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instagramのショッピング機能とは? ~導入方法から活用の仕方まで徹底解説~

こんにちは!
instagramのショッピング機能についてご存知でしょうか。
2018年6月から日本に導入された、フィードから商品を購入することができる機能なんです。
今回はそんなショッピング機能の導入の仕方から効果的な活用方法までわかりやすく丁寧に解説します。

instagramのショッピング機能(Shop Now)とは?

instagramのショッピング機能とは、instagramのタイムラインやストーリーズに投稿した商品写真に商品情報をタグ付けし、ECサイトの商品ページにユーザーを誘導させる機能です。
簡単に言うと、instagramの各投稿に写っている商品の詳細を簡単に確認し、購入できる仕組みです。

ショッピング機能の詳しい内容についてはこちら

instagramのショッピング機能を利用するメリット

instagramのショッピング機能が今注目されているのには、以下の理由があります。
1.instagramの利用者の多さ
2.購入ページまでの手軽さ

instagramの利用者の多さ

日本国内におけるinstagramの月間利用ユーザー数は2900万人(2018年11月現在)を突破しており、他のSNSと比べると20代からの支持が多いのが特徴的です。
Instagram Day Tokyo 2018での発表によると、利用者の男女比は男性43%、女性57%となっており、以前は女性の割合が多いイメージでしたが、男女ともに利用されている人気SNSとなっています。
また、全世界におけるinstagramの月間利用ユーザー数は10億人(2018年6月現在)を突破しており、他のSNSと比べてもユーザー数の伸びは圧倒的。
様々な機能が追加されるたびに新しいユーザーが増え続けている、急成長中のSNSなのです。

購入ページまでの手軽さ

instagramでの商品紹介などの投稿から、直接ECサイトに飛び、商品購入ができるようになりました。
以前はinstagramで欲しいと思った商品があったとしても、自分でインターネット上で購入できるサイトを検索したり、投稿者にコメントやDMで連絡を取らなければならず、購入までに多くの時間がかかっていました。
購入ページへ直接移動できるので、ユーザーの購入までのストレスを軽減することができ、販売機会の増加が見込めるようになりました。

ショッピング機能設定の3つのステップ

設定の前に:ショッピング機能を設定できるアカウントの4つの条件

ショッピング機能の追加の設定をする前に確認すべき4つのチェックポイントがあります。

  • カナダ、米国、プエルトリコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデン、オランダ、スイス、アイルランド、南アフリカ、ベルギー、オーストリア、ポルトガル、ポーランド、ギリシャ、キプロス、デンマーク、チェコ共和国、ルーマニア、ノルウェー、ハンガリー、ブルガリア、クロアチア、フィンランド、ラトビア、リトアニア、スロベニア、ルクセンブルグ、ブラジル、アルゼンチン、メキシコ、ペルー、ウルグアイ、パラグアイ、マルタ、エクアドル、パナマ、ベリーズ、ドミニカ共和国、オーストラリア、ニュージーランド、日本、韓国のいずれかの国にビジネスの拠点があること。
  • 主に有形商材を扱ったビジネスを行っており、提供者契約とコマースポリシーに遵守している。
  • Facebookビジネスページに国別制限や年齢制限がないこと。購入のためのメッセージもサポートしていないこと。
  • InstagramビジネスプロフィールがFacebookカタログと関連付けられていること。

以上の条件をクリアすることで、ショッピング機能を追加することが可能となります。

ステップ1:Instagramビジネスアカウントの設定

Instagramビジネスアカウントとは?

Instagramのビジネスアカウントとは、Instagramが導入した3つのビジネスツールの1つです。
ビジネスアカウントにすることで、企業のInstagramアカウントページに企業へ直接連絡できるボタンを設置したり、ショップの位置情報を掲載したりできます。
またビジネスアカウントへの変更は無料であり、個人でも変更することが可能です。
連絡手段として用意されているのは「電話」・「メール」・「店舗などへの道案内」などです。自社の体制やサービス内容に合った対応方法を選択して設定します。
これまではInstagramを見てユーザーが企業アカウントに連絡を取ろうとする際には、投稿のコメント欄に書き込むほかありませんでした。
この方法では、企業の運営側も対応しきれなかったり漏れが発生したりと、タイムリーに対応しづらいのが実情です。
しかしビジネスプロフィールを導入することで、ユーザーと企業の間の連絡をスムーズに行うことが可能となりました。

Instagramビジネスアカウントへの切り替え方法

①instagramを立ち上げ、自分のアカウントを開く。
②設定>オプション>ビジネスプロフィールに切り替える をクリックする。
③(任意で)Facebookページとリンクさせる。
④ビジネスやプロフィールのカテゴリや連絡先などの詳細を追加する。
⑤[完了]をクリックする。
以上の5つのステップで簡単にビジネスアカウントに切り替えることができます。
ビジネスアカウントへの詳しい切り替え方法の説明はこちら

ステップ2:instagramのビジネスアカウントをFacebookページとリンクさせる

ただビジネスアカウントに変更する場合には、Facebookページとのリンクは任意ですが、ショッピング機能を利用するためには、Facebookページとのリンクが必須となります。
Facebookページとリンクさせる方法は2種類あります。
下記の説明でわからない場合はこちらをご覧ください。

方法①Facebookにショップセレクションを追加する方法

①Facebookのビジネスページの[ショップ]をクリックする。
([ショップ]が表示されない場合はこちら)
②販売者利用規約およびポリシーに同意し、[ショップ設定]をクリックする。
③住所を入力し、[次へ]をクリックする。
④通貨を選択し、ビジネスページにリンクしたメールアドレスを入力し、[次へ]をクリックする。
(以後通貨の変更はできませんので、注意して選択してください。)
⑤[保存]をクリックする。

方法②ビジネスマネージャでカタログを利用する方法

①instagramビジネスアカウントにリンクされたFacebookページの所有権があるビジネスマネージャアカウントに移動する。
(※ビジネスマネージャーにFacebookページのアクセス権しかない場合は、この方法で進めることはできません。)
②ビジネスマネジャアカウントから、instagramショッピングで使用するカタログを新しく作成するか、既存のものかを指定する。

ステップ3:Facebookへ商品登録する

①Facebookページにショップタグを出す
②Facebookページのショップセクションを設定する。
③ショップセクションから商品の写真や情報を登録する。

Facebookでの商品登録に関しての詳しい説明はこちら

Facebookに商品登録が完了したら、instagramアカウントでショッピング機能が使用できるかどうかの審査が自動的に行われます。
通常、審査は数日で完了しますが、アカウントの詳細を審査する必要がある場合には、審査期間が長くなることもあります。

 

ショッピング機能が追加されたら…

instagramのアカウント審査が終了し、ショッピング機能が使用できるようになったらどんどんショッピング機能を活用していきましょう!

それでは、そのために必須となる製品へのタグ付け・製品スタンプの追加の仕方について説明します。
以下の手順でうまくいかない場合はこちらをご覧ください。

投稿で製品にタグ付けをするには…
①写真を選択し、キャプション、エフェクト、フィルターを追加する。
②タグ付けしたい写真内の製品をタップする。
③タグ付けしたい製品の名前を入力し、検索ボックスに製品の名前が表示されたらそれを選択する。
④[完了]、[シェア]をクリックする。

投稿内の製品タグはタグ付けされた製品の名前と価格を表示します。
新規の投稿だけではなく、既存の投稿にも製品のタグ付けでき、1枚の写真を使用した投稿には最大5件、複数枚の写真を使用した投稿には最大20件の製品をタグ付けできます。

ストーリーズで製品スタンプを追加するには…
①ストーリーズにアップロードする写真・動画を選択する。
②スタンプトレイから製品スタンプを選択する。
③取り上げるカタログから製品を選択する。
④製品スタンプをストーリーズで表示したい位置に移動させる。
⑤[シェア]をクリックする。

ストーリーズでは、1件につき1個の製品スタンプを追加することができます。
製品スタンプは、上方向のスワイプ・ハイライト・動画で利用できます。
公開したストーリーズは編集することができないため、編集したい場合は一度削除して再度公開する必要があるので注意してください。

instagramのショッピング機能を上手く活用するためのポイント

投稿やストーリーズをただ載せるだけでは、ECビジネスの売り上げUPには繋がりません。
ユーザーのニーズを把握し、それに合った投稿をすることで多くのユーザーをinstagram経由で獲得することができるでしょう。
そのための方法として、2つポイントを紹介します。

ハッュタグを使い分ける

instagramではハッシュタグが命と言っても過言ではありません。
ハッシュタグとは、投稿する際にテキスト部分に入力する「#」のことを指します。
instagramでは、共通の趣味や話題を持つ人を探したり、商品やサービスのレビューを探すための検索ツールとしてハッシュタグが使われています。

2016年に株式会社サイバー・バズが発表した「ハッシュタグ検索と購買行動の関係性」の調査では、instagramの女性ユーザーの約6割がハッシュタグ検索をしていると回答しています。
また、ハッシュタグ検索をしている女性ユーザーの約4割がハッシュタグ検索から商品やサービスを購入したことがあると回答しています。
(「ハッシュタグ検索と購買行動の関係性」の調査について詳しくはこちら)

ハッシュタグ検索がユーザーの購買行動に影響しているのは明らかです。

では、どのようなハッシュタグを付けたらいいのでしょうか。
1回の投稿に最大30個までのハッシュタグを付けることができます。
多くのユーザーにリーチするためには、できるだけ多くのハッシュタグを付けたほうがいいですが、無関係なハッシュタグをつけても意味がありません。
商品と関連のあるハッシュタグを探して付けるようにしてください。

またハッシュタグには、多くのユーザーに投稿されているビッグワード、そこそこ投稿されているミドルワード、投稿数の少ないスモールワードに分けられます。
(例)ビッグワード :カフェ、スイーツ
ミドルワード :恵比寿カフェ(場所+カフェ)、恵比寿スイーツ
スモールワード :具体的なカフェ名、具体的なスイーツ屋さん名
ビッグワードは多くのユーザーに検索してもらえるため、多くの人へのリーチが見込めますが、投稿数も多いため投稿一覧の上位のほうに表示させることは極めて難しいです。
一方で、ミドルワードやスモールワードは検索されることは少ないものの、より具体的なユーザーへリーチすることができ、投稿一覧の上位に表示させることもビッグワードほど難しくはありません。
ビッグワードのハッシュタグだけではなく、ミドルワードやスモールワードのハッシュタグを付けることも意識してみてください。

ショッピング機能のインサイトをうまく活用しよう

instagramのインサイトとは、instagramが公式に提供している分析ツールのことです。
フォロワーの年齢属性、男女比、地域などのデータや投稿ごとのリーチ数、インプレッション数、保存数のデータを見ることができます。
製品タグ付けをした投稿では、宣伝のインサイトとなるため通常の投稿で取得できるデータとは異なります。投稿の製品タグをクリックして表示される製品ページのビュー数と製品ページの[Webサイトを見る]をクリックされた数のデータも見ることができます。

インサイトのデータを分析し、より高いエンゲージメントを得られる投稿を目指しましょう。

ショッピング機能を利用する際の注意点

ショッピング機能を活用して投稿をする際に、注意すべきポイントがいくつかあります。
効果的な運用をするためにも下記の点には、気を付けましょう。

  • ショッピング投稿をしすぎない
  • 1つの投稿に製品タグをつけすぎない
  • 同じ商品を複数回投稿しない

ショッピング投稿の割合が多かったり、投稿すべてに製品タグが付いていると、セールス色が強くなってしまい、ユーザーのエンゲージメントが下がる傾向があります。
商品を全面に出しすぎるのではなく、ユーザーのニーズを加味した投稿を心がけましょう。
ショッピング機能を活用した投稿は複数回に一回ぐらいの割合にするのがおすすめです。

ショッピング投稿を広告に利用する方法

広告マネージャを利用することで、ショッピング投稿をフィード広告として配信することが可能です。
従来のInstagram広告では、リンク先は1つの画像に1つしか設置できませんでしたが、ショッピング投稿の広告では製品タグを設置すれば複数リンクを設置することができます。
またアパレルの場合、商品単体ではなくコーディネートでの訴求ができるため、よりユーザーに商品のイメージを伝えやすいくなります。

ショッピング投稿の広告配信ができるのは、既存の投稿のみになります。
そのため、既存の投稿でユーザーからの反応が良かった投稿を選定して広告配信できるので、高い効果が期待できます。

【新情報】IGTVでもショッピング機能が利用できるように

2020年10月に、IGTVでもショッピング機能を利用して製品タグ付けができるようになったとの発表がありました。

これまでは、フィードとストーリーズでしか利用できなかった製品タグがIGTVでも利用できることで、ユーザーは視聴している動画から商品情報を得るだけでなく、直接購入までが簡単にできるようになります。
ユーザーが商品と出会う機会が充実していく中、効果的に商品を訴求するクリエイティブやコンテンツが重要になってきます。
今後、リールでも同様の機能の導入が検討されています。

まとめ

SNS広告の重要性が高まっている中、instagramのショッピング機能は広告ではないため広告費をかけることなく、購買につなげることができる画期的な機能です。

2018年11月15日には、ショッピング機能に3つの新たな機能が追加されました。

  • 欲しい商品にブックマークが付けられるようになりました。
  • 動画投稿にも製品タグ付けが可能になりました。
  • ビジネスプロフィールにショッピングボタンが追加され、ショッピング機能を利用して投稿された商品が一覧で表示され、商品名や価格がまとめて見られるようになりました。

ますます便利で機能的になっていくinstagramのショッピング機能をうまく取り入れることができるかどうかが、企業にとって大きな成長の鍵となるのではないでしょうか。
是非この機会にinstagramのショッピング機能を活用してみてください。

 


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