebサイトやLP、アプリなどへの誘導数を増やす
動画視聴数 自社の広告を好みそうなユーザーに向けて広告を配信し、視聴数とエンゲージメントを向上する
コミュニティインタラクション 広告を配信することでフォロワー数またはTikTokページ訪問数を増やす
アプリプロモーション より多くのユーザーにアプリをインストールしてもらい、必要なアクションを起こしてもらう
リード生成 TikTokアプリ内での簡易フォームで顧客リード情報を獲得する
ウェブサイトのコンバージョン数 ウェブサイトでの価値あるアクションを増やす

キャンペーン名を入力

キャンペーン名を入力
キャンペーンの種類を判別しやすいよう、キャンペーン名を設定しましょう。

予算を設定

予算を設定
予算の設定では「通算予算」か「日予算」のどちらかを選択します。

通算予算
  • キャンペーンの全配信期間での予算上限を設定
  • 上限に達した時点で広告配信は停止
日予算
  • キャンペーン期間中の1日あたりの予算上限を設定
  • 上限に達するとその日の広告配信は停止

③広告セットの設定

キャンペーンの設定ができたら、次は広告セットの設定です。入力項目は数多くありますが、その中でも重要な項目について解説していきます。

プレースメントの設定

プレースメントの設定
プレースメントでは、「自動プレースメント」と「手動プレースメント」のどちらかを選択し、配信対象を設定します。

自動プレースメント
  • TikTok、グローバルアプリバンドル(CapCut/Fizzo)、
    Pangleの3つすべてが配信対象
  • スマート算出機能により最適な配信を行う
  • TikTok推奨
手動プレースメント
  • TikTok、グローバルアプリバンドル(CapCut/Fizzo)、
    Pangleの中から配信先を選択
  • 特定の面にのみ配信したい場合に選択

自動、主導のどちらの場合でも、詳細設定にてユーザーによるコメントや動画のシェアを許可するかどうかの設定も可能です。

ターゲットオーディエンスの設定

ターゲットオーディエンスの設定

広告を配信するターゲットの設定をします。年齢・性別・設定言語などはもちろん、広告のカテゴリーや利用のデバイス、インターネット環境までの詳細を設定することが可能です。

TikTok広告公式の推奨設定ははブロードターゲティング

TikTok公式からは、性別・年齢・地域の3つだけを設定して広告を配信する「ブロードターゲティング」が配信されています。以下は、TikTok公式からの引用です。

ブロードターゲティングは、多くの広告で最適なターゲットソリューションです
TikTokが自動的に配信を最適化し、目的に基づいた最適なオーディエンスを特定します。手動設定でのターゲティングやオーディエンスからも利益は得られますが、それらがブロードターゲティングのパフォーマンスを超えるかどうかテストしてみることをお勧めします。

予算とスケジュールの設定

予算とスケジュールの設定
予算とスケジュールの設定をします。

掲載スケジュールは特定の日時・曜日・時間帯を選択することが可能です。
仕事や学校でSNSを見る人が少ない平日の日中などを避けたり、複数の広告を曜日ごとに出し分けるなど、より効率的にターゲットにアプローチすることが可能です。

④広告の設定

最後に、実際に配信する広告クリエイティブについての設定をおこなっていきます。基本的にはフォームに沿って項目を埋めていくだけですが、押さえておいた方がよい重要なポイントは以下の2つです。

広告フォーマットの設定

広告フォーマットの設定
以前まではTikTokへの広告配信は必ず動画である必要がありましたが、カルーセル画像も選択できるようになりました。

入稿規定はTikTokヘルプページをご確認ください。

▶︎TikTok ビジネスヘルプセンター 静止画広告の規定
▶︎TikTok ビジネスヘルプセンター 動画広告の規定

誘導先ページの設定

誘導先ページの設定
誘導先のページが自社のHPや商品ページなどの場合はURLを選択します。

また、「カスタムページ」を選択すれば、通常のWebページに比べて読み込みの早い軽量のページを作成することも可能です。自社でHPを準備できていない場合や、特定のサービスに対してだけ広告配信をしたい場合に有効な方法です。

TikTok広告での注意点

TikTok広告を出稿する際は、次の2つに注意しておく必要があります。

配信開始後は取り消しができない

TikTok広告は、申し込み完了後の取り消しができません。厳密には、出稿の申込後、先着順で出稿が割り当てられた時点でキャンセルは認められなくなります。

また、出稿後に誤字やデザインのミス、リンク切れなどを見つけても、出稿後の修正はできません。そのため、出稿の内容やスケジュールは入念にチェックし、申し込みをおこなうようにしましょう。

広告審査が存在する

TikTok広告は、申請の後に広告ポリシーに沿った内容かどうかの審査があります。審査は通常24時間以内に完了しますが、通常よりも長い時間が必要な場合もあるため注意しましょう。広告用コンテンツの作成はTikTokのポリシーをよく確認し、余裕を持って申請をすることをおすすめします。

TikTok広告を効果的に活用するための4つのコツ

最後に、TikTok広告をより効果的に活用するためのコツを4つご紹介します。

縦型クリエイティブであることは必須

TikTokでは、縦向きに視聴されることが前提になっています。アクションボタンやテキストも縦型コンテンツの仕様になっているため、広告クリエイティブも縦型にしましょう。

この際、商品やサービスの大切な情報がボタンやテキストに重ならないように気をつける必要があります。

通常の投稿動画を作る感覚で広告用の動画を作る

TikTok広告は、通常の投稿と同様に15〜30秒以内に収められるものが理想です。また、内容もいかにも広告らしいものではなく、通常の投稿のように楽しみながら閲覧できるようなものを意識して作りましょう。

その中で、サイトへの誘導や商品の購入など、ユーザーにアクションを起こさせるような工夫も盛り込みながら盛り込めると理想です。

冒頭3秒で惹きつけるコンテンツに

次から次へとコンテンツが流れていくTikTokでは、冒頭でつまらないと判断された動画は、すぐにスキップされてしまいます。そのため、TikTok広告の動画コンテンツでは冒頭3秒で興味を惹きつける内容にすることが重要となります。

よくある例では「歯並びに悩んでいる人、ちょっと待って!」などと呼びかけて興味のある人を引き止める、などが挙げられます。

動画に合ったBGM選びを

TikTok広告をはじめとする動画広告では、動画にあったBGM選びもとても重要です。商品やブランドのイメージとあったBGMを選び、ユーザーの興味と関心を惹く動画を作りましょう。

まとめ

TikTok広告の配信は、複雑な作業が比較的少ないため、広告配信に慣れていない方でも入稿作業に取りかかりやすいといえます。

その一方で、TikTok配信に特化したクリエイティブやターゲティング、日々の最適化などは、競争率の高くなってきたTikTok広告において重視したいポイントです。

弊社デジタルアイデンティティではTikTokはもちろん、YouTubeやInstagramなどといった動画広告サービスを取り扱っています。「もっと会社の認知度を上げたい」「魅力的な商品を多くの人に手に取ってもらいたい」とお考えの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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