- セミナーレポート
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2024年7月24日(水)、アナグラム株式会社との共催セミナー「BtoB市場での検索広告とSEOのベストプラクティス」が開催されました。
検索広告とSEO、それぞれのプロフェッショナルが登壇した本セミナー。デジタルアイデンティティからは、SEOエヴァンジェリストの田中 雄太が登壇し、「BtoB市場でのSEOのベストプラクティス」をテーマに解説を行いました。
本記事では、そのセッション内容から、BtoB企業のマーケティング担当者が押さえておくべきSEO戦略の要点、特に「キーワード選定の考え方」や「コンテンツ活用のテクニック」についてレポートします。
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目次
BtoB SEOの基本戦略:3つのキーワード軸
BtoB企業のSEOにおいて最も重要なのは、ユーザーの検索意図(インサイト)に合わせてキーワードを分類し、それぞれに適した対策を行うことです。
セミナーでは、狙うべきキーワードを以下の3つの層に分類したピラミッド図を用いてご紹介しました。

- 特徴:会社名やサービス名での検索。検索数は少ないものの、確度は「超高」。
- 対策のポイント:
顧客がこのキーワードで検索するということは、すでに自社を知っており、指名買いに近い状態です。ここで重要なのは「第一想起(純粋想起)」を獲得すること。
「プロダクト力」「価格」に加え、顧客の記憶の中で1位を獲得する「ブランド力」が重要です。
また、SEOの観点からは、Googleビジネスプロフィールやレビューサイトでの評価管理(サイテーション対策)を行い、指名検索時の検索結果画面(SERPs)を整えておくことが、ブランドイメージを守る上で不可欠です。
2. サービス系キーワード(Transactionalクエリ)

- 特徴:「HP制作」「勤怠管理システム」など、具体的なサービス・商材を探している検索。検索数は中程度、確度は「高」。
- 対策のポイント:
ここは競合他社と直接ぶつかる領域です。そのため、単にビッグワードを狙うのではなく、「ポジショニング=戦う場所を見極める」ことが重要になります。
例えば、自社の強みが「サポートの手厚さ」にあるのか、「導入スピード」にあるのかによって、狙うべきキーワードは変わります。ユーザーインサイトを分析し、自社のペルソナに最も刺さるキーワードを選定する戦略が必要です。
もし、サービスページ(Transactionalクエリ)での上位表示が難しい場合は、記事コンテンツ(Informationalクエリ)での対策に切り替え、比較検討層を取り込むアプローチも有効です。
3. 一般系キーワード(Informationalクエリ)

- 特徴:「〇〇とは」「〇〇 始め方」など、情報収集段階の検索。検索数は多いものの、直近の確度は「低」です。
- 対策のポイント:
今すぐの購買には繋がりませんが、将来的な見込み顧客(潜在層)と接点を持つために重要です。
ここでは「認知」から「理解」「検討」へとユーザーを育成(ナーチャリング)するための「階段設計」が求められます。記事コンテンツで流入を獲得し、そこからホワイトペーパーやセミナーへ誘導するなど、適切なコンバージョンポイントを設計しましょう。
コンテンツを無駄にしない「2次活用」と「PDF SEO」
BtoBマーケティングでは、質の高いコンテンツを作成するために多くの工数がかかります。だからこそ、作ったコンテンツを徹底的に活用する視点が大切です。セミナーでは、すぐに使える具体的なテクニックもご紹介しました。
コンテンツの2次・3次活用

セミナーで使用した資料や動画を、一度きりで終わらせてはいけません。
- 動画化:アーカイブ配信やYouTubeへのアップロード。
- 記事化:セミナー内容を書き起こしてブログ記事やホワイトペーパーにする。
- SNS・メルマガ:切り抜き動画や要約を配信し、接触機会を増やす。
このように、1つのコンテンツ資産を多角的に展開することで、異なるチャネルの見込み顧客にアプローチし、資産価値を最大化できます。
意外と知られていない「PDFのSEO対策」

BtoB企業では、製品カタログ、マニュアル、調査レポートなどをPDFで公開する機会が多くあります。実は、PDFファイルもSEOの評価対象となります。
PDFのSEO対策として以下のポイントを意識すると良いでしょう。
- ファイル名:内容がわかる適切な名称にする。
- タイトル設定:PDFのプロパティ設定で「タイトル」を最適化する(これが検索結果のタイトルになります)。
- 被リンク:PDF自体への被リンク獲得も評価につながる。
「コーディング不要で上位表示が可能」という点は、制作リソースが限られるマーケティング担当者にとって朗報ではないでしょうか。
まとめ:BtoB SEOは「一気通貫」の戦略がカギ
本セミナーでは、単に検索順位を上げるだけでなく、「誰に」「何を」伝え、どうやって「お問い合わせ」や「商談」につなげるかという、マーケティング全体を見据えたSEO戦略の重要性が語られました。
BtoB市場でのSEOを成功させるには、以下のステップを着実に回す必要があります。
- 指名系:信頼されるブランドを作り、指名検索を取りこぼさない。
- サービス系:自社が勝てるポジショニングを見極め、適切なキーワードを狙う。
- 一般系:潜在層との接点を作り、コンテンツで育成する。
株式会社デジタルアイデンティティでは、こうした戦略立案から、キーワード設計、コンテンツ制作、そして実装後の効果検証まで、一気通貫でご支援が可能です。
「自社のSEO戦略が合っているかわからない」「リソースが足りず施策が進まない」といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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