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GAの新ディメンション「直接セッション」をGA上の参照元の定義からやさしく解説

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こんにちは。マーケティングDiv.の樋上です。

今回はGoogle Analytics(グーグルアナリティクス、以下GA)に新しく登場した「直接セッション」というディメンションに関して紹介します。

このディメンションは参照元と深く関係するディメンションであり、GAの参照元の定義は特殊なものとなっています。そこでGAの参照元の定義の説明から始め、「直接セッション」の使い方などを紹介していきたいと思います。

GAにおける参照元の定義

そもそもGAで計測されている参照元は一般的な参照元の考え方とは少し異なります。まずはそれを説明していきます。

下記の図はあるユーザーが計測対象サイトに3セッションした場合を表しています。

スライド3

このとき、ユーザーの取った行動ははそれぞれ、リスティング広告からサイトへの流入・自然検索から流入(その際サイトをブックマーク)・ブックマークから流入とします。3回目の流入元であるブックマークは一般的に「ノーリファラー」として計測されるものとして知られていますね。実はこのとき、GA上の計測上の流入元は、リスティング広告・自然検索・自然検索として測定されます。これはGAの参照元が「実際のユーザーの行動がノーリファラーとなるものであるとき、前回のセッションの参照元を代わりに記録する」と決められているからです。また仮に前回もノーリファラーだった際には可能な限り遡り、それでも参照元が検出されたかった時のみノーリファラーとして計測されます。

スライド2

こうした仕様はセッションを極力ノーリファラーとせず、前回のセッションの情報を付与することで少しでも分析のための情報を残すためだと考えられます。30分間操作が無かったためのセッション切れや日をまたいだことによるセッション切れに関して、前回のセッションの流入元がわかると評価しやすいですよね。

新ディメンション「直接セッション」

先程のGAの流入元の定義と密接に関わってくるのが今回紹介する「直接セッション」です。

この指標を使うことでセッションの参照元が遡った参照元だったのか、それともそのセッション自体の参照元だったのか、確認することができます。前者の場合、GAではYESで評価され、後者の場合NOで評価されます。

スライド1

実際に使う際には参照元関係のレポートのセカンダリーディメンションなどで設定します。下のキャプチャーはセカンダリーディメンションに直接セッションを指定したものです。赤枠で囲んだ自然検索(Organic Search)の数値が2つに分割されていることが確認できます。

ga

 

その他、カスタムレポートのセカンダリーディメンション、フィルターなどで利用可能ですが、セグメントやAPIなどでは使うことができません。以前紹介したGoogleスプレッドシートのGAアドオンも裏でAPIを利用しているため、「直接セッション」には対応していません。

まとめ

これまで参照元は遡った過去のリファラーに基づいた参照元と実際のユーザー行動に即した参照元の2つが共存しておりました。それらを「直接セッション」という新ディメンションを使うことで、区別することが可能となっています。これによりサイトへの流入施策の効果測定を行う際に、過去に施策結びつくリファラーをもつノーリファラーを差し引くことができ、厳密な数値を算出することが可能になります。

とはいうものの、これまでの参照元の「ノーリファラー流入に対して、前回の流入経路があったとしたら、その流入経路を引き継ぐ」という仕様は十分有用です。一方、「直接セッション」はユーザー単位ではなく個々のセッションをぶつ切りにした分析を行いたい時に有効なディメンションであると言えます。

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