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クリニック(病院)のSEO対策まとめ|種類と施策を解説

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Tanaka Yuta

TanakaYuta SEO Div. コンサルタント

現在までに100社以上のSEO対策に従事し、様々なジャンル・キーワードで上位表示を実現。薬機法管理者の資格を有しているいること、SEOライターとして自身でもライティングができることから、広告表現が難しい医療・美容・健康を得意領域としている。「成分名」や「〇〇 効果」などの難関キーワードでの上位表示実績多数。SNSでの情報発信にも力を入れており、約10,000名のフォロワーを獲得している。

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クリニック(病院)のSEOは、医療広告ガイドラインに留意する必要があり、他の業界と比較して難しい傾向にあります。また、クリニックは「Your Money Your Life」の略語であるYMYL領域の1つであり、Googleはコンテンツに対してより厳しい審査を設けています。

そこで本記事では、SEOの概要を解説するとともに、クリニックが取り組むべき2種類のSEO対策をご紹介します。また、SEO対策の手順も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

SEOとは

SEOとは

ここではSEOとは何かを解説します。また、医療領域である「YMYL」についても解説しているので参考にしてください。

SEOとは「検索エンジン最適化」のこと

SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、主にGoogleから評価されるための対策のことを指します。SEOには「内部対策」「外部対策」「コンテンツSEO」の3つが含まれます。

内部対策とは、titleタグやhタグなど、コンテンツの中心となるタグを最適化し、Googleに適切に評価してもらうための対策です。また、サイトマップを送信してコンテンツの存在を認知してもらうことや、ページスピードの改善なども内部対策に含まれます。

一方の外部対策は、主に被リンクを獲得することです。被リンクとは、外部のサイトやページに、自社サイトのリンクを貼ってもらうことをいいます。特に被リンクはGoogleが重要視しているSEO指標の一つであるため、質の高い被リンクを獲得することで、安定した検索順位を担保できるようになります。

最後のコンテンツSEOは、検索ユーザーにとって有益な情報を提供するコンテンツを作成し、SEO評価の効果を高める手法で、 SEO対策の中でも根幹となる施策です。ユーザーが検索するキーワードを起点にコンテンツを作成し、悩みを解決したうえで集客につなげます。

したがって、SEO対策では上記に挙げた3つの施策を、Plan(計画)・Do(実行)・Check(測定・評価)・Action(対策・改善)といったPDCAサイクルを循環させながら実行し、安定した検索上位の獲得を目指して進めていきます。

医療領域はYMYLに該当する

先ほど、SEO対策の概要を解説しましたが、クリニックや医療機関などの医療領域は、SEOの中でも「YMYL」に該当します。YMYLとは、「Your Money Your Life」の略語で、人の命や健康に関連するジャンルのことです。

人の命に関連するジャンルに取り組む以上、情報の正確性や信頼性は確実に担保しなければなりません。

そのため、万が一少しでも誤った情報を発信してしまうと、ペナルティを受けるリスクが高まり、ユーザーなど第三者からの評価も落ちることにつながります。今後SEO対策に取り組む場合は、必ず情報の正確性を担保できるように工夫しましょう。

YMYLの詳細:SEO対策が重要なコンテンツの概念「YMYL」とは?

クリニック(病院)が取り組むべき2種類のSEO

ここまで、SEO対策の概要を解説しました。SEOと一口に言っても、実はいくつかの種類があります。そこでここでは、クリニックが取り組むべき2種類のSEOをご紹介します。

SEO(自然検索流入)

SEO(自然検索流入)

画像引用:SISTRIX

一つ目は、自然検索流入を目的としたSEOです。自然検索流入とは、ユーザーが検索するキーワードでコンテンツを作成し、検索上位を獲得して流入を得ることを指します。

検索結果の中でも、SISTRIX社が発表したSEO1位の場合のクリック率は28.5%でした。(2020年7月調べ)2位になるとクリック率が一気に下がり、1位と10位ではクリック率に10倍以上の差があることがわかります。そのため、検索上位を獲得できればそれだけ多くのユーザーの流入を得られることになり、問い合わせや来院を効率良く促すことが可能です。

ローカルSEO

二つ目は、ローカルSEOです。ローカルSEOとは、「MEO」とも呼ばれており、Googleマップなどの地域情報において上位を獲得する施策のことです。

Googleマイビジネスに登録し、適切な情報を発信したり、キーワードの対策をしたりすることで上位を獲得できる仕組みです。

クリニックがローカルSEOに取り組むべき理由は、ユーザーは自分の住んでいる地域やアクセスのよいクリニックを探すことが多いためです。たとえば、銀座に住んでいるユーザーであれば、銀座の訪問診療やクリニックを探しますよね。

上記のようなケースの場合、ローカルSEOの上位を獲得すれば、多くの来院や問い合わせを獲得できることにつながります。そのため、自然検索流入を目的としたSEOと併せて、ローカルSEOにも取り組むようにしましょう。

クリニック(病院)のSEO対策方法

クリニック(病院)のSEO対策方法

SEOの基礎知識を理解したら、次はクリニック(病院)でのSEO対策についてどのように行えば良いのかのポイントをご紹介します。クリニック(病院)を開業する際や、ホームページのリニューアル時に役立ちますよ。

SEO対策①内部SEO

内部SEOとは、Webサイトの内部構造に関して実施するSEOです。主な施策はタイトルや見出しのタグ、メタディスクリプションや画像などの構成が挙げられます。

これはユーザーの好みによって順位が決まるのではなく、GoogleやYahoo!などの検索エンジンがページを評価する重要なものです。

検索エンジンとは、クローラーというロボットがネット上でWebサイトを巡回し、それぞれのサイトを評価することを言います。また、大量のデータを素早く検索や抽出するために作られた索引データのことを「インデックス」と言います。

内部SEOの効果を簡単にまとめると

  • クローラーの巡回を促す
  • クローラーに正しいページ内容の情報を伝える

といった効果があります。素晴らしいWebサイトを作成したとしても内部SEOが適切ではなかった場合、クローラーは巡回してくれず、いつまで経っても検索結果で上位表示を獲得できません。検索エンジンで上位を目指すなら、内部SEOの知識の取得が重要なポイントとなります。

SEO対策②外部SEO

外部SEOとは、質の高い外部からのリンクを獲得するために実施するSEOです。外部SEOにおいては、他のWebサイトからリンクが貼られる「被リンク」が重要視されます。

良質なコンテンツを発信することで、「このコンテンツを参考にしたい」という他サイトが増え、「発リンク」してもらえる可能性があります。

発リンクが増えるとGoogleから高く評価してもらえ、検索上位につながるはずです。「Googleが掲げる10の事実」では、外部SEO対策がいかに重要なのかを説いています。

4. ウェブ上の民主主義は機能する。

Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。また Google では、多くのプログラマーの力の結集によって技術革新が進むオープンソース ソフトウェア開発にも力を入れています。

引用元:Google が掲げる 10 の事実|Google

ちなみに、少し前までは被リンク対策として、リンクを購入して検索順位をあげる企業も多く見られました。しかし、近年はリンクの質も重要視されており、被リンクを購入する様な行為はペナルティを受ける可能性もあるため、ただ単に被リンクの数を増やせばよいという訳ではありません

SEO対策③コンテンツ

SEO対策に本気で取り組むに当たって「コンテンツSEO」は必須と言ってよいほど、重要な施策となっています。

コンテンツSEOとはコンテンツマーケティングの一部で、検索ユーザーをターゲットとし、有益なアクセスを増加させるための集客施策です。

コンテンツを自社で新規作成すれば、費用は無料となり余計なコストがかかりません。

クリニック(病院)のSEO対策手順

クリニック(病院)のSEO対策手順

クリニック(病院)のSEOはYMYL領域であるため、対策は難しい業界とも言われています。しかし、適切に取り組めば上位表示できる可能性は十分にあります。そのための手順が下記のとおりです。

  • エリア名×疾患で上位表示を目指す
  • 具体的なキーワードの選定
  • 記事執筆・公開
  • アクセス解析・リライト

それぞれ順番に見ていきましょう。

エリア名×疾患で上位表示を目指す

まずは、エリア名×疾患で上位表示を目指しましょう。エリア名に関しては、銀座、新宿などで構いません。次に疾患名に関しては、精神疾患などの大きな括りではなく、統合失調症、うつ病など細かく切り分けることが大切です。

上記のように、自院が提供しているエリア名と疾患で上位表示を目指しましょう

具体的なキーワードの選定

次に、上述したエリア名×疾患のキーワードと併せて、それらに関連するキーワードを洗い出しましょう。たとえば、新宿×統合失調症などであれば、「新宿 メンタルクリニック おすすめ」「心療内科 新宿」などが挙げられます。

Googleは、関連するキーワードも併せて対策しているサイトを評価する傾向にあるので、細かなサジェストキーワードまで適切に洗い出すことが大切です。

サジェストキーワードとは、検索エンジンが事前にユーザーが検索したいキーワードを先読みして提案する候補のキーワードのことです。

記事執筆・公開

キーワード選定が完了したら、次は実際に記事を執筆していきます。ここで大切なことは、記事の構成を作り込むことです。構成とは、記事全体の骨組みのことであり、構成がしっかりしている記事は上位表示しやすい傾向にあります。

また、構成や執筆では、ユーザーの顕在意図と潜在意図を洗い出すことも重要です。顕在意図とは、すでにユーザーが気付いている悩みや、解決したい事柄のことを指します。次に潜在意図とは、ユーザー自身では気付いていないものの、実はユーザーにとって最も有益な情報のことです。

たとえば「毎朝 嘔吐」というキーワードがあったとします。この場合、顕在意図は「毎朝の嘔吐を解決する方法を知りたい」というのが考えられます。一方の潜在意図としては、「ストレスを受けない体にする方法」などが挙げられるでしょう。

このように、ユーザーにとって最も有益な情報は潜在意図に隠れています。そのため、構成や執筆をする際に潜在意図まで満たせる内容にすることで、ユーザー満足度が高まることに繋がり、高確率で来院を獲得できるようになるでしょう。

アクセス解析・リライト

最後に、公開したコンテンツのアクセス解析を行います。アクセス解析で見るべき点は非常に多く存在するものの、まずは下記3つの点を確認しましょう。

  • 流入しているキーワード
  • 滞在時間
  • 遷移先

まず、流入しているキーワードを確認します。たとえば「毎朝 嘔吐」というキーワードで対策したコンテンツに、「嘔吐 タイミング」というキーワードで流入していたとします。この場合、既存の記事に「嘔吐のタイミングによって分かる病気の症状」などの内容を追加することで、より多くのユーザーを獲得できるようになります。

次に滞在時間に関しては、基本的には短いよりも長いほうが良いです。なぜなら、滞在時間が長いほうがユーザーに有益な情報を届けられていることの証拠であり、来院に繋がりやすくなるからです。

最後に、コンテンツの遷移先です。問い合わせページやその他重要なページなど、適切なページにユーザーが遷移できているかを確認しましょう。仮に遷移できていない場合は、SEO的にGoogleからの評価が落ちてしまいます。

その他、SEOでは多くの指標が存在します。しかし、まずは上記3つのアクセス解析を行い、数字が悪い場合は適宜改善を図るようにしましょう。

SEO対策するときの注意点

SEO対策するときの注意点

SEO対策する際、競合サイトと比較してコンテンツを制作するだけでは良質なサイトが生まれません。ここではSEO対策の注意点をご説明いたします。

ユーザーファーストが第一

「Google が掲げる 10 の事実」でも記載されているように、ユーザーファーストが第一です。いかにクリニック(病院)のホームページがユーザーの利便性を重視しているかが大切で、信憑性や必要としている情報がわかるかというところにあります。

1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。

Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。

引用元:Google が掲げる 10 の事実|Google

また、競合コンテンツのコピーや内容が重複しているコンテンツなどがあると、ペナルティの対象となってしまうので注意が必要です。

クリニックは比較されるのが前提

クリニック(病院)を検索する方たちは、一つのホームページだけではなく、いくつかのサイトを比較してから選択します。

自社サイトを上位にあげるためには、すでに上位に上がっている競合の調査も必要です。競合を分析することで、必要な情報が把握できます。

競合よりも上位にあげるためのコツは以下の通りです。

  • 自社サイトと似ている属性のサイトを比較する
  • 競合から得たデータ分析を活用して差別化を図る
  • アイデアや戦略を学ぶ

まずは、Google検索で10位以内に入っている競合と比較してみましょう。

医療広告ガイドラインの知識

上記でも触れましたが、医療行為というYMYLというジャンルでは、サイトの信憑性が重要視されます。

医療広告ガイドラインは国が定めた法律に基づき、NG表現など具体的な例を挙げて紹介しています。しかし、医療広告ガイドラインは難しい表現も多くわかりづらいのが特徴です。

① 医療は人の生命・身体に関わるサービスであり、不当な広告により受け手側が誘引され、不適当なサービスを受けた場合の被害は、他の分野に比べ著しいこと。

② 医療は極めて専門性の高いサービスであり、広告の受け手はその文言から提供される実際のサービスの質について事前に判断することが非常に困難であること。

今回の広告規制の見直しに当たっては、こうした基本的な考え方は引き続き堅持しつつ、規制対象を「広告その他の医療を受ける者を誘引するための手段としての表示」に拡大する一方、患者等に正確な情報が提供されその選択を支援する観点から、医療に関する適切な選択が阻害されるおそれが少ない場合については、幅広い事項の広告を認めることとした。

引用元:医療広告ガイドライン|厚生労働省

コラムなどでクリニックの紹介や案内などする際は、医療広告ガイドラインを守ったうえで運営しなくてはなりませんが、正しい情報を提供すればGoogle評価が高くなります。

クリニック(病院)のローカルSEO対策方法

クリニック(病院)のローカルSEO対策方法

地元の患者さまを医院へ効率よく足を運んでくれるようにするためには、ローカルSEO対策も重要なポイントとなります。ここでは以下の項目を説明します。

  • タイトルタグに地名を入れる
  • 電話番号や住所の表記を統一する
  • 院長の挨拶ページを作成する

タイトルタグに地名を入れる

ローカルSEO対策として、タイトルには地元の地名を入れることは必須です。クリニックを地元で探している方は「特定の地名 クリニック」で入力することが多いので、タイトルに地名を入れることでクリック数も上がります。

また、クリニックの最寄り駅が複数路線ある場合は、市町村名や駅名も含めるとよいかもしれません。ただし、タイトルは30文字以内に収めるのが理想で、あまり長くなりすぎないようにしましょう。

電話番号や住所の表記を統一する

ホームページ内には電話番号や住所、アクセス方法などを必ず記載するようにしてください。その際に、サイト内外の電話番号や住所、営業時間などの統一を計りましょう。

また、アクセスマップを準備することも大切です。地図があると患者さまが来院する際にわかりやすく案内ができて親切です。現在はスマートフォンを利用してクリニック(病院)を探す方も多いため、Googleマップでアクセスマップを用意しておくのがベストです。

院長の挨拶ページを作成する

地域に特化したクリニックのホームページを作る際は、院長の挨拶ページを作成し「なぜこの地域にクリニックを開業したのか」などの詳細があると信頼性のあるコンテンツになりやすいです。

さらに、「どのような診療内容を扱っているのか」というページも用意してください。ブログ内に地域に関わる内容や診察内容などがあれば、探す際の参考になります。

また、Googleマイビジネスに書かれた口コミは必ず返信するのが大切です。口コミを返信することで「コンバージョン率(CVR)が向上する」という調査結果が出ています。

Where the larger search industry uses the concepts of expertise, authoritativeness, and trustworthiness (EAT) to guide their understanding of Google’s algorithms, local SEOs are doubling down on local business reviews as a fundamental trust factor.

Across the board, marketers agree that reviews impact Google’s local rankings. Beyond that, reviews shape reputation, impact conversions, and drive both customer service and sales. They’re a force that cannot be ignored when crafting a modern local strategy.

要約:大手検索業界が専門知識、権威性、信頼性(EAT)の概念を用いてGoogleのアルゴリズムを理解しようとする一方で、ローカルSEOはローカルビジネスのレビューを基本的な信頼要素として強化しています。

マーケターはレビューがGoogleのローカルランキングに影響を与えることに、全面的に同意しています。さらに、レビューは評判を形成し、コンバージョンに影響を与え、顧客サービスとセールスの両方を促進します。レビューは現代のローカル戦略を構築する際に無視できないパワーがあります。

引用元:2020年のハイレベルなローカルSEO要点|MOZ(日本語訳)

クリニック(病院)はE-E-A-Tも担保しよう

クリニック(病院)はE-A-Tも担保しよう

画像引用:searchqualityevaluatorguidelines.pdf

ここまで、クリニックのSEO対策の流れなどを解説しました。これらの内容に加えて、クリニックのSEOでは、「E-E-A-T」を担保することも非常に大切です。E-E-A-Tとは、下記4つの言葉の頭文字を取ったものを指します。

  • Experience(経験)
  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trust(信頼性)

Experience(経験)

これまでは「E-A-T」として周知されていましたが、2022年12月15日Google「検索品質評価ガイドライン」の更新によって「E-E-A-T(ダブル・イー・エー・ティー)」という新しい評価ガイドラインとなりました。

検索品質評価ガイドラインとは、外部の品質評価者に向けて評価方法を記した資料のことです。今回新しく追加されたExperienceは、実際に商品を使用したり治療したりするといったような体験や経験を意味します。

実際に経験・体験している人の情報や口コミのほうが信憑性が増すため、Googleとしても重要視していくという意味合いで今回のガイドラインに組み込まれたようです。

Expertise(専門性)

E-E-A-Tの中で体験(experience)の次に重要とされているのがExpertise(専門性)です。コンテンツの内容が専門的な知識で作られているかの評価がされます。

上記でも記載したように、クリニック(病院)のサイトは専門知識が必要です。特定の分野にフォーカスされた情報があることで評価が大きく高まります。

Authoritativeness(権威性)

Authoritativeness(権威性)は、ブランドや知名度などのイメージに近いです。評価されるポイントとして、上記にも挙げた「良質な外部サイトからの被リンク」があります。

ただし、評価されるまでには、運営側が長期にわたって権威性を獲得しなくてはなりません。

そのため、短期間で権威性を獲得することは難しく、長期的な目線によるサイト運営が重要です。

Trust(信頼性)

Trust(信頼性)は、上のGoogleの概念図を見てもわかる通り、他の「E-E-A」の要素より上位の概念となっています。

他の「E-E-A」を高めていった先にユーザーからの信頼があるというイメージですね。つまり、ユーザーから信頼されるサイト作りをしよう、というGoogleからのメッセージですね。

サイトの情報やサービスがユーザーにとって信頼できるものかを図る指標です。そのためには、院長の挨拶ページや在籍している先生、経営者情報など、クリニックのプロフィールを充実させましょう。

また、一度コンテンツを作ったら、リライトや最新情報を定期的に更新すると上位表示につながる可能性が高くなります。

まとめ

本記事では、クリニックのSEOについて解説をしました。クリニックのSEOは医療領域であり、万が一でも誤った情報を発信してしまうと、ユーザーやGoogleからの信頼を損ねることに繋つながります。

そのため、まずは本記事で解説した注意点や手順を踏むことを念頭に置いて取り組みましょう。 また、弊社デジタルアイデンティティでは、医療領域に精通したライター、監修者によるコンテンツマーケティングをご提供しています。長期間に渡ってユーザーから支持され続けるWEB集客をご支援しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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